春吉省吾の「独り言」

「文字を読まなくなった」この時代、わざわざ「超」長編に拘らなくてもいいと友は言う。しかし複雑な登場人物が紡ぐ「長編小説」を楽しむ心の余裕と、真の教養が今の日本人には必要です。

「風浪の果てに」絶賛発売中!!吉田松陰の真実

「風浪の果てに」絶賛発売中!!吉田松陰の真実

春吉省吾が壮大な構想で描く「風浪の果てに」3月に上梓して以来、好評発売中です。1200枚(400字詰め原稿用紙換算)書き下ろし。主人公沼崎吉五郎は吉田松陰の遺書「留魂録」を託され、獄舎から三宅島に流され、16年7ヶ月もの間守り通し、松下村塾門下生・野村靖に手渡した人物だが、実はそんな「歴史」の枠に収まりきらない、苛烈な生き方をした男であった。堀達之助、新門辰五郎、細谷銑十郎などの男達、京や芳、真沙 […]
「秋の遠音」執筆開始

「秋の遠音」執筆開始

陸奥国下手渡(月舘・川俣・飯野・霊山)と筑後国三池(大牟田市)その隔たり、およそ三百七十里。両方の領地を併せても石高一万石の下手渡藩藩主立花種恭(たねゆき)とその家臣達。幕末、種恭は、大番頭、若年寄、外国奉行を歴任し、慶応四年老中格で会計総裁になるも直ぐ辞任。藩論は西東に二分。側近の吉村春明は周旋のため三池と下手度を嘉永五年から十数回往来した。 藩主立花種恭をはじめ、吉村春明、森泰、塚本源吾などの […]
「夏の熾火」好評販売中!!

「夏の熾火」好評販売中!!

長編時代小説「四季四部作」の第3作「夏の熾火(おきび)」がお陰様で上梓の運びとなりました。(公式発行日 : 平成27年11月1日) 江戸時代、前期~中期にかけて京都、三十三間堂の西外縁で行われた「通し矢」で活躍した天才弓術家三人の生き方を追った物語です。通し矢、それも一昼夜通して行われる「大矢数」は、洛中の庶民の人気をさらい、絶頂期には、徳川御三家の紀州と尾州の名誉を懸けた熾烈な戦いとなりました。 […]
「冬の櫻」永遠のBestSeller

「冬の櫻」永遠のBestSeller

かつてこれ程恬淡として清々しい男がいたであろうか。その名は、圓城寺彦九郎。 会津藩初代・保科正之公の臨終にも立ち会った会津『豊秀流』の祖。歩射・騎射に優れ、当代一の弓術の名手、鍼術の名人でもあった。 武芸者でありながら「敵」をつくらず、出会った人達は忽ち、彼の虜になってしまう。 まさに命を削って「弓」とは何かを追求した彦九郎。真の武人のひたむきな精神は今に生きる我々の心を捕らえて離さない。 戊辰の […]
「春のみなも」幕末福島を識る必読書

「春のみなも」幕末福島を識る必読書

主人公「初」。  弱小「福島藩」の藩政を批判し、極貧に堕とさ れた父福本清十郎は「初」が九歳の時に刺殺されてしまう。 父の親友、長谷川三右衛門の養女となった「初」は、周囲の 人々に温かく見守られ、福島城下で充実した日々を送る。 しかし激動の幕末は「初」の直ぐそこに……。 死者達の「鎮魂と祈り」を乗り越えた「初」の「希望の意志」は、 東京で開花し「FUKUSHIMA」を再び蘇らせる礎になった。 ── […]
お知らせ

「言挙げぞする」~私的哲理風随筆を書いています~VOL.33

万葉集の柿本人麻呂『万葉集』巻第13の歌に曰はく 葦原(あしはら)の 瑞穂の国は 神ながら 言挙(ことあげ)せぬ国 然(しか)れども 言挙(ことあげ)ぞわがする 言幸(ことさき)く 真幸(まさき)く坐(ま)せと 恙(つつみ)なく 幸(さき)く坐(いま)さば 荒磯波(ありそなみ) ありても見むと 百重波(ももえなみ) 千重波(ちえなみ)しきに 言挙げすわれは 言挙げすわれは (中西進先生の全訳注) […]

「秋の遠音」 只今執筆中~奧州下手渡藩の不思議~珍しい講演会をしてまいりました

●福島民報新聞・文化欄(縮小してあります)     ●つきだて「花工房」 この施設を建てたことで、地区以外の多くの人が訪れただけでなく、音楽会など定期的な催事を開催し、地域のふれあいの場になっている。     ●左から伊逹市仁志田昇司市長さん、月舘総合支所長、齋藤勇一さん、つきだて花工房支配人、斎藤伸市さん。左は私です。     &nbs […]

9月「風浪の果てに」から「秋の遠音」へ 今年も残り3分の1、全力投球! VOL.31

          ●2017.8.14福島市の弁天山からの展望。 「風浪の果てに」の本文44ページから48ページ。主人公、沼崎吉五郎と京が、しみじみと城下を見下ろした同じ場所に立った。 中央には阿武隈川が流れ、その後ろは、福島城跡、現在は福島県庁。左の橋は天神橋、江戸期では奥州街道、福島宿の入り口であった。その手前は福島河岸。米沢藩を始め、江戸へ […]

「風浪の果てに」の上梓から2ヶ月半、ちょっと張り切りすぎたかも……。 VOL.28

1ヶ月ぶりの情報です。 「風浪の果てに」の上梓から2ヶ月半、ちょっと張り切りすぎたかも……。 VOL.28 VOL.28に記載したように、柔軟な態度で臨みます。 「言挙げぞする」という随筆を書き始めて、判っていたはずのことが不十分だと気付きました。ものを書くと言うことは、いい加減にしてお茶を濁すと足許をすくわれます。心して掛からなければと、自戒するものです。 私の6月も忙しくなりそうですが、皆様に […]

「風浪の果てに」をお読みいただいた読者の方々からの感想1

私にとっては、文壇のどんな大家の先生からのお褒めの言葉より、本当に楽しんで読んでいただいた読者の方々からの読後感想文が励みになります。 今回、ご紹介するのは、私の既刊を全てお読みになっていらっしゃる、いわば馴染みの読者の方々からの感想です。(多くの方の目に触れるブログですから、実名は表記しません。) K.S 様 春吉 省吾先生 寒の戻りのような日となりましたが、相変わりませず精力的に諸事をこなされ […]

「風浪の果てに」が7ネットショッピング 新着「本・コミック」の部門で、1週間売上ランキングで第1位になりました。

今日(3月26日)何気なく、配本の欠品状況をチェックしていたら、セブンネットショッピングのサイトに「風浪の果てに」が「新着 本・コミック」の1週間売上ランキングで第1位にランクされていることを知りました。1番はいいですね。2位、3位と違って響きが違いますからね。 配本状況からして、直ぐに欠品になるはず(事実、在庫無しになりました)なので、束の間のランキング1位でしょうが、大手出版社に互して、零細企 […]

「風浪の果てに」一般発売日に寄せて~東日本大震災から6年が過ぎました~VOL.24

2011年3月11日に起こった東日本大震災から丸6年が経ちました。あっという間の6年間でした。 昨年の3月10日現在までに判っている人的被害は、福島・宮城・岩手をはじめとして死者は15,894人、警察に届出があった行方不明者は2,561人となっています。 尊い命を突然に絶たれてしまった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして未だに故郷に戻れない方々、いまもって行方不明の方々の消息を尋ねておら […]

「風浪の果てに」~最後の校閲と事実認識~ 

「風浪の果てに」を脱稿してから、2月の13日まで、およそ2ヶ月ほど、最後の校閲と校正に朝から晩まで充てました。神経のすり減る作業でした。 13日が、直しのリミットで、遅れると予定通りに仕上がりませんという印刷屋さんの「叫び」もあり、待ったなしでした。 今回も、手許に仕上がって来た本を前に、暫くは開きたくないという不思議な気持になるはずです。 上梓を前にいろんな疑問にお答えしておきたいと思います。( […]

「風浪の果てに」あとがきから

【 あとがき 】 平成28年の12月26日の早朝、長編「風浪の果てに」を脱稿いたしました。不覚にも鼻水と涙が止まらずに「自分で書いたものに自分で泣いてどうする」と思ったものです。 私のこれまでの作品は日本の作家の誰とも違って、全て超長編書き下ろしですから、脱稿して形にならないと、それまでの努力は一切酬われずに埋もれてしまいます。それ故に、脱稿した瞬間には「今ここで死んでもいい」というような大きな感 […]

「吾妻鏡」と伊達郡国見町 「阿津賀志山の合戦」~中世最大の戦い~  VOL.17

国見町太田町長様と          酷暑の中案内いただいた大栗さん。右奥は阿津賀志山   土塁の断面図・左が鎌倉軍、右が奥州軍 阿津賀志山土塁跡と中央の阿津賀志山  土塁の上から国見・藤田を望む。右に藤田城跡・源宗山、源頼朝が本陣を置いたとされる 藤原泰衡の首桶に残っていた蓮の種が平成10年に開花。国見町では平泉から平成21年に貰い受け育てている。 旧奥州道中 国見峠長坂跡 石名坂で敗死した佐藤 […]

「人を殺す」ということ ~「風浪の果てに」の執筆の裏話~

「風浪の果てに」という長編時代小説を書き始めて、大分たちます。当初に全体のプロットを作って書くのですが、細部に亘っては、書きながら変わってくるというのが、このところの執筆スタイルです。ガチッと枠を固めてしまうと、文章にゆとりがなくなってしまう気がするからです。 その時々の「ゆらぎ」のようなものをゆっくりと掬い上げ文字にしたいと思っています。 長編ともなると多くの人物が登場し、死んでいくことになりま […]

「春のみなも」と「経営の嘘」の内輪話

「物書き」春吉省吾には拘りがあります。つい最近までデザイナー・イベント設計などを生業としていたことから、本文の物語性というだけでなく、表紙や装丁、キャッチコピーや、目次前に記載した和歌や古文書などの引用は、物語に、より深みを与えたいという明確な意図をもって自分自身で作り上げます。 ご存じのように「春のみなも」の上下には、古今和歌集から1首、金槐和歌集から3首、上下巻に2首ずつ掲載しています。この4 […]
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