主人公・沼崎吉五郎と吉田松陰の運命の遭遇を通して「真の吉田松陰像」を描く!!
主人公沼崎吉五郎は吉田松陰の遺書「留魂録」を託され、獄舎から三宅島に流され、16年7ヶ月もの間守り通し、松下村塾門下生・野村靖に手渡した人物だが、 実はそんな「歴史」の枠に収まりきらない、苛烈な生き方をした男であった。 新門辰五郎、堀達之助、細谷銑十郎などの男達、京や芳、真沙などの女達。 作中全てに「生身の人間」の息遣いがいきいきとあなたに迫る。 この物語はどうしてこんなに哀しくて切ないのか……。 吉五郎の前には理不尽なことが次々に立ちはだかる。 しかし吉五郎は全てを呑み込んで水の如く生きていく。
男と女、男と男
偶然と必然、情と義と
正義と怯懦、事実と虚構。
歴史の時間と空間に綾なす人間の営みが
この一冊の中に全てある。
神格化されてしまった吉田松陰の真の姿を描く話題作