春吉省吾の「独り言」

「文字を読まなくなった」この時代、わざわざ「超」長編に拘らなくてもいいと友は言う。しかし複雑な登場人物が紡ぐ「長編小説」を楽しむ心の余裕と、真の教養が今の日本人には必要です。

(株)ノークからのお知らせ

「風浪の果てに」が7ネットショッピング 新着「本・コミック」の部門で、1週間売上ランキングで第1位になりました。

今日(3月26日)何気なく、配本の欠品状況をチェックしていたら、セブンネットショッピングのサイトに「風浪の果てに」が「新着 本・コミック」の1週間売上ランキングで第1位にランクされていることを知りました。1番はいいですね。2位、3位と違って響きが違いますからね。 配本状況からして、直ぐに欠品になるはず(事実、在庫無しになりました)なので、束の間のランキング1位でしょうが、大手出版社に互して、零細企 […]

「風浪の果てに」一般発売日に寄せて~東日本大震災から6年が過ぎました~VOL.24

2011年3月11日に起こった東日本大震災から丸6年が経ちました。あっという間の6年間でした。 昨年の3月10日現在までに判っている人的被害は、福島・宮城・岩手をはじめとして死者は15,894人、警察に届出があった行方不明者は2,561人となっています。 尊い命を突然に絶たれてしまった方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。そして未だに故郷に戻れない方々、いまもって行方不明の方々の消息を尋ねておら […]

「風浪の果てに」あとがきから

【 あとがき 】 平成28年の12月26日の早朝、長編「風浪の果てに」を脱稿いたしました。不覚にも鼻水と涙が止まらずに「自分で書いたものに自分で泣いてどうする」と思ったものです。 私のこれまでの作品は日本の作家の誰とも違って、全て超長編書き下ろしですから、脱稿して形にならないと、それまでの努力は一切酬われずに埋もれてしまいます。それ故に、脱稿した瞬間には「今ここで死んでもいい」というような大きな感 […]

「吾妻鏡」と伊達郡国見町 「阿津賀志山の合戦」~中世最大の戦い~  VOL.17

国見町太田町長様と          酷暑の中案内いただいた大栗さん。右奥は阿津賀志山   土塁の断面図・左が鎌倉軍、右が奥州軍 阿津賀志山土塁跡と中央の阿津賀志山  土塁の上から国見・藤田を望む。右に藤田城跡・源宗山、源頼朝が本陣を置いたとされる 藤原泰衡の首桶に残っていた蓮の種が平成10年に開花。国見町では平泉から平成21年に貰い受け育てている。 旧奥州道中 国見峠長坂跡 石名坂で敗死した佐藤 […]

「人を殺す」ということ ~「風浪の果てに」の執筆の裏話~

「風浪の果てに」という長編時代小説を書き始めて、大分たちます。当初に全体のプロットを作って書くのですが、細部に亘っては、書きながら変わってくるというのが、このところの執筆スタイルです。ガチッと枠を固めてしまうと、文章にゆとりがなくなってしまう気がするからです。 その時々の「ゆらぎ」のようなものをゆっくりと掬い上げ文字にしたいと思っています。 長編ともなると多くの人物が登場し、死んでいくことになりま […]

「春のみなも」と「経営の嘘」の内輪話

「物書き」春吉省吾には拘りがあります。つい最近までデザイナー・イベント設計などを生業としていたことから、本文の物語性というだけでなく、表紙や装丁、キャッチコピーや、目次前に記載した和歌や古文書などの引用は、物語に、より深みを与えたいという明確な意図をもって自分自身で作り上げます。 ご存じのように「春のみなも」の上下には、古今和歌集から1首、金槐和歌集から3首、上下巻に2首ずつ掲載しています。この4 […]

「月桂樹」のこと

私の散歩・ジョギングコースに月桂樹の木が纏まって10数本程植えられている所があります。行き止まりなのでそれを気に掛ける人は殆どいません。時々、綺麗な一枚を、お守り代わりに頂いてきます。近くに木犀(モクセイ)の木もあります。 今回はこの月桂樹を話題にして記載いたします。 月桂樹とはギリシャ神話では太陽神アポロンの霊木とされていて、競技の優勝者に与えられ、月桂樹は勝利の冠として使われます。 明治時代に […]

定点観測 2016.4.7

毎年この時期に、全く同じアングルで撮影し続けてきた場所があります。 今年もその写真をアップします。新宿の高層ビル群と満開の桜の構図です。 実は数年前にソメイヨシノの樹齢は60年と聞きかじりました。 以下、孫引きの細切れ知識をまとめてみると、旧上駒込村染井(現東京都豊島区駒込)で、大島桜江戸彼岸桜を交配させて誕生したのが最有力な説とされています。万葉集などの題材にもなっている自生種などとくらべると、 […]

「夏の熾火」から「秋の遠音」

あけましておめでとうございます。 平成28年新年、皆様の今年一年が幸多かれとお祈り申し上げます。 11月の11日に最後のブログをアップして以降、今日まですべての予定を無事終了し、風邪も引かずに過ごすことが出来ました。いゃあ、ブログも書けないほどに忙しい毎日でした。 「夏の熾火」の上梓をはじめ、講演会や、取材、そして多くの忘年会。体調維持が出来たのも、弓道や居合の日頃の稽古によるものだと思っています […]

「夏の熾火」一般流通市場へ

些細なトラブルがあって一般流通市場へ出回るのが遅くなりました。 11月6日の金曜から、倉庫にある新刊「夏の熾火」のチェックの後、段ボール梱包、運搬作業をしていました。 「本は重い!!」 そして腰の痛さを我慢して、翌日の土曜日の朝は、江戸川スポーツセンターに行き、4時間半ほど立ちっぱなしでした。 というのも、東京では、年一回「七段・六段の全日本剣道連盟の審査会」がひらかれ、その見学に行って参りました […]

「夏の熾火」の新聞記事とお寄せ頂いた励ましのお便り

11月1日から、正式に「夏の熾火」が発売される予定ですが、流通の滞りで未だ上手く市場に出回らないかもしれません。その際は、弊社ノーク販売の「ネットショップ」からお求めください。http://nork-hanbai.net/ 弱小出版社ゆえなかなか思うに任せませんが、よろしくお願い致します。 添付したPDFは「夏の熾火」の新聞記事と、寄せられた激励のお名前の一部を記載いたしました。 一枚は、地元紀州 […]

「夏の熾火」の裏話その2 2015.10.4

主人公の一人、吉見台右衛門。紀州竹林派の弓術家で、三十三間堂の通し矢でも、「惣一」を為し遂げ、葛西薗右衛門や和佐大八郎の天才達弓術家達を育てた指導者としても知られていますが、実際物語にしようとすると「逸話」が殆どない人物です。 京都大徳寺で亡くなったことになっておりますが、寺に問い合わせをしても、資料を調査しても検証することが出来ませんでした。勿論、紀州藩歴史書「南紀徳川史」などの基本資料にはその […]
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