春吉省吾の「独り言」

「文字を読まなくなった」この時代、わざわざ「超」長編に拘らなくてもいいと友は言う。しかし複雑な登場人物が紡ぐ「長編小説」を楽しむ心の余裕と、真の教養が今の日本人には必要です。

ノーク出版からお知らせ

「言挙げぞする」~私的哲理風随筆を書いています~VOL.33

万葉集の柿本人麻呂『万葉集』巻第13の歌に曰はく 葦原(あしはら)の 瑞穂の国は 神ながら 言挙(ことあげ)せぬ国 然(しか)れども 言挙(ことあげ)ぞわがする 言幸(ことさき)く 真幸(まさき)く坐(ま)せと 恙(つつみ)なく 幸(さき)く坐(いま)さば 荒磯波(ありそなみ) ありても見むと 百重波(ももえなみ) 千重波(ちえなみ)しきに 言挙げすわれは 言挙げすわれは (中西進先生の全訳注) […]

「秋の遠音」 只今執筆中~奧州下手渡藩の不思議~珍しい講演会をしてまいりました

●福島民報新聞・文化欄(縮小してあります)     ●つきだて「花工房」 この施設を建てたことで、地区以外の多くの人が訪れただけでなく、音楽会など定期的な催事を開催し、地域のふれあいの場になっている。     ●左から伊逹市仁志田昇司市長さん、月舘総合支所長、齋藤勇一さん、つきだて花工房支配人、斎藤伸市さん。左は私です。     &nbs […]

9月「風浪の果てに」から「秋の遠音」へ 今年も残り3分の1、全力投球! VOL.31

          ●2017.8.14福島市の弁天山からの展望。 「風浪の果てに」の本文44ページから48ページ。主人公、沼崎吉五郎と京が、しみじみと城下を見下ろした同じ場所に立った。 中央には阿武隈川が流れ、その後ろは、福島城跡、現在は福島県庁。左の橋は天神橋、江戸期では奥州街道、福島宿の入り口であった。その手前は福島河岸。米沢藩を始め、江戸へ […]

「風浪の果てに」が7ネットショッピング 新着「本・コミック」の部門で、1週間売上ランキングで第1位になりました。

今日(3月26日)何気なく、配本の欠品状況をチェックしていたら、セブンネットショッピングのサイトに「風浪の果てに」が「新着 本・コミック」の1週間売上ランキングで第1位にランクされていることを知りました。1番はいいですね。2位、3位と違って響きが違いますからね。 配本状況からして、直ぐに欠品になるはず(事実、在庫無しになりました)なので、束の間のランキング1位でしょうが、大手出版社に互して、零細企 […]

「風浪の果てに」一般発売日に寄せて~東日本大震災から6年が過ぎました~VOL.24

2011年3月11日に起こった東日本大震災から丸6年が経ちました。あっという間の6年間でした。 昨年の3月10日現在までに判っている人的被害は、福島・宮城・岩手をはじめとして死者は15,894人、警察に届出があった行方不明者は2,561人となっています。 尊い命を突然に絶たれてしまった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして未だに故郷に戻れない方々、いまもって行方不明の方々の消息を尋ねておら […]

「風浪の果てに」~最後の校閲と事実認識~ 

「風浪の果てに」を脱稿してから、2月の13日まで、およそ2ヶ月ほど、最後の校閲と校正に朝から晩まで充てました。神経のすり減る作業でした。 13日が、直しのリミットで、遅れると予定通りに仕上がりませんという印刷屋さんの「叫び」もあり、待ったなしでした。 今回も、手許に仕上がって来た本を前に、暫くは開きたくないという不思議な気持になるはずです。 上梓を前にいろんな疑問にお答えしておきたいと思います。( […]

「風浪の果てに」あとがきから

【 あとがき 】 平成28年の12月26日の早朝、長編「風浪の果てに」を脱稿いたしました。不覚にも鼻水と涙が止まらずに「自分で書いたものに自分で泣いてどうする」と思ったものです。 私のこれまでの作品は日本の作家の誰とも違って、全て超長編書き下ろしですから、脱稿して形にならないと、それまでの努力は一切酬われずに埋もれてしまいます。それ故に、脱稿した瞬間には「今ここで死んでもいい」というような大きな感 […]

「吾妻鏡」と伊達郡国見町 「阿津賀志山の合戦」~中世最大の戦い~  VOL.17

国見町太田町長様と          酷暑の中案内いただいた大栗さん。右奥は阿津賀志山   土塁の断面図・左が鎌倉軍、右が奥州軍 阿津賀志山土塁跡と中央の阿津賀志山  土塁の上から国見・藤田を望む。右に藤田城跡・源宗山、源頼朝が本陣を置いたとされる 藤原泰衡の首桶に残っていた蓮の種が平成10年に開花。国見町では平泉から平成21年に貰い受け育てている。 旧奥州道中 国見峠長坂跡 石名坂で敗死した佐藤 […]

「人を殺す」ということ ~「風浪の果てに」の執筆の裏話~

「風浪の果てに」という長編時代小説を書き始めて、大分たちます。当初に全体のプロットを作って書くのですが、細部に亘っては、書きながら変わってくるというのが、このところの執筆スタイルです。ガチッと枠を固めてしまうと、文章にゆとりがなくなってしまう気がするからです。 その時々の「ゆらぎ」のようなものをゆっくりと掬い上げ文字にしたいと思っています。 長編ともなると多くの人物が登場し、死んでいくことになりま […]

「春のみなも」と「経営の嘘」の内輪話

「物書き」春吉省吾には拘りがあります。つい最近までデザイナー・イベント設計などを生業としていたことから、本文の物語性というだけでなく、表紙や装丁、キャッチコピーや、目次前に記載した和歌や古文書などの引用は、物語に、より深みを与えたいという明確な意図をもって自分自身で作り上げます。 ご存じのように「春のみなも」の上下には、古今和歌集から1首、金槐和歌集から3首、上下巻に2首ずつ掲載しています。この4 […]

「月桂樹」のこと

私の散歩・ジョギングコースに月桂樹の木が纏まって10数本程植えられている所があります。行き止まりなのでそれを気に掛ける人は殆どいません。時々、綺麗な一枚を、お守り代わりに頂いてきます。近くに木犀(モクセイ)の木もあります。 今回はこの月桂樹を話題にして記載いたします。 月桂樹とはギリシャ神話では太陽神アポロンの霊木とされていて、競技の優勝者に与えられ、月桂樹は勝利の冠として使われます。 明治時代に […]

定点観測 2016.4.7

毎年この時期に、全く同じアングルで撮影し続けてきた場所があります。 今年もその写真をアップします。新宿の高層ビル群と満開の桜の構図です。 実は数年前にソメイヨシノの樹齢は60年と聞きかじりました。 以下、孫引きの細切れ知識をまとめてみると、旧上駒込村染井(現東京都豊島区駒込)で、大島桜江戸彼岸桜を交配させて誕生したのが最有力な説とされています。万葉集などの題材にもなっている自生種などとくらべると、 […]
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