長編時代小説「四季四部作」の第3作「夏の熾火(おきび)」がお陰様で上梓の運びとなりました。(公式発行日 : 平成27年11月1日)
江戸時代、前期~中期にかけて京都、三十三間堂の西外縁で行われた「通し矢」で活躍した天才弓術家三人の生き方を追った物語です。通し矢、それも一昼夜通して行われる「大矢数」は、洛中の庶民の人気をさらい、絶頂期には、徳川御三家の紀州と尾州の名誉を懸けた熾烈な戦いとなりました。天才達は、それぞれあらん限りの力を振り絞って「大矢数」に臨んだのです。
日本人が本来持っている「英知」と「叙情」に響く物語を創ろうと構想を練りました。閉塞した平成の今に、儒学や易、陰陽五行、禅、「弓術(弓道)」、「剣術(剣道)」の奥義に隠れている「哲理」を抽出し「生きる意志と指針」を明らかにいたしました。
また、男女の心の綾は小説の核といえます。一途で、純真なヒロイン達の「愛」の行動は、読者を新鮮な驚きに誘うはずです。ゆったりと「夏の熾火」をお楽しみください。

natu