日本人なら「秋の遠音」「怪物生成」を読んで欲しい VOL.93

(株)ノークからのお知らせ

●今から丁度4年前2017年9月10日、下手渡自治会長・渡辺好宏様のお招きにより、地区交流館で「秋の遠音」ただ今執筆中~奧州下手渡藩の不思議~という講演会を開催させて頂きました。未だ執筆途中の講演で、緊張したことを鮮明に覚えています。(上の写真手前右が渡辺会長様。下は月舘町下手渡「花工房」講演前の打ち合わせ場所。自然の中で宿泊もキャンプも出来ます

(1)漂流する世界と日本

何やら世界中の指導者、金融資産家、IT成金達が、狂ったように「暴走」している。そうかとおもうと惚けた爺さんが、会談中に居眠りしたり、記者団にアフガン撤退の質問に返答できずそのまま無言でフリーズ。どこかの国では、意志決定できずに右往左往し、遂には退場に追い込まれた首脳もいる。また自分の都合の良いときだけ安っぽいキャッチコピーを持ち出してテレビに出張ってくる首長もいる。

ジェノサイド、人権無視をする覇権組織「中共」は問題外のまたその外だ。
その中共・武漢研究所から流失した新型コロナ騒動(以下「コロナという」)を契機として、世界中の人間が恐怖に陥り常軌を逸した。さらにWHOやNIH (アメリカ国立衛生研究所)、 CDCなどの迷走によって、各国政府のコロナ対策は大混乱をきたした。現在、その対応の錯誤を隠蔽するために、各国政府は、強権を発動して国民を統制しようとしている。この動きは更に強まる。ワクチン利権と契約でがんじがらめになってしまった各国政府に収拾の策はなく、突き進むしかないからだ。これほど危ないことはない。
コロナ騒動に限らず、グローバリズムの大きな欠陥を隠蔽しようと「グレートリセット」なる欧米主導の覇権主義遂行のために、あらゆるルールを自分たちに都合の良いように変えようとする意図が垣間見える。残念ながらそこには、「日本」も「日本人」も含まれていない。寧ろ、日本弱体化を図っている。
我々日本人は、置かれている立場をもっと冷静に、深刻に考えるべきなのだ。そうでなければ「愚民」と言われても仕方あるまい。
民主党政権の無策・ポピュリズム・悪夢の3年間、そして今、自民、公明、立憲、維新など多くの日本の議員達が、親中、親韓議員になってしまった。更にマスメディアがそれに輪をかけ偏向報道ときた。日本を日本人の歴史を自ら貶めている現状に、未来の日本を担う次世代の子供達に顔向けが出来ない。正しいことを正しく、堂々と胸を張り、しかもしたたかに世界と向き合わなければ日本の未来の「本」を潰してどうする。
「君子は本を務む、本立ちて道生ず」(學而第一)〈君子は、根本的な本質的なものを大切にする。それに目をむけて人生を歩んでいれば自ずと進むべき道、正しい道がわかってくる〉というが、それだけでは足りない。百年先を踏まえた「日本・日本人」活性化の実践ロジックを作り上げなければならない。
残念ながら世界は邪悪に満ちている。へつらわず、驕らず、実践理念を構築するには、戦後の教育を根本から変えなければならない。それは命を賭けて現実に向き合う棘の道だが、群れずに自分の頭で考えられる日本人をこの先どれだけ生み出せるかに懸かっている。勿論、その教育者の育成が急務である。
 
(2)愚民に堕ちた日本人
人間は継続的に「恐怖」を与え続けられると、考えることが出来なくなってしまう生き物だ。
既に、我々の日常はコロナによって、大きく変えられてしまったが、このコロナ禍はこの先も続く。 決して「ゼロコロナ」などと科学的エビデンスを欠いた結果にはならないのは「愚民」である我々でも知っている。
しかし2年近くも「今日の感染者は何人」「増えている、増えている」と断片を切り取って、テレビ新聞などのマスメディアによって煽られ続けたその結果、恐怖が頭にこびりついて離れなくなってしまった。感染者(正しくは陽性者)が減ろうものなら、恐怖を煽るフレーズを何か見つけて付け加える。NHKをはじめとしたその偏向報道を多くの「愚民」は未だに信じている。
さらに「恐怖」を煽るだけでなく、冷静に比較する為の「情報」は閉ざされたままで今に至る。勢い気持ちがささくれ立ち、心が荒んでくる。
こうして一方的な「プロバガンダ」に侵され続けると、その恐怖から少しでも楽になろうと、後先考えずに早まった行動を起こしてしまう。もっと余裕を持って考える時間を持とう。

(3)「秋の遠音」「怪物生成」を読んで欲しい
そんな時には、一昨年の令和元年6月上梓した春吉省吾の「秋の遠音」上・中・下巻を読まれることをお勧めする。読めば、生きる指針の一助になると筆者は堅く信じている。
YouTubeの「春吉省吾チャンネル」でもあらすじを動画にしてアップしてあるので確認して欲しい。 その中のコピーをいくつかご紹介する。
●令和の混沌の今、必然から生まれた日本の大河小説「秋の遠音」。読み進むと知らずに心の襞が和らぐ。生と死と、絶望を乗り越えたその先に、真の命の感動がある。
● いつの世も人倫を太く支えるのは、歴史に名をとどめない者たちである。「秋の遠音」は、家族を愛し、友を信じ悠悠と生きた、彼らの命の物語である。
●一人の男の、遠く遙かな道程を描く。我欲の世に、清々しく生ききった吉村春明。彼こそが男の中の男であろう。
●「秋の遠音」の主人公吉村春明を通して、幕末・明治初期の、息遣いが活写されている。
春吉省吾のライフワーク、長編時代小説「四季四部作」締めくくりの「秋の遠音」。生きる重みと感動を、命の尊厳をしっかりと読者の心に焼き付け、深く大きな余韻と静寂をもって物語は完結する。
また、今年令和3年8月に上梓されたばかりの「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~」も、  錯綜した令和の今、我々が求める「歴史時代小説」だ。YouTubeにあらすじをアップした。その中のコピーから。
 鎖国日本で いち早く世界を知った天才金吾。彼の活躍は あなたの幕末・維新の概念を根底から変えるに違いない。
本巻「怪物生成」、第三章「金吾の境遇」からは金吾の数奇な生い立ちが語られ、本巻では18歳までの目の覚めるような活躍が描かれる。舞台は浅草吉原、芝薩摩屋敷、京禁裏、大坂、長崎、そして琉球へ。破天荒を装う緻密な天才策略家の金吾だが、そのハートは燃えるように熱い。
   主人公、宇良守金吾の天才的知略と行動、極めてクールに相手を籠絡させるその見事さにスカッと心のつかえを取って欲しい。
主人公宇良守金吾が幕末の時空間で縦横に暴れ回る金吾の活躍にご期待あれ。一巻毎に完結する幕末を舞台にした壮大な物語だ。
併せて、主人公金吾を通して、本来日本人が持っていた気高き人間性と、失われつつある基本教養をこの小説から学んで欲しい。
 
(4)データはいくらでも変えられる
さて、私が「檄文」Innate immunity(自然免疫)を枯らしてしまったのか、日本人!!(「怪物生成」をネットでお買い上げ頂いた方に添付した論説)で主張したように、今、まさに我々が生を受けているこの時代は、1930年代後半から、ヨーロッパを中心に全体主義の暴力と権力政治が荒れ狂ったあの時代よりももっとひどいことになっている。平和ボケから、そろそろ目が覚めてもいいのだが……。
未だに日本には「テレビで言っているんだから正しいんだ」とか「新聞に書いてあることとあなたの言っていることが違うから、おかしい」などど、理屈にもならない暴言を吐く「愚民」が多いのにがっかりする。その暴言が、時として世論を形成してしまうこともある。
以下は、皆がコロナ情報として目にしているデータを提示し、統計やデータなどは、如何様にも切り取り、組み替えることが出来る事を知って欲しい。
●下の左右の資料は8月12日の東京都のコロナ資料である。左はそれを元にしたNHKのブログ「新たな感染者数」で4,989人、右はその元になった東京都の「報告日別による陽性者数」4,989人。下の東京都の資料は同日8月12日の「発症日別による陽性者数の推移」139人。(表に出でこない)
東京都が、各検査機関、保険所などから上がってきた数値をそのまま単純に足し算して発表した数値が左右の2図だ。東京都は陽性者としているが、NHKは感染者としている。どうしても感染者にしたいらしい。おわかりだろう。「報告日別による陽性者数」は、都合により数値は変更できるのだ。下の図は、東京都の「発症日による陽性者数」。本来は一番正しい傾向がわかる資料で、陽性者(感染者)の動向が把握できる。「感染者大爆発」というNHKや民放、政府、東京都、各府県知事、医師会、専門家会議などの面々は、このような未整理の恣意的な数値を平気で使っている。不安を煽って国民の正しい認識を歪めている。そんなことに汲汲としているから、本来の感染対策、本当の感染者対策が出来ないのは当たり前なのだ。
●現行法では、コロナ患者は「2類分類以上」になっていて「保健所」の縛りがある。その保健所に、発症日の整理がなされないバラバラな資料が上がってくる。陽性者の正確な推移が見えない資料だ。それが「報告日別による陽性者数」だ。恣意性も加えられかねない。「5類」にすれば保健所管轄が外れこのようなことはなくなる。加えて、mRNAワクチン一択でなく、早期治療に有効とされる薬を一日も早く認めるべきだ。だが安価な初期治療薬を認可させると、mRNAワクチンを大量契約・購入してしまった手前、政治と利権が邪魔をする。既得権益者によって、国民の命が二の次になっている。

(5)感染ピークはもっと先
私見だが、まもなく2年になろうとするコロナ禍のピークは、もっと先だと思っている。mRNAワクチン接種で、一時的に感染は治まったように見えるが、半年後の、早くて12月後半からから来年の冬場にかけて感染者は増える。その対策はもはや緊急事態宣言でも、mRNAワクチンのブースターショットでもない。「自己免疫」を付けて、万一罹患しても軽症で恢復するようにするしかない。それまで、抗体依存性感染増強 (ADE)の危惧のない、「治療薬」が広汎に出回ればいいのだが……。
ここまで様々な論文を読んだが、mRNAワクチンが、次々に変異するワクチンに有効とはどうしても思えない。そこから先は、いずれ「本物の専門家」が解決してくれるだろうが、何とかmRNAワクチンではない、より有効なコロナ治療薬が出来るまで、頑張るしかない。
「なんでそんなことが言えるのか」と問われれば、これまで多くの関連データ・論文を公平に見て得た確信に似た意志である。臨床医より私の方がより多く読んでいるかも知れない。
還暦になって、従来のコンサルタント業から本格的な物書きを始めた。遅い作家転身なので、まだまだ書きたいこと、次世代に伝えたいことが山ほどある。諸先輩達の書き残した歴史時代小説と同じ視点、史観に立って書いても意味がない。自分で調べて納得して、考えて、自分なりの史観を確立して初めて物語の人物達が活き活きと動く。
私の一連のコロナ禍の捉え方も同じだ。「それは常識だ」「当たり前だ」と言われても、常識は偏見の積み上げかも知れないのだ。すべては自分の頭で考え疑うことから始まる。
「コロナウィルスは武漢ウィルス研究所で人工的に作られた」という説は1年程前には、すべてのメディアは陰謀論扱いした。しかし今はそのメディアですら、そう言いきっている。反論しているのは当事者の中共や、ファウチやWHOぐらいだ。また数年前には「ワクチンパスポートなど荒唐無稽な陰謀論だ」と言われていたが、あれよあれよという間に、2021年6月現在には現実のものとなっている。まだ治験試薬の筈の「ワクチン」がだ。「陰謀論」という言葉は、ネガティブキャンペーンには最適で便利な言葉だ。同時に論議も思考も停止させてしまう実に卑怯な言葉だ。
いずれ、コロナ騒動も闇が暴かれるか、そのまま闇に葬られるか。それは誰にもわからないし、その結果も全く見えない。幕末史でも、「ありそうも無いことが、実はこうだったんだ」ということが、もっともっと隠されている。そして「コロナ禍」「mRNAワクチン接種」は、今起こっていることで、貴方の命が懸かっている。ならば、どうして自分の頭で考えるために情報収集をしないのだろう。
(6)本末転倒・根本錯誤
ワクチン接種世界一のイスラエル。国民の90%以上が2月に2回接種済み。ところが半年過ぎた8月を過ぎると感染者数、(重症)入院者数、死者数がうなぎ登りになった。国民はすべてファイザー社のワクチンを接種している。この傾向が日本で当てはまらないことを祈るばかりだ。
科学誌「サイエンス」は「イスラエルでの世界最大の研究所で、ワクチン接種者はデルタ株から保護されない」ことが明確になったと報じた。そしてコロナ自然感染者との比較で、「接種者の感染率は13倍、症候性発症は27倍、入院率は8倍」という数値の論文が出た。
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.08.24.21262415v1
しかし、この状況下で、イスラエルのベネット首相は8月29日、「3回目接種は有効だ。重症化の増加はゆるやかになっている。すべての市民が3回目を接種しなければいけない」と述べた。
ベネット首相は感染者が急増する中、8月30日、これまで30歳以上としてきた3回目のワクチン接種の対象を拡大し、12歳以上の人たちも含めると発表した。
ちなみに、8月19日のNHKの報道では、「医療保険制度を担う団体の一つ『マッカビ』は18日、ファイザーのワクチンについて、60歳以上を対象にした3回目の接種の初期段階の調査結果を発表しました。それによりますと、3回目の接種を終えた14万9144人と、2回目の接種を終えた67万5630人を比べたところ、接種後に感染が確認されたのは、3回目のグループでは37人だったのに対し、2回目のグループでは1064人だったということです。この結果、60歳以上では、3回目の接種が発症を予防する効果は、86%と推定されるとしています」
このNHKのよりどころとする論文(私はこの論文を実際に確かめていません)は、私が引用した、毎日更新されるOur World in Dataや、先のイスラエルの論文結果と、真逆な論旨である。貴方は、何を信ずるか。
ワクチン接種者は、本来ワクチンを打って感染防止、感染しても軽症で済み、将来にわたって副作用のない安全な生活を得るためのはずだが、真逆になっている。
未承認の将来にわたるADEの不安のあるmRNAワクチン接種を拙速に推進するその目的は何なのだろう。接種者の健康を却って脅かし、未接種者との二極分化を意図的に拡げているとしか思えない。しかし全体主義的管理社会を構築すべく、権力を更に強化・統制したい為政者にとっては、ワクチンは最高の「金看板」(あるいは水戸黄門の「葵の印籠」)なのだ。
(7)そろそろ気付こう
それと同じようなことが、やはり世界スタンダードで行われている。
およそ79億人の人間が暮らす「地球」、その地球環境を護ろうというものだ。曰く「かけがえのないこの地球を守るため、この地球環境保護活動へ真剣に取り組まなければならない」というのが地球を守るという一般的なスローガンだ。
立派なお題目で誰も正面起きって反論できない。しかし、個々に見ていくとおかしいことだらけだ。
パリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求することを目的としています。その達成のために、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が示す科学的根拠に基づいて、21世紀末のなるべく早期に世界全体の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにすること、つまり「脱炭素化」を長期目標として定めている」
地球は温暖化に向かっている。その主たる原因は人間の過大な二酸化炭素の排出による。だから今後は「脱炭素」に世界中が取り組まなければならないというのだが、IPCCが示す科学的根拠は未だに不明確だが、あれよあれよという間に見切り発車してしまった。
これは従前のmRNAワクチンが、未だ「治験試薬」でいわば実験中のまま、我々に投薬していることとやり口が近似している。
これを接種すると95%効果があるとし、世界中怒濤のような接種が始まった。しかし治験完了予定日は、ファイザーで2023年1月31日。モデルナが2022年10月27日なのだ、それまではあくまでも「試薬」なのだ。世界中の人間から金を受け取って「人体実験」をしているようなものだ。
付け加えると、「95%有効性」とファイザーは言っているが、「ワクチンを打つと95%コロナに罹らない」とは一言も言っていない。実は、ワクチンを打った人と、打たない人との効果は、1%未満の効果の違いしかない。しかしそのようなデータ解析は無視され、そう思い込ませる報道をされると、恐怖と長く緊急事態の行動規制から逃れようと、正しいことが見えなくなってしまう。
マスコミは、実に巧妙に「愚民」を欺く。既存のマスコミ情報だけでは、事の本質はみえない。
環境問題も同じだ。「環境ビジネス」は新しい切り口の美味しいアイテムで、欧米を中心に失われた覇権を奪い返し、ビジネスの世界標準ルールを作って、そこから莫大な利益を得ようとしている。日本は基本ルール作りから外された。本質は「日本外しなのだ」と気がついたのが遅かった。慌ててルールに乗り遅れまいと必死にしがみつく。そうしないと、日本政府も企業も立ちいかなくなるからだ。しかし、それが甘かった。準備なしで、「馬鹿正直」に対応しすぎた。欧米のしたたかさに我々日本民族は幕末以降、現在に至るまで、嫌というほど辛酸をなめてきたのに、歴史を学ばないのにも程がある。
彼等は平気で「ルールをかえてしまう」のだ。
雨後の竹の子のように輩出した自然保護団体や、国連主導のSDGs活動の多くは利権がセットになっている。事の本質を見誤らないようにしてもらいたい。それこそ馬鹿の上塗りだ。
また世界のマスコミにとっても愚民を操り誘導するのに、「環境問題」という素材は美味しいのだ。何を言っても許される「免罪符」を得たようなものだ。反対する科学者や、何かおかしいと感じても、「国連」「パリ協定」「ダボス会議」などの数々のお墨付きがあるものだから、反論は「異端」とみなされ、勝負にならない。これを称して「人権という仮面を付けた全体主義」という。無防備で従順な日本政府は、達成不可能数値を突きつけられると、自ら志願して国家目標にしてしまう。欧米のずる賢い為政者達は決してそんな馬鹿な事はしない。20年前から緻密に仕掛けられた罠にまんまと引っかかった愚かさ、そろそろ気づけよ。
「環境ビジネス」をしようとすれば、これら大きな裏側のシステムを知ったうえで、欧米利権屋のしたたかさに負けないだけの情報収集とガードを堅めて動かないとすべてやられる。かつて日本の重要機密技術が、中国や韓国に簡単に流れてしまった二の舞になる。そして、敵は日本人の中にも大勢いるのだ。私に相談頂ければいくらでも知恵を貸すのだが……。ジャパンハンドラーとか言われている輩より、物事をもっと深く観察し、相手の上を行く中長期の戦略戦術を構築しないと、将来の勝ち目はない。
(8)人類、地球、そして太陽から銀河へ
落ち込んでも仕方がない。それを承知で、日本の未来を明るくするために頑張って生きねばならない。
近年は、40度、50度を超える記録的な高温が至る所で観測されたと思ったら、ゲリラ豪雨、かつてない颱風やハリケーン、長雨の被害が世界各国で起こる一方、南半球オーストリアでは大干ばつ。アメリカコロラドでは夏至に60センチの大雪、南極ではマイナス86度、ヨーロッパでは真冬のような春と、とても人間の排出する二酸化炭素や、海水温度上昇などだけで説明できないカオスがおこっている。
石炭や石油系を燃料が排出する二酸化炭素が、主たる原因とはどうしても思えない。(中共とアメリカが排出量を半分にすれば、忽ち解決するが)地球はそんなに柔ではない。まして、自然エネルギー活用などと称して「太陽光パネル」に代表されるような不安定で、不効率の電源供給を将来の電力資源の柱にするなど本気で思っているとしたら余程の馬鹿だ。パネル製造にかかる電力コスト、その設置や廃棄にとんでもない自然破壊がおこる。パネル設置が原因の土砂崩れで、不幸な事件が熱海でおこったのはつい最近のことだ。発想が根本から間違っている。
更に、もっと大事なことがある。地球環境を形成する、太陽そのものがどうなっているのかと調べると、太陽の活動が、2020年に入って表面温度が観測史上最低、太陽風の力も観測史上最低で、太陽の磁力エネルギー自体が弱くなっている事が判明した。つまりこの先、太陽はどんどん冷たくなり、どんどん暗くなっているということだ。
「それならどうして、地球温暖化でなければ、なぜ異常気象が頻繁に起こるのだ」
という当然の反論がおこる。普通なら「やっぱり地球は温暖化しているに違いない」と思考が逆戻りしてまうが、発想を限りなく広げて考えるとチヨット違うぞと思う。
「春吉、狂ったか」と思うだろうが至ってクールだ。歴史を見直し、再構築するにはこの発想が必要だ。
さてその激しく変動する地球環境の説明はハンガリーのジャマル博士が、2年前の論文でこんな「仮説」を立てている。http://www.karstenhaustein.com/climate
「物理的な現実では、宇宙は絶え間なく変化しており、私たちの惑星が位置する太陽系を含め、何も一定ではありません。銀河内の太陽の真の運動は円運動ではなく、原子内の電子の運動とまったく同じです。そして、すべての兆候は、太陽系が銀河の最も高い位置、銀河中心に可能な限り最も近い位置に近づいていることを示唆しているようです」
つまり、今まで以上に銀河中心のエネルギーが太陽系にかかってきており、その太陽のパワーそのものが弱まっていることで、地球を含めた太陽系の星すべてが、更なる上位のエネルギーの影響を受けている。我々地球の生命を支える太陽でさえも、天の川銀河の中に数多ある恒星の中の一つに過ぎないということを我々は知るべきなのだ。そして太陽そのものの働きが弱くなれば銀河系のエネルギーが、太陽系の惑星である地球の「地質活動」にもろに影響を与えるのは当然と思わなければならない。天文学など全く分からない私でも、この論文は実に腑に落ちる。目から鱗だ。
地球が今後、更に予知できない、大きな地震や噴火、異常気象に見舞われるのは覚悟しなければならない。
乱暴に言い切ると脱炭素化などと、小賢しい達成不可能目標を立てて、地球環境を改善しようと思うこと自体が、歪曲された人間の浅知恵、我欲のすり替えと言うこになる。様々な事象を、旧弊な思考に留まらず、宇宙の現象の大変化を前提に考え直していくことが、日本人が「愚民」から脱する道である。そのためには一にも二にも、思考力を想像力を実践まで高める、日本の教育の見直しが必須だ。(それについては、今回はここまでの記述に留める)
(9)サバイバルのために
今まで知らなかったが、犬は「地球の磁気」を感知していて、うんちのときに北を向くという。何故北を向くかはわかっていない。また犬は磁場を感じて戻ってくる「帰巣能力」もすぐれているという。
これは磁場をもとに帰巣する生物によく見られる行動で、犬の他にも、渡り鳥やミツバチ、ウシ、シカ、クジラ、ウミガメなど、磁場センサーを持つ生物がたくさんいる。
地球は大きな磁石で「磁極」という場所から磁力が放出されており、それが地球全体をとりまいている。
磁力が生じる原因は、地球内部の外核(地殻の3000キロ下)に渦巻く液体金属である。
また、磁場は地球上の生命を守るために重要な仕事をしているという。
これによって生まれる地球の磁場は定期的に変動している。その最大の役割は、太陽風が地球表面に侵入するのを防ぐ「バリア」だ。磁場がなければ、ヒトも動植物も生きていけない。火星や金星に水や大気がないのは、磁場が消失したからだと言われている。
その磁場が地球上で上述の理由(太陽エネルギーが相対的に弱体化したことで、銀河系エネルギーというより上位の影響)で不安定になっている。
磁気で生きているいや、存在そのものが磁気的である人間もこれらの影響をもろに受ける。
磁場が狂うと、同時に狂ったような人間が出てきても不思議ではない。世界でおこっているワクチン・キャンペーン、地球環境保護キャンペーン、ワンワールド化(管理全体主義)の必要性を企み「愚民」を洗脳し、国家という共同体を破壊する悪魔のような悪巧みをする人間、神をも冒涜する人間が現れてもおかしくない。恐ろしい事に、彼等の頭は磁場がずれてしまい、狂っているとは思っていない。
我々はそういう魑魅魍魎が跳梁跋扈する世界で生きている。「愚民」を脱するには、裏の裏の裏まで考えられる、思考力と想像力、そして正しい歴史観を鍛えるしかないが、今のところ解説依頼のお呼びがかからないので、その思想は既出の文章の中からくみ取って欲しい。
「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~と哲理的随筆「Double Standard(日本壊滅)」の仕上がりをお楽しみに。
最後にルドルフ・シュタイナーの「自由の哲学」〈森章吾訳〉から
「自由な精神は、掟を感じ取るに留まらず、自分の内からの衝動(直感)に沿って行為することで、規範を乗り越えるのである」。
                      令和3年9月7日
                         ⓒ春吉省吾
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令和5年1月現在、全日本弓連連盟・錬士六段、全日本剣道連盟居合・錬士六段。40歳を過ぎて始めた「武道」です。常に体軸がぶれないように、手の内の冴えを求めて研鑽は続きます。思い通り行かず、時に挫けそうになりますが、そこで培う探究心は、物書きにも大いに役立っています。春吉省吾

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