今という地点から視野を遙か遠くに拡げ
一万六千年前の縄文時代から近しい歴史を見ると
本質的な誤解があまりに多い。
これを知らないあなたの「明日」は常に不安にさいなまれる。
筆者の具体的な体験を踏まえ
かつて「言挙げ」することを封印されていた「事々」を集め
我々日本人の一人一人が悠々と生きるための哲理的随筆集。

 

 

人は「死」を前にしては無力だ。誰もそこから逃れられない。
「死」は万人に共通だが、誰一人として同じ「死」はない。
死があなたを襲った時、借り物の「生死観」では乗り越えられない。
しかし凝っては何も見えない。
日常茶飯の「今」の中に、生きる意味がある。
本気で迷い悩めば生死一如は自ずとそこにある。
私はそう願いつつ各章を書いた。

 

日本人が明治維新以来、疑いもしなかった「常識」は本当の「常識」ではない。
「人生は四つの『直し』」「勝つにも芸を」「越えてみれはもぐらの山よ」「時世のつみごと」
など、平易な言葉の中にあるべき「歴史観」「宗教観」を織り込んだ。
本書を読めばあなた自身が、あまりに無自覚・無防備だったと驚くに違いない。春吉省吾

本来このような、哲理的随筆集は、宗教学者や漢学者、哲学者が書くものであろうが、それらの知識を統合して「学際の壁」に遮られずに、相互関連する実学思想が存在しなかった。浅学を顧みずに、哲理的随筆集を上梓した根本理由である。

写真は、樹齢7千年を超える縄文杉である。