霧の向こうと「長編歴史時代小説・初音の裏殿シリーズ」 VOL.98

ノーク出版からお知らせ

紅梅白梅
●1月20日、白梅・紅梅。駒場公園。
駒場公園

●1月16日、少年像。駒場野公園。
湯島天神
●1月18日、湯島天神からアメ横へ。
アメ横
ラジウム玉子

●1月19日、福島の友人から頂いた「ラジウム玉子」(他では絶対に食べられない絶品)と、同じく福島の友人が手作り販売している「うろこや」さんの濡れ甘納豆の数々(これも掛け値無しで美味い)。
北沢代田
●1月23日、世田谷代田駅の近くに、2年前に旅館が出来た。良い趣だが、私には近すぎる。散歩コースの一つ。東京ジャーミー
●1月30日、東京ジャーミーを裏側から覗いてみた。
歩数計
●一日おきに、ジョギング・ウォーキングおよそ1万歩から1万2千歩、そして柔軟体操。帰途にスーパーで食料仕入れ。その時のコースによって、6店程使い分けして購入。消費者は賢くならないと!! ここ1年以上コンビニ弁当は買っていない。

本文

  この2年間で、嬉しいことがいくつかあった。
  一つは一昨年の9月に初孫が出来たことだ。私の血が次世代に繋がった。これはホモ・サピエンスの本能としては嬉しい。
  現在生きている我々は、彼等の負荷を少しでも軽減し「希望ある将来」の道筋を作って死んでいくという役割がある。
  孫が出来たことで、たとえそれがごまめの歯ぎしりであろうと、また道半ばに斃れようと、将来の日本を担う彼等に、私なりの自己哲理を示して、その思考の足跡と実践を示しておきたい。なかなか一人歩きできなかった初孫だが、2月7日、一年6ヶ月にしてようやく歩いたと動画が届いた。爺として密かに心配していたが、今は勝手なもので「大器晩成だな」と胸をなで下ろしている。
  2つめは、初音の裏殿シリーズの第一巻「怪物生成」を、昨年の8月に上梓したことだ。70歳目前にして、全巻6冊全て書きおこしの第一巻(本文460ページ)を書き上げ、現在第二巻「破天荒解」を冊子ベースで420ページまで書き進めている。第二巻はペリー来航の3年半、嘉永2年までの期間となりそうだ。40ページ程内容を圧縮しても、第二巻は540ページの大冊になる。幕末のこの期は表面上「真空期間」のように見えるため、従来の歴史時代小説ではあまり取り上げないが、激動期に至る全ての兆しがここに在る。金吾の活躍を通して、激動の予兆を体験して欲しい。
  初音の裏殿シリーズは、全て時代年表に従って、何日何時という歴史事象の時間と舞台をそのままに、そこに架空の天才主人公「宇良守金吾」を活躍させるという「芸」を用いて執筆している。時所をいい加減にすれば、締まりのない歴史小説になってしまう。ということで当事者が言うのはおこがましいが、並外れた注意力が必要とされる。
  全巻通して、数百人の人物が登場するが、それぞれの立場で個性豊かに動き回ってもらうためにも、頭が惚けないように体力の維持と摂生に努めている。最後の一行一字まで集中し脱稿出来る様に努力はするが、その先のことは八(や)百(お)万(よろず)の神々の思し召しを請うしかない。人事を尽くして天命を待つという心境である。
  つくづく思うのだが長編書きおこしの作家は、頭のいい奴にはけっして務まらない。馬鹿でなければ、誰が読むか判らない、完成できるかどうか判らない、その不安と日々戦いながら、命をかけて無謀な挑戦はしない。しかし今、そういう馬鹿な物書きが一人でもいる「日本」が実は健全なのだと自らに課して執筆するだけである。
  多くの日本人はそんなことを思いもしないだろうが、通俗的な歴史観によって国民的ベストセラーになった長編時代小説や歴史書が、どれ程日本人を軽薄短慮志向にしたことか。
  長編歴史時代小説の楽しみは、様々な人間関係が絡み合って生まれる「人間物語」をじっくりと味わう醍醐味にある。執筆には物語の裏にその土台となる、精神の安定と何よりも、深い生死観(死生観)こそが要求される。
  これについては一冊の「日本文明論」になってしまうのでここでは触れないが、われわれ国民の一人一人が、あまりに軽薄になってしまった死生観から脱却しない限り(もっと正しく勉強しないとね……)、あなたの心の中でざわめくコロナ騒動は永遠に収束しない。
  また私は、この騒動の元凶である中共のジェノサイドに対し、日本の宗教団体、日本文藝家協会をはじめとする文化人団体は、どのような声明を出すかと首を長くして待っていたが、一向にそのような気配はない。
  一人の物書きとして、目先を糊塗し我欲と保身に走る指導者や文化人と称する人達に一矢報いなければという気概もある。
  さて、3つめの良いニュースは、英国のボリス・ジョンソン首相が1月19日、新型コロナに関する政策を大幅に見直した。この決断は「パンデミック=ブースターショット」という「世界の愚策」に大きなインパクトを与えるターニングポイントになる。
  ジョンソン首相は「オミクロン株の感染が山を越え、新型コロナは(パンデミック=危険な世界的感染症から)エンデミック(ヒトが共存できる風土病)に変わった(Covid becomes endemic)。英政府はコロナ対策を、法的な強制から、人々が政府の忠告を受けつつ自分で慎重に判断するものへと変えることにした」と宣言した。
  ちなみにイギリスでは、1月5日に194,615人の感染者を出し、大幅に減少した2月6日でも53,326人の感染者を出している。日本では考えられない状況になっている。現在までの累計感染者1,790万人、死者は15.8万人である。ちなみに日本の感染者は338万人、死者は1.9万人である。(昨年のイギリスの人口6820万人、日本の人口は1億2610万人)
  イングランドはこれまで、3回のワクチン接種を強制してきたが、新措置の中心はコロナワクチン強制とワクチンパスポートの廃止で、1月26日までの期限になっている今のワクチンパスポートを更新せず終わらせる(医療者に対してだけはワクチン強制が続くがいずれ解除の予定)。屋内でのマスク義務も1月20日から解除する。企業などの従業員に対するリモート勤務の強制策も廃止し、コロナ愚策の柱だった都市閉鎖とワクチン強制が終わり、ワクチンパスポートが終われば、非接種者に対する規制は実効性がなくなる。
  EU各国で、狂気のパンデミック対策がなされているが、EUを離れたイギリスが、その統一戦線から離脱した。これはコロナパンデミックを千載一遇のチャンスとして利用し、グレートリセットを速やかに進めようとしていた「ある集団」(ここでは仮にそう表現しておく)にとっては厄介な出来事になった。
  世界中で猛烈な、ワクチンパスポート反対、強制接種反対デモが吹き荒れる、イタリア、ドイツ、フランスなどをはじめ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、中共まがいの強権弾圧により、ポリス達はノーマスクの無抵抗の市民をボコボコに叩きのめしている。そのワクチン政策による、グレートリセット(全体主義的人類管理)の先兵としてひたすらに突き進む為政者達の囲い込みに僅かだが穴が空いた。
  ブースターショットによって、恐怖を煽り、グレートリセット、統一全体主義に移行したい意志を持つ輩の足並みが乱れはじめたといっていい。ビル・ゲイツ財団から多大な支援を受けているジョンズ・ホプキンス大学(コロナ感染予測やコロナ名を付与している)のグループでさえ、コビッドの物語が崩壊するにつれて、その足跡を隠そうとしている。
  しかし、揺り戻しもある。世界中のマスコミは、この先もグレートリセットを目指す資金提供者に従わなくてはならない。なぜなら莫大な資金が流れ込み、言論は封鎖せざろうえないからだ。
  案の定、イギリスの首相官邸で新型コロナウイルス対策のロックダウン中に複数のパーティーが開かれていた問題をつついて、ジョンソン首相を窮地に堕とそうと躍起になっている。しかしジョンソン首相のスキャンダルがどうあれ、一度開けられた蓋は塞ぎようがない。
  時同じくして1月下旬、国境を越えるトラック運転手は、カナダ政府が新たに義務付けたワクチン接種に抗議するカナダのトラックドライバーとその支援者たちが、国を横断し、首都オタワに集結した。このグループは自らを「フリーダム・コンボイ(自由の護衛団: Truckers for Freedom Convoy)」と名付け、首都オタワの国会議事堂前で抗議デモを続けている。このデモ活動を受けて、カナダの州首相たちが新型コロナウイルス対策の為に取ってきた厳しい規制措置を緩和する動きを取り始めている。この運動はカナダからアメリカ、オーストリアからヨーロッパへ広がっている。この強力なムーブメントは、闇の中の曙光である。いかれたカナダ首相・トルドーが、共産主義者としての本性を現した。今後のフリーダム・コンボイとの戦いから目が離せない。歴史上、フランス革命などよりもはるかに大事件が起きているのに日本のメディアは一切報じない。だから、私が何を書いているか、日本のテレビ・新聞の情報しか知らない方達は、??と思うだろう。
  2月7日現在、ヨーロッパの多くの国で、「コロナ規制の撤廃と、ワクチン接種証明(ワクチンパスポート)の廃止」が政府首脳から次々と発表され始めた。
 上述の英国に続いて1月26日に、デンマーク政府が、マスク着用、行動規制、ワクチン接種証明を含む、ほぼすべてのコロナ規制を「廃止する」と発表して以来、スウェーデン、スイス、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイルランドなどが、国により規制解除に多少差はあるが、同じように「コロナ前の生活に戻る」というようなことを言い始めた。(残念だが「コロナ前の生活に戻る」事はないが……)
 だか、我が日本は、これまで中途半端な対応が却って幸いして死者も極端に少なかったが、ここに来て、他国の間違った措置をなぞる愚行を始めた。3回接種分ファイザーワクチン購入予約済みなので、消化PRにやっ気になっている。岸田総理大臣は2月7日、3回目接種を加速するため、1日あたり100万回の接種を達成できるよう取り組み強化を指示した。デープステート (未だにこの言葉は「陰謀論」といわれていたがさすがに否定されつつある。アメリカ合衆国の連邦政府・金融機関・産業界を陰で牛耳る組織)の言うなりだ。媚中、媚韓に加えて、未だに日本は先の敗戦からアメリカのこれら権力者に生殺与奪の権を握られたままだ。自民党の高市早苗総務会長が、厚労省幹部に「3回目の接種を前倒しするべきだ」と意見したとあったが、それは根本的認識不足で、「3回目のブースターショット自体を見直すべき」というのが健全な思考である。短慮な意見で残念だ。
 昭和20年(1945年)9月6日、「降伏後ニ於ケル米国ノ初期ノ対日方針」が、トルーマン大統領からマッカーサーに伝達された。そのイ項に「日本国ガ再ビ米国ノ脅威トナリ又ハ世界ノ平和及ビ安全ノ脅威ナラザメコトヲ確実ニスルコト」を、後生大事に遵奉させられ、挙げ句の果ては民族の精神性まで喪失してしまった。
  そろそろ気づけよ!!
  ワクチン接種は「効果がない」のではなく、「感染状況を悪化させる」。ブースターショットによって、感染を更に拡大する懸念もあり、またmRNAワクチンが、改造RNAとなって接種者の体内に残り、自己免疫疾患を起こす懸念もある。これらは、世界中のデータ・論文が示している。コロナの恐れから逃げ出したい、助かりたい、コロナを収束させたいという拙速さが、却って収束を遅らせ、長期化させてしまった。やらねば良かった真逆な事をやってしまった。本来、助かる命が、自ら体内に地雷源を抱えてしまった。
  まあ、恐怖におびえ、あれよあれよという間に8割以上の人間が2回もmRNAワクチンを接種する「愚民」だから、政府や行政や医師会、マスコミの言うがままだ。
  ワクチン接種者には地方行政が千円とか2千円とか商品券を配るなどして、接種を促進しているが、それにしても安い命と見積もられたものだ。回り回って税金になるのも理解できないようだから……。
  まともな首長は奈良県の新井正吾知事のみ。「オミクロン株による感染急拡大が続く中、蔓延防止等重点措置は効果がないと主張し、適用要請はしない」とぶれない。
  こういう方が東京都知事になって欲しい。他の日本の首長達はなべてカス。東京、大阪、山梨、愛知、沖縄は最悪だ。物事を科学的に冷静に考えられない頭脳構造なのだろうが、ひどすぎるわ。
  さて、武漢ウイルス(最初に発生したのは中共発表で2019年12月8日)禍と、2020~2021のアメリカ大統領選挙によって、「陰謀論」として一蹴されていた世界中のありとあらゆる「事象」が白日の下に晒され始めた。
  「真実」と思わされていたことが「虚構(嘘)」であると暴露され、「陰謀論」が「本当」に仕組まれたことで、例えば「環境保護活動」が「偽善の利権獲得活動」であり、例えばジャック・アタリに代表される今風の「思想・哲学」は単なる「プロパガンダ(ロスチャイルド系のエージェント)」であり、「平和主義者」の仮面の下は「暴力・共産・全体主義者」であると判り、「コーポレート・ガバナンス」が「コーポレート・ファシズム」に繋がっている危険な道筋であることを、私はこの数年間に、しっかりと認識させて貰った。
  つまり、「グレートリセット」とう名において、新世界の秩序を目論み、通貨・資源・食料、ひいては人口統制・削減とその支配の全貌が、武漢ウイルスとその後のワクチン接種、そして米大統領選挙に勝つためには何でもありの秩序無視の選挙運動の過程が全て顕在化された。(アメリカ主要メディアは絶対に取り上げないが、全て暴露されている)
  更には、中共マネーに汚染された、政府マスコミ、政党、宗教団体、NGOなど様々に入り組んだ資本と金、それらを動かす組織と人物の点と線がはっきりと結びついた。やり口があまりに露骨で稚拙であったために、「アシ」が着いた。
  ただ、日本の場合は、今もって「報道しない自由」という都合主義がまかり通っているので、多くの国民は殆どこの「表」「裏」の意識的倒錯行為が平然と行われている事を知らない。日本国民として、戦う「情報武器」がない。竹槍で戦おうとするようなものだ。
  何故日本のマスメディアはそんなことになってしまったのか。
  理由は、戦後、GHQが行ったWGIP(War Guilt Information Program : 戦前の日本は悪そのものであるという意識を刷り込むための洗脳計画)によるコード(アメリカや中国や朝鮮人や東京裁判の批判や戦争擁護等を禁じる項目、いわば日本占領政策の一環として行った日本国民に対する再教育計画)にある。日本のマスメディアにとっては誠に都合が良く、敗戦利得者として76年たった今もこのコードは、皮肉にも彼等を助けている。
  媚中、媚韓、スパイ野放しで、国民の資産である研究特許も盗まれっぱなし。日本侵攻を目論む武器の主要部品製作に協力している、金と女に目が眩んだ売国奴は今も後を絶たない。土地を買い漁られ、中国市場に目が眩んでいる、自民、公明(創価学会)、維新、立憲など、どうか頼むから、日本国民のために命を張って政治をしてくれよ。
  一方、半導体、自動車など日本の技術に太刀打ちできないと知るや、前述の「イ項」の論旨さながら、強権をもって、悉く潰してきたアメリカ。昭和60年の(1985年)9月22日、米ニューヨーク市のプラザホテルで先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G5)が極秘裏に開かれ、米国の対日貿易赤字に対応するため、協調的な円高ドル安誘導に関して合意させられた「プラザ合意」である。
  当時の蔵相竹下登氏は、国際金融資本の怖さを知ったはずだ。以来、財務省はそのトラウマを引きずり、番犬のような従順さで間違った財政金融政策を推進し、日本を貧困に堕とした。その間40年近くあれば「日本再興はどうあるべきか」と真剣に考えられたはずだ。頭の悪い私でも40年あれば対処できる。IQの高さと記憶力だけでは駄目な典型例だ。
  日本では、新聞社とテレビなどの放送局が同じ資本の系列下にある。この「クロスオーナーシップ」と呼ばれる状態は言論の統一化を招き、多様性や言論の自由を阻害することが予想されるため、民主主義国家では好ましくないとされており、アメリカでは法律で禁じられている。この「クロスオーナーシップ」は日本のマスコミにとって実に都合が良い。国民を簡単に洗脳し、誘導できる。まさに彼等にとってはありがたいGHQ(CIAも含む)の贈り物だ。そのマスメディアに、日本人は長い間「意識の刷り込み」をされ続け、視聴料、購読料を支払って「プロパガンダ情報」に洗脳されているわけだ。(金を支払い、嬉々として「オバカ」になっているわけだ。マゾヒスティックで気持ちが悪い)
  人間の脳は、最初に刷り込みがなされ、それが継続すると正常に物事を判断できなくなってしまう。
  今回のウイルスは人為的に作られたか否かは証明は不能だが、人類の歴史は、感染症のパンデミックによっておびただしい死者を出した歴史でもある。WHOによると天然痘や麻疹などは「ワクチンで根絶された」、また根絶と言わないまでも、「制圧」に成功したといわれているものに、麻疹(はしか)、百日咳、ジフテリアなどがある。
  しかし世界には、未だに感染症を征服出来ないウイルスの方が遙かに多いのだ。
  今回のmRNAワクチンの拙速な人間への接種は、人類史上最悪の悪行だと思っている。利権構造とその目的が隠しきれなくなって、為政者は益々強権を発行する。例えば、「老後は温暖な気候のオーストラリアに移住する」といって移住した日本人の目の前で、ゲシュタポも真っ青な暴力が警官によって行われている。モリソン首相は今さら引くに引けなくなってしまった。そのほかにも、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、イスラエル、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、ギリシャなどは強権で国民を縛っている。中共は非科学的ゼロコロナ政策で論外なのだが、日本も陰湿な規制強化が急速に進んでいる。
  mRNAワクチンが自然免疫低下の薬害を起こすことを、世界中のまともな人間は知りはじめた。それなのにWHOはずっとパンデミック宣言を解除せず、人類、とくに先進諸国の人々に反復接種させようとしている。反復接種による免疫破壊は、自然免疫が強い子供たちの人生を台無しにする。妊婦への接種も危険極まりないとされる。
  しかし、残念ながら本来それらを警告するのはWHOのはずだが、中共や、ゲイツ財団に牛耳られて機能していない。霧は当分晴れそうにない。
  日本政府は、正しく状況を判断して、毅然と決断していれば、世界中を巻き込んだこのパンデミック戦争に、一人勝ちできた立場にあった。あるいは30年もの間、財務省の愚策によって先進諸国で唯一成長できなかった日本が、正常な日本に立ち直れるチャンスでもあった。今に至るこの一年間で全て潰してしまった。いつまで経っても戦後76年の呪縛は、越えられないのだろうか。あろう事か越えてはならない壁に、岸田政権は踏み込もうとしている。国民の生命を危険にさらして何が政治だ。信念がなさ過ぎるし、勉強不足、それとも頭が……。マスコミ挙げての煽りに、腰砕けになってしまった。「五類感染症」にして、PCR検査や接種を自由にすれば良かったのだが……。
  最後に、何故日本の為政者の頭が悪すぎるかと言うことを示しておこう。上述した、英国ジョンソン首相の規制緩和・撤廃宣言と比較すれば良い。さすが大英帝国繁栄期には、世界の四分の一を植民地統治した、したたかですばやい身のこなし方だなと思った。(読者メールには、その動画を添付した)
  ジョンソンは、決してワクチンの危険性を言わずに、接種した方が良いという姿勢を維持しつつ、英国民への接種義務を解除したのは、エンデミックになったからだと宣言した。グレートリセットを目論んでいる国際金融資本家達にも配慮し、ワクチン政策は破綻したとは言わない。
  そして将来、治験ワクチンと知りながら強制接種したという「犯罪行為・人権裁判」の被告にならないように、実に狡猾で見事なタイミングで、世界に先駆けてイギリス政府が声明を発表した。(と私は思っている。誰もここまで深読みしていないが……)
 イギリス伝統の政治家として「メリハリの利いた狡さ」に私は唸った。ボリス・ジョンソンは「常に世界の中のイギリス」を意識している。日本の愚なる政治家達は、この事を知るべきだ。だから良いニュースと言ったのだ。
 実は初音の裏殿の主人公、宇良守金吾は第一巻の「怪物生成」で、2年間那覇に軟禁されたフォルカードというフランス人宣教師と数度面会し、海外事情を収拾した。そのやり取りから金吾はフランスを見限り、英国に興味を持った。第二巻「破天荒解」で、金吾が再渡琉するが、弘化3年(1846年)那覇に強制滞留した英国人医師兼宣教師ベッテルハイムの家族と面談することになった。金吾たち宇良守軍団は、ベッテルハイムとのやり取りから英国のしたたかさを肌で感じ、この後、開港、幕府瓦解と激動する幕末期に、来日する幕末のイギリス公使や商人達と、その時の体験を活かして丁々発止の駆け引きが繰り広げられる。
壮大な幕末物語、初音の裏殿シリーズはこのような歴史時代小説である。現在我々が置かれている「霧」を晴らすお手伝いが出来るよう、また日本人の長編歴史・時代小説の概念を変えたいと念じて執筆している。
  というわけで、私はこの2年間、世間の喧噪に近づかないように、黙々と執筆活動を続けてきた。しかし、社会の分断は、悪意の上書きのように次から次へと襲ってくる。マスメディアや施政者、御用医師達は「陽性者数を煽りに使えなくなったので、どうやって煽ればいいのだろうか……」と頭を悩ませ「コロナ陽性者数」から「濃厚接触者の人数」を問題視し始めた。ゴールポストを勝手に動かすという奴だ。
  「勝手にやってろ」と言いたいところだが、私に関係する弓道、居合などの全国大会や審査会は、この先ワクチン2回以上の接種証明、又は72時間以内のPCR検査・申請証明書が必要になるようだ(公式の自主PCR検査は、一回2万円から4万円かかる)。
  これら団体組織は、お上の通達をそのまま遵奉しているのだろうが、日本には「気骨のある武人」も消えてしまったようだ。事の本質を知ることが日本武道の神髄なのだが……。長息するしかない。
  一連のコロナ騒動だけで、何十兆円もの無駄な金が投入され、パンデミック役得者達の懐に入っただけて、本来国家として救わなければならない人達は、更に貧困にあえぐ。
  政治はパフォーマンスではない。
  パンデミック不況による自殺者の増加、食料不足等々、予測されるだけでも気の遠くなるような未来が待っている。霧の向こうに光明は未だみえないが、何とか「愚策」に耐えて、経済的に破綻を来している方々も、どうか生き延びて欲しい。一人の人間として、一人の日本人として心から願うばかりだ。勿論、この愚策の戦犯、不当利得者達を許すわけにはいかない。
  春吉省吾  2022.2.10
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管理人
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令和5年1月現在、全日本弓連連盟・錬士六段、全日本剣道連盟居合・錬士六段。40歳を過ぎて始めた「武道」です。常に体軸がぶれないように、手の内の冴えを求めて研鑽は続きます。思い通り行かず、時に挫けそうになりますが、そこで培う探究心は、物書きにも大いに役立っています。春吉省吾

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