春吉省吾・「破天荒解」執筆中・その3 VOL.102

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●妻の誕生日。薔薇の花束 ●對間画伯(右から2人目)のグループ展。銀座画て。画伯の4点の作品を前に数年ぶりに仲間が参集。5月2日 ●下北沢の駅前広場、大勢集まっての野外イベント。下北は人混みが似合う。5月8日 ●中野の多田神社。直ぐ隣には宝福寺という立派な寺が隣接している。そこには「筆塚」がある。5月10日●ウクライナ・マリウポリの破壊跡のようだが、笹塚中村屋の工場解体作業。5月3日

 〈本文〉

「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の執筆は、順調に進んでいる。ページ立てで600ページを超えてしまい、100ページほど短くして、500ページ冊子とすべく現在編集中だ。
  書き殴って長くなった訳ではなく、書き綴った文章は、それなりの理由がある。
  一巻の「怪物生成」も、この二巻の「破天荒解」にも、次の展開に繋がる数百のピースを埋め込んである。それらのピースは、壮大なストーリーの時系列に従い、いわば点になり、線になって面になり、空間となって、春吉省吾の幕末維新の物語として完結する。

  ~初音の裏殿シリーズ~は、従来の先輩諸氏のお書きになった幕末維新の時代小説とは当初からその目的、趣旨を異にする。その時代に活躍したが、歴史から不幸にして消し去られてしまった人物を丹念に拾い上げ、それら人物達の相関関係にも拘った。また経済・金融活動などを、当時の市井の具体的な事例を「物語」としている。理解して貰うには、その背景をきちんと説明しないといけない。これを煩わしい「蘊蓄」と思う方もいるだろう。また、善悪二元論に長い間思考が慣らされてしまった残念な日本人が殆どだ。幕末小説というと坂本龍馬が活躍しないと納得しないというステレオタイプに毒された方も多い。しかし龍馬はあくまでも幕末史のピースの一つである。初音の裏殿シリーズでは、従来の坂本龍馬とは違った一面を持つ人物として描く。最初だけほんの少し辛抱し、それを乗り越えて読み進めて貰えば、私の読者になって頂けるはずだ。

  執筆者という立場から離れて、編集・校閲の立場になってどの部分を切り捨てるか、悩むのである。ましてや自分が集めた情報を切り捨てていくことは結構辛い。この~初音の裏殿シリーズ~に登場する様々な人物の感情と行動と運命をあまりに省略しすぎると、主人公宇良守金吾の深い哲理が読者の胸に落ちなくなってしまう。それらの葛藤にどう立ち向かうかも、私自身の課題だ。なかなかと難しい。
  ここで、シリーズ第二巻の「破天荒解」のタイトルの意味を御紹介しておこう。
  「破天荒解」とは、誰も想定できなかった驚嘆するような出来事。今まで誰もできなかったことを初めて成し遂げることをいう。
  「破」は、成し遂げること。「天荒」は、天地が分かれる前の混沌とした様子。または未開の地の意味。
  「解」とは、中国の官吏登用制度の科挙で、地方の予備試験に合格し、中央の本試験を受ける資格を得た者をいう。語の構成は「破」+「天荒」+「解」である。
  唐の時代、荊州(けいしゅう)では長い間、科挙制度の予備試験合格者(解)を出せなかったので、「天荒解」と呼ばれていた。劉蛻(りゅうぜい)が初めて本試験に合格したとき、人々は未開の地を脱したという意味で「天荒を破る」と言った。この四字熟語の謂れは随分と矮小だが、私がこの「破天荒解」を二巻のタイトルにしたのは、その言葉の雄大な響きに魅せられたからだ。
米も取れない荒れ地の宇良守藩六千石の地を、天才宇良守金吾が、次々に知略と豪胆さで興産の基本を形成していくのが第二巻「破天荒解」の醍醐味である。
  既得権の塊のような組織に、金吾はどう挑戦し、愛する仲間達をどう守ろうとするのか、具体的に詳細に語られていく。しかし現実の社会は、逃げ場のない八方塞がりに陥ってしまった。金吾の活躍から我々が本来持つべき感性と智を武器に、既存の利権、権力とどう立ち向かえばいいか、この「初音の裏殿シリーズ」から読み取って欲しい。
  それらの具体的な解決策もこの小説の中に、織り込まれている。読者はたのしみながら、はらはらどきどきと物語を追って頂くだけで良い。
  世界は箍が外れたように混沌としている。敢えて箍を外し、混沌とさせている者がいる。それらの人物ないし組織を甘く見すぎたようだ。これまで彼らのカラクリはぼんやりと霞がかかっていたが、いよいよ牙を剝きだして来た。そのあらゆる元凶はユダヤ系の国際金融システム、それを操るグローバリストということがはっきりと判った。そのお先棒を担ぐのは、ワンワールド、グレートリセットを主張する者達だ。
  そして、その国際金融システムは、我々世界中の人間にとって、一番「ヤバイ」(この言葉は好きではないが、ぴったりだ)事をしようとしている。しかし長年掛けて仕上げの段階に入ろうとした今、大きな綻びが露わになった。それで焦っている。通貨リセットを武器に、世界をワンワールドにし、思いのままに人類を支配しようとする組織とは何なのか、そのサブ組織、あるいはそれらに従順・恭順してしまった組織が、これから何をしようとしているか具体的に見て行くことにする。
  人々は金(かね)に群がり、金の力にひれ伏し、金に目が眩み、同胞を平気で裏切り、残酷になり、人格も良心も悪魔に売り渡してしまう。
  それを牛耳る張本人はロスチャイルドやロックフェラーなどのユダヤ系資本のFRB・連邦準備銀行、則ち国際金融資本である。彼らに世界がコントロールされている。
  もはやメディアはダーティなマネーと利権に犯されズブズブで、敗北したと思われたマルクス主義がフランクフルト学派という表面の仮面をすり替えた共産主義者達によって伝統と文化は破壞され、教育を悪しき全体主義思想養成所に変えてしまった。もはや教育そのものが彼らの影響下にある。
  こうして彼らは時間を掛け、「事実」が見えなくなる仕組みを作り計画し実行してきた。
  その張本人のアメリカの中央銀行であるFRBは、政府機関ではなく民間銀行によるカルテルである。このFRBはアメリカの中央銀行でありながら、合衆国政府は連邦準備銀行の株式を全く所有していない。物価、金利、賃金を左右する通貨発行権をFRBが握っていて、政府が資金を必要になると国債を発行し、それをFRBが引き受ける。そこから発生する利息は、国際金融資本家の手に渡る。
  1913年、ウィルソン大統領(1856年12月28日~1924年2月3日、民主党の第28代アメリカ合衆国大統領である)の時に、ユダヤ資本家達、ジョン・ロックフェラーとポール・ウォーバーグによってアメリカの中央銀行FRB制度が成立した。議会がクリスマス休暇中の12月23日にまともな審議なしで法案を成立させた。何と欺瞞の法成立か。
  かつてロスチャイルドの基礎を築いた、マイヤー・ロスチャイルドは「私が一国の通貨を支配できれば、法律などは度外視できる」と豪語した。
  FRBは、まさにヨーロッパの金融資本と米国で台頭した新興財閥が組み、アメリカに設立した「無から有を生む」夢の通貨製造マシンなのだ。
  ちなみにウィルソン大統領は晩年こんなことを言っている。
  「私はうっかりして自分の国を滅亡させてしまった。私たちの文明開化した世界は、ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥った」(今さら言っても遅い)
  この制度によってどれだけの不幸や欺瞞が行われたろう。もし政府が直接通貨発行権を持っていれば、借入利息は発生しないし、その利息の金は全て国民に回るのだが……。
  この制度を変更しようとした過去のアメリカ大統領数名は暗殺、暗殺未遂に遭遇している。
  これが国際金融資本家の支配の始まりで、以来、100年以上、この連邦準備銀行が、「部分準備預金制度(Fractional-reserve banking)」というシステムを使って、通貨をどんどん垂れ流していった。結果、ドル(お金)の価値を下げ(インフレーション)、バブルを招来し、人々や企業の無責任な行動を誘導した。アメリカの美徳であった勤労や倹約、質実さを失わせてた。世界流通決済は殆どがドル建てなので、FRBはアメリカの中央銀行だが、世界の金融システムを牛耳って今に至る。日本はそのアメリカから更に搾取されている。まさに経済的奴隷と言ってもいい。感性の鈍った日本人の殆どはこの実態を知らない。
  ロシア軍によるウクライナ侵攻後、アメリカだけで、37億ドル以上の武器弾薬を提供し、4月22日にはバイデン米国大統領は、ウクライナへの財政支援を330億米ドル増やす意向を表明した。さらに、第二次世界大戦中の米国の法律が復活し、米国の兵器を「貸与」するという名目で、実質上無制限のウクライナ支援が可能になった。
  旧ソ連時代、スターリンによって、ウクライナは徹底して搾取された。共産ソ連が崩壊し、ロシアに変わったその時に、ロシアやウクライナ等旧ソ連諸国の資本主義化(主に国有企業の民営化)の過程で、不正利権利得によって新興財閥オリガルヒが台頭し、アメリカの金融資本、ジョージソロス、戦争屋「ネオコン」達が、彼らと共謀してウクライナから資源を奪い取った。オバマ、バイデン、クリントン、女性初の国防長官オルブライト、現国務次官ヌーランドなどNATOを盾に、徹底的にウクライナを食い物にしロシアを挑発した。
  この先、ロシアとNATOの直接対決があれば、第三次世界大戦につながる可能性もある。
  NATO+ウクライナとロシアの対立の根本原因は、世界の金融・経済システムの破滅的な状況にある。世界経済フォーラム・WEF(The World Economic Forum)が宣言した「グレートリセット」の達成には戦争が必要なのだ。彼らは、第三次世界大戦をロシアから起こしたように見せかけ、全てを「リセット」することを目論んでいる。プーチンもしたたかな指導者だ。簡単にそんな手には乗らない。しかし偏向報道ではこれらのこは全く分からない。
  世界の国家債務が71.6兆ドル(うち米国政府債務が約30兆ドル)という恐ろしい規模に膨れ上がっている。金融緩和政策によって世界をこの巨大な債務超過に追い込んだ中央銀行は、実質的な影響力を失い、今やほとんど行動不能になった。彼らの金融政策は、経済を刺激することなく失敗した。FRBのパウエル議長の発表や、IMFのレポート、日銀の発表をフィルター無しで検証すると、「いろいろと言うが、打つ手無し」と言うことが判る。
  また、コロナ対策やワクチン強制、今回のロシア制裁は、世界のサプライチェーンを大規模に混乱・損傷させた。厄介な中共の常軌を逸した覇権主義もそれに重なる。これら一連の事が全てピッタリとリンクしてくるのだ。
  読者にはこの大(おお)本(もと)を理解して貰わないといけない。財政金融学者達がいくら御託を並べても、統計学者と称する者達が数字を操っても、現在の経済金融政策は全く「画餅」だと言うことを先ず理解して欲しいのだが……、なかなかハードルが高い。
  さて日本は、多額の米国債を購入している。それは「アメリカにお金を貸している」のではなく、「お金を貢がされている」ということだ。「お前からお金を借りてやる、いざとなれば返さないが……」という何とも情けない立場が日本だ。いい加減に判れよ、日本人。
  GDP比で世界一、国が借金を抱えている日本では金利を上げると財政がさらに悪化してしまうので、金利はできるだけ低いままにしておきたい。しかし、そうすると他国との金利差が開いて通貨安が進む。通貨安と資源高騰によって、インフレが加速する。(私の案はMMT理論を完全否定はしないが、現在の国際金融制度下では手放しで賛成できない)
  日本はこの30年で「政府の国民に対する金融制裁」で貧困と格差が拡大し、全く変わり果てた姿になってしまった。日本政府は決して我々国民を助けてなんかくれない。日銀、財務省は、国際金融資本のグレートリセットの従順な奴隷と化している。
  日銀の金利据え置きと円安、インフレの進行、それは国際金融資本の僕(しもべ)としては満点だ。日本政府の高齢者に対するコロナワクチンの継続的な接種の勧めは国家財政を良くするのだ。これはどういう意味を持っているか、皆さん判りますか?
  もう一度言う、日本政府は決して我々国民を助けてなんかくれない。全く真逆なことを考えている。はっきり言おう。人減らしだ。
  いまだにコロナワクチンを有効で安全だと信じている人もいるが、コロナワクチン接種を進めた結果、死亡者数が増加した。コロナそのものが死因ではなく、ワクチン接種による免疫力低下で、癌や免疫不全による死者が増えた。2月の死亡者数は、前年比で13%程度多くなり、3月の死亡者数も、前年比で10%超の増加になるようだ。いわゆる「超過死亡」である。この先、もっと増えるだろう。
  政府は、若者にはコロナワクチンの4回目接種は求めないと言い出した。当たり前のことだが、その裏で、高齢者にはワクチンを打ち続けさせようと躍起になっている。厚労省はノババックスのワクチンを新たに承認し、1億5千万回分の供給契約を結んでいる。これはもう、厚労省と財務省が結託した「令和の姥捨て山」さながらの人減らしとしか思えない。
  ある試算がある。ぞっとするいやな試算だが、政府、財務省の役人の一部はここまで考えている。何せ、悪知恵が働き頭が切れる。(しかし本当は地頭の悪い面々かも知れない……。)
  日本人の平均寿命は84歳。この人たちに対する支出は、年金で平均月額12.3万円(年間147万円)、健康保険は75歳以上で一人当たり92万円、9割を健康保険が負担するとして82万円。その他に生活保護費や介護費なども考えると、後期高齢者に1年長生きされると、一人につき250万円程度の公的支出が必要になる。
  65歳以上の高齢者は3,640万人いるが、65歳以上の高齢者の寿命を1年縮められれば、250万円×3640万人=91兆円の支出を減らすことができる。寿命を5年縮められれば、455兆円の支出を減らすことができる。
  年金を払いたくない政府は、年金を薄く引き下げながら、受給年齢をどんどん後に引き延ばそうとしている。まるで国家的詐欺だ。
  国と地方の債務の合計は1200兆円くらいだが、100兆円から500兆円、将来支出を削減できれば国家財政にとって大きい。これにインフレを組み合わせれば、日本の実質債務をさらに減らすことができる。
  繰り返す。「日本政府は決して我々を助けない。日本国民に対する金融制裁」が、平然と行われている。ドル円レートがいよいよ130円を超えるレベルの円安となった。20年ぶりの円安である。日本政府は「注視する」だけで円安の対策をしないし、するつもりもない。
  2019年に10%に引き上げられた消費税は、コロナ禍の中でも決してこれを引き下げようとしなかった。日本人が取られている税金は消費税だけではない。
  国は所得税、住民税、固定資産税、復興税、自動車税、ガソリン税、酒税、タバコ税、贈与税、相続税……等々、あらゆる税金を国民に課しているのだ。まさに税による「日本国民に対する金融制裁」である。
  それだけではない。日本政府は社会保険料を厳しく徴収しているが、この社会保険料は20年間で35%も引き上げられている。これもまた「日本国民に対する金融制裁」である。
  国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担の割合を示す「国民負担率」は、令和3年度は前の年度をわずかに上回って48%とこれまでの最大となるという。
  これでは、江戸時代の過酷な年貢の取り立てよりひどい。
  企業を助けるために非正規雇用の拡大を促進し、グローバル化と称して安い人材を求めて国外に工場を作る動きを加速し、さらに国外から安い労働者を大量に入れるようになった。
  しかしそうして日本企業が働いても、国際金融資本の中に、どっぷりと漬け込まれた、世界で一番のカモが日本なのだ。日本人の稼いだ金が、金融資本家の許に流れていく。日本国民がこれだけ自国政府に金融制裁されているのだから生活が苦しくなるのは当たり前だ。
  コロナ禍で国民が苦しんでも、物価が上がっても政府は国民生活を救おうとしなかった。特別一時金の支給も10万円をたった1回やっただけだ。コロナ禍は2年以上も続き、政府は何度も緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの強制をしただけである。日本政府は我々の生活の足を引っ張った。小池百合子東京都知事を初め、全国の知事達も、我が身かわいさで、国民の人権を規制した。国会に籍を置く全ての既存政党も、作られたパンデミックに気がつかず、あるいは故意に、マスコミと一緒になってPCR、PCRと狂ったように騒ぎ立てた。
  1992年以降、世界的に温室効果ガスの排出量を削減するべきだという議論がおこった。
  「今のままだと人々が生活を変えてCO2排出を減らさなければ地球が滅びる」と、民主党のアメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が叫んだ。そこから一気に脱炭素、CO2排出削減などが、あれよあれよと一人歩きして現在に至っている。このプロパガンダは見事に成功した。
  その「地球温暖化」の理論根拠が曖昧のまま、「脱炭素で地球を救おう」「グレート・リセット」と叫んだ。そのくせ、ロシアのウクライナ侵攻で、炭素資源の天然ガスをロシアに止められようとすると忽ち、ドイツをはじめとするEU諸国の実経済・生活そのものが成り立たなくなってしまうので、平気で二枚舌を使う。さすが欧(よー)羅(ろっ)巴(ぱ)。
  グレートリセットの最大のプロパガンダは、全世界のマスコミだから、都合の悪いことは一切無視する。しかし最近では、地球の温暖化と言うよりは「地球気候変動の苛烈化(極端に熱くなり極端に寒くなる)」を指摘する論文が多い。曰く、太陽そのものの変化、地球軸の変化などが主原因という。それらの論文を冷静に読んでみるといい。
  CO2を減らそうと、大量の太陽光パネルが作られているが、生産地は中国ウイグル地区の強制労働によって作られ、しかも製造には何倍もの石炭燃料コストが掛かり、発電効率が悪く、自然を破壊し、自然災害を更に悪化させ、耐用年数は10年と少なく、処分しようとしても汚染物質が残る環境に最悪のシステムである。電気自動車もそのバッテリーの廃棄汚染、自然発火事故が多発している。日本には燃費に優れた高性能の軽自動車があるではないか。自然破壊と災害を増幅させ、中国製のバッテリーを積んで、高い電気自動車を買わせて、貧困格差を増大させ何がSDGsだ。バランス感覚を失った原理主義、「脱炭素」の許に新しいもうけ口に群がっているだけなのだ。狂気の沙汰だ。銭のために企業家達はその魂を悪魔に売った。日本には自国を愛するまともな企業経営者は居ないのか……。
  戦争好きの米民主党、ネオコン達から利用するだけ利用された日本人。何百発の核ミサイルを日本に向けたまま、日本国内に人的・経済的浸食をし続けている覇権国家中共。その微妙なこの時期に、政府はあろうことかロシアに「経済戦争の宣戦布告」をしてしまった。ここはお得意の「玉虫色」でよかったのだ。外務省には重層的思考の戦略家はいないのか。もっとしたたかになれないのか。馬鹿にも程があるわ。
  虚偽の上に成り立つ軌道を修正するためには、まずは自身の頭を一度リセットしなければならない。間に合わないかも知れないが、決してあきらめてはいけない。そのためには一人でも多く、真っ当に考えられる頭と覚悟の哲理を持った愛国者が必要だ。
  「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を是非読んで欲しい。今、日本人は何をどう考え、何をせねばならないかが、見えるはずだ。
                   2022.5.25             春吉省吾

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春吉省吾・昭和天皇御製(「破天荒解」執筆中・その2) VOL.101

私の最近の、ジョギング・ウォーキング、散歩コースから。
●鯉のぼり・森厳寺(4.11)   
●新宿十二社・熊野神社(4.9)
●新宿中央公園(4.9)     
●新宿中央公園より都庁を望む(4.9)
●東京大学 先端科学技術研究センター(4.19)
●井の頭通り大山交差点(4.25)

【本文】

  「風まさる み冬は過ぎて まちにまちし 八重桜咲く 春となりけり」
  この昭和天皇の御製は昭和27年(1952年)4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効された当日に宮内庁より発表された五首の内の一つである。
  昭和天皇はその後、「平和条約発効式典」にご臨席なされ、その時の御言葉にこうある。
  「平和条約(サンフランシスコ講和条約のこと)は、国民待望のうちに、その効力を発し、ここにわが国が独立国として再び国際社会に加わるを得たことは、まことに喜ばしく、日本国憲法施行五周年(1954年5月3日)の今日、この式典に臨み、一層同慶の念に堪えません。
  さきに、万世のために、太平を開かんと決意し、四国共同宣言を受諾(ポツダム宣言受諾・1945年8月14日)して以来、年をけみすること七歳、米国を始め連合国の好意と国民不屈の努力とによって、ついにこの喜びの日を迎うることを得ました。
  ここに、内外の協力と誠意とに対し、衷心感謝すると共に戦争による無数の犠牲者に対しては、あらためて深甚なる哀悼と同情の意を表します。
  又特にこの際、既往の推移を深く省み、相共に戒慎し、過ちをふたたびせざることを、堅く心に銘すべきであると信じます。
  今や世局は非常の機に臨み、前途もとより多難ではありますが、いたずらに明日を憂うることなく、深く人類の禍福と、これに対する現世代の責務とに思いを致し、同心協力、事に当るならば、ただに時難を克服するのみならず、新憲法の精神を発揮し、新日本建設の使命を達成し得ること、期して待つべきであります。
  すべからく、民主主義の本旨に徹し、国際の信義を守るの覚悟を新たにし、東西の文化を総合して、国本につちかい、殖産通商を振興して、民力を養い、もって邦家の安栄を確保し、世界の協和を招来すべきであると思います。
  この時に当り、身寡薄なれども、過去を顧み、世論に察し、沈思熟慮、あえて自らを励まして、負荷の重きにたえんことを期し、日夜ただおよばざることを、恐れるのみであります。
  こいねがわくば、共に分を尽し、事に勉め、相たずさえて国家再建の志業を大成し、もって永くその慶福を共にせんことを切望して、やみません」
  昭和天皇の御製とその2年後の日本国憲法施行五周年の御言葉の双方を拝見するに、平明な言葉だが、そこには敗戦に至る昭和天皇の壮絶な孤独と、国民の運命と歴史への全責任を一身に受け、決してお逃げにならなかった御意志を改めて思う。
  その御意志があったからこそ、我々日本人は、敗戦から立ち上がろうとする希望溢れる精神の発露をすることが出来たのだ。
  大東亜戦争も終盤、昭和20年の1月25日、近衛文麿の京都別邸「虎山荘」で、岡田啓介、米内光政、仁和寺の門跡岡本慈航の4人が日本降伏後の相談をした。万が一の時、陛下に落飾して頂くのが皇室を守ることだと意見が一致したという。翌日近衛は、高松宮と相談し、「お上を仁和寺にお連れした後、宮に摂政となって頂き、皇太子ご成長まで皇室の行く末をお守り頂きたい」と申し出、高松宮は同意されたという。その後も、近衛は天皇廃位を画策したようだが、木戸幸一に反対され、近衛の影響力も著しく弱まって近衛主導の天皇退位説は消えた。しかし、5月25日以来、空襲によって山の手の多くが灰燼に帰すなか、宮城も焼かれ、皇居の職員や警察官33名が殉職した。皇女、皇子達が栃木などに疎開して、宮城に残ったのは天皇と皇后だけで殆ど防空壕暮らしに近かったという。大本営が計画していた長野県松代の両陛下の疎開は、天皇の決意で実現しなかった。天皇は配給量も一般国民と同じにせよと、一汁二菜、七分搗きに麦を混ぜた御飯で、心痛と激務も重なり、十キロ近くお痩せになったと言う。この時期の天皇について「近衛日記」には、天皇は神経衰弱ぎみで、しばしば興奮すると書かれている。戦争終結の道筋をどのように付けるかと、独り言を言いながら、防空壕の中を歩き回る日々が続いた。高松宮が上奏しようとすると「無責任な皇族の話は聞かぬ」と仰せられたという。戦争の責任は自分しか取れない、周囲は皇統の維持を最優先に考えていたが、自分一身のことや皇室のことは心配しなくてよいとし、戦争を終結させようと粉骨された天皇は、間違いなく我々日本国民の側に立っていた。
  この昭和天皇の御意志が、結果として天皇の立場を守り、マッカーサーを動かし、日本の運命を変えた。
  日本の現在の体たらくに至った経緯は、GHQ政策の実に巧妙な施策に屈した吉田茂を初め、官僚、財界などの敗戦利得者と、CIAなどのエージェントに成り下がった日本のマスコミの変わり身の早さと変節であった。加えてソ連など共産主義に影響を受けた天皇制を形骸化しようとする文化人の実に陰湿な企みは敗戦後直ぐに始まった。
  敗戦後の初代宮内庁長官だった田島道治の「拝謁記」には、昭和天皇は戦争への強い反省の気持ちを1952年5月の独立回復式典で表明しようとしていたほか、第四次吉田内閣の吉田茂首相に対し、再軍備や憲法改正の必要性に言及するなど象徴天皇となっても政治的な意見を伝えようとしたことが記載されている。
  昭和天皇は旧軍閥の復活はあってはならないという前提で、憲法9条を改正して再軍備をするのが本来の「主権国家」を保持し独立した日本には必要だというリアリズムに基づく安全保障論者であられた。方や吉田は、安全保障の確保をアメリカに依存することで軽武装を維持し、経済の復興・発展を最優先させることによって、国際的地位の回復を目指す「吉田ドクトリン」を進めようとした。当然、昭和天皇の意見を無視した。寧ろ、煩わしく思ったことだろう。
  大東亜戦争中、軍部や内閣、ごく限られた側近の情報から、ことの本質を見抜く昭和天皇の大局観は、吉田とは雲泥の差の眼力をお持ちであった。
  憲法九条を含む、憲法問題を曖昧にしたまま再軍備し、経済活動に邁進したツケが、今この現在、アメリカ、中共、ロシアの覇権主義の間(はざま)で日本の立場を危機的状況に陥らせてしまった。残念だが、現況の日本では、なすすべもない。
  上記の昭和天皇の「日本国憲法施行五周年(1954年5月3日)」の御言葉は、象徴天皇としてどう生きたら良いのかと、葛藤の末に導き出された「御言葉」と認識すると、昭和天皇が全ての責任を呑み込んで、日本各地を行幸された「無防備」なお姿の意味が判ってくる。
  さて、馬齢を重ねた私は、あと半年ほどで72歳となる。その42年間を「昭和」という時代に過ごしたが、何とか次世代に負の遺産でなく、プラスの資産を残したいと思った。しかし、私に出来る事は極限られる。だが次世代に従来の視野と違った「幕末歴史」を伝えることは出来る。善悪二元論に陥った史観を、もっと次元の違う視点で伝えようと思い立ち、老骨に鞭打ち、歴史時代小説「初音の裏殿」(第一巻「怪物生成」は2021年8月に発刊) 第二巻「破天荒解」を執筆している。
  幕末期の社会、経済活動は、鎖国日本であっても「世界」と一緒に動いていると云う事実を、天才主人公・宇良守藩六千石嫡男・宇良守金吾の活躍によって明らかにする。
  全六巻の大作で、主人公金吾の出自は女系ながら、昭和天皇の五代前の光格天皇の皇女を母とする血筋という設定になっている。
  その主人公、宇良守金吾は小説上の架空の人物だが、上述したように光格天皇の血筋と云うことになる。光格天皇は閑院宮家の第二代親王である。
  この閑院宮家は新井白石が男系皇統の危機に備えて、幕府に進言して新設した宮家である。白石の予見は直ぐに現実のものとなった。第118代天皇の後桃園天皇が突如崩御され、後嗣がなく、閑院宮家の第二代親王が、後桃園天皇の養子となって光格天皇となられた。(光格天皇は東山天皇の曾孫に当たる)
  主人公、宇良守金吾は、朝廷という閉鎖的な空間の中で、数奇な運命によって誕生したが、皇族公家の係累は、実に入り組んだ魑魅魍魎な世界である。それらを小説の舞台にするには、なかなかの注意力が必要になる。
  例えば、ネタバレにならないような範囲で記述すると、第一巻で記載したように、金吾は三条実万(さねつむ)の女(むすめ)(庶子)の富子と婚姻が整い、富子は宇良守の江戸屋敷に向かう旅中、コレラに罹患し結ばれないまま死去してしまった。その富子の弟が、三条実美という設定である。 三条家と婚姻を届け出た後、富子が亡くなったため、金吾と三条実美とは義兄弟の関係となり、三巻以降、関わりが生まれる。
  また、金吾の母は勧修寺経逸(かじゅうじつねはや)の娘、婧子(ただこ)(仁孝天皇の生母・国母)と光格天皇の間に生まれた多祉宮(たけのみや)(早世)の双子のひとり明子(めいこ)である。勧修寺(かじゅうじ)家は代々数名の国母を出している。
  その経逸の娘の一人に淑子(すえこ)(吉子とも言う)と前権中納言堀川康(やす)親(ちか)との間に生まれたのが岩倉具視である。十四歳で岩倉具慶(ともやす)の嗣(跡継)となった。つまり、宇良守金吾と岩倉具視は従兄弟にあたる。第二巻でそれが判明し、第三巻から金吾と具視との駆け引きが、物語の糸の一本となる。当時、公家の家では子が生まれても朝廷、幕府に届ける決まりがなかった。ところが養子とするには武家伝奏を経て幕府の許可を受ける必要があり、多くはこれを嫌った。だから岩倉家が他家の子を貰う場合は、預けていた子の返還を受けるという形式を採った。
  このように「初音の裏殿」シリーズの超長編時代歴史小説を書くに当たっては、その土台、グランドデザインを緻密に設計しておかないと、先の見えない物語となってしまう。
  敗戦後のグランドデザイン、つまり国民のための「主権国家」を設計するのも、百年先を見通す確かな意志と哲理、そして柔軟な思考が大切だ。
  先の見えない虚空の未来を設計し、進んでいくのは実に困難な作業だ。しかし「日本を二度と立ち上がらせないように」という米国の目途で作られた、他人任せのグランドデザインに我々は敗戦後77年間の今も、唯々諾々と縛られ、挙げ句の果て自らの存在を危うくしている。主権国家の一番大切な国民の「精神の核」作りを放棄して77年。矜持を失った多くの日本人が、目先の欲得と既得権益に汲汲として、ことなかれで日々を重ねる日本は危うい。
  国民的歴史時代小説、山岡荘八氏の「徳川家康」の家康、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」の坂本龍馬は、実在の人物で、その生死は執筆時から確定している。ところが架空の人物宇良守金吾が実在した人物達と関わり、実際の歴史の時間と空間を変えることなく物語を作っていく作業は、作者の意志を反映させたグランドデザインの構築そのものだと思っている。それは坂本龍馬の暗殺をなかったことには出来ないが、主人公宇良守金吾の活躍と生殺与奪は、作者の意志そのものなのだ。そこには「こうありたい」という作者の思いが全て詰まっている。
  しかし「初音の裏殿」の物語は全て書きおこしなので、筆者春吉省吾の健康状態や不慮の事故などで未完に終わることもある。書きおこしの長編小説に限らず、哲学の分野においてもそうである。比べるのもおこがましいが、マルクスの「資本論」も未完であり、ハイデガーの「存在と時間」も未完である。(書かなかったという説や「書けなかった」という説もある)まさに大冊の思想や物語を書ききることは人智を超えたことでもある。
  「願わくば我に全巻完遂の機会を与えたまえ」と念じて書き進めている。ともあれ第六巻、大団円の最後の数ページは、作者春吉省吾の頭の中にしかその意志は存在しない。
                     2022.5.2     春吉省吾
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春吉省吾・初音の裏殿~第二巻「破天荒解」執筆中 VOL.100

●櫻の向こう新宿を望む   今年も恒例の定点観測。3.30●東京消防学校実科査閲式。3.10これから第一線で活躍する消防士さん達。●白木蓮  3.17(辛夷となかなか区別がつかないが……)●神田御茶ノ水駿河台 3.17 この道を歩いたのは20年ぶりだ。激変していた。●カンヒザクラ4.5  ソメイヨシノとは違い、彩りが鮮やかだ。玉川上水道。

〈本文〉

  幕末から現在に至る歴史に限っても、我々日本人は、国論を二分するテーマも、一(いっ)時(とき)激情し、遮(しゃ)二(に)無(む)二(に)突進するが、気がついたら、憑(つ)き物(もの)が落ちたように真逆なことも是として立ち直る。それは日本人の歴史にとって、大きなプラス要因の一つでもあるのだが、同時に、そうなった結果を検証せず、無かったことにしてしまう悪しき性根の裏返しでもある。
  「尊皇攘夷だ!」と、怒髪天を突く形相で騒いでいたと思ったら、「これからの国語は英語にする」というような軽薄な元攘夷志士が国の教育の指導者となったり、「鬼畜米英」と火の玉一丸のスローガンを掲げたと思ったら、戦い敗れると、手の平返しでGHQに尻尾を振って敗戦利得を享受した経済人や文化人。節操の欠片もない。
  幕末・明治維新の変革も、敗戦後の社会混乱も「驚天動地の出来事」であったが、おそらくこの先10年前後の未来に起こる(現実には起こっている)事象もそれに劣らず、いやそれ以上に大きな社会変動を体験せざるを得ないだろう。そのような人類史上の最大の変動が、今正に起こっているという認識が必要だ。
  お前はどうしてそんな危機感を煽っているのだと、読者の多くは思うだろうが、私はそう予感する。もっとも予感とは「主観」の何物でも無いのだが……。
  時代の時々に輩出した「英雄」も一皮剝けば、軽薄な売国奴だったかも知れない。それをきちっと「言挙げ」しないと、我が物書きとしての矜持が許さない。
  70歳から執筆している、書き下ろし長編歴史時代小説「初音の裏殿」の第一巻「怪物生成」は昨年(2021年)8月朔日に上梓し、現在第二巻「破天荒解」を書籍ベースで500ページほど書き進めている。今年の8月か9月頃には、上梓したいと思っている。
  幕末から明治初期までの幕府、皇室・公家、琉球、薩摩、長州、大坂豪商、支那との交流、来航したアメリカ人、イギリス人、フランス人などとの交渉を通して、それぞれの立場と思惑が重層的に絡み合う「幕末日本」を書き綴っていく。颯爽と冷徹に、時には絶望の淵で喘ぎながらも、天才・宇良守金吾の指揮の下、「宇良守軍団」は厳しい環境を生き抜いていく。その具体的な生き様を通して、秘匿された様々な「歴史」を暴いていく。
  全六巻を予定している。超大作となる。壮大なスケールで描くこの作品は、その内容もさることながら、作者(私春吉省吾の)の年齢も「ギネスブック」ものだと、自らを鼓舞して執筆している。そういう意気込みがないと、「超長編歴史時代小説」と向き合うことなど出来ない。それぞれの冊子は読み切り巻であるが、それら六冊が纏まると、幕末の時代空間の表裏が拡がりを持った重層構造で繋がる物語になる。
  一年一作、想像力が枯渇しないように、体力の維持に務め、それに沿った日常生活を送っている。
  折々の事象を題材に、私の考え方を発表してきたブログも100本目となった。
  VOL.1は2016年(平成28年)1月28日にアップした。タイトルは「春吉省吾の熟考」であった。まあ地味なブログなので、世間にはあまり認知されていないが、それから丸6年が経過し、現在7年目に入っている。当初は、読者や知人に宛てた「メール」に限定していたが、その後内容を多少変えて、数種のブログにもアップしている。
  米大統領選挙の1年ほど前、つまり今から3年ほど前から、ビックテックの検閲が厳しくなり、更にパンデミック騒動によってそれが増幅されたので、メールを存じ上げている読者の方々のみに、大分踏み込んだ記事を送っている。
  今回は100回目の記念のブログ記事なので、この先、厳しい環境に生きていかなければならない我々日本国民にとって、希望を持って生き抜くためにどうするかという、アプローチの一端を記載して記念の100回ブログとする。全体で小冊子一冊になるので、数回に分けることになる。
  現在、「Double Standard(日本壊滅)」と言うショッキングな表題の執筆を進める間も、次々と重大ニュースが飛び込んでくる。出来るだけ最新の出来事を話題にしながら「哲理啓蒙書」としたいので、焦らずに纏めて行こうと奮闘中だ。完成まで暫く待たれよ。
  マスメディアの情報操作によって、世界の通信社やブランドメディアも極端に偏向してしまい、正しい情報が取れない。さらに日本のメディアはそれらの一方的な配信記事のたれ流しなので、却って思考が曇る。私は「緊急地震速報」と気に入ったドラマ以外は見ない、読まない。先日ウクライナ情勢のNHKドキュメンタリー番組がどんなものかと録画して視聴したが、あまりのひどさに吐き気がした。同じ国営でもBBCとはえらい違いだ。
  このところ、スイス、ドイツ、イタリア、ロシア、イスラエルなど独立の政策研究所のブログや論文などから情報を取っている。面白い事に、そのニュースから西側メディアの壮大な「嘘」が浮かび上がってくる。世界で起きているそれぞれの点が線になり面となり、やがて現実に起きている実空間と結びつくと嘘が見える。これが実に役立つ。またTelegramの情報も、ビックテックの御都合主義の検閲=「バン」されない情報なので貴重だ。こうして様々な情報を整理してみると、世界は壮絶なプロハガンダ戦争をしていることが判る。
  全く相反する情報を眺めて思考する一瞬は頭がフルに回転する。
  多岐に亘る情報ソースを探し、取得し、それらの情報を元に自分の頭で思考する訓練を日頃からせず、プロパガンダ情報を無防備に信じていると、あっという間に悲惨な状況に追い込まれる。自力で激変する環境に対応出来なければ、その「環境」を前に呆然自失し、腰が抜けてしまう。しかし、これから起こる「危機」の原因と背景を事前に認知しておけば、何とでもなるし、反転攻勢も出来るのだ。
  イタリアの経済学者のパレート(Vilfredo Pareto)が今から、125年前に「パレートの法則」というものを提唱した。
  「社会全体の所得の約8割は2割程度の高額所得者が占めているという所得分布の経験則」である。これを応用して、経済学者やマーケッターは「80対20の法則」を口にする。
  仕事量の80%はそれに関わった人の20%によって成し遂げられるとか、20%のドライバーが、交通事故の80%を引き起こしている。ビールを飲む20%がビール消費量の80%の消費者だなど、この比率は日常の指針として応用されている。ワクチン接種比率も80%を勝負点としているのもそういうことだ。(それが正しいか否か、今は論じない)
  しかし、「80対20の法則」を違った観点から考察したマルコム・グラットウェルというライターがいた。「The Tipping Point(ティッピング・ポイント)」という20年前の書で、彼はそこでこう主張した。
  則ち「ティッピング・ポイント」とは、アイデアや流行もしくは社会的行動が、ある閾(しきい)値(ち)を越えると、一気に流れ出し、野火のように拡がる劇的瞬間のことである。
  この閾値をより早く、効率よく引き下げれば、マネジメントで劇的にかつ効果的に勝利する事が出来るという法則だ。その法則は三原則からなる。
  その1つが「少数者の法則」(The Law of the Few)である。さらにこれは3つの要素がベースになっている。
  ①「コネクターconnector」という、人々を購買動機向けさせる人脈豊富なつなぎ役、
  ②「メイヴンMaven」という、戦略・情報に長けた者、
  ③「セールスマンsalesman」という、個性豊かな売り上手な者
  この3つが相乗効果を持ったときに、「少数者の法則」を作り出せる。
  そして2つ目の要素は「粘りの要素」(The Stickiness Factor)だ。
  人の脳裏にこびりつくようなしつこいまでの「粘り」。対象者に伝えたい印象を後々まで残し、一度見聞きしたら忘れない、一度体験したらまたやってみたくなる様な効果を発信する。
  そして3つ目は「背景の力」(The Power of Context)。そのときの社会的・時代的環境、社会全体がその方向に向かわせようとする大きな潮流を見極めることも不可欠だ。
  これら3つを効果的に働かせれば、新しいサービス、業務を作り、需要を創造する事ができ、ごく小さな変化(効果・数値)から、素早く大きな変化を生み出すことが出来る。
   私はマルコムの言う「ティッピング・ポイント」にヒントを得て、もっと上位の概念をこれに当て嵌めてみたい。
  ワンワールドを目論むグローバリスト達が考えている現在進行中の計画がある。
  その計画とは新世界秩序(New World Order、略称:NWO)である。現在の主権独立国家体制を極力弱め、世界政府のパワーエリートをトップとする、地球レベルでの政治・経済・金融・社会政策を統一し、最終的に、個人レベルでの思想や行動の統制・統御を目的とする管理社会の実現を目指すというものだ。
  則ち、手っ取り早くNWOを起こすためには、少数者の法則によって閾値を下げることが効率的となる。世界経済フォーラムを主宰するクラウス・シュワブ教授のような謀略家が、「コネクターconnector」になり、ジャック・アタリや、ユヴァル・ノア・ハラリのようなプロパガンダ学者を「メイヴンMaven」に使い、ジョージ・ソロスやビル・ゲイツなどが「セールスマンsalesman」となり「少数者の法則」が構築される。
  そして2つめの、潤沢な資金で懐柔されているマスメディアの一方的な絶え間なく吐き出されるプロパガンダ報道「粘りの要素」(The Stickiness Factor)にあたる。
  そして3つめが、ウォール街を動かす、金融資本家、ロスチャイルド家やロックフェラー家など、表面的にはアメリカ連邦準備制度理事会 (Federal Reserve Board of Governors・ FRB)国際決済銀行(Bank for International Settlements・BIS)更には国連その関連組織国際通貨基金(International Monetary Fund・IMF)までも巻き込んだ地球規模の(The Power of Context)である。
  こうして、コロナパンデミックを誘導し、地球温暖化SDGsなど、莫大な利権が蠢(うごめ)く新たな利権構造を構築し、国連を初め、グローバル企業を取り込んで、一挙に彼らにとって都合の良い「ビッグバン」=「ティッピング・ポイント」=新しいステージを招き寄せようとしているのだ。
  しかしここに来て、彼らは急ぎすぎたのかその壮大な仕掛けに、綻びが出始まっている。 2020年のアメリカ大統領選挙の様々な不正が暴かれ、遺伝子ワクチンも思惑外れ、それを見越したようなプーチンのウクライナのロシア侵攻である。
  今この時が、まさに彼らの目論むNWOの新しいステージに乗せるための、The Tipping Pointであったのだが、それが齟齬をきたすかもしれない。この先数百年を左右する、まさに鬩ぎ合いの時を迎えているというのが、私の認識だ。私はその目論見が不成功に終わることを望んでいたが、「どうにもならないところまできたな」という思いであった。しかしここに来て形勢が逆転する可能性も見えてきた。
  どちらにしろ、今のままの日本では早晩自壊する。反日の中共、ロシヤ、そして朝鮮半島も面倒だ。搾り取るだけ絞り国体を危なくしようとするアメリカ、いずれも一瞬も油断が無い。それは全てを敵に回すということでは勿論無い。
  その先10年、20年、50年、100年、日本がどういうビジョンを持って「日本に住んでいる日本人のための日本再生」をどう具体化するかということだ。私を納得させる意見や論文は、残念ながら見当たらない。だから、無い頭を振り絞って考えている。
  日本の報道しかご覧になっていない方々には、私の言わんとしていることが、ご理解できないだろう。「こいつ何を妄想しているんだ」と仰る方、マスメディアに完全に洗脳されてしまっている。
  失礼を承知で申せば、この変動が知覚出来ず、何も知らずに一生を終える方もおいでだろうが、今起きている大変動は、明日来るかも知れず、数年後に来るかも知れない。いずれにしても、このままだと、その後は、まるで真綿で首を締め付けられるような不自由な環境に追い込まれる。十年後には間違いなく混沌とした時代が来る。
  これから起こることは「食糧危機」などではなく、その上位の「食糧飢饉」であろう。
  かつてあった、ウイーン会議(1814~1815年)の「会議は踊る。されど進まず」というような中途半端な「京都議定書・パリ協定」などの政治的約束事など、一瞬で吹っ飛ぶようなことが今起こっている。「国連のもとに、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させる」などというお題目どころでは無くなる。私は、金融資本家達が目指したグローバル・リセットとは真逆な「グローバルリセット」が始まり、大変革の10年間がくると推測している。
  いずれにしても、このままの日本であるはずは無い。そうならないために、今、我々はどうすれば良いかというのが「哲理啓蒙書」としての「Double Standard(日本壊滅)」であり初音の裏殿シリーズの第二巻「破天荒解」がデトックスとなる。
  〈VOL.101に続く〉
    追伸、多くの日本人は『お上の言いなりで』コツコツ働いてきたが、バブル崩壊後、30年経って実に貧相な国になってしまった。こんな理不尽なことがありますか? 皆さんは何故こうなったと思いますか? その根本原因は何処にあると思いますか? 本気で考えたことがありますか? 政治ですか? 教育ですか?
  大きな世界の経済・金融の根本から考えたことがありますか? 正しい現状分析が出来なければ結論はズレたベクトルを示すでしょう。それらの根本問題を考えていきます。
  日本経済研究所の試算によれば、このままでは2027年には一人当たり名目GDPでも日本は韓国に抜かれてしまうと予測される。どう考えてもおかしい!!
  そうならないために、その病巣を知って取り除かないと、根本治癒にはならない。あらゆる事象は世界の出来事と直結している。次回も皆さんと一緒に考えましょう。
                 2022 4.8  Ⓒ春吉省吾
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春吉省吾「時を俟(ま)つ」 VOL.99

 代々木公園。松竹梅
●代々木公園内・松竹梅が一緒に見られる  秘密のスポット(2022.2.19) 
梅が見事
梅見頃。森厳寺・下北沢(2022.2.12)
閻魔像・仁王像
●閻魔大王・不動明王像。森厳寺(2022.2.12)
富士塚
● 富士見塚・北沢神社(2022.2.22)
天然ガス
●ウクライナを通る天然ガスパイプライン
バイデンアウト
●マミー、なぜ主要メディアはジョー・バイデンの犯罪について語らないの?

それはね、彼らもそうだからよ。

 

本文

  歴史を考える時にその部分だけを見て、善悪二元論に主観を持ち込み、物語を膨らませる史観は「紙芝居史観」という。残念ながら日本の大衆向けの歴史書や小説の多くはこれである。
  又、ある思想的目的をもって、創作される歴史書や物語はプロパガンダ史観にもとづく。
  1945年8月15日、日本の敗戦直後からGHQの統治下において、実に見事に戦前の思想が抹殺された。それは「焚書坑儒」さながらの占領政策であった。その成果は見事なまでに上手くいった。占領当初、義務教科書の訂正が間に合わなくて、不適正語となった言葉を黒塗りにして使ったと「笑い話」のように語られるが、その背後には、二度と日本を国家として体をなさないようにとする言論、教育方針があった。我々日本人は、未だにそれに気がつかず、これまで77年間、巧みに情報操作をされ、自ら自分の存在をSchlafschafe(眠る羊)に貶めてしまった。
  もっとも欺すには、欺される者と欺す者、それを仲立ちし手助けする者がいなければならない。GHQへ擦り寄る、密告者、変節学者・文化人・ジャーナリスト、あるいは戦時中の物資や、GHQの物資を横流しなどヤミ市場でぼろ儲けした敗戦成金、息を吹き返した共産主義者。向こう受けを狙った政治屋あるいはその取り巻きなど枚挙に暇がない。
  それら「敗戦利得者達」は、組織や学閥や官僚閥を形成したり、選挙基盤を一族に承継したり、闇物資で一大販売チェーン店となり、今の日本にはびこり、強い影響力を持っている。
  それらの人物を一人一人俎上に載せ、全体相関図として、私の中で腑に落ちるまで10年かかった。何しろGHQによって政府公文書や、批判文書が抹殺されてしまったのだ。
  これほど歪められ封印された「歴史」を、未だに日本人の8割以上が、検証もせずに信じている。期せずしてワクチン接種者とほぼ同じ割合だ。これは多くの日本人が「眠る羊」になってしまったということだ。誠に残念で、私感を敢えて述べれば、悲惨としか言いようがない。
  「東京裁判史観」を引きずり(その欺瞞性を日本人は、知らされていないし、未だに半統治下の日本政府にとってはその方が都合が良い)、紙芝居史観の善悪二元論で、歴史を「自虐史観」に平板化し貶めた、文化人・言論人(といわれる)の責任は重い。
  また、これまで日本政府が「金看板」としてきた国際連合(正確にはUnitedNations・戦勝国連合)を始めとした様々な関連組織が機能せずに腐ってきた。世界平和、人権問題、環境対策、食糧問題などの対策が「正しく」行われていない。現在その行動は、科学的合理性に基づかず、政治的・恣意的に強引に進められている気がしてならない。
  国連やその附属機関はもとより、世界中の指導者・為政者が、ワンワールド、グレートリセットという全体主義的「偽善的思考」に冒されて、機能不全、腑抜けになっている。このままでは間に合わないと、歯ぎしりしても71歳の爺さんに出来る事は限られる。腹立たしいことしきりだ。
  どうしてこうなったかは、
  ●国際金融のしくみが、それを導いた。
  ●ウォール街を主とする金融資本家・ネオコン達の動向が世界を不毛にした。
  ●司法省、国務省・国防省・CIA・FBIなどの政府情報機関、多国籍企業、メディアなどを傘下に置く、アメリカエリート支配者たち(これらを「闇の政府: DEEP STATE・ディープステート」という)のすさまじい権力欲・支配意識。
  ●歯止めが効かなくなった、メディア偏向報道。
  ●共産主義の亜流としての「フランクフルト学派」の浸透。
  ●新世界秩序としての「グローバルリセット」の画策。
  ●ジェノサイド組織「中共」の野望・Chinaマネー。
  ●スターリン主義を引きずる「ロシア」の血統。
  ●ワクチン推進運動(歪んだ世界統一管理・人口抑制)
  ●国連(UN)をはじめ、WHO、WTO、ユニセフ、ほか国際機関の欺瞞。
  これらの一連の動きと今回のロシアによるウクライナ侵攻、ワクチン推進の破綻など全てが結びついていることを知るべきだが、世界中のメディアの報道が歪んで、自分で情報や論文を取りに行かないと殆ど間違った情報で現在の立場を見てしまう。これらを論述するには、それぞれのテーマ毎に論文や書籍の引用を明示することが必要だが、それは執筆中の「Double Standard(日本壊滅)」まで待って欲しい。
  今回は上記の中から、●「歯止めが効かなくなった、メディア偏向報道」について、その一部分を記述しておこう。
  ロシアによるウクライナ侵攻はかつてない壮絶な情報戦が続いている。おそらく多くの読者が見聞きしている情報の殆どは宣伝のためのフィルターがかけられていると思っていい。そんな馬鹿なことがあるかと反発される方は、情報発信者の術中に填まっている。
  世界の情報ネットワークを握っている情報工作(操作)能力は圧倒的で、そのまま鵜呑みにしている日本では、西側陣営のプロパガンダが一方的に流されている。
  世界の通信社、欧米のメディアなどからは、ウクライナの複雑な国民の動向は全く伝わって来ない。ウクライナ国民と言っても、ウクライナ語を話す西部地域と、ロシア語を話す東部のドンバス地域では所属意識・思考が違うし、スラブ民族、ユダヤ民族などの複雑な確執があって、日本の評論家や政治学者は全くその実態を把握できていない。
  ウクライナ人の立場を精査しないで、ウクライナ人はかわいそう、ロシアに侵略されてかわいそうと、感情が優先してしまう。これこそがワクチン推進派と全く同じパターンである。日本の8割以上(いや9割かな)の「眠る羊」さんたち、「中共に台湾侵略、尖閣侵略、沖縄侵攻される。ロシアからも北海道が侵略される、大変だ」と絶叫し、「ウクライナの今は、間近に迫った明日の日本の姿だ」と仰る。
  確かにその危惧は現実味を帯びてきたが、では具体的に、日本は、日本人はどうすればそれらに対処できるのですか? それはどのような計画なのですか?
  Schlafschafe(眠る羊)となってしまった大多数の国民の意識を変えるのに、どのぐらいの時間がかかりますか? 10年ですか20年ですか、50年ですか?日本国が解体されたあとですか?
  感情にまかせて叫ぶ前に、国民意識変革計画、国家再生・強靱計画を時間軸と組み合わせ、具体的にシミュレーションしなければ何も進まない。愛国者でかつ地政学、哲学、宗教、経済金融に通じた経験豊かな「天才」数人が必要である。専門家と称する烏合の衆が何百人集まっても、まともな具体的試案は出来ない。埋もれているが日本にもそういう人物は10人はいるはずだ。またそれらの計画をシミュレートする天才プログラマーも必要となる。
  また我々凡人にも出来る事がある。ウクライナの歴史から、今がどうなったかをしっかりと情報を集めて俯瞰的に見ることだ。輻輳し刻々変化するウクライナ情勢を貴方自身がシミュレーションしてみることだ。日頃から大局観を持たない方は、マスコミのたれ流し情報より一歩も先に進まないことを痛感すべきだ。はっきり言えば、貴方はこれまでそのようなことを何も考えずに生きてきたわけだ。
  あなたは、ウクライナを搾取した、ソ連、ロシア、西側のアメリカ、EUなど、今も関わり続けている人物、資金の出所、画策計画とその金額など時系列に体系化できますか?「世界の穀倉地帯」といわれるウクライナがかくも疲弊し悲劇的な立場になったかを、冷静に人物と組織を当て嵌めて全体像を把握できますか?
  ここ数十年ウクライナ対してロシアがやって来たこと、アメリカ民主党政権のやって来たことが判っていますか?
  「今のウクライナは明日の日本だ」と騒ぐだけの頭では、この先日本は中国にもロシアにも蹂躙される。アメリカは決して助けてなんかくれない。今回のバイデン民主党を見よ!!
  いい加減に「紙芝居史観」から目を覚まし、重層的に事象を見ようよ!!
  未だ十分に検証されていない、満州事変ノモンハン事件で、日本人は「多大な犠牲」を負ったのに、半藤一利氏の「昭和史」や司馬遼太郎氏の「ノモンハン手記」から離れられない。当時のソ連、ドイツを含むヨーロッパ、アメリカ民主党政権と国民動向、日本陸海軍の動向、日本政府の動向、そして国内のスパイ活動など、昨今旧説をひっくり返す重要な一次資料が出てきている。やわらか頭にならないとね。
  「歴史から今を検証する」とはそういうことではないのか。
  ウクライナの現状は、欧米のメディアでは全く把握できず(日本の情報は問題外)、またビックテックなどの検索で情報が弾かれてしまうので、Teregramからの情報取得に切り替えた。
  ロシアのモスクワに拠点を置くロシアニュース、ロシア国軍ニュース局の情報、ウクライナ国土の情報チャネルや、mucraine demonstrationenなどの情報、EUの動向も把握している。またTwitterなどでもゼレンスキー大統領の投稿も得ることが出来る。「やらせ」を前提として、シビアに情報を突き合わせる作業が必要だ。
  日本のジャーナリストの方々、政治家の皆さんもそこまで踏み込んで情報収集してますか?
  勝手な危機意識と言われればそれまでだが、一介の物書きが本気に情報収集しているのに、本来やるべき政治家、学者、ジャーナリストはその百分の一も努力していないのではないか。
  今回、日本では保守と言われた言論人や、自民党の面々(公明党以下、野党・共産党は問題外のまた外)が、ソ連のウクライナ侵攻に対して見せた反応にはがっかりした。
  「似非保守」ないしは「薄っぺらなアメリカ従属のDS」ということがはっきりと判った。ある程度、予測していたがここまでとは思わなかった。寂しくも悲しい。日本はこのままの教育制度、選挙制度、官僚制度では駄目だ。もたない……。
  いずれにしても、ロシアの狡猾、EUの独善、アメリカバイデンの弱腰の三すくみで、ウクライナの無力な国民の悲劇は続く。彼らは数世紀に亘って暗黒の歴史を生きてきた人々だ。
  この百年からの歴史でも、ソ連からの掠奪により数百万の餓死者を出した。複雑な民族抗争、戦後の冷戦時代からはNATO軍の緩衝地帯として、西側とソ連(ロシア)の草刈り場となった。どうしてもプーチンを斃したいジョージ・ソロスや、ネオコン。これ以上NATOに侵攻されてはたまらないというプーチンとの両者剥き出しの感情がそこにはある。
  2013年11月21日夜にウクライナの首都キエフにある独立広場でデモ活動から始まった「マイダン革命」という政変が2014年に起こった。ウクライナがロシアとヨーロッパ連合のどちらを選択するかが争われ、親ロシア派のヤヌコーヴィチ大統領が追放された。
  2014年、「マイダン」の結果を拒否したウクライナの東にある親ロシア勢力ドンバスの住民は、ウクライナ政府軍と戦い、1.4万人が死んでいる。
  西側報道では一切されないが、ウクライナ政府軍の多くは、ネオファシスト「アゾブ大隊」という「私兵」も含まれていて、正規のウクライナ軍か私兵か判別がつかない。これが厄介で、西側情報しか知らないと(わざとぼかしている)状況が読めなくなる。
  またウクライナのオリガルヒ(ロシアやウクライナ等旧ソ連諸国の崩壊過程で形成された政治的影響力を有する新興財閥)なども問題を複雑化させている。
  2000年前後から今に至るまでの金の流れを見ると、ロシア勢力=プーチンの力を削ごうと、アメリカ民主党政権、ジョージ・ソロスなど金融利権集団の画策が明白になる。
  2000年前後から、オバマ政権の国務長官ヒラリー・クリントン、副大統領ジョー・バイデンの動きを遡れば、ウクライナでどんな活動をしていたかが判る。
  オバマ政権時代の副大統領としてバイデンは、ウクライナを担当し、ポロシェンコ大統領(2014年6月7日~2019年5月20日)を操り、ウクライナ憲法に「NATO加盟」を努力義務とすることを入れさせた。
  バイデンは副大統領の期間に、6回もウクライナを訪問している。息子のハンター・バイデンはウクライナ最大手の天然ガス会社ブリスマ・ホールディングスの取締役に就任し月収500万円を得ていた。先のアメリカ大統領選挙の不正疑惑にも繋がっていて、その映像は残っている。この親子は、中国だけでなくウクライナの利権にもからんでいたのだ。
  オバマ政権時代アメリカ合衆国国務次官補(ヨーロッパ・ユーラシア担当)のビクトリア・ヌーランド(この女性は徹底したネオコン)は2014年、国連によるウクライナへの介入を支持し、ヌーランドの意にそぐわないEUを「fuck EU(EUなんか、くそくらえ)」と侮蔑し、何としてもネオコンの意志を貫徹させようとした。(電話記録が残っている)。
  そのヌーランドは、現在バイデン政権の国務次官(国務省のNO.3)を務めている。更に付け加えると、ヒラリー・クリントンもウクライナを食い物にしていて、1999年から2014年の「クリントン財団」のウクライナからの寄付(オリガルヒからのもの)は、ウォールストリート・ジャーナルによると、1000万ドル(11万5000億円)の寄付があったという。
  ジョージ・ソロスは大規模なプロパガンダキャンペーンでゼレンスキーがウクライナの大統領になるのを援助した。ゼレンスキーは彼が目論んだ、傀儡政権という憶測も成り立つのだ。ソロスは、プーチンのロシア侵攻後もしきりに、EUへの働きかけを発信している。
  ウクライナの歴史や置かれている立場は、このように表の情報だけでは把握不能なのだ。
  アメリカ主要マスメディアは「報道しない自由」を楯に、民主党(オバマ、ヒラリー、バイデン、ペロシを含む)、ネオコン、ソロスなどにとって都合の悪い情報は全て遮断している。
  日本で参考になるのはYouTube上だと、「茂木誠」先生ウクライナの歴史(2本あり)、かつてウクライナ大使だった馬渕睦夫氏及川幸久氏のサイト、「カナダ人ニュース」のやまたつ氏、Harano Times Official Channelなどだ。NHKはじめ日本のメディアはとんちんかんで問題外、YouTubeの情報発信者、YouTubeに現れる評論家と称する人物の底の薄さも今回露見した。
  さてここでは、上記の●印の中から、「●歯止めが効かなくなった、メディア偏向報道」について、マークR・レヴィン「失われた報道の自由」(UNFREEDOM OF THE PRESS)「日経BP」から、何故アメリカ米国一流メディアは偏向報道を続けるのか?という切り口で「NY timesやCNNをうのみにしてはいけない!」と主張する。
  2019年までの記述で、激しいトランプ批判をするメディアの姿勢を問題視している。
  ウクライナ情報を報道するNYtimesのTelegramゃCNNの動画を見ても、「ああとんでもなくひどいな」というやらせの写真や動画が多い。ちなみにNYtimesのTelegramでは、3月4日まで、ロシア軍の空爆によってキエフの民間人が死傷したとして、血だらけの中老の女性を掲載した。実はこの女性、ウクライナ第72情報特殊作戦センターの職員・工作員であった。やらせである。NYtimesのTelegramはさすがに恥ずかしくなったのだろう。3月6日に、そっと削除。誤報の通知は勿論ない。ワクチンで「眠る羊」を煽って恐怖に陥らせ、煽った上で、だんまりを決め込むパターンと同じだ。まさに「マッチポンプ」よりもひどい「マッチ放火、放置」という案配だ。日本の毎日新聞も2月26日の第一面に、通信社から配信されたその写真を掲載。NYtimesに倣ったというわけだ。
  さて前述の著書から、冒頭の部分の一部と、最後の部分を引用しておく。マスメディアの横暴・プロバガンダは、それで十分であろう。こちらも記述していると腹が立ってくる。
  (引用文)「現代のメディアでは、報道に携わる人々自らが「報道の自由」を踏みにじっている。報道の自由が失われているのは、政府による弾圧や抑圧があるからでも、ドナルド・トランプ大統領がメディアを非難しているからでもない。原因は、放送局や新聞社、そこで働くジャーナリストたちにある。
  かつて、ニュースといえば客観的な事実を集めたものだったが、いまは、社会運動(ソーシャル・アクティビズム)やプログレッシブ集団(訳注*米民主党急進左派を中心とする勢力。経済や社会などの問題解決で、政府による積極介入を志向)の意見、米民主党を支持する論調で埋め尽くされている。特定の意見やプロパガンダをニュースとしてまことしやかに流し、メディアがつくった「偽物」の出来事をあたかも事実のように報道し、ときにあえて事実を報道しないという選択をする。不都合な事実には目をつぶり、偏った報道を行い、あからさまに嘘をつく。中立かつ独自性を持つ視点は消え、大衆に受け入れられやすい、既存の価値観を強めるような報道が幅を利かせている。しかも、人々もそのことに気づいている。そのため、マスメディアの信頼性はかつてないほど地に堕ちている」
  とある。アメリカを始め、欧米のマスメディアの信頼度は極端に低い。つまり、アメリカ人の多くは気づいているのだが、問題は日本人だ。気がついていない。
  先進諸国民の信頼性比率
  日本(政府30%台、行政40%台、マスコミ60%台)
  米国(政府30%台、行政40%台、マスコミ20%台)
  英国(政府20%台、行政50%台、マスコミ10%台)
  ドイツ(政府30%台、行政50%台、マスコミ30%台)
  フランス(政府30%台、行政50%台、マスコミ30%台)
  イタリア(政府20%台、行政30%台、マスコミ30%台)
  スウェーデン(政府50%台、行政60%台、マスコミ30%台)
  (出典:PRESIDENT Online 2021年2月23日)
  さらに最後の部分で、マークR・レヴィンはこうも述べる。
  (引用)「 客観的な真実を伝えることを放棄し、それどころかアメリカ建国初期のメディアの信念や価値観を否定し、 独立戦争までも否定する考え方は、 ニューヨーク・タイムズ紙に始まったことではない。トランプ大統領が登場する前から存在した。 そうした考え方によって、 ニューヨーク・タイムズ紙をはじめとする報道機関は、 自由な市民にとってなくてはならない存在としてのメディアの立場を踏みにじり、 恐ろしい暗闇に迷い込んでしまった。報道機関とジャーナリストが、一刻も早く行動しなければ( 残念ながら、その可能性は極めて低いのだが)、メディアの信頼性はますます地に堕ちるだろう。 そしてまもなく、大半の人々から愛想をつかされ、取り返しのつかない事態に陥ってしまうだろう。当然のことだ。メディアは今日、 自らの価値をおとしめるばかりか、 報道の自由に大きな脅威を与えている。」
  まさに、マークR・レヴィンの記述したとおりのことが現実に起こっている。
  マスコミの思い上がりは、自ら気がついて欲しいが、グレートリセットを画策している「選ばれた者」と自負する者達のヒステリックで邪悪な思想と変わりはなく、むしろその先兵として旗を振っている。本来、彼等は「飼い殺しの自由、押しつけられた自由」=グレートリセットを目指す悪魔の差配者達を、糾弾・忌避すべきがその使命なのだが……。
  進むべきベクトルが真逆なんだ!! しかし、そのちっぽけな「脳味噌」と反比例して、国家を地球を、人類を誤った方向に導いてしまう危惧が今起こっている。
  たった数百字の「プロパガンダ記事・捏造記事」、例えば朝日新聞の「朝鮮慰安婦」記事のように、日本国家を日本国民を貶めてしまうこともあるのだ。
  ニーチェがその著「ツァラトゥストラ」でこう言っている。
  「自分の正義をしきりに力説する者は全てを信用するな!……
  たとえ彼等が自らを【善くて正しい者】と呼ぶにしても、忘れてはならない、彼らがパリサイ人となるために欠けているのはただ権力だけであることを。」(第二部・毒蜘蛛)
  (権力がないからこの程度でいるが、権力があったらパリサイの徒のように小うるさい特権階級になるだろう)残念ながら彼らは今や「それ以上の権力」を持ってしまった。
  最後に、精神を整え、自分自身を鼓舞するためにミルバからのセレナーデを視聴して欲しい。
   (Milva, 本名: Maria Ilva Biorcati, 1939年7月17日~ 2021年4月23日)イタリア出身の女性歌手、女優。ドイツでの人気も高かった。歌はドイツ語。惜しくも昨年82歳で亡くなった。「万歳、まだ生きてる」を視聴いただき、歌詞を紹介して終わる。
  ここで負けるわけにはいかない。「私は時を俟(ま)つ」(ⓒ春吉省吾 2022.3.9)
人はどれほど強いのだろう?
  どれだけの恐れ、どれだけのプレッシャーに耐えられるのか?
  自分が信じているくらい強いのか?
  誰がそうだと言えるのか?
  万歳、私たちはまだ生きている
  私たちはどんな目に遭わされてきたのだろう?
  でもまだ生きている
  私たちは何に耐えなければならなかったのか?

  魂の傷はやがて消えていき 私たちはまだ生きている

  万歳、私たちはまだ生きている
  干潮のあとには満潮がやってくる
  私たちはまだ生きている  この予兆は、私たちに新たな勇気と自信を与えてくれますね?でもそれはそんなに簡単なことではないけれど
  私たちはまだ生きている
  人はどれほど強いのだろう?
  いざというときには、怒りも嘆きも役に立たない。
  心を失い怒りにまかせても、何もしない者は自分を見失う
  万歳、私たちはまだ生きている
  何を我慢していたのか?
  私たちはまだ生きている
  私たちが見過ごせなかったものは何?
  私たちはまだ生きている
  万歳、私たちはまだ生きている
  干潮のあとには満潮がやってくる
  私たちはまだ生きている
  この予兆は、私たちに新たな勇気と自信を与えてくれますね?
  それはそんなに簡単なことではないけれど私たちはまだ生きている
  万歳、私たちはこの暗闇の中でも生きている
  そして再び光を見るために。
  「私たちはまだ生きている」
  この言葉は特別の重みを持ったのです。
  恐ろしいことにも その意味を決して忘れなければ救われます。
  私たちは生きている

  私たちは生きている

  Wie stark ist der Mensch, wie stark?
  Wie viel Ängste, wie viel Druck kann er ertragen?
  Ist er überhaupt so stark, wie er oft glaubt?
  Wer kann das sagen?
  Hurra, wir leben noch
  Was mussten wir nicht alles übersteh’n?
  Und leben noch
  Was ließen wir nicht über uns ergehen?
  Der blaue Fleck auf unsrer Seele geht schon wieder weg
  Wir leben noch
  Hurra, wir leben noch
  Nach jeder Ebbe kommt doch eine Flut
  Wir leben noch
  Gibt uns denn dies’ Gefühl nicht neuen Mut und Zuversicht
  So selbstverständlich ist das nicht
  Wir leben noch Wir leben noch
  Wie stark ist der Mensch, wie stark?
  In der Not hilft weder Zorn, noch lamentieren
  Wer aus lauter Wut verzagt und nichts mehr tut
  Der wird verlieren
  Hurra, wir leben noch
  Was mussten wir nicht alles übersteh’n?
  Und leben noch
  Was ließen wir nicht über uns ergeh’n?
  Ach einerlei, der Kelch ging noch einmal an uns vorbei
  Wir leben noch
  Hurra, wir leben noch
  Nach jeder Ebbe kommt doch eine Flut
  Wir leben noch

  Gibt uns denn dies’ Gefühl nicht neuen Mut und Zuversicht

  So selbstverständlich ist das nicht
  Wir leben noch
  Hurra, wir leben noch nach all dem Dunkel
  Sehen wir wieder Licht
  Wir leben noch
  Der Satz bekam ein anderes Gewicht
  So schlimm es ist
  Es hilft, wenn man das nie vergisst
  Wir leben noch

  Wir leben

  拙訳です。詩人春吉省吾が、ミルバの名曲に詩を付けてみました。初めての試みですが、原語を日本語にするのは難しいなと書き上げて赤面しています。でもこの曲、本当は追い詰められている日本人が本当に覚醒して立ち上がるには、最適の曲だと思う。
  是非視聴してください。
春吉省吾の書籍は、ぜひ「ノーク出版ネットショップ」 からお求めください。お安くなっています。

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●YouTube「春吉省吾チャンネル」(「冬の櫻」「秋の遠音」「怪物生成」の動画など)〈作品のイメージ動画発信〉

霧の向こうと「長編歴史時代小説・初音の裏殿シリーズ」 VOL.98

紅梅白梅
●1月20日、白梅・紅梅。駒場公園。
駒場公園

●1月16日、少年像。駒場野公園。
湯島天神
●1月18日、湯島天神からアメ横へ。
アメ横
ラジウム玉子

●1月19日、福島の友人から頂いた「ラジウム玉子」(他では絶対に食べられない絶品)と、同じく福島の友人が手作り販売している「うろこや」さんの濡れ甘納豆の数々(これも掛け値無しで美味い)。
北沢代田
●1月23日、世田谷代田駅の近くに、2年前に旅館が出来た。良い趣だが、私には近すぎる。散歩コースの一つ。東京ジャーミー
●1月30日、東京ジャーミーを裏側から覗いてみた。
歩数計
●一日おきに、ジョギング・ウォーキングおよそ1万歩から1万2千歩、そして柔軟体操。帰途にスーパーで食料仕入れ。その時のコースによって、6店程使い分けして購入。消費者は賢くならないと!! ここ1年以上コンビニ弁当は買っていない。

本文

  この2年間で、嬉しいことがいくつかあった。
  一つは一昨年の9月に初孫が出来たことだ。私の血が次世代に繋がった。これはホモ・サピエンスの本能としては嬉しい。
  現在生きている我々は、彼等の負荷を少しでも軽減し「希望ある将来」の道筋を作って死んでいくという役割がある。
  孫が出来たことで、たとえそれがごまめの歯ぎしりであろうと、また道半ばに斃れようと、将来の日本を担う彼等に、私なりの自己哲理を示して、その思考の足跡と実践を示しておきたい。なかなか一人歩きできなかった初孫だが、2月7日、一年6ヶ月にしてようやく歩いたと動画が届いた。爺として密かに心配していたが、今は勝手なもので「大器晩成だな」と胸をなで下ろしている。
  2つめは、初音の裏殿シリーズの第一巻「怪物生成」を、昨年の8月に上梓したことだ。70歳目前にして、全巻6冊全て書きおこしの第一巻(本文460ページ)を書き上げ、現在第二巻「破天荒解」を冊子ベースで420ページまで書き進めている。第二巻はペリー来航の3年半、嘉永2年までの期間となりそうだ。40ページ程内容を圧縮しても、第二巻は540ページの大冊になる。幕末のこの期は表面上「真空期間」のように見えるため、従来の歴史時代小説ではあまり取り上げないが、激動期に至る全ての兆しがここに在る。金吾の活躍を通して、激動の予兆を体験して欲しい。
  初音の裏殿シリーズは、全て時代年表に従って、何日何時という歴史事象の時間と舞台をそのままに、そこに架空の天才主人公「宇良守金吾」を活躍させるという「芸」を用いて執筆している。時所をいい加減にすれば、締まりのない歴史小説になってしまう。ということで当事者が言うのはおこがましいが、並外れた注意力が必要とされる。
  全巻通して、数百人の人物が登場するが、それぞれの立場で個性豊かに動き回ってもらうためにも、頭が惚けないように体力の維持と摂生に努めている。最後の一行一字まで集中し脱稿出来る様に努力はするが、その先のことは八(や)百(お)万(よろず)の神々の思し召しを請うしかない。人事を尽くして天命を待つという心境である。
  つくづく思うのだが長編書きおこしの作家は、頭のいい奴にはけっして務まらない。馬鹿でなければ、誰が読むか判らない、完成できるかどうか判らない、その不安と日々戦いながら、命をかけて無謀な挑戦はしない。しかし今、そういう馬鹿な物書きが一人でもいる「日本」が実は健全なのだと自らに課して執筆するだけである。
  多くの日本人はそんなことを思いもしないだろうが、通俗的な歴史観によって国民的ベストセラーになった長編時代小説や歴史書が、どれ程日本人を軽薄短慮志向にしたことか。
  長編歴史時代小説の楽しみは、様々な人間関係が絡み合って生まれる「人間物語」をじっくりと味わう醍醐味にある。執筆には物語の裏にその土台となる、精神の安定と何よりも、深い生死観(死生観)こそが要求される。
  これについては一冊の「日本文明論」になってしまうのでここでは触れないが、われわれ国民の一人一人が、あまりに軽薄になってしまった死生観から脱却しない限り(もっと正しく勉強しないとね……)、あなたの心の中でざわめくコロナ騒動は永遠に収束しない。
  また私は、この騒動の元凶である中共のジェノサイドに対し、日本の宗教団体、日本文藝家協会をはじめとする文化人団体は、どのような声明を出すかと首を長くして待っていたが、一向にそのような気配はない。
  一人の物書きとして、目先を糊塗し我欲と保身に走る指導者や文化人と称する人達に一矢報いなければという気概もある。
  さて、3つめの良いニュースは、英国のボリス・ジョンソン首相が1月19日、新型コロナに関する政策を大幅に見直した。この決断は「パンデミック=ブースターショット」という「世界の愚策」に大きなインパクトを与えるターニングポイントになる。
  ジョンソン首相は「オミクロン株の感染が山を越え、新型コロナは(パンデミック=危険な世界的感染症から)エンデミック(ヒトが共存できる風土病)に変わった(Covid becomes endemic)。英政府はコロナ対策を、法的な強制から、人々が政府の忠告を受けつつ自分で慎重に判断するものへと変えることにした」と宣言した。
  ちなみにイギリスでは、1月5日に194,615人の感染者を出し、大幅に減少した2月6日でも53,326人の感染者を出している。日本では考えられない状況になっている。現在までの累計感染者1,790万人、死者は15.8万人である。ちなみに日本の感染者は338万人、死者は1.9万人である。(昨年のイギリスの人口6820万人、日本の人口は1億2610万人)
  イングランドはこれまで、3回のワクチン接種を強制してきたが、新措置の中心はコロナワクチン強制とワクチンパスポートの廃止で、1月26日までの期限になっている今のワクチンパスポートを更新せず終わらせる(医療者に対してだけはワクチン強制が続くがいずれ解除の予定)。屋内でのマスク義務も1月20日から解除する。企業などの従業員に対するリモート勤務の強制策も廃止し、コロナ愚策の柱だった都市閉鎖とワクチン強制が終わり、ワクチンパスポートが終われば、非接種者に対する規制は実効性がなくなる。
  EU各国で、狂気のパンデミック対策がなされているが、EUを離れたイギリスが、その統一戦線から離脱した。これはコロナパンデミックを千載一遇のチャンスとして利用し、グレートリセットを速やかに進めようとしていた「ある集団」(ここでは仮にそう表現しておく)にとっては厄介な出来事になった。
  世界中で猛烈な、ワクチンパスポート反対、強制接種反対デモが吹き荒れる、イタリア、ドイツ、フランスなどをはじめ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど、中共まがいの強権弾圧により、ポリス達はノーマスクの無抵抗の市民をボコボコに叩きのめしている。そのワクチン政策による、グレートリセット(全体主義的人類管理)の先兵としてひたすらに突き進む為政者達の囲い込みに僅かだが穴が空いた。
  ブースターショットによって、恐怖を煽り、グレートリセット、統一全体主義に移行したい意志を持つ輩の足並みが乱れはじめたといっていい。ビル・ゲイツ財団から多大な支援を受けているジョンズ・ホプキンス大学(コロナ感染予測やコロナ名を付与している)のグループでさえ、コビッドの物語が崩壊するにつれて、その足跡を隠そうとしている。
  しかし、揺り戻しもある。世界中のマスコミは、この先もグレートリセットを目指す資金提供者に従わなくてはならない。なぜなら莫大な資金が流れ込み、言論は封鎖せざろうえないからだ。
  案の定、イギリスの首相官邸で新型コロナウイルス対策のロックダウン中に複数のパーティーが開かれていた問題をつついて、ジョンソン首相を窮地に堕とそうと躍起になっている。しかしジョンソン首相のスキャンダルがどうあれ、一度開けられた蓋は塞ぎようがない。
  時同じくして1月下旬、国境を越えるトラック運転手は、カナダ政府が新たに義務付けたワクチン接種に抗議するカナダのトラックドライバーとその支援者たちが、国を横断し、首都オタワに集結した。このグループは自らを「フリーダム・コンボイ(自由の護衛団: Truckers for Freedom Convoy)」と名付け、首都オタワの国会議事堂前で抗議デモを続けている。このデモ活動を受けて、カナダの州首相たちが新型コロナウイルス対策の為に取ってきた厳しい規制措置を緩和する動きを取り始めている。この運動はカナダからアメリカ、オーストリアからヨーロッパへ広がっている。この強力なムーブメントは、闇の中の曙光である。いかれたカナダ首相・トルドーが、共産主義者としての本性を現した。今後のフリーダム・コンボイとの戦いから目が離せない。歴史上、フランス革命などよりもはるかに大事件が起きているのに日本のメディアは一切報じない。だから、私が何を書いているか、日本のテレビ・新聞の情報しか知らない方達は、??と思うだろう。
  2月7日現在、ヨーロッパの多くの国で、「コロナ規制の撤廃と、ワクチン接種証明(ワクチンパスポート)の廃止」が政府首脳から次々と発表され始めた。
 上述の英国に続いて1月26日に、デンマーク政府が、マスク着用、行動規制、ワクチン接種証明を含む、ほぼすべてのコロナ規制を「廃止する」と発表して以来、スウェーデン、スイス、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイルランドなどが、国により規制解除に多少差はあるが、同じように「コロナ前の生活に戻る」というようなことを言い始めた。(残念だが「コロナ前の生活に戻る」事はないが……)
 だか、我が日本は、これまで中途半端な対応が却って幸いして死者も極端に少なかったが、ここに来て、他国の間違った措置をなぞる愚行を始めた。3回接種分ファイザーワクチン購入予約済みなので、消化PRにやっ気になっている。岸田総理大臣は2月7日、3回目接種を加速するため、1日あたり100万回の接種を達成できるよう取り組み強化を指示した。デープステート (未だにこの言葉は「陰謀論」といわれていたがさすがに否定されつつある。アメリカ合衆国の連邦政府・金融機関・産業界を陰で牛耳る組織)の言うなりだ。媚中、媚韓に加えて、未だに日本は先の敗戦からアメリカのこれら権力者に生殺与奪の権を握られたままだ。自民党の高市早苗総務会長が、厚労省幹部に「3回目の接種を前倒しするべきだ」と意見したとあったが、それは根本的認識不足で、「3回目のブースターショット自体を見直すべき」というのが健全な思考である。短慮な意見で残念だ。
 昭和20年(1945年)9月6日、「降伏後ニ於ケル米国ノ初期ノ対日方針」が、トルーマン大統領からマッカーサーに伝達された。そのイ項に「日本国ガ再ビ米国ノ脅威トナリ又ハ世界ノ平和及ビ安全ノ脅威ナラザメコトヲ確実ニスルコト」を、後生大事に遵奉させられ、挙げ句の果ては民族の精神性まで喪失してしまった。
  そろそろ気づけよ!!
  ワクチン接種は「効果がない」のではなく、「感染状況を悪化させる」。ブースターショットによって、感染を更に拡大する懸念もあり、またmRNAワクチンが、改造RNAとなって接種者の体内に残り、自己免疫疾患を起こす懸念もある。これらは、世界中のデータ・論文が示している。コロナの恐れから逃げ出したい、助かりたい、コロナを収束させたいという拙速さが、却って収束を遅らせ、長期化させてしまった。やらねば良かった真逆な事をやってしまった。本来、助かる命が、自ら体内に地雷源を抱えてしまった。
  まあ、恐怖におびえ、あれよあれよという間に8割以上の人間が2回もmRNAワクチンを接種する「愚民」だから、政府や行政や医師会、マスコミの言うがままだ。
  ワクチン接種者には地方行政が千円とか2千円とか商品券を配るなどして、接種を促進しているが、それにしても安い命と見積もられたものだ。回り回って税金になるのも理解できないようだから……。
  まともな首長は奈良県の新井正吾知事のみ。「オミクロン株による感染急拡大が続く中、蔓延防止等重点措置は効果がないと主張し、適用要請はしない」とぶれない。
  こういう方が東京都知事になって欲しい。他の日本の首長達はなべてカス。東京、大阪、山梨、愛知、沖縄は最悪だ。物事を科学的に冷静に考えられない頭脳構造なのだろうが、ひどすぎるわ。
  さて、武漢ウイルス(最初に発生したのは中共発表で2019年12月8日)禍と、2020~2021のアメリカ大統領選挙によって、「陰謀論」として一蹴されていた世界中のありとあらゆる「事象」が白日の下に晒され始めた。
  「真実」と思わされていたことが「虚構(嘘)」であると暴露され、「陰謀論」が「本当」に仕組まれたことで、例えば「環境保護活動」が「偽善の利権獲得活動」であり、例えばジャック・アタリに代表される今風の「思想・哲学」は単なる「プロパガンダ(ロスチャイルド系のエージェント)」であり、「平和主義者」の仮面の下は「暴力・共産・全体主義者」であると判り、「コーポレート・ガバナンス」が「コーポレート・ファシズム」に繋がっている危険な道筋であることを、私はこの数年間に、しっかりと認識させて貰った。
  つまり、「グレートリセット」とう名において、新世界の秩序を目論み、通貨・資源・食料、ひいては人口統制・削減とその支配の全貌が、武漢ウイルスとその後のワクチン接種、そして米大統領選挙に勝つためには何でもありの秩序無視の選挙運動の過程が全て顕在化された。(アメリカ主要メディアは絶対に取り上げないが、全て暴露されている)
  更には、中共マネーに汚染された、政府マスコミ、政党、宗教団体、NGOなど様々に入り組んだ資本と金、それらを動かす組織と人物の点と線がはっきりと結びついた。やり口があまりに露骨で稚拙であったために、「アシ」が着いた。
  ただ、日本の場合は、今もって「報道しない自由」という都合主義がまかり通っているので、多くの国民は殆どこの「表」「裏」の意識的倒錯行為が平然と行われている事を知らない。日本国民として、戦う「情報武器」がない。竹槍で戦おうとするようなものだ。
  何故日本のマスメディアはそんなことになってしまったのか。
  理由は、戦後、GHQが行ったWGIP(War Guilt Information Program : 戦前の日本は悪そのものであるという意識を刷り込むための洗脳計画)によるコード(アメリカや中国や朝鮮人や東京裁判の批判や戦争擁護等を禁じる項目、いわば日本占領政策の一環として行った日本国民に対する再教育計画)にある。日本のマスメディアにとっては誠に都合が良く、敗戦利得者として76年たった今もこのコードは、皮肉にも彼等を助けている。
  媚中、媚韓、スパイ野放しで、国民の資産である研究特許も盗まれっぱなし。日本侵攻を目論む武器の主要部品製作に協力している、金と女に目が眩んだ売国奴は今も後を絶たない。土地を買い漁られ、中国市場に目が眩んでいる、自民、公明(創価学会)、維新、立憲など、どうか頼むから、日本国民のために命を張って政治をしてくれよ。
  一方、半導体、自動車など日本の技術に太刀打ちできないと知るや、前述の「イ項」の論旨さながら、強権をもって、悉く潰してきたアメリカ。昭和60年の(1985年)9月22日、米ニューヨーク市のプラザホテルで先進5カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G5)が極秘裏に開かれ、米国の対日貿易赤字に対応するため、協調的な円高ドル安誘導に関して合意させられた「プラザ合意」である。
  当時の蔵相竹下登氏は、国際金融資本の怖さを知ったはずだ。以来、財務省はそのトラウマを引きずり、番犬のような従順さで間違った財政金融政策を推進し、日本を貧困に堕とした。その間40年近くあれば「日本再興はどうあるべきか」と真剣に考えられたはずだ。頭の悪い私でも40年あれば対処できる。IQの高さと記憶力だけでは駄目な典型例だ。
  日本では、新聞社とテレビなどの放送局が同じ資本の系列下にある。この「クロスオーナーシップ」と呼ばれる状態は言論の統一化を招き、多様性や言論の自由を阻害することが予想されるため、民主主義国家では好ましくないとされており、アメリカでは法律で禁じられている。この「クロスオーナーシップ」は日本のマスコミにとって実に都合が良い。国民を簡単に洗脳し、誘導できる。まさに彼等にとってはありがたいGHQ(CIAも含む)の贈り物だ。そのマスメディアに、日本人は長い間「意識の刷り込み」をされ続け、視聴料、購読料を支払って「プロパガンダ情報」に洗脳されているわけだ。(金を支払い、嬉々として「オバカ」になっているわけだ。マゾヒスティックで気持ちが悪い)
  人間の脳は、最初に刷り込みがなされ、それが継続すると正常に物事を判断できなくなってしまう。
  今回のウイルスは人為的に作られたか否かは証明は不能だが、人類の歴史は、感染症のパンデミックによっておびただしい死者を出した歴史でもある。WHOによると天然痘や麻疹などは「ワクチンで根絶された」、また根絶と言わないまでも、「制圧」に成功したといわれているものに、麻疹(はしか)、百日咳、ジフテリアなどがある。
  しかし世界には、未だに感染症を征服出来ないウイルスの方が遙かに多いのだ。
  今回のmRNAワクチンの拙速な人間への接種は、人類史上最悪の悪行だと思っている。利権構造とその目的が隠しきれなくなって、為政者は益々強権を発行する。例えば、「老後は温暖な気候のオーストラリアに移住する」といって移住した日本人の目の前で、ゲシュタポも真っ青な暴力が警官によって行われている。モリソン首相は今さら引くに引けなくなってしまった。そのほかにも、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、イスラエル、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、ギリシャなどは強権で国民を縛っている。中共は非科学的ゼロコロナ政策で論外なのだが、日本も陰湿な規制強化が急速に進んでいる。
  mRNAワクチンが自然免疫低下の薬害を起こすことを、世界中のまともな人間は知りはじめた。それなのにWHOはずっとパンデミック宣言を解除せず、人類、とくに先進諸国の人々に反復接種させようとしている。反復接種による免疫破壊は、自然免疫が強い子供たちの人生を台無しにする。妊婦への接種も危険極まりないとされる。
  しかし、残念ながら本来それらを警告するのはWHOのはずだが、中共や、ゲイツ財団に牛耳られて機能していない。霧は当分晴れそうにない。
  日本政府は、正しく状況を判断して、毅然と決断していれば、世界中を巻き込んだこのパンデミック戦争に、一人勝ちできた立場にあった。あるいは30年もの間、財務省の愚策によって先進諸国で唯一成長できなかった日本が、正常な日本に立ち直れるチャンスでもあった。今に至るこの一年間で全て潰してしまった。いつまで経っても戦後76年の呪縛は、越えられないのだろうか。あろう事か越えてはならない壁に、岸田政権は踏み込もうとしている。国民の生命を危険にさらして何が政治だ。信念がなさ過ぎるし、勉強不足、それとも頭が……。マスコミ挙げての煽りに、腰砕けになってしまった。「五類感染症」にして、PCR検査や接種を自由にすれば良かったのだが……。
  最後に、何故日本の為政者の頭が悪すぎるかと言うことを示しておこう。上述した、英国ジョンソン首相の規制緩和・撤廃宣言と比較すれば良い。さすが大英帝国繁栄期には、世界の四分の一を植民地統治した、したたかですばやい身のこなし方だなと思った。(読者メールには、その動画を添付した)
  ジョンソンは、決してワクチンの危険性を言わずに、接種した方が良いという姿勢を維持しつつ、英国民への接種義務を解除したのは、エンデミックになったからだと宣言した。グレートリセットを目論んでいる国際金融資本家達にも配慮し、ワクチン政策は破綻したとは言わない。
  そして将来、治験ワクチンと知りながら強制接種したという「犯罪行為・人権裁判」の被告にならないように、実に狡猾で見事なタイミングで、世界に先駆けてイギリス政府が声明を発表した。(と私は思っている。誰もここまで深読みしていないが……)
 イギリス伝統の政治家として「メリハリの利いた狡さ」に私は唸った。ボリス・ジョンソンは「常に世界の中のイギリス」を意識している。日本の愚なる政治家達は、この事を知るべきだ。だから良いニュースと言ったのだ。
 実は初音の裏殿の主人公、宇良守金吾は第一巻の「怪物生成」で、2年間那覇に軟禁されたフォルカードというフランス人宣教師と数度面会し、海外事情を収拾した。そのやり取りから金吾はフランスを見限り、英国に興味を持った。第二巻「破天荒解」で、金吾が再渡琉するが、弘化3年(1846年)那覇に強制滞留した英国人医師兼宣教師ベッテルハイムの家族と面談することになった。金吾たち宇良守軍団は、ベッテルハイムとのやり取りから英国のしたたかさを肌で感じ、この後、開港、幕府瓦解と激動する幕末期に、来日する幕末のイギリス公使や商人達と、その時の体験を活かして丁々発止の駆け引きが繰り広げられる。
壮大な幕末物語、初音の裏殿シリーズはこのような歴史時代小説である。現在我々が置かれている「霧」を晴らすお手伝いが出来るよう、また日本人の長編歴史・時代小説の概念を変えたいと念じて執筆している。
  というわけで、私はこの2年間、世間の喧噪に近づかないように、黙々と執筆活動を続けてきた。しかし、社会の分断は、悪意の上書きのように次から次へと襲ってくる。マスメディアや施政者、御用医師達は「陽性者数を煽りに使えなくなったので、どうやって煽ればいいのだろうか……」と頭を悩ませ「コロナ陽性者数」から「濃厚接触者の人数」を問題視し始めた。ゴールポストを勝手に動かすという奴だ。
  「勝手にやってろ」と言いたいところだが、私に関係する弓道、居合などの全国大会や審査会は、この先ワクチン2回以上の接種証明、又は72時間以内のPCR検査・申請証明書が必要になるようだ(公式の自主PCR検査は、一回2万円から4万円かかる)。
  これら団体組織は、お上の通達をそのまま遵奉しているのだろうが、日本には「気骨のある武人」も消えてしまったようだ。事の本質を知ることが日本武道の神髄なのだが……。長息するしかない。
  一連のコロナ騒動だけで、何十兆円もの無駄な金が投入され、パンデミック役得者達の懐に入っただけて、本来国家として救わなければならない人達は、更に貧困にあえぐ。
  政治はパフォーマンスではない。
  パンデミック不況による自殺者の増加、食料不足等々、予測されるだけでも気の遠くなるような未来が待っている。霧の向こうに光明は未だみえないが、何とか「愚策」に耐えて、経済的に破綻を来している方々も、どうか生き延びて欲しい。一人の人間として、一人の日本人として心から願うばかりだ。勿論、この愚策の戦犯、不当利得者達を許すわけにはいかない。
  春吉省吾  2022.2.10
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日本の勝ち筋〈全ての日本人に読んで欲しい・春吉省吾論説.2〉VOL.97

●私のジョギング・ウォーキングコース
●代々木八幡神社2021.12.29 ●下北沢ストリートピアノ 2021.12.21 ●環七大原交差点 2021.12.16
●駒場公園 2021.12.23  ●東京大学教養学部・キャンパス 2021.12.23

〈本文〉
歴史に断絶はない。幕末から突然明治になったわけではないし、かろうじて勝利した日露戦争後も、中国大陸への列強の覇権が背景にあり、それが満州事変を招き、大東亜戦争に繋がり敗戦した。戦後の高度成長から、バブル崩壊、日本低迷と、いきなり情けない日本になったわけではない。全てにそうなった原因があり、複層した脈絡を多角的に客観的に精査し、そこから今自分が置かれている立場を認識し、思考と行動を深めていくことが、歴史を学ぶことだと思っている。
しかしそれはとてつもなく困難なことだ。伝わる歴史は「勝者の歴史」で敗者の歴史は徹底的に隠滅され、歪曲される。それが一世代、二世代(一世代はおよそ30年~35年)になると、親の伝聞そしてその子への伝聞となって、それがその国の「歴史」になってしまう。歴史教育の恐ろしいところだ。中国・韓国の義務教育の歴史教科書を読めば、その「反日教育」に普通の日本人なら愕然とするはずだ。

日本という国家を破壊しようとしている日本人が我々のごく近くにいる。
これら売国奴達は戦後76年時間をかけて、マスコミ、政治家、官僚、大学教授、宗教家、タレントはもとより、日頃何気なく顔を合わせている人の中にも、貴方の生活そのものを壊滅的に崩そうとしている人物がいる。それに全く気がつかずに、加担している「愚」。したり顔してマスメディアで薄く浅い解説をし、「ドイツでは、フランスでは」と「出(で)羽(はの)守(かみ)」をぶち上げて、日本を貶めるジャーナリスト。「馬鹿もいい加減にしてくれ」。
普通の人間であれば、少し想像力を働かせれば、「変だな、理屈にもなっていないことをこいつらなんで言っているのか」と思うはずなのだが、感覚が劣化し、なまくらになってしまった。目先の恐怖や欲得につられて、取り返しのつかないことをやっている。同調圧力に負けた被害者でありながらいつの間にか加害者になっている。何という皮肉だろう。どうやら「普通の人間を放棄」してしまったようだ。

自己責任回避のため、世間の動向を横目で見つつ、意志決定を先延ばしする卑怯者の為政者は、何故自分自身が「卑怯者」といわれるのかそれすら気がつかない。高学歴でも馬鹿は馬鹿なのだ。
ハーバード大卒であれ、ケンブリッジ大卒であれ、東大であれ学歴云々ではない。
正しい自己哲理を持っていないから、正しい意志決定ができない。人間としての覚悟がない。本当の「学び方」をしてこないから当然だ。まあ自己哲理の醸成は私の「心身経営学」を学んで貰うとしてここでは述べない。
まず自虐史観に陥った貴方の頭に「正しい考え方・真っ当な考え方」を注入して、思考回路を変えることだ。容易なことではないがそれが、日本のただ一つの勝ち筋だ。
その言葉を一言で表すとどういう言葉か、考えた結果「自己を活かす保守主義」という10文字とした。

さて「宗教はアヘンである」と言うマルクスの言葉がある。
彼の25歳の時の論文「ヘーゲル法哲学批判・序説」のなかで、
「宗教上の不幸は、一つには現実の不幸の表現であり、一つには現実の不幸にたいする抗議である。宗教は、なやめるもののため息であり、心なき世界の心情であるとともに精神なき状態の精神である。それは民衆のアヘンである」(「しんぶん赤旗」からの訳)
何の変哲も無い言葉だがマルクスの言葉に強烈な、アイロニーが感じられるから不思議である。
皮肉なことに「宗教はアヘンである」とうマルクスの共産主義は、唯物論を唱えながら、結局のところ権力欲剥き出しの全体主義に陥った。そのプロセスは一度その循環に入ってしまうと、過激さは更に力を増し、狂信的なカルト宗教と同様、激しい独善の害をもたらす。
多くの左翼主義者や共産主義者はその本質を見抜けなくなってしまう。
レーニンは、革命という至高の目的を実現するためなら、いかなる手段を使うことも正当化されると信じ実行した。彼は労働者の出身でもなく、ましてや貧困のなんたるかを知らない。彼にとっては「プロレタリアートの勝利」は単なる看板であった。ただ独裁の名目で無制限に権力を行使し、秘密警察や軍隊による暴力と恐怖を国民の間で有効に使っただけである。
レーニン、スターリン、毛沢東、ポルポト、鄧小平、習近平、どれ程の人々を虐殺し、人権迫害をしてきたことか。
恐ろしい事に戦後、世界中のそして日本の指導的知識人達は共産主義の影響をまともに受けていた。それは今も連綿とそれら後継者、弟子達によって継続中である。

マルクスは、資本主義社会は階級闘争だという認識が先ずあって、そこから過去の時代も全て階級闘争の社会であったとする。そしてその闘争の中で、プロレタリアートが勝利することに必然性があるという。これは理論ではなく、予言、希望の範疇の言説なのだ。
世界のプロレタリアート達はこれに勇気づけられた。戦いに勝利し、革命後はプロレタリアート達がリーダーとなり、政府の重要ポストを独占する。しかし権力の集中過程で、同士討ちが起こり、勝者が独裁者となり全体主義となる。この予言・希望の真逆の結果が、共産主義国家の成立と衰退の歴史であった。
共産主義は現実社会を変革するために、その活動の中で世の中を正しい方向に導くことになると主張し、こういう生き方こそ、前述の階級闘争の勝利の結果だと美化したのだ。
しかし実際の人間の性は、共産主義になったからといって変わるはずがない。左翼・共産主義を思考する人達は、利潤追求の「私的利益」を求める資本主義が人間を悪に染め、利潤追求を認めない社会主義社会・共産主義社会が招来すれば、人間の「悪」は出てこないという「お花畑妄想」の空想に陥った。何とも人間性を学んでいない理論なのだ。それどころか、人間は私的利益の追求がなくなると労働意欲も枯渇する。人間の本性を見通せない不完全さの故である。

確かに資本主義という、人間のありとあらゆる欲望を内包した社会制度は、歪みのある制度である。しかしその歪みがビジネスチャンスとして新しいビジネス展開をする制度でもあった。しかし様々な制度的疲弊、既得権益の障害によって、資本主義が大きく変節していることも事実である。
今「脱成長コミュニズム」という発想が言われ出した。一度リングからKO敗退したマルクス主義が、亜流の社会主義・共産主義思想となって衣装を替えて出現してきた。
これら亜流の考えにつられて乗ってしまうのは危険なのだが、何が危険なのか殆どの評論家、ジャーナリストと言われる者達は判っていない。
環境保護や心の豊かさという新しい価値を見いだすことが出来るのが我々人間の知恵であり、いたずらに「経済成長しなくて」も我々は豊かな生活を送ることが出来るとして、口当たりの良さを名目に亜流社会主義を復活させようとしている。
しかし経済成長、生産性が向上しなければ、弱者保護を眼目とする社会制度は先細りの陥穽に落ちてしまうし、生きていくための食糧、生活手段としてのモノ、それら生産性の向上がなければ、国力が増進する事はない。
考えても見よ、パイが小さくなり、安定した仕事も減っていき、何とか自分だけは生きていこうと人々は競争を激化させる。その競争は「欲望の資本主義」という競争社会よりももっと悲惨な「競争」になる。「誰かの得は誰かの損」というゼロサム社会=脱成長社会は更に過酷なパイの減少に繋がってしまう。
更には、我々日本人に限っても「心の豊かさ」という精神性を求めるには、これまで殆ど学習してこなかったのだ。心の豊かさを求めるには、従来のモノ偏重の生き方しか学んでこなかった人間に余暇時間は増えるが、何か新しい事をしなさいと言われても、所詮「ユーキャン」の資格を取ったり、ペン字を習うとか、その程度のレベルになってしまう。
「心の豊かさ」を学ぶには、宗教、哲学など、義務教育からその基礎を学んでいないととても無理なのだ。心豊かな生活を送るにはそれなりの努力を積まないと不可能なのだ。
勢い、無学な極右志向、極左志向に社会は二極分化され、とげとげしい不毛な未来が待っている。
またマルクスが本来最重要視したのは生産性の高さであった。それを無視し、古き理想郷に入るような「脱成長社会」などあり得ない。

ヒトラーの行った「国家社会主義ドイツ労働者党=ナチス」の政策や、スターリンの「大粛正」、毛沢東の「文化大革命」など極端な全体主義プロパガンダによって、無(む)辜(こ)の民、優秀な国民を何千万人と葬ったことか。歴史を繰り返してはいけない。

不思議なことに日本の官僚と同じように、日本の左翼は口を揃えて財政規律に厳しい姿勢を取る。寧ろ国家的危機である現在にあっては、特別国債を発行して「経済弱者」を積極的に救済すべきだとするのが、本来のマルクス的理論に適合していると思うのだが、共産党はじめ日本の左翼政党は主張しない。
国家を脆弱にする意図があるとしか思えない。
日本の大蔵官僚の頭の中もかち割って見てみたい。国債発行は「負債」と思っている様だが、全くその理論は古いと言わなければならない。フレキシブルな財政・金融論を実施しない限り、日本は浮上しない。
フリードリッヒ・ハイエクは彼の著「隷属への道」で「マルクス主義とは、本質的にファシズムと国家社会主義の事である」と述べているが、同時に「共産主義は大官僚主義だ」「官僚主義の極端まで行ったのが共産主義だ」と述べている。けだし明察である。
硬直した日本の官僚、アメリカ・トランプ大統領下で、命令すら無視するデープスティト達の暗躍は十分認知しておかなければならない。

現在、マルクス、ケインズ、ハイエク、シュンペーターの経済基本書を読み直しアリストテレスからハイデガーまでの西洋哲学、墨子、韓非子などの諸子百家、空海、最澄、道元、親鸞、日蓮などの著作を「眺めている」そこから日本復活の思想が見えるかも知れない。
この随筆は、急ぎ記述しているので、「自己を活かす保守主義」の理論構築には深く触れられないが、戦後76年、敗戦により、GHQに徹底して教育制度が変えられてしまったが、例えば戦中に「国体」という概念が戦意高揚として矮小化され、敗戦後は意識的に真逆に誤解されて今に至っている。実は「国体」とは日本国民がその言葉の歴史から精査しなければならない重要な言葉なのだがすでに「死語」になっている。同時にグローバルという概念に対抗する「保守主義(ナショナリズム)」の概念もぼけている。
過激なフランス革命に疑問を持ったアイルランド出身のエドマン・バーグの「保守主義」の理論から遡り、「国体」という歴史の概念を探りながら日本的ナショナリズムを再構築しないと今後の日本復活の道は見えない。やることはたくさんある。

またハイエクをフリードマンと並べて、「新自由主義」と位置づけている経済学者がいるがそれは間違いである。フリードマンも歴史に残る経済学者だか、イギリス・サッチャー首相やレーガンの経済的政策の背景となった理論だとひとくくりにするのも間違っている。
特に晩年は、日本経済に関心が深く、バブル崩壊後の日本経済について、日本政府・日銀の対応を「彼等は拡張的金融政策を伴わない拡張的財政政策で時間と金を無駄にしている」と揶揄した。また平成9年(1997年)に景気対策と税収の減少に対する財政悪化を理由に消費税を実施したことを批判した。1990年代の初期に、大規模な金融緩和が実施されていたら財政悪化は免れたと批判した。「金融緩和のもとで減税せよ」というフリードマンの警告に反した消費増税であった。
財務省の発想は常に、増税してそこから「分配してやる」という、共産主義者の発想だ。何という頭の硬さと、何としても仲間(財務官僚OB)の既得権益を守り抜くという頑迷さだ。国民が徹底的に疲弊してもなお、斃れるまで吸い上げるという悪代官のそれである。
日本崩壊の元凶の一つだ。麻生太郞氏や岸田文雄総理などは財務省の言いなりだが、もう一度「経済・金融・財政政策」を学び直して貰いたいと思ったが、権威だけの経済学者や奇をてらった経済学者から習っても無駄だろうし、とても新しい知識を受け入れる柔軟な頭はなさそうだ。

さて、ニューワールドオーダー(New World Order)という言葉がある。
第一次世界大戦後頃から英米の政治家によって多用されるようになった。大国間の勢力均衡が大きく変化したことを指したアメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンや、第二次世界大戦の悲惨な帰結を見たイギリス首相ウィンストン・チャーチルが破滅的な世界大戦を避けるには国民主権国家を廃絶し世界政府の管理による恒久的な平和体制の実現が不可欠であるとしてこの言葉が使われ出した。
この思想は、かつては「陰謀論」として葬られてきたが、いまやオープンとなって誰でもがそれを目にする事が出来る。
国連新世界秩序プロジェクトは、2030年までに国連の持続可能な開発のためのグローバル目標を、そして、2050年までに地球上の全ての生命の、幸福、健康、自由を、達成する、人類のための新経済パラダイムと新世界秩序を進めるために、2008年に設立され、ジェイム・イリエンとンダバ・マンデラによって率いられた、グローバルで高レベルのイニシアチブである」ウィキペディア(Wikipedia)より。

ここでよ~く考えてもらいたい。現在国連は、常任理事国の5国は拒否権を持ち、加盟国は中共マネーに汚染され、傘下にある組織も機能不全である。御存知のように、テドロス率いる世界保健機関 (WHO)や、世界銀行グループ国際通貨基金 (IMF)、国際連合教育科学文化機関 (UNESCO)、国際労働機関 (ILO)、国際連合食糧農業機関 (FAO)などである。

ハイエクは穏やかな「世界連邦」を薦めているが、「国際的な『法の支配』は、国家の圧政に対抗するための個人の自衛手段であると同様に、各国の共同体に対する新しい超大国の圧政から守るための保護手段にもならなければならない」という希望論を述べるが、ハイエクが示したようにあまりに野心的試みをしようとした国際連合は、今やその理想から遠く離れて機能不全である。
皆さんは、最近頻繁に使われるようになった「グレートリセット」「通貨リセット」「ベーシックインカム」という言葉を御存知だろうか。上述のニューワールドオーダー(New World Order)という意味を、もう一度じっくりと頭を使って考えて欲しい。「リセットする主体は誰なのか?」と。大きな闇と利権と覇権が蠢いている。欺されてはいけない。
2015年にパリで開かれた「パリ協定」(温室効果ガス削減に関する国際的取り決めを話し合う会議(通称COP)」に始まるあまりに政治的な環境問題会議から、地球温暖化、脱炭素、更にはSDGsと、コロナ騒動、ワクチン接種などとその一連の事を見て行くと、そこには、欧米の金融資本家、IT新興事業家などの強烈な覇権主義、世界の新しい秩序作りが垣間見える。全て繋がっています。

貴方には見えないとしたら、それは徹底して隠蔽してきた世界中のマスコミの企みが成功したことになる。一方的な「報道」を信じてはいけないのだ。
再びハイエクは言う。
「『新しい秩序』の必要性を最も声高に叫ぶ人々こそ、この戦争(第二次世界大戦)と、われわれが苦しめられている諸悪の殆どをつくりだした、あの考えに染まっている人々である
ハイエクはその最後に「個人のための自由を確保する政策だけが、進歩的な唯一の政策」であるとして筆を置いた。
ベーシックインカムとは判りやすく言うと、「能力のない人間は働かなくても良いから、飢えないだけの金を恵んでやる。だから能力のある指導者に従え」という一握りの権力者、金持ちに都合の良い理論である。究極の全体主義なのだ。そろそろ判れよ!!

世界中で接種を拒む人々やマスクをしていない人達が、警官にボコボコにされ逮捕されている。ワクチン未接種の人は、スーパーマーケットや薬局などの最も重要な店舗を除き、すべての店に参入することを禁じられた。
もはや社会はいびつな免疫を持つ集団となっており、集団免疫とか、自然のパンデミックの収束ということはあり得なくなってきている。
この先、「グレートリセット」などという言葉に惑わされずに、物事を深く重層的に考える事が必要だ。「アッ」と気がついても、日本人の「国体」=「自己を活かす保守主義」の大切さは取り戻せない。その時貴方や、貴方の家族や子孫達をプロテクトしてくれるそのものがなくなってしまっていることに気がついても遅いのだ。
中共、鄧小平の天安門事件、江沢民の法輪功宗教弾圧、習近平ウイグル人弾圧、香港の政治人権弾圧に無関心の日本人、近未来そうなるかも知れないのだ。
しかし中共に未来はない。あまりに唯物論に支配されすぎている。尤も欧米の唯物論に支配された「グレートリセット」を唱える、悪魔的思考の管理社会は絶対に到来しない。
その理由はここで述べるには紙面が少なすぎる。Double Standard(日本壊滅)の著書で詳説する。
厳しい令和4年(2022年)になる。肉体と精神とあわせた自己免疫が求められる。
地球全体が管理社会、共産主主義よりも、もっと狡猾な地球規模の「全体主義」計画が始まっている。阻止しないと「個人の自由」がない鋳型にはめ込まれた生き方を余儀なくされる危険があるだけでなく、多くの犠牲者が更に増える。
日本の日本人の勝ち筋は、あるべき自己哲理を日常に活かすこと=「自己を活かす保守主義」を正しく学ぶことにある。

春吉省吾 2022.1.1

付記
Harano Talks Official Channel (日系アメリカ人だと思いますが、非常にクレバーなYouTuberです、大統領選の解説で何度もバンされていますが、正統な意見を述べられています。今回はその彼が紹介する動画です。環境ビジネスの「カラクリ」が判る動画です。バンされないうちに拡散してください。
「無から莫大な富を生み出す方法」2018年
https://www.youtube.com/watch?v=-55jrKpsHEo&t=302s

「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を執筆中だ。幕末宇良守藩の天才嫡子、宇良守金吾を主人公に据え、第一巻を今年の7月に上梓した。この物語は「世界認識」と「重層的経済活動」「情報戦略」の3つを埋め込んで物語にしている。「破天荒解」は現在、冊子換算350頁まで書き進めている。ダナミックな展開は、第一巻から更に鮮明になります。

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世界中が「愚」に陥ったVOL.96〈多くの日本人に読んで欲しい〉

●駒場公園内の紅葉(2021.12.1)旧前田侯爵邸和館 日本近代文学館前の大きな銀杏の木
●紆余曲折を経て完成した新国立競技場だが、オリンピックは「無観客開催」。
海外の有名スタジアムと比べて明らかに見劣りする外観、機能不全の内装設備が続々と明らかに。1569億円かけて造ってこれなのかという指摘が相次いでいる。2021.12.2

●ウォーキングの途中で偶然に……。なかなかいい赴き。世田谷・代沢 森厳寺  2021.12.4

 

  (1)世界中が「愚」の連鎖
  あっという間に、世界が大きく狂ってしまった。世界中が「愚」の連鎖を引き起こしている。中共武漢由来のウイルス騒動をきっかけとして、世界が重層的二極分化となって、「地球人類全体愚」の道をまっしぐらに進んでいる。
  国連を初めとして、その下部機構WHO(世界保健機構)、国家・行政、IOC(国際オリンピック委員会)、ダボス会議、COP26、米国立のNIAID(アレルギー・感染症研究所)、FDA(米国食品医薬品局)、など世界に直接影響を与える連合体、政党、宗教、企業などあらゆる人間・組織が迷走している。しかもほとんどが言行不一致、Double Standardそのもので、「虚」を垂れ流して平然としている。その「虚」も、あらゆるプロパガンダ媒体を使って、上書きされ続けると人はそれを正しいものと信じてしまう。
  人間の智の深さはこの程度かと、長息しきりである。「環境保護」「公衆医療」など「科学」「人命」という名において(本当の科学、人権はそうではないので敢えてかぎ括弧にしている)ある種の目的で、巨大な資本を駆使し、長年にわたり計画的に情報操作された結果が今起こっている事である。あるいはこれから起ころうとしていることである。
  人は「憎しみ」「怒り」「焦り」「不安」「喜び」といった様々な感情を持っている。そしてその感情によって人の行動は簡単に変わる。恣意的に情報操作され、見えない恐怖に追い込まれると、人はその「焦り」や「不安」から早く逃れようと、ろくに考えもせずに、「これが解決策だ。これが特効薬だ。これがみんなを幸せにするものだ」という口車に安易に乗ってしまう。デマが横行し、どうでも良いことが針小棒大に喧伝され、一方通行の情報に侵され、遂には自分で考えることを止める。加えて目先の欲得が絡む。
  過去の人間の悲劇の歴史は全て同様なパターンで起こっている。言っておくが、「全て」だ。

  翻って、今の日本人には、確たる哲理に裏付けられた「危機識別能力」あるいは「敵・見方識別能力」が欠如してしまった。いわゆる「鍛えられた勘」が多くの日本人の中から失せようとしている。これは日本民族にとってとてつもなく恐ろしく怖いことなのだ。

(2)この劣化はいつ頃からか。
  顕著になったのは、戦後GHQに徹底して情報統制されて以来、敗戦利得者、日和見者、社会主義者・共産主義者達に、教育の根幹を握られ現在に至っているからだ。これら「検閲」のすさまじさは、日本人がそれを暴こうとすると、江藤淳氏のように徹底して叩かれる。
  日本人の論文記述よりも、外国人の記録がより客観性を持つ(と信じ込まされている)ので、例えばスウェーデン人のモニカ・ブラウさんの「検閲・禁じられた原爆報道」(時事通信社1988年発刊)に付された、一次資料、二次資料の膨大な目録記録などに限定しても、GHQの検閲は「焚書坑儒」さながらであった。
  だがその実態を明らかにすると、当時、火事場泥棒のようにして立場を得た学者、文化人、現在でもその系譜に繋がる弟子達が、自分の立場がまずくなるので、ほとんどがだんまりを決め込んで、今に至っている。
  戦後GHQの意向で、30万人の「公職追放」がおこなわれた。GHQの手先になって、自己の立場を有利にしようとする多くの学者・文化人がいた。これは涙が出るほど情けないことなのだが、これらを平気で行ったDouble Standardの進歩的文化人といわれ弟子達によって、今も言論、マスコミ界が操られている(著しく陳腐化し劣化したが)。それは法曹界にも及び、最高裁の判決も?と思えるものがある。具体的な学閥、人的系譜の詳細(人名)はここでは記述しないが、実体を知ればおぞましい徒弟制度に驚くに違いない。
  (3)反日的日本人とは
  谷沢永一氏の名著「悪魔の思想」~「進歩的文化人」という名の国賊12人~(クレスト社・平成8年刊)の冒頭にこうある。少し長いが引用する。
  「進歩的文化人のほとんどは反日的日本人です。そしてもちろん、彼等は共産主義またはその同調者、あるいは追従者です。では、それぞれの国にいるたくさんの共産主義者は、彼等を国家全体として罵倒し、国民を軽蔑し、歴史を遡って、古来以来、中世以来の祖国の歩みを、暗黒であった、罪悪であった、とひたすらに論じていたでしょうか。
  申すまでもありますまい。答えは全面的に、決定的に、否、です。
  私の知る限り、世界各国の共産党の重だった人びとは、例外なく愛国者です。もちろん彼らも共産主義者である以上、階級闘争の敵である資本家を憎みます。しかし祖国をまるごと憎むなんて、祖国の歴史をまるごと罵るなんて、そんな一国民としてあるまじき論法は用いませんでした。フランスのモーリス・トレーズも、イタリアのトリアッティも、祖国フランスを、祖国イタリアを、本心から愛していたように思われます。
  こうして見わたしてみたところ、世界の共産主義者は階級闘争の敵を憎みますけれど、祖国に対しては愛国者であるのが常例です。祖国への愛が強いからこそ共産主義者になったという例も、けっして珍しくはありません。
  したがって、日本だけが、本当に日本だけが、例外なのです。我が国の共産主義者だけが、祖国を憎み、祖国の歴史を悪しざまに罵り、国民に軽蔑の目を向け、反日的日本人になるのです。これはどうやら日本だけの特殊な現象なんですね。」
  (4)アメリカは二極分化し急激に崩壊していく
  このように谷沢永一氏が、上記の書籍で記述したのは、25年前の平成8年(1996年)であったが、今はどうだろう。
  アメリカを例に取れば、中共資本が時間をかけて、アメリカ分断と混乱を狙い、中央政界、官僚、議会、地方組織から、マスコミ、教育界と豊富な裏資金を投入し、極端な社会主義、共産化思想の浸透に半ば成功した。ここでは詳しく述べないが、一度敗退したマルクス主義・共産主義が見てくれの衣装を替えて復活してしまったのだ。
  アメリカの多くの大学は、授業料の高騰と政治的な「左傾化」によって嫌われ、学生の進学はこの6年で、260万人もの新入生が減少している。
  現在、ハーバード大学の教職員はリベラル一色だといわれる。(余談だが、11月22日のイギリスの大衆紙、ガーディアン(The Guardian)によると、「名門ハーバード大学の白人生徒の43%が“特別枠”で入学していた」という記事があった。私立なので金次第)
  研究費の援助、中国留学生などの増加によって極左思想に落ちた。
  実質的中共プロバガンダである「孔子学院」などを大学機関として認めてしまった多くの大学は、庇を貸して母屋を取られたのだ。
  アメリカが現在陥っている現象の多くは、遙か70年以上前に日本が、GHQ政策によって陥った事と相似している。しかしアメリカが社会的に深刻なのは、その国家成立の根底に、奴隷制度、強烈な人種差別があるからだ。アメリカの抱えた最も構造的な問題は、その労働力が、かつて奴隷制度によって成り立っていたからだ。
  そして25程年前から、中国共産党は中国人民から搾取した「Chinaマネー」をウォール街(アメリカ金融市場)に投資した。それによってウォール街は更にパワーアップされた。そのマネーは、民主党を中心にする急進的左翼、国家を否定するグローバリストに流れ、暴力的なBLM、アンティファ(彼等の方がよりファシストなのだが)などが主たる実行部隊となって、アメリカの都市のいくつかは機能不全になっている。
  これまでは中共とウォール街の関係は、「ウイン・ウインの関係」だった。只、あくまでもこれまではだ。この意味はおわかりだろう。ウォール街としてもこれ以上、ジェノサイド国家を強大にさせておく訳にはいかなくなったからだ。
  またバイデン政権の移民政策の失敗により、7月まで、過去20年間で最も多くの不法移民が国境を越え、その数は21万人に達した。
  バイデン氏は大統領就任初日の1月20日、トランプ前政権の複数の移民政策を撤廃。国境の壁建設を中止した他、国内の不法移民約1100万人に市民権獲得への道を開く法案を発表した。国家として破滅の道を選んだ。アメリカは急激に崩壊していくだろう。
  現在のアメリカ教育そのものが「反米的米国人」育成システムになってしまった。かつてGHQ以降の教育制度を上手く利用し、ソ連共産党「32年テーゼ」に操られて現在に至った日本共産党配下の日教組の思想に染まって、日本人としての尊厳を持てなくなったように、アメリカは、Chinaマネーとグローバリスト達の全体主義思想によって、かつての日本と酷似した道を歩もうとしている。しかしアメリカには未だ対抗勢力としてのマスコミも細々とある。健全なアメリカ国民も存在している。救いである。その主たる理由は、アメリカは世界有数の「宗教国家」であるからだ。
  実は、救われないのは日本、日本国民の現状だ。本来、仏教や神道、日本的儒教によって日本人の精神は整えられてきたが、それらは全て形式的な上っ面だけのものとなり、正しく考える「仕組みや物差し」が歪んでしまった。
  (5)日本の劣化が始まった事をもう少し詳しく見ていこう
  例えば、殆どの日本人は、半藤一利氏の著作「昭和史」(1926年12月25日から1989年1月7日まで・いわゆる昭和時代)に代表されるような切り口で歴史を見ているが、私は違うと思っている。
  歴史小説ならば「物語」として許されるが、「日本史」の登場人物を好き嫌いによって単純な善悪二元論に分類する歴史観は狭量であり、そこからこの先の日本を考える思考は生まれない。
  私は日露戦争(明治37年・1904年2月 から明治38年1905年9月)あたりから、日本人の脇の甘さが始まったように思っている。清末からの中国大陸の混沌とした覇権争いに限定しても、そこにはヨーロッパ、ロシア、アメリカ資本、その背後のユダヤ資本の流入と、漢人のしたたかさ、それ以外の多くの民族間の抗争(壮族、回族、満州族、ウイグル族、チベット族、モンゴル族など)が関わってくる。そこを押さえないと、上記半藤氏の「昭和史」のように、冷静に分析できなくなってしまうのではないか。
  今や、ヒトラー、スターリン以上におぞましい世界制覇を目指す反日国家中共。
  チベット・ウイグル、香港で行われている、暴行、大量拘束、拷問、殺人、臓器移植、奴隷など、人権や民主主義を徹底して破壊している。日本が、その中共の餌食になろうとしている。その危機的状況下で、役に立たない既成概念を捨て、意志決定の仕方そのものを変えなければならないのだ。これは容易なことではない。
  既存の意志決定プロセスの陥穽に填まってしまった「できあがった進歩的日本人」そしてそれらプロパガンダに慣らされてしまった日本人には大変難しい。現在の生活がそのまま孫子の代まで続くと思っている軽薄さ、お花畑思考を捨てなければならないのだ。
  全てを否定して新たな重層的な世界と関わる「日本史」を構築し直さなければならないからだ。事実この私がそうだった。全てを見直し、作家活動を始めるにあたり、あらゆる分野の資料を漁って頭の中を再構築するのに、この10年間激しい苦痛を伴った。
  (6)現実を知らない、鈍感なおバ〇さん
  例えば、満州に関わり、意見通らず排斥された石原莞爾も、ソ連・コミンテルン、ユダヤ資本、アメリカ政府の満州政策、そして孫文や蒋介石達の支那人達の思考回路・行動を完全に読めなかったし、スターリン、トロッキー、アメリカ大統領・ルーズベルトなどとの、重層的関係は当時掴めなかったに違いない。軍部内の人間関係も錯綜していた。情報将校を育てず、日露戦争以降、日本陸軍は、情報無視、情報音痴の軍隊となった。作戦参謀は情報部を「腐れ士官の捨てどころ」と侮蔑した。日露戦争の英雄の一人、児玉源太郎参謀総長が不都合な情報を嫌って、情報将校を排除した。過去の実績に酔ってしまった老害である。人は常に進取の意志を持ち続けなければ、その組織、ひいては国家に害をもたらす。
  毛沢東、蒋介石、汪兆銘、周恩来、張作霖・張学良などの寝返り、したたかさ、残虐さの歴史は、戦後全て封印されてしまった。彼等の行為は中共が喧伝する「南京大虐殺」の比ではない。昭和13年の夏、日本人300人が大虐殺された「通州事件」は日本史の中から完全に抹殺された。事件後数ヶ月後に現地取材に赴いた、作家の吉屋信子氏の「通州取材」は、哀悼と憤怒に満ちた壮絶な取材で、後世の私が読んでも血生臭さに胸を打たれる。
  今なら日露戦争を経て、第一次世界大戦、大東亜戦争、マッカーサー支配下の極東裁判など、戦後76年に至るまでを冷静に俯瞰できる資料が解禁され、体系的に研究される資料は整った。しかしそれを体系的に纏められる研究者がいない。
  このように「満州」に限定しても、錯綜した重層的な「世界」視野で、日本の歴史を、冷静に解き明かす歴史家が、今この時代に必要なのだ。
  鄧小平の死後、江沢民や胡錦濤一派と習近平の権力闘争がいかに熾烈で、彼等は何を考えどう行動するのかを予測でき、我々日本人の目を覚ましてくれる歴史家が必要なのだ。 そういう抹殺されてしまった歴史から、正しく世論を形成し、日本の意識を変えなければ、覇権国家中共とグローバリスト達に食いものにされ、日本は滅亡する。
  そういうと、鼻でせせら笑い、「そんな大袈裟な」と言うだろう。しかしそういう方々は、本当の現実を知らないおバ〇さんだ。
  (7)未だに日本は完全な独立国とはとても言えない
  戦後日本を体たらくにした元凶は、GHQの闇物資で利を得た戦争利得者や、日本軍の隠匿した軍事物資の横流しで儲けた人間や、二枚舌の社会主義者や共産主義者達だが、GHQにすり寄って、戦後官僚を徹底して甘やかした吉田茂の罪もまた大きい。
  今に至るも、日本の外務官僚の上から目線、財務・通産官僚達の思考回路は、吉田の奉天時代の傲岸無礼なエピソードを知れば頷ける。
  奉天総領事になったときのことだ。本国の伝達を無視し、張作霖を卑下した。
  あるとき張作霖が吉田を歓待して豪華な食事に誘った。張作霖は毒が入っていないことを証明するため、小皿に料理を取って自分が箸を付けてから吉田に差し出した。しかし張作霖を下品と小馬鹿にし、一口も口をつけなかった。日本国を代表して食事に招待されている以上、吉田の行為は外交官として許されるものではなく、実に狭量である。一総領事の傲慢な態度は、支那状況を悪化させてしまった。
  馬賊を馬鹿にしたその感情の裏返しが、マッカーサーに対する態度である。息のかかった者達によって美化された物語は、後の日米交渉、記録文書から簡単に粉砕できる。
  時代をしっかり検証すれば、当時の誤謬が明らかになる。しかし、私はそれをもって歴史の人物を糾弾することはしない。寧ろ問題なのは、戦後今に至るまで、何故きちっと原因と分析を検証してこなかったのかというのが問題だ。その検証の中、中共やアメリカの覇権主義に翻弄されない、「大事な大事な思考プロセスの本質」が隠されている。それを探るのが歴史家だ。
  もう一つ、吉田に関わる事を挙げておこう。戦後になってから本格的に政治のキャリアをスタートさせた吉田にとって、昭和天皇の圧倒的な情報量は頼りになるものであった。初代宮内庁長官の田島道治氏が昭和天皇との対話を記録した「拝謁記」がある。立場上昭和天皇は意見が言えないが、吉田氏は昭和天皇に内奏し、内閣人事や朝鮮戦争などについて情報を上げていた。昭和天皇は日本が独立を回復した直後の昭和27年(1952年)5月8日の拝謁では、「私は再軍備によつて旧軍閥式の再抬頭は絶対にいやだが去りとて侵略を受ける脅威がある以上防衛的の新軍備なしといふ訳にはいかぬと思ふ」と語ったと記されている。
  「拝謁記」には昭和天皇がこうした再軍備や憲法改正についての考えを、当時の吉田茂総理大臣に直接伝えようとして、田島長官がいさめる様子が記されている。その時から70年後の今、苦渋の国難を経験された昭和天皇の現実政治への慧眼が際立つ逸話である。
  「世界的な権力抗争」という認識で歴史を探っていくと、列強諸国は、どのような考えを持ち覇権を狙っていたかわかる。
  歴史は表と裏、裏の裏まで、精査することが必要で、例えば、岸伸介が、その政治使命をかけて日米安全保障条約の改定をなしたが、同時にその裏でマッカーサー統治の「日米行政協定」から「日米地位協定」が1960年1月に発行された。「日米地位協定」は、安保改定はあっても、今に至るまで一度も改定はない。この協定は、在日米軍の基地使用、行動範囲、米軍関係者の権利などを保障したもので、沖縄の悲劇はここに在る。米軍への「思いやり予算」は下方硬直的に増加するが、我々国民にはその実態は知らされていない。それがこの協定である。
  冷戦後、敗戦国のドイツ、イタリアは、NATOに参加したため、同様のアメリカとの地位協定は改定されたが、日本はそのまま。「日米地位協定」に関する、日米の関係者のみの秘密会議で決められ運営非公開である。未だに日本は完全な独立国とはとても言えない。
  (8)「知力があっても知性が無い」インテリ
  これまで自民党政権は、国民にきちっと向き合って国家運営をしていたのか甚だ疑問である。その自民党の腐敗に怒った国民は、平成(2009年)8月末の衆院選で民主党が勝利し、政権交代を果たした。ところが、3年余りの政権運営は更に最悪、迷走の連続で、全て官僚に任せっきりのため、財務、通産などの官僚が更なる力を持つことになった。彼等高級官僚やその出身の政治家は、「知力があっても知性が無い」これでは、錯綜した国際社会の舵取りは出来ない。当然、世界情勢に対処できる想像力や知謀もない。
  その後政権が自民党に戻っても、実質賃金が20年間に亘って低下し続けている。日本国民は世界最悪の経済環境となって久しい。真面目に働いても賃金は上がらない。
  安倍晋三政権の経済政策の失敗だ。結局やったことは「実質賃金減」であり「個人消費減」である。税金泥棒の権益を増やすために財政出動して国家財政に穴をあけ、そのつけを国民の預金を奪う金融緩和と消費税増税で補填しただけである。
  平成24年(2012年)衆院選の政権公約にしていた「TPPに反対」を反故にし、政権が発足すると手のひらを返し強力推進した。TPPは「自由貿易」とは名ばかりで、実態は外資に日本経済を売り飛ばし一部の特権階級や富裕層が庶民から搾取するためのものだ。
  日銀の金融緩和は外人(グローバル外資ファンド)に日本人の金を渡しているだけなのだ。
  日本の高級官僚は、意図的に日本を矮小国家にしたいようだ。
  その責任は、全て彼等にある。グローバリズムの弊害を考慮する弾力的な政策出動が出来なかったのだ。
  「サルでも判る愚策」な金融・財政政策は止めて欲しいが、IMF(国際通貨基金)の忠実なる僕(しもべ)である日本の財務・日銀の高等役人達には、闊達な知性に基づいた日本発の、財政金融政策を期待するのは無理のようだ。何とも腹立たしい。
  これらの既得権を70年以上に亘り拡大死守してきた天下り利権構造は、一人や二人ではとても解体する事など出来ない。
  それに財務省・日銀の代々指導者は、これら国際金融資本家達の流れに乗っているだけだ。流れに棹させば、忽ち解体させられ、利権も消滅し、場合によっては命も危ない。
  これまでの日本の政権が長持ちしたのは、ひとえに国際金融資本家達の利益に貢献する政権であったに過ぎない。中曽根政権も、小泉政権も、安倍政権もこの「事実」を知ってしまうと忽ち変節する。マスコミに顔を出す日本の政治経済評論家の誰一人としてここを取り上げなかった。唯一それに近い事を仰った保守の重鎮論客は西尾幹二氏(「保守の真贋」保守の立場から安倍政権を批判する・徳間書店)、渡部昇一氏、そして経済・社会学からは、三橋貴明氏、科学者の苫米地英人氏ぐらいだろう。
  世界をグローバル化(そう言うと言葉は良いが、要は「銭で世界を操ろうとする集団」)しようとする集団の意向を損ねると、企業活動も出来なくなる。
  それを上手く日本に誘導して、美味い汁を吸っている売国奴がいる。日本人の税金をかすめ取っている。これらの輩は、グローバル金融資本家のいわば「パシリ」(使い走り)でしかない。教壇から政府に潜り込み、その後企業の役員となって利益誘導しているが、恥ずべき事だと自覚しないのだろうか。いずれにしても「パシリ」の役を果たすと、切り捨てられる運命である。尤も、管前首相も、岸田現首相もこれら「パシリ」に忖度しているが、何と無定見で未熟なことか。
  ちなみに、アメリカの実質権力を持つのは大統領とそのスタッフではない。グローバル金融資本家達と深く繋がっているデープスティトといわれる高級官僚達である。民主党のオバマ大統領が、就任最初に手を付けたのは、自分の息のかかった高級官僚を大量スカウトし、雇用した。オバマやヒラリー・クリントンやバイデン大統領の都合の悪い情報はここで堰き止められている。それは今でも続いている。
  オバマ民主党政策を変えようとしたトランプ大統領に徹底して抵抗したのは、この勢力である。日本の官僚達が対アメリカ政策で、第一に目を配るのは、これら実権を持つデープスティトと言われる集団である。当初から彼等の顔色を窺う日本の高級官僚は、日本国民の公僕として忠誠を誓うスタンスは端からない。亡国の基本パターンである。
  これについては、執筆中のDouble Standard(日本崩壊)で、このような枝葉の話ではなく、幹の「私的政治・経済理論」で論述する。「新自由主義経済」などの言葉も、曖昧な定義のまま使っている日本の学者先生方に一矢報いないと、私の赤心が国民に伝わらない。
  腹立たしさのもう一つは日本人の存続に関わる防衛・国防問題である。それも喫緊な要件である。日本の難しさは、先の金融グローバリストと、中共の脅威の両方に向き合わなければならないのだ。実に難しい。これをコントロールする日本人はいないだろう。現在執筆中の幕末歴史小説「初音の裏殿」は、幕末の日本の激動期を舞台に、天才主人公宇良守金吾に、欧米・支那思想の更に上を行く戦略思想を持たせ、我が思いを仮託させ大活躍させている。「究極の幕末歴史小説」だと自負する思想背景はそういうことだ。
  (9)狂気の中共パワー
  隣国の反日国家中共が遂に、牙をむき始めた。新疆ウイグル地区の実態を見よ。中国の正式な国家統計である「中国統計年鑑」において、新疆ウイグル自治区における少数民族人口が、この2年間で164万人も激減した。その状況は現在、世界中の人々がHPから閲覧できる。ナチスのユダヤ人虐殺以上におぞましい。しかし「そんなこと、中共がするはずないだろう」と、脳天気な日本人が殆どだ。
  中共は2010年に国防動員法、2015年には国家安全法が施行され、2017年には国家情報法およびサイバー・セキュリティー法、そして2021年には、改正国防法と海警法が施行された。ヒトラーがやろうとした何十倍も危ないことを本気でやっている。
  11月に、岸田文雄総理、林芳正外務大臣、茂木敏充が自民党幹事長に就任したが、この方々の対中弱腰政策では日本国を加速度的に弱体化させてしまう。米中二股外交と、重層的対応とは全く別物だ。残念ながら彼等をコントロールする官僚も含めてその能力はない。
  尤も、媚中、媚韓の河野太郎や二階俊博をはじめ自民党の二世、三世議員、中共のマネートラップ、ハニートラップに陥った、おそらく8割以上が、親中・親韓(媚中・媚韓)議員だ。公明党(創価学会)、日本維新、立憲民主の面々は言うに及ばず。
  本気で中共は日本を狙っているのだ。今後も協調して協力関係を維持したいなどと言う、目先利益の腰砕け外交では、この先永劫に完全にイニシアティブを失ってしまう。今が、タイムリミットなのだ。議員先生方の脳味噌の中を覗いてみたい!!
  大企業をはじめとする財界も然りである。中国・香港とやり取りした私の乏しい経験から言っても40年前の中国と、この10年来の中国の動きとは全く違うと肌で感ずる。
  10年もタームがあれば企業経営者として、リスクヘッジに自由分な時間であった。中国に代わるサプライチェーンの構築など、次善策はいくらでも構築できたはずだ。
  「危機識別能力」あるいは「敵・見方識別能力」の欠如だ。
  当時の天安門事件の香港の様子を知りたければ、拙著「永別了香港」(AmazonKindle・全五巻)を読むべし。
  (10)中半端な認識と、媚中・媚韓が亡国へ
  保阪正康氏の本は何冊も読ませて頂いたが、その氏が読書人の雑誌「本」2015年8月号(私が読んだのはブログ版)に投稿された実に残念な記事を発見した。部分を紹介する。
  「私は今回、『安倍首相の「歴史観」を問う』という本を書きました。自分としては異例のアクティブな内容で、時代状況論や政権批判にかなり踏み込みました。いままでは本書で明らかにしたような物言いを避けてきたところがあります。(中略)
  この本は私にとって、現代史研究者のやむにやまれぬ発言なんです。日本は戦後70年、戦争とは縁を切ってきた。そうして築き上げてきた戦後民主主義という建物を、いま安倍首相は次々と壊している。それに対して、私はいったい何のためにいままで昭和史を研究してきたのか、と自らを問い直さざるを得なくなった。根本にあるのはその思いです。
  私は先人の経験を引き継ぎ、教訓を学び、それを未来に手渡すために昭和史に取り組んできたのであって、好事家として歴史を研究してきたわけではない。戦後民主主義の価値が崩れ落ちるのを黙って見すごしていたのでは、歴史を学んできた自分の拠り所さえも破壊されてしまう。その思いを汲み取りながら本書を読んでもらえたら、と切に思います。
  本来「戦後レジームからの脱却」は、安倍首相のように大日本帝国への回帰ではなく、非軍事憲法を真の平和憲法にする努力でもあり得たはずです。しかし左翼自体が保守化してしまったため、戦争と平和をめぐって何を変革すべきかという重要な論点が見えなくなってしまったと思います」
  残念ながら、保坂氏の「歴史観」では、台湾、沖縄、そして日本本土も易々と、中共に蹂躙されてしまう。かつて、ナチス・ドイツに対して、イギリス首相チェンバレンの宥和政策(実は何もしない軟弱外交)により、ヒトラーによってスデーデンランドを易々と割譲されてしまったように、日本は完全に日本でなくなってしまう。
  「平和憲法」も「民主主義」も、吹き荒れるグレートリセットに名を借りた、世界の全体主義化、中共の謀略、ロシアの狡猾外交、反日国北朝鮮・韓国の動静、アメリカの独善主義という複層する日本が置かれた環境を理解していない。執筆から6年経った今、保坂氏の視点で歴史を見つづけていたら、30年後に日本は消滅しているだろう。
  戦後76年、日本の多くのマスコミの中に浸透してしまった媚中・媚韓の反日思想を持つ人間が今や幹部として番組や記事を検閲している。創価学会・公明党に代表される親中組織も、与党として国力を削ぐようなことばかりしている。
  創価学会が中共での布教を夢見て、対中共すり寄りをし続ければ、日本中の土地が買い漁られる。考えても見よ、中共が、創価学会の布教を許すはずが無いではないか。法輪功の信者の大弾圧を知らないのか。
  日蓮聖人が嘆いておられる。立正安国論の「他国侵逼難」の本質をどうねじ曲げ、「法華経」をどう解釈したらそうなるのだ。法華経やその信奉僧、日蓮聖人を冒涜している。
  創価大学の創立以来、今や創価大学は、日本における中国のスパイ養成所となっている。このような創価学会と公明党には日本の政治を1ミリたりとも任せるわけにはいかない。
  選挙でまともな国会議員に投票しようとしても、最悪な小選挙区制度で、二世、三世のろくでもない議員達が世襲し、活躍して貰いたいという候補者がいない。自民党公認・公明推薦では、もともと公約が違うのだから「投票」のしようがない。これは憲法違反ではないのか。憲法改正以前の問題だ。
  全立候補議員の媚中・媚韓度を、客観的に計測する様なシステムは出来ないものか。
  (11)世界の支配構造
  今、日本中のマスメディア情報は、勝手な基準でふるいにかけられ、恣意的に黙視されたり、時には真逆の改竄、数値変更などお手のものだ。視聴料や購読料をわざわざ支払って、歪曲情報を掴まされていることに、もっと危機感を持たなければならない。そうでないと頭書に記載した愚民に陥ったまま、そこから抜け出せなくなってしまう。
  憲法改正以前に、現在の「新聞法」「放送法」を改正するのが先で、日本の国力維持のために遙かに役立つ。今まで甘い汁を吸ってきた彼等にとって、この改正は既得権益の利権の橋頭堡だから、「報道の自由」と称して掲げて徹底抗戦するだろうが、これらメディアを優遇する法律が我々国民の「自由な知る権利」を奪っていると気づくべきなのだ。
  ところで、テレビ・新聞などに日々掲載される情報はどのようにして入ってくるのか。
  世界通信社World News Agencyとよばれているものに、「ロイター(イギリス)」、「AFP」(フランス)、「UPI」「AP」(アメリカ)の4大通信社とロシアの「イタル・タス」、それに中国の「新華社」がある。
  全世界のニュースを収集して、数多くの言語で世界各国に配布するシステムである。
  その西側の4大通信社はすべてユダヤ系の経営であり、コンピュータによる市場運営を牛耳っている「ロイター」の経営陣はロスチャイルド一族だ。そして、「AP」はロイターがアメリカでおこした通信社である。
  これらの通信社や中国の「新華社」を含めて、共同通信社や時事通信社はその情報を買って、日本の各マスコミに配信している。それら日本の2つの通信社が電通の大株主であり、その電通を通して日本のメディア支配もある。
  ロスチャイルド一族が共同経営するメディアは、テレビではBBC、CBS、NBCなど、新聞では「ファイナンシャル・タイムス」「ニューヨーク・タイムス」「ワシントン・ポスト」など、雑誌では「ニューズウイーク」「エコノミスト」などなど、数え上げればきりがない。
  食糧、エネルギー、金融、そして、メディアを支配しているユダヤ資本は、マスコミ操作、大統領選挙をも意のままに出来るという構造になっている。
  それらの世界の支配構造が、一定の良識・調和のもとに動いている内は気がつかないが、パンデミック化によって「全体主義的」な計略が忽ちあぶり出された。
  我々は、それに対抗するために、全体を俯瞰する独自の情報収集力と分析力としたたかなパワーを持たないと簡単に分断されてしまう。何しろ「欲望の資本主義」のパワーは絶大だ。全世界で真の民主主義、真のナショナリスト、反グローバル化のために、冷静な全世界的世論を形成し、戦いをしなければならない。
  (12)新たな全体主義
  グローバリスト達の支配構造に大きな変化が起きている。「欲望の強すぎる」ビックテックの新興成金や、番頭達が勝手をやり出した。そして長く牙を研ぎ、時期を待っていた中共も俄に牙を剥き始めた。
  彼等は道徳なき独裁を目指している。このまま進むと、人間の一人一人の生態情報にまで入り込み、完全にコントロールされた「奴隷的自由」しか享受する事が出来なくなる。
  もはやその時には、国家という概念も、民主主義、全体主義などどいう従来概念でなく、全人類の命まで管理される全体主義へと変貌してしまう。何を馬鹿な絵空事をというかも知れないがこのままではこうなる。
  グローバリスト達に煽られて「グレートリセット」「脱炭素」などと浮き足立っているが、冷静に考えてみて欲しい。遺伝子ワクチン接種失敗のツケをどうするか、欲得にまみれた過激な地球温暖化対策、脱炭素なども実現不能と早晩明らかになる。その失敗が明らかになる前に、徹底的に隠蔽に走るはずだ。邪悪な手の平返しという奴だ。過去の人間の負の歴史を顧みると必ずそうなっている。国家規模の隠蔽は、地球規模、人類規模の隠蔽となって、その先は考えたくもない闇となる。
  世界経済フォーラム(毎年一回)開催する、その創設者・会長 クラウス・シュワブ教授(ヘンリー・キッシンジャーの教え子)はこんなことを言っている。
  「バンデミックは、私たちの世界を振りかえり、再構築、リセットするための、稀にしかない機会である」「私たちは決して、昔の普通の状態には戻れない」
  とんでもない独善だ。現在行われている、強制的ワクチン接種、デジタルIDカード化、など、世界のごく一部の狂ったエリートたちが計画的に実施しているとしたら……。
  これら数%の狂ったエリート達に、その他90数バーセントの地球人類は、私有財産も剥奪され、檻の中に閉じ込められ、更には、生命の預託まで管理されてしまう。自由で創造的な思考が出来なくなるのだ。彼等の主張する「グレートリセット」の最終目標は、なんと私有財産の全面廃止だ。ダボス会議は、「何も所有していなくても幸せ」な世界の構築を、2030年までに目指すと、公式に掲げている。いい加減にしろよ。
  (13)「墨子(ぼくし)」に見習え
  「欲望の資本主義」をコントロールしてきた方々よ。あなた方のその力はこの先も必要だが、それは従来の閉鎖型の独善性を放棄し、透明性を持ち、世界中が情報共有できるような新しい「グローバル連帯」という、集団的リーダーシップの場が必要なのだ。
  まさに世界フォーラム、ダボス会議などはその真逆を行く行為だ。グレートリセットしなければならないのは寧ろあなた方の思い上がった思考なのだ。
  しかし、新しい善のビジョンを構築するにも、グローバル金融資本家達の力は侮れない。 彼等にとって自己撞着的行動だが、人類破滅とは真逆な「アナログ革命の創出者」に生まれ変わって貰いたい。それこそが「愚」に落ちてしまったこの状況から脱出する唯一の解決策で、それがあなた方の贖罪を償う道筋だ。そのような人材が独りでもいて欲しい。
  もはや完全に中共に汚染されてしまった国連や、「世界の軍隊」を標榜していたアメリカのパワーもうせた。世界中に「人民元」という空手形を振りまき新興国を経済的に隷属化したインモラルな中共は人類を滅亡に導くだろう。
  これらを修正し、地球人類を救うためには、冷静に事物を洞察でき、しかも現実的な権力と資金力を持った哲学者が必要だ。善の哲理とパワーを持った無私な人物が現れて欲しい。グローバル資本家の中に、欲得を離れた、地球の将来を踏まえた、真の英明者、賢者が欲しい。
  さて、話は日本に戻る。脳天気の媚中議員や知事、はたまた手っ取り早く資金にしたいという愚民達の軽率によって、北海道、京都、大阪、静岡、東京、千葉など中国資本によって、土地が買い漁られているが、その土地が、中共の日本侵略の基地となってしまう。中共の凶暴性、飽くなき覇権主義を考えれば、今すぐ、サプライチェーンを分断しない限り、日本が日本でなくなる。目先の経済利益の喪失に目が眩んで躊躇しているときではないのだ。まさに「危機識別能力」の欠如だ。ユニクロさん、無印良品さん中国企業になった方が良いようだ。
  今やグローバル金融資本家達は、厄介者となった中共の扱いをどうしようと考えあぐねているはずだ。中共マネーによって形骸化した国連をどう上手に排斥したらいいかと考えているはずだ。熾烈な綱引きが水面下で行われている。結果的には、現在のような中共の強引な政策は敗れるだろう。しかし、その破れかぶれになった時の中共が一番危ない。
  日本は何としても耐えなければならない。それも今すぐにだ。
  それこそ中国の戦国時代に出現した、諸子百家「墨子(ぼくし)」に見習え。平和主義・博愛主義でありながら、非戦のための築城術・迎敵の法など当時として最強の軍事兵器「雲(うん)梯(てい)」「衝車(しょうしゃ)」などを作り上げた。墨家は頼まれれば、どんな都邑の城郭の防御のためにも傭兵的集団として出向き、その戦術は微に入り細に及び、敵の攻撃を想定し、それらの多様な作戦に対応できるだけの軍事訓練と軍事機器の開発を怠らなかった。今の日本、日本存続に求められるのはこの思想と実践である。
  日本国民の酷税や安全を泥棒猫のように掠め取る役に立たない「パシリ」を徹底排除し、直接グローバル金融資本とのホットラインも必要だ。不戦のための軍事費も必要だ。墨家軍団のような戦略戦術に長けた天才的人材が、日本にもいればいいのだが……。
  捲土重来を目指しながら、100年レンジで今から具体的青図を描かなければならない。返す返すもあまりに脳天気で、これまで世界の重層構造を理解しなかった私を含めて、慚愧に堪えない。我が子孫に恥ずかしい思いでこの文章を書いている。
  現在第一巻を上梓した、読み切り幕末時代小説「初音の裏殿」シリーズはまさにこのような思想背景で描かれている。是非お読み頂きたい。楽しいスリルと娯楽に満ちた幕末歴史小説だが、従来の幕末歴史小説ではない。この物語は最初から「世界認識」「重層的経済活動」「情報戦略」という大きな柱を埋め込んで執筆している。
  (14)絶望の淵から愛と希望を!!
  最後に、万葉歌でVOL96を閉じたい。通常の現代訳のあと、私の独自の解釈で我が意を伝えたい。
  天平五年(733年)癸(き)酉(ゆう)、遣唐使の船の難波を発ちて海に入る時、親母の子に贈る歌
  旅人の宿りせむ野に、霜降らば、我が子、羽ぐくめ天の鶴群(たづむら)
  意味: 旅をする人が野宿する野に霜がおりたら、私の息子をその羽で守ってあげて、空を飛ぶ鶴たちよ。
  遣唐使の一員に選ばれた若者の母が、難波の港を出航しようとするその時にこの歌を詠んで子に贈った。母はただ我が子の無事を祈るのが精一杯であった。
  遣唐使となる事は国のエリートとして名誉なことだが、同時に大変な危険を伴う。無事に唐へ到着し、その地で勉学しても、運にも恵まれないと故郷の土を踏めない。
  一方の若い遣唐使は自己の野心を膨らませて唐に向かう。当時日本人にとって唐は、世界の中心、世界そのものであった。
  しかし、その理想とする世界は、実はそんなに甘くない世界であった。だが、殆どの日本人は「唐=世界」の表層しか見て帰ってこなかった。中国社会の覇権主義、権威主義、宦官や19世紀にクーリーといわれた中国人の奴隷制度の裏を見る事が出来なかった。
  だがその「世界」の成り立ちを、しっかりと見た人物がいる。弘法大師空海である。
  空海は、遣唐僧として、貞元20年(804年)8月10日、福州長渓県赤岸鎮に漂着したあと、たった2年の在唐期間で、唐=世界を支配する権力構造の闇まで見通した。
  都長安は世界各地から商人や使節が集まり、国際的な繁栄がもたらされ、長城内には中国固有の道教寺院(道観)だけでなく、外来の仏教寺院、ゾロアスター教(祆教)、マニ教(摩尼教)、イスラーム教(回教、清真教)、ネストリウス派キリスト教(景教)の施設が建てられ、世界の文化が集まって繁栄していた。空海はその繁栄のカラクリの裏と闇を熟知し、これらを超える世界を包含する日本発の真言密教の世界を作り上げた。
  闇と光を際立たせ、そこから仏教を大きく飛翔させ、希望の祈りを構築した。天才の天才たる所以である。
  さて、上述の歌が詠まれたのは、天平5年(733年)の第十次遣唐使と判っている。この時の遣唐使船は、第3船が難破してベトナムに漂着し4年後に日本に帰り着く。第4船は難破して行方不明となった。この歌の「我が子」が、どの船に乗船したか、藻屑となってしまったか、しっかり勉学して帰国したかは判らない。だが私は、この青年は20年後に無事帰国し、母と面会し日本のために活躍したであろうと堅く信じている。
  深い母の愛情に包まれた人間はきっと、我が日本国のために命をかけて戦ってくれたと思っている。
  日本中の皆様の頭中の闇を払い、その未来に光あれ!!
                   令和3年12月7日(大雪)
春吉省吾
(文中の人物は敬称略です。ご了承ください)

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痛快幕末時代小説「怪物生成」をぜひ読んで欲しい+「破天荒解」

●10月7日・新宿熊野神社。参拝客私一人。ジョギング・ウォーキング
●10月10日・下北沢・日曜日。人出は戻った。ジョギング・ウォーキング
●10月19日・都庁で免許更新。こんなところにこんな空間がある。

江戸天保時代の後半から、幕末の激動期を春吉省吾の歴史観に基づいて執筆しているのが「初音の裏殿・第一巻~怪物生成~」です。第一巻の「怪物生成」の裏表紙に「醜悪な社会を正す 天才金吾の活躍が始まる」のコピーの通り、主人公宇良守金吾が大活躍をします。
第二巻の「破天荒解」の執筆は、400字詰めの原稿用紙にすると280頁程書き進めました。残り300頁として、およそ半分です。第二巻も、金吾の知略と実行力のもと、宇良守軍団が大活躍します。
戦後の日本の政治家や経済人がせめて金吾の十分の一程の矜持と実行力を持っていたら、現在のように国家戦略も不定見のまま、窮地に立たされることはなかったでしょう。
愚痴は止しましょう。第一巻は、未だ18歳の若き金吾が、領民とその親しい組織のために知力と実行力を駆使しましたが、第二巻でもその活動に一層磨きがかかります。しかし同時に厳しく辛い試練も経験します。
第二巻でも金吾と絡む歴史上の人物は、新しく発掘した資料も援用し、より深く調べあげたので、物語に深みが加わっています。従来発見されなかった、あるいは繋がりがなかったと思われていたエピソードの集積作業とその取捨選択に多くの時間を費やしましたが、その成果はありました。

 

幕末歴史小説は先輩諸氏の手によって様々な切り口で書かれています。私、春吉省吾は戦後から今日に至るまで先輩達が書いた幕末明治初期の歴史時代の歴史認識を尊重しながら、私なりの歴史認識に基づいて執筆しています。戦後76年、日本が辿ってきた時間的歴史的経過を踏まえ、新たな視点で見ていくと、僭越ながら従前の幕末歴史時代小説は、どうにも狭量な感じがしています。私の執筆動機の一つです。
私は還暦から物書きを始めた遅まきの作家ですが、従来の日本の作家先生方の多くは、六十の半ばを過ぎると、想像力とみずみずしさを途端に失い、中途半端な駄文が多く見受けられます。ましてや、長編、超長編などをその年から書き始めるような「無謀」な所業をする先生方はあまり見受けらません。高齢になられて、筋立ての入り組んだ小説をお書きになっても無残に「あれっ」……という作品を何作も目にします。
私の場合、これまで実業に関わっていたので、作家スタートが遅れました。コンサルタントとしてデザイン・イベンターとして、裏方で、地ベタを這って活動してきた分、その様々な体験が、この年になってようやく見えてきたようです。若くして作家デビューされた方や、新聞記者や、出版編集者から小説家に、評論家になった方とは大分違うわけです。まあ、私の場合は本気になって勉強を始めたのは30歳の中ば過ぎてからでしたからね。

 

この7月に上梓した「初音の裏殿」シリーズ第一巻には、天保15年(1844年)の琉球(沖縄)の状況が描かれています。ペリーが浦賀に来航するのは、嘉永6年(1853年)の6月3日ですから9年前です。
主人公の宇良守金吾は、天保15年3月にフランス艦隊が来琉した、琉球王府の混乱の直後に、渡琉しました。残念ながら艦隊とは直接遭遇できませんでしたが、艦隊が滞留させたフランス宣教師にも面会しました。日本本土で一番最初に、オランダ人以外の異人と海外の状況について話した人物として描きました。
皇室の血をひき、古典の造詣も深い金吾ですが、同時に、アメリカ・イギリス列強の思考方法に強くひかれ、この後も実際に確かめる機会を窺います。帝の血をひき、日本叙情豊かな心根と造詣を持つ金吾ですが、一方で列強の思考にも強烈な興味を示すそのアンバランスの不思議な均衡は、形而上的な思考に固執する尊皇攘夷とは全く異質な孤高の存在です。
第一巻をうけて、第二巻の「破天荒解」は、ペリー来航の前までを描きます。

 

さてもう一つ、この「初音の裏殿」のシリーズの骨子となる宇良守藩旗本6千石は特殊な環境に生成された藩です。幕府は事あらば廃藩に追い込みたいのですが、将軍家斉が、金吾の祖父に与えた「永世安堵状」と光格天皇の「御宸翰」の二つによって、辛うじてその立場が保持されています。
弱小藩ゆえ、様々な交渉術、そして経済力が必須なのです。交渉術とは「外交」です。
プロイセン王国の軍人・軍事学者であるクラウセヴィッツは、「戦争は外交の延長である」と喝破しました。まさに宇良守藩は、幕府幕閣・奉行、有力大名、大商人達と対話、宥和、時に相手を策に陥れるという、捨て身の「外交」を展開しています。
祖父愼吾、父省吾、主人公金吾のその巧みな外交術は連綿と承継されています。
まさに外交は、戦争の延長です。外交交渉は武器を持たない「常在戦場」であり、弱小の宇良守藩にとって、常に外交優位に立つためには、情報収集の確度の高さと広さ、強固なネットワーク作りが必要です。それを元に、金吾の天才は生かされます。「攘夷、攘夷」と騒ぐ輩達も、できるだけ敵に回さず、味方にもならず、あらゆる手を使い攻略し、防御するのです。
今置かれている日本の危うい立ち位置は、こういう最も大切な事を戦後76年置き去りにしてきたツケそのものなのです。宇良守藩の金吾の天才に及ばずとも、せめてその百分の一程をこの小説からに学んで、この危機を回避してほしいものです。現状を危機と思わない情報無知の方には、私の過去のブログを精読ください。
マーク・トウェインはかつて「歴史は繰り返さないが、韻をよく踏む」と述べました。歴史は不可逆的であり、同一の事象は二度と起こりませんが、経済バブルとその崩壊のように、表面上の形は違っても、パターンとしてはよく似た事象起こります。まるで韻を踏むようにしてくりかえし起こるのです。
例えば、第一次世界大戦が始まるまでの 50 年間には、汽船や機関車、電気や通信といった技術の目覚ましい発展がありました。多くの人がこの期間を「第一次グローバル化」の時代と呼んでいます。この時代1910 年のイギリスでは、最も豊かな 1%の人々が国内にある富の 70%近くを手にしていたのです。技術革新がもたらす利益の不平等性、また、貧困の格差と格差の深刻化が反動的な動きに拍車をかけていました。これは悲劇的な結末をもたらしました。近代技術が大虐殺と破壊のために徹底的に活用されたのが第一次世界大戦です。
そして今、 アメリカでは、上位1%が持つ資産が下位90%が持つ全資産よりも多いという経済的格差が目立っています。
グローバル化が進み、その悪しき現象がコロナ騒動によってさらに顕在化しています。
金融資本家と、IT情報のプラットホームを牛耳った金融成金は、国家を飛び越えて、地球規模で世界の情報をコントロールし始めています。加えて厄介なことに、反社の統治者である中共幹部達は、世界の工場として中国人民を搾取して稼いだ資金を、ウォール街に流入させました。時を待ち力を付けた中共は、身勝手な中華思想を浸透させるべく、その資金と人材をアメリカのオールドメディア、政治家、大学、研究室に送り込み、それが見事に功を奏し、アメリカは今内部分裂に喘いでいます。アメリカの二極分化は更に進み、その国力は確実に衰退していくでしょう。
その中国にODA(政府開発援助)を流入し続け、挙げ句の果てに虎の子の技術を盗まれた日本は更に悲惨な状況にあります。戦後、GHQ(アメリカの先鋭的な占領下指導)に二度と日本人が牙をむかないように、自虐史観に貶められ、全くの無抵抗で日本人はあっという間に洗脳されました。先導したのは、戦後の進歩的文化人と言われた者達です。抗日を国是にしている、ロシア、中共、朝鮮半島の国々を持ち上げ、便宜を図り、その結果は、無残にもマネー・トラップ、ハニー・トラップでがんじがらめにされてしまいました。その旗振りは、日本のNHKを始めテレビ新聞のオールドメディアです。何とも情けない。そのボディブローがじわじわと効いて今に至っています。急所を握られ、忖度せざるを得ないのです。彼等臑に傷あるメディアが、国民の許にまともな情報を届けることは絶対にないし、彼等にとって都合の悪い情報は完全無視という陰湿な手を使います。
このような状況を放置し認めてきた日本国家とは、政府とは、何だろうと問い返さなければなりません。国民の暮らしと安全を、全く顧みない「日本」の国体とは一体何なのかと考え、行動すべきなのです。
私なりのささやかな行動は、中国・韓国製品関連は、買わない利用しない(LINEも含めて)と無言の不買運動をしています。素材として使っている日本企業の製品も買いません。しかし、部品の全ては購買者には調べようがありませんので、限界はあります。またビックテックの情報システムを利用しないと、私の今の生活が成り立たないのです。情報ライフラインが、彼等に握られています。それも利用しないとなると……皆さんも想像してみてください。これは一人の行動ではとても是正など出来ませんし、その横暴を制御するシステムすらないのです。国際連合(United Nations)本体は勿論、専門機関や関連機関の、国際通貨基金(IMF)、世界保健機関(WHO)、世界気象機関(WMO)、世界貿易機関(WTO)などは、残念ながら御承知の通り、形骸化し、的外れの提言が多いのです。どうかしちゃっています。
遅まきながら、アメリカの「功利主義」「リベラリズム」「リバタリアニズム」「コミュニタリアニズム」などの政治的変遷をひとわたり囓ってみましたが、もはやアメリカはそれらの政治的思想からも逸脱していると思います。「フランクフルト学派」批判理論では新しい智の世界は開けそうにありません。そして改めてハイエクは凄いなと思っています。代表作は「隷属への道」ですが、難しければ、渡部昇一先生の「自由をいかに守るか・ハイエクを読み直す」というPHP文庫が最もわかりやすいです。
我が著、「怪物生成」と一緒にこの本を是非読んで頂きたい。ハイエクのここでの主張を一言で言うと、「左の社会主義(共産主義)も、右の社会主義(ファシズム)も本質的に同じ全体主義で、結局は個人尊重主義を潰し、人間の自由と尊厳も喪失させる」というものです。現在、国際金融資本やビックデックが主導して、グレートリセットと称して、脱炭素社会、SDGs(持続可能な開発目標社会を目指す)などの運動も、特定の組織と限られた者達の巨大な利権に繋がる全体主義的な臭さを感じます。強制接種圧力も、地球で暮らす人間の尊厳を守るといいながら、それはハイエクの思想で言うならば、「組織化された指令がふえれば増えるほど、各自の持っていた多様な目的は画一化の道を辿るのを避けられなくなってしまう」破滅の道です。よかれと始まっても、一部の人間がそれを利用しねじ曲げ、世界全体をファシズム化してしまうこともあるのです。私の思考が杞憂でなければいいのですが……。
「我欲まみれの人間の作った小賢しいルールが、未だかつて人間を幸福にした歴史は一度も無い」(春吉省吾の言葉)
「初音の裏殿」を執筆しながら、悔しさと、情けなさで時に目の前が霞むことがあります。
「金吾よ頑張れ」ともう一人の私に励まされながら執筆しています。「第一巻~怪物生成」を未読の方は是非ご一読をお願いいたします。面白いです!!
                         令和3年10月24日
                            ⓒ春吉省吾
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「秋の遠音」吉村春明と屋山外記におもう VOL.94

●サルスベリ。「百日紅」とは不思議な名前だ。「百日後には必ず戻る」と言い残して、王子は旅立った。しかし戻ってみると娘は亡くなっていて、娘のお墓がある場所から、1本の木が生え、花を咲かせた。その花は、愛しき人を今か今かと待つかのように、百日間、咲き続けたといいます。
●思いがけない、光スペクトラム。虹のよう。
●10月2日、台風一過、秋晴れ。都庁を望む。

「浮世をば 今こそ渡れ 武士(もののふ)の 名を高松の 苔に残して」とは、豊臣秀吉の水攻めの際に、備中高松城主清水宗治(しみずむねはる)が詠んだ辞世である。主将一人切腹することで、家臣達の命を守った。私は今、現世からあの世に旅立っていくが、せめて我が思いを高松城の石垣の苔に残したいという敗戦の将の心境である。また、時代は下って、1945年終戦とともに東久邇内閣の外相となり、同年9月2日アメリカ軍艦「ミズーリ」号上で日本側首席全権として降伏文書に調印した重光葵(しげみつまもる)は「願くは 御國の末の 栄え行き 我が名さけすむ 人の多きを 」と詠んだ。いつの日か、日本人の手によって、日本が元通り主権国家となり、そして栄えるために捨て石が必要ならば、自分がその捨て石になろう。多くの日本人よ、屈辱的な歴史的役割を果たしている私を蔑み、越えてくれと、重光は降伏文書にサインした。この後、多くの気概ある日本人で満たされることを願って彼は調印式に臨んだのだ。

しかし日本が合衆国に負けるやいなや、始めから戦争反対だったかのように振舞い、GHQに媚びた人々が多くいたし、日本を売り自らを貶める多くの似非知識人は今も増殖中だ。重光の屈辱感は、前後76年たった今、薄れてしまった。吉田茂以来、日本はアメリカに甘え、ひたすら物質的成長を志向し、矜持を忘れた。未だに日本は「独立」さえしていないのではと忸怩たる思いに駆られる私自身である。気づいてみれはこの30年、(財務・通産・財界がその元凶だが)、日本人の実質所得は低下し、大して努力もせずに、日本人の働いた果実を吸ったアメリカの平均所得は(ここでは貧富の格差は触れない・あくまで平均)3倍、ヨーロッパ諸国は2倍、中国は5倍になった。標榜していた、日本国民の「物質的幸福のみの追求」にも失敗したのだ。

重光については、ここでは多くを述べないが、実に波乱に満ちた気骨のある外務官僚である。

1932年中国公使として上海事変の外交処理にあたったが、上海の天長節祝賀会場で朝鮮人尹奉吉に爆弾を投げられ重傷を負い、片脚を根本から切断した。以後、10キロ以上の義足を付けて活動した。 重光は戦中の様々な外交の場面に登場する。ミズーリ号の調印のあと、1946年A級戦犯容疑で拘束され、50年仮釈放になり、52年公職追放解除ののち改進党総裁に就任したが、翌年の総選挙で改進党がふるわず、吉田茂と首班を争い敗れた。

さて、「冬」「春」「夏」と四季四部作・長編歴史時代小説の最後の季節を飾った「秋」。
その「秋の遠音」は幕末から明治初期の激動期を通して、主人公吉村土肥助(春明)を軸にした、壮大な物語である。(吉村春明は歴史上の名の知れた人物ではないが実在した「希有」な人物です)
その主人公と幼なじみの若き国家老屋山外記(ややまげき)は、下手渡振興のために腐心する。吉村春明と組んで、井筒屋の番頭、後の古河財閥を興す古河市兵衛の尽力もあり、蚕種経営で下手渡の生活は向上した。三代藩主立花種恭(たちばなたねゆき)は三池の炭坑振興、国元の蚕種の興産が成功したことで、幕閣の中枢、老中格にまで上り詰める事が出来た。しかし慶応4年(1868年)1月9日、鳥羽・伏見の戦いで旧幕府軍が敗れると、京都守護職・会津藩主松平容保(まつだいらかたもり)は隠居を表明し、朝廷に対する謝罪状を提出して会津に戻った。
当初奥羽諸藩は新政府が仙台藩に派遣した奥羽鎮撫総督に従っていたが、奥羽諸藩は会津藩・庄内藩の「朝敵」赦免嘆願を行い、その目的を達成するための同志的結合が形成されていた。しかし、この赦免嘆願が拒絶された後は、列藩同盟は新政府軍に対抗する諸藩の軍事同盟へと変貌した。
西国では既に、薩長を核として政府軍が東征に及ぶなか、三池5千石、下手渡5千石と370里隔てた下手渡藩は、兄弟藩の柳川藩藩主立花鑑寛(たちばなあきとも)の支援もあって、種恭は新政府に恭順するため分領地三池に戻るが、残された奥羽下手渡本藩はそうはいかない。仙台藩を中心に周囲の米沢、二本松などの大藩が新政府に対抗したか、下手渡藩は周囲の状況から旗幟鮮明にする事は出来なかった。そんなことをすればちっぽけな陣屋など忽ち、焼き討ちされてしまう。
かくして、家老屋山外記の独断で、戊辰戦争中の慶応4年/明治元年(1868年)閏4月23日に白石に赴き、奥羽越列藩同盟に加盟した。
仙台藩は、下手渡藩の動向をいぶかり、藩兵に警戒させていた。藩主種恭とも全く連絡がつかない。種恭に随従していた春明は、下手渡の状況を探り出すべく、下手渡への派遣を願い出るが許可は下りない。家老の外記は古河市兵衛の力も借り、下手渡の住民を仙台藩の警備の隙を窺い、領民達を三春に疎開させた。決死の行動であった。
仙台藩は、柳川藩で編成された東征軍の中に30人ほどの下手渡藩兵が合流していることを知り、下手渡陣屋は焼き討ちされ、村々は強奪された。しかし疎開が間一髪間に合ったので、領民達の死傷者は最少に収まった。
以降、廃藩置県が断行され、下手渡藩はかつての分領地三池県に糾合され消滅した。家老であった屋山外記は、奥州越列藩同盟に独断で調印した責任を負い、外記は武士の一分を守り通し、明治政府には一切関わりを持たなかった。
外記の気持ちを十分に知った春明は、代わって積極的に行動する。しかし三池県の統廃合により福島県官吏となるも大幅降格となり退任。上京して小野組の嘱託となるが倒産、その倒産処理に力を尽くしたあと、初代院長となった種恭に懇願され、学習院創立に関わった。
明治13年(1880年)春明は、妻の葉月の病気療養のため下手渡に戻った。翌年の6月に妻をなくしたあとも、春明は福島町に暮らし、外記達と下手渡復興に尽力する。その後、還暦を迎えた春明だが種恭の実弟の加納久宜(かのうひさよし)に懇願され、最後の就職先として、明治19年(1886年)岩手県尋常師範学校の教師兼書記として赴任し、4年間奉職した。明治23年に現役を引退しようやく飯坂に隠居した。その秋、屋山外記の訃報が知らされた。
足が不自由になっていた春明は、葬儀には参列できず、納骨後、外記の墓前で自作の漢詩を詠じ、こう呟いた。
「外記殿の戊申戦争は、二十二年経ってようやく終わったのだな」
外記は、下手渡藩の「負の戊申戦争」を独り抱えて隠遁に近い暮らしを選び、一切の弁明もせずに逝ったのだ。
清水宗治の無念、重光葵の無念、そして屋山外記の無念。いずれも勝者にあらず、敗者の身の処し方、覚悟である。人はそれぞれの人生の中に多くの無念を抱えながら逝く。
「秋の遠音」の屋山外記の一生もまた、我々の胸に響く。
屋山外記の御子孫の一人、屋山弘氏は、現在も漫画家・エッセイイストとして福島市で御活躍中である。また評論家の屋山太郞氏も御子孫の一人だ。お二人には「秋の遠音」の上中下をお送りした。
お二人には、先祖に関わる小説の完成を喜んでいただき、作中の屋山一族、屋山外記の活躍にも丁寧な感想を頂いた。こころより御礼を申し上げる。
御手許に「秋の遠音」をお持ちの方は、春明と外記の、幼い頃からのやり取りを、もう一度追いかけて欲しい。人間様々な「覚悟」があるということを心に留めて欲しい。未読の方は是非ご購入いただき、一読されたい。
                         令和3年10月3日                             ⓒ春吉省吾


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日本人なら「秋の遠音」「怪物生成」を読んで欲しい VOL.93

●今から丁度4年前2017年9月10日、下手渡自治会長・渡辺好宏様のお招きにより、地区交流館で「秋の遠音」ただ今執筆中~奧州下手渡藩の不思議~という講演会を開催させて頂きました。未だ執筆途中の講演で、緊張したことを鮮明に覚えています。(上の写真手前右が渡辺会長様。下は月舘町下手渡「花工房」講演前の打ち合わせ場所。自然の中で宿泊もキャンプも出来ます

(1)漂流する世界と日本

何やら世界中の指導者、金融資産家、IT成金達が、狂ったように「暴走」している。そうかとおもうと惚けた爺さんが、会談中に居眠りしたり、記者団にアフガン撤退の質問に返答できずそのまま無言でフリーズ。どこかの国では、意志決定できずに右往左往し、遂には退場に追い込まれた首脳もいる。また自分の都合の良いときだけ安っぽいキャッチコピーを持ち出してテレビに出張ってくる首長もいる。

ジェノサイド、人権無視をする覇権組織「中共」は問題外のまたその外だ。
その中共・武漢研究所から流失した新型コロナ騒動(以下「コロナという」)を契機として、世界中の人間が恐怖に陥り常軌を逸した。さらにWHOやNIH (アメリカ国立衛生研究所)、 CDCなどの迷走によって、各国政府のコロナ対策は大混乱をきたした。現在、その対応の錯誤を隠蔽するために、各国政府は、強権を発動して国民を統制しようとしている。この動きは更に強まる。ワクチン利権と契約でがんじがらめになってしまった各国政府に収拾の策はなく、突き進むしかないからだ。これほど危ないことはない。
コロナ騒動に限らず、グローバリズムの大きな欠陥を隠蔽しようと「グレートリセット」なる欧米主導の覇権主義遂行のために、あらゆるルールを自分たちに都合の良いように変えようとする意図が垣間見える。残念ながらそこには、「日本」も「日本人」も含まれていない。寧ろ、日本弱体化を図っている。
我々日本人は、置かれている立場をもっと冷静に、深刻に考えるべきなのだ。そうでなければ「愚民」と言われても仕方あるまい。
民主党政権の無策・ポピュリズム・悪夢の3年間、そして今、自民、公明、立憲、維新など多くの日本の議員達が、親中、親韓議員になってしまった。更にマスメディアがそれに輪をかけ偏向報道ときた。日本を日本人の歴史を自ら貶めている現状に、未来の日本を担う次世代の子供達に顔向けが出来ない。正しいことを正しく、堂々と胸を張り、しかもしたたかに世界と向き合わなければ日本の未来の「本」を潰してどうする。
「君子は本を務む、本立ちて道生ず」(學而第一)〈君子は、根本的な本質的なものを大切にする。それに目をむけて人生を歩んでいれば自ずと進むべき道、正しい道がわかってくる〉というが、それだけでは足りない。百年先を踏まえた「日本・日本人」活性化の実践ロジックを作り上げなければならない。
残念ながら世界は邪悪に満ちている。へつらわず、驕らず、実践理念を構築するには、戦後の教育を根本から変えなければならない。それは命を賭けて現実に向き合う棘の道だが、群れずに自分の頭で考えられる日本人をこの先どれだけ生み出せるかに懸かっている。勿論、その教育者の育成が急務である。
 
(2)愚民に堕ちた日本人
人間は継続的に「恐怖」を与え続けられると、考えることが出来なくなってしまう生き物だ。
既に、我々の日常はコロナによって、大きく変えられてしまったが、このコロナ禍はこの先も続く。 決して「ゼロコロナ」などと科学的エビデンスを欠いた結果にはならないのは「愚民」である我々でも知っている。
しかし2年近くも「今日の感染者は何人」「増えている、増えている」と断片を切り取って、テレビ新聞などのマスメディアによって煽られ続けたその結果、恐怖が頭にこびりついて離れなくなってしまった。感染者(正しくは陽性者)が減ろうものなら、恐怖を煽るフレーズを何か見つけて付け加える。NHKをはじめとしたその偏向報道を多くの「愚民」は未だに信じている。
さらに「恐怖」を煽るだけでなく、冷静に比較する為の「情報」は閉ざされたままで今に至る。勢い気持ちがささくれ立ち、心が荒んでくる。
こうして一方的な「プロバガンダ」に侵され続けると、その恐怖から少しでも楽になろうと、後先考えずに早まった行動を起こしてしまう。もっと余裕を持って考える時間を持とう。

(3)「秋の遠音」「怪物生成」を読んで欲しい
そんな時には、一昨年の令和元年6月上梓した春吉省吾の「秋の遠音」上・中・下巻を読まれることをお勧めする。読めば、生きる指針の一助になると筆者は堅く信じている。
YouTubeの「春吉省吾チャンネル」でもあらすじを動画にしてアップしてあるので確認して欲しい。 その中のコピーをいくつかご紹介する。
●令和の混沌の今、必然から生まれた日本の大河小説「秋の遠音」。読み進むと知らずに心の襞が和らぐ。生と死と、絶望を乗り越えたその先に、真の命の感動がある。
● いつの世も人倫を太く支えるのは、歴史に名をとどめない者たちである。「秋の遠音」は、家族を愛し、友を信じ悠悠と生きた、彼らの命の物語である。
●一人の男の、遠く遙かな道程を描く。我欲の世に、清々しく生ききった吉村春明。彼こそが男の中の男であろう。
●「秋の遠音」の主人公吉村春明を通して、幕末・明治初期の、息遣いが活写されている。
春吉省吾のライフワーク、長編時代小説「四季四部作」締めくくりの「秋の遠音」。生きる重みと感動を、命の尊厳をしっかりと読者の心に焼き付け、深く大きな余韻と静寂をもって物語は完結する。
また、今年令和3年8月に上梓されたばかりの「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~」も、  錯綜した令和の今、我々が求める「歴史時代小説」だ。YouTubeにあらすじをアップした。その中のコピーから。
 鎖国日本で いち早く世界を知った天才金吾。彼の活躍は あなたの幕末・維新の概念を根底から変えるに違いない。
本巻「怪物生成」、第三章「金吾の境遇」からは金吾の数奇な生い立ちが語られ、本巻では18歳までの目の覚めるような活躍が描かれる。舞台は浅草吉原、芝薩摩屋敷、京禁裏、大坂、長崎、そして琉球へ。破天荒を装う緻密な天才策略家の金吾だが、そのハートは燃えるように熱い。
   主人公、宇良守金吾の天才的知略と行動、極めてクールに相手を籠絡させるその見事さにスカッと心のつかえを取って欲しい。
主人公宇良守金吾が幕末の時空間で縦横に暴れ回る金吾の活躍にご期待あれ。一巻毎に完結する幕末を舞台にした壮大な物語だ。
併せて、主人公金吾を通して、本来日本人が持っていた気高き人間性と、失われつつある基本教養をこの小説から学んで欲しい。
 
(4)データはいくらでも変えられる
さて、私が「檄文」Innate immunity(自然免疫)を枯らしてしまったのか、日本人!!(「怪物生成」をネットでお買い上げ頂いた方に添付した論説)で主張したように、今、まさに我々が生を受けているこの時代は、1930年代後半から、ヨーロッパを中心に全体主義の暴力と権力政治が荒れ狂ったあの時代よりももっとひどいことになっている。平和ボケから、そろそろ目が覚めてもいいのだが……。
未だに日本には「テレビで言っているんだから正しいんだ」とか「新聞に書いてあることとあなたの言っていることが違うから、おかしい」などど、理屈にもならない暴言を吐く「愚民」が多いのにがっかりする。その暴言が、時として世論を形成してしまうこともある。
以下は、皆がコロナ情報として目にしているデータを提示し、統計やデータなどは、如何様にも切り取り、組み替えることが出来る事を知って欲しい。
●下の左右の資料は8月12日の東京都のコロナ資料である。左はそれを元にしたNHKのブログ「新たな感染者数」で4,989人、右はその元になった東京都の「報告日別による陽性者数」4,989人。下の東京都の資料は同日8月12日の「発症日別による陽性者数の推移」139人。(表に出でこない)
東京都が、各検査機関、保険所などから上がってきた数値をそのまま単純に足し算して発表した数値が左右の2図だ。東京都は陽性者としているが、NHKは感染者としている。どうしても感染者にしたいらしい。おわかりだろう。「報告日別による陽性者数」は、都合により数値は変更できるのだ。下の図は、東京都の「発症日による陽性者数」。本来は一番正しい傾向がわかる資料で、陽性者(感染者)の動向が把握できる。「感染者大爆発」というNHKや民放、政府、東京都、各府県知事、医師会、専門家会議などの面々は、このような未整理の恣意的な数値を平気で使っている。不安を煽って国民の正しい認識を歪めている。そんなことに汲汲としているから、本来の感染対策、本当の感染者対策が出来ないのは当たり前なのだ。
●現行法では、コロナ患者は「2類分類以上」になっていて「保健所」の縛りがある。その保健所に、発症日の整理がなされないバラバラな資料が上がってくる。陽性者の正確な推移が見えない資料だ。それが「報告日別による陽性者数」だ。恣意性も加えられかねない。「5類」にすれば保健所管轄が外れこのようなことはなくなる。加えて、mRNAワクチン一択でなく、早期治療に有効とされる薬を一日も早く認めるべきだ。だが安価な初期治療薬を認可させると、mRNAワクチンを大量契約・購入してしまった手前、政治と利権が邪魔をする。既得権益者によって、国民の命が二の次になっている。

(5)感染ピークはもっと先
私見だが、まもなく2年になろうとするコロナ禍のピークは、もっと先だと思っている。mRNAワクチン接種で、一時的に感染は治まったように見えるが、半年後の、早くて12月後半からから来年の冬場にかけて感染者は増える。その対策はもはや緊急事態宣言でも、mRNAワクチンのブースターショットでもない。「自己免疫」を付けて、万一罹患しても軽症で恢復するようにするしかない。それまで、抗体依存性感染増強 (ADE)の危惧のない、「治療薬」が広汎に出回ればいいのだが……。
ここまで様々な論文を読んだが、mRNAワクチンが、次々に変異するワクチンに有効とはどうしても思えない。そこから先は、いずれ「本物の専門家」が解決してくれるだろうが、何とかmRNAワクチンではない、より有効なコロナ治療薬が出来るまで、頑張るしかない。
「なんでそんなことが言えるのか」と問われれば、これまで多くの関連データ・論文を公平に見て得た確信に似た意志である。臨床医より私の方がより多く読んでいるかも知れない。
還暦になって、従来のコンサルタント業から本格的な物書きを始めた。遅い作家転身なので、まだまだ書きたいこと、次世代に伝えたいことが山ほどある。諸先輩達の書き残した歴史時代小説と同じ視点、史観に立って書いても意味がない。自分で調べて納得して、考えて、自分なりの史観を確立して初めて物語の人物達が活き活きと動く。
私の一連のコロナ禍の捉え方も同じだ。「それは常識だ」「当たり前だ」と言われても、常識は偏見の積み上げかも知れないのだ。すべては自分の頭で考え疑うことから始まる。
「コロナウィルスは武漢ウィルス研究所で人工的に作られた」という説は1年程前には、すべてのメディアは陰謀論扱いした。しかし今はそのメディアですら、そう言いきっている。反論しているのは当事者の中共や、ファウチやWHOぐらいだ。また数年前には「ワクチンパスポートなど荒唐無稽な陰謀論だ」と言われていたが、あれよあれよという間に、2021年6月現在には現実のものとなっている。まだ治験試薬の筈の「ワクチン」がだ。「陰謀論」という言葉は、ネガティブキャンペーンには最適で便利な言葉だ。同時に論議も思考も停止させてしまう実に卑怯な言葉だ。
いずれ、コロナ騒動も闇が暴かれるか、そのまま闇に葬られるか。それは誰にもわからないし、その結果も全く見えない。幕末史でも、「ありそうも無いことが、実はこうだったんだ」ということが、もっともっと隠されている。そして「コロナ禍」「mRNAワクチン接種」は、今起こっていることで、貴方の命が懸かっている。ならば、どうして自分の頭で考えるために情報収集をしないのだろう。
(6)本末転倒・根本錯誤
ワクチン接種世界一のイスラエル。国民の90%以上が2月に2回接種済み。ところが半年過ぎた8月を過ぎると感染者数、(重症)入院者数、死者数がうなぎ登りになった。国民はすべてファイザー社のワクチンを接種している。この傾向が日本で当てはまらないことを祈るばかりだ。
科学誌「サイエンス」は「イスラエルでの世界最大の研究所で、ワクチン接種者はデルタ株から保護されない」ことが明確になったと報じた。そしてコロナ自然感染者との比較で、「接種者の感染率は13倍、症候性発症は27倍、入院率は8倍」という数値の論文が出た。
https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2021.08.24.21262415v1
しかし、この状況下で、イスラエルのベネット首相は8月29日、「3回目接種は有効だ。重症化の増加はゆるやかになっている。すべての市民が3回目を接種しなければいけない」と述べた。
ベネット首相は感染者が急増する中、8月30日、これまで30歳以上としてきた3回目のワクチン接種の対象を拡大し、12歳以上の人たちも含めると発表した。
ちなみに、8月19日のNHKの報道では、「医療保険制度を担う団体の一つ『マッカビ』は18日、ファイザーのワクチンについて、60歳以上を対象にした3回目の接種の初期段階の調査結果を発表しました。それによりますと、3回目の接種を終えた14万9144人と、2回目の接種を終えた67万5630人を比べたところ、接種後に感染が確認されたのは、3回目のグループでは37人だったのに対し、2回目のグループでは1064人だったということです。この結果、60歳以上では、3回目の接種が発症を予防する効果は、86%と推定されるとしています」
このNHKのよりどころとする論文(私はこの論文を実際に確かめていません)は、私が引用した、毎日更新されるOur World in Dataや、先のイスラエルの論文結果と、真逆な論旨である。貴方は、何を信ずるか。
ワクチン接種者は、本来ワクチンを打って感染防止、感染しても軽症で済み、将来にわたって副作用のない安全な生活を得るためのはずだが、真逆になっている。
未承認の将来にわたるADEの不安のあるmRNAワクチン接種を拙速に推進するその目的は何なのだろう。接種者の健康を却って脅かし、未接種者との二極分化を意図的に拡げているとしか思えない。しかし全体主義的管理社会を構築すべく、権力を更に強化・統制したい為政者にとっては、ワクチンは最高の「金看板」(あるいは水戸黄門の「葵の印籠」)なのだ。
(7)そろそろ気付こう
それと同じようなことが、やはり世界スタンダードで行われている。
およそ79億人の人間が暮らす「地球」、その地球環境を護ろうというものだ。曰く「かけがえのないこの地球を守るため、この地球環境保護活動へ真剣に取り組まなければならない」というのが地球を守るという一般的なスローガンだ。
立派なお題目で誰も正面起きって反論できない。しかし、個々に見ていくとおかしいことだらけだ。
パリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比較して、2℃より充分低く抑え、1.5℃に抑える努力を追求することを目的としています。その達成のために、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が示す科学的根拠に基づいて、21世紀末のなるべく早期に世界全体の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにすること、つまり「脱炭素化」を長期目標として定めている」
地球は温暖化に向かっている。その主たる原因は人間の過大な二酸化炭素の排出による。だから今後は「脱炭素」に世界中が取り組まなければならないというのだが、IPCCが示す科学的根拠は未だに不明確だが、あれよあれよという間に見切り発車してしまった。
これは従前のmRNAワクチンが、未だ「治験試薬」でいわば実験中のまま、我々に投薬していることとやり口が近似している。
これを接種すると95%効果があるとし、世界中怒濤のような接種が始まった。しかし治験完了予定日は、ファイザーで2023年1月31日。モデルナが2022年10月27日なのだ、それまではあくまでも「試薬」なのだ。世界中の人間から金を受け取って「人体実験」をしているようなものだ。
付け加えると、「95%有効性」とファイザーは言っているが、「ワクチンを打つと95%コロナに罹らない」とは一言も言っていない。実は、ワクチンを打った人と、打たない人との効果は、1%未満の効果の違いしかない。しかしそのようなデータ解析は無視され、そう思い込ませる報道をされると、恐怖と長く緊急事態の行動規制から逃れようと、正しいことが見えなくなってしまう。
マスコミは、実に巧妙に「愚民」を欺く。既存のマスコミ情報だけでは、事の本質はみえない。
環境問題も同じだ。「環境ビジネス」は新しい切り口の美味しいアイテムで、欧米を中心に失われた覇権を奪い返し、ビジネスの世界標準ルールを作って、そこから莫大な利益を得ようとしている。日本は基本ルール作りから外された。本質は「日本外しなのだ」と気がついたのが遅かった。慌ててルールに乗り遅れまいと必死にしがみつく。そうしないと、日本政府も企業も立ちいかなくなるからだ。しかし、それが甘かった。準備なしで、「馬鹿正直」に対応しすぎた。欧米のしたたかさに我々日本民族は幕末以降、現在に至るまで、嫌というほど辛酸をなめてきたのに、歴史を学ばないのにも程がある。
彼等は平気で「ルールをかえてしまう」のだ。
雨後の竹の子のように輩出した自然保護団体や、国連主導のSDGs活動の多くは利権がセットになっている。事の本質を見誤らないようにしてもらいたい。それこそ馬鹿の上塗りだ。
また世界のマスコミにとっても愚民を操り誘導するのに、「環境問題」という素材は美味しいのだ。何を言っても許される「免罪符」を得たようなものだ。反対する科学者や、何かおかしいと感じても、「国連」「パリ協定」「ダボス会議」などの数々のお墨付きがあるものだから、反論は「異端」とみなされ、勝負にならない。これを称して「人権という仮面を付けた全体主義」という。無防備で従順な日本政府は、達成不可能数値を突きつけられると、自ら志願して国家目標にしてしまう。欧米のずる賢い為政者達は決してそんな馬鹿な事はしない。20年前から緻密に仕掛けられた罠にまんまと引っかかった愚かさ、そろそろ気づけよ。
「環境ビジネス」をしようとすれば、これら大きな裏側のシステムを知ったうえで、欧米利権屋のしたたかさに負けないだけの情報収集とガードを堅めて動かないとすべてやられる。かつて日本の重要機密技術が、中国や韓国に簡単に流れてしまった二の舞になる。そして、敵は日本人の中にも大勢いるのだ。私に相談頂ければいくらでも知恵を貸すのだが……。ジャパンハンドラーとか言われている輩より、物事をもっと深く観察し、相手の上を行く中長期の戦略戦術を構築しないと、将来の勝ち目はない。
(8)人類、地球、そして太陽から銀河へ
落ち込んでも仕方がない。それを承知で、日本の未来を明るくするために頑張って生きねばならない。
近年は、40度、50度を超える記録的な高温が至る所で観測されたと思ったら、ゲリラ豪雨、かつてない颱風やハリケーン、長雨の被害が世界各国で起こる一方、南半球オーストリアでは大干ばつ。アメリカコロラドでは夏至に60センチの大雪、南極ではマイナス86度、ヨーロッパでは真冬のような春と、とても人間の排出する二酸化炭素や、海水温度上昇などだけで説明できないカオスがおこっている。
石炭や石油系を燃料が排出する二酸化炭素が、主たる原因とはどうしても思えない。(中共とアメリカが排出量を半分にすれば、忽ち解決するが)地球はそんなに柔ではない。まして、自然エネルギー活用などと称して「太陽光パネル」に代表されるような不安定で、不効率の電源供給を将来の電力資源の柱にするなど本気で思っているとしたら余程の馬鹿だ。パネル製造にかかる電力コスト、その設置や廃棄にとんでもない自然破壊がおこる。パネル設置が原因の土砂崩れで、不幸な事件が熱海でおこったのはつい最近のことだ。発想が根本から間違っている。
更に、もっと大事なことがある。地球環境を形成する、太陽そのものがどうなっているのかと調べると、太陽の活動が、2020年に入って表面温度が観測史上最低、太陽風の力も観測史上最低で、太陽の磁力エネルギー自体が弱くなっている事が判明した。つまりこの先、太陽はどんどん冷たくなり、どんどん暗くなっているということだ。
「それならどうして、地球温暖化でなければ、なぜ異常気象が頻繁に起こるのだ」
という当然の反論がおこる。普通なら「やっぱり地球は温暖化しているに違いない」と思考が逆戻りしてまうが、発想を限りなく広げて考えるとチヨット違うぞと思う。
「春吉、狂ったか」と思うだろうが至ってクールだ。歴史を見直し、再構築するにはこの発想が必要だ。
さてその激しく変動する地球環境の説明はハンガリーのジャマル博士が、2年前の論文でこんな「仮説」を立てている。http://www.karstenhaustein.com/climate
「物理的な現実では、宇宙は絶え間なく変化しており、私たちの惑星が位置する太陽系を含め、何も一定ではありません。銀河内の太陽の真の運動は円運動ではなく、原子内の電子の運動とまったく同じです。そして、すべての兆候は、太陽系が銀河の最も高い位置、銀河中心に可能な限り最も近い位置に近づいていることを示唆しているようです」
つまり、今まで以上に銀河中心のエネルギーが太陽系にかかってきており、その太陽のパワーそのものが弱まっていることで、地球を含めた太陽系の星すべてが、更なる上位のエネルギーの影響を受けている。我々地球の生命を支える太陽でさえも、天の川銀河の中に数多ある恒星の中の一つに過ぎないということを我々は知るべきなのだ。そして太陽そのものの働きが弱くなれば銀河系のエネルギーが、太陽系の惑星である地球の「地質活動」にもろに影響を与えるのは当然と思わなければならない。天文学など全く分からない私でも、この論文は実に腑に落ちる。目から鱗だ。
地球が今後、更に予知できない、大きな地震や噴火、異常気象に見舞われるのは覚悟しなければならない。
乱暴に言い切ると脱炭素化などと、小賢しい達成不可能目標を立てて、地球環境を改善しようと思うこと自体が、歪曲された人間の浅知恵、我欲のすり替えと言うこになる。様々な事象を、旧弊な思考に留まらず、宇宙の現象の大変化を前提に考え直していくことが、日本人が「愚民」から脱する道である。そのためには一にも二にも、思考力を想像力を実践まで高める、日本の教育の見直しが必須だ。(それについては、今回はここまでの記述に留める)
(9)サバイバルのために
今まで知らなかったが、犬は「地球の磁気」を感知していて、うんちのときに北を向くという。何故北を向くかはわかっていない。また犬は磁場を感じて戻ってくる「帰巣能力」もすぐれているという。
これは磁場をもとに帰巣する生物によく見られる行動で、犬の他にも、渡り鳥やミツバチ、ウシ、シカ、クジラ、ウミガメなど、磁場センサーを持つ生物がたくさんいる。
地球は大きな磁石で「磁極」という場所から磁力が放出されており、それが地球全体をとりまいている。
磁力が生じる原因は、地球内部の外核(地殻の3000キロ下)に渦巻く液体金属である。
また、磁場は地球上の生命を守るために重要な仕事をしているという。
これによって生まれる地球の磁場は定期的に変動している。その最大の役割は、太陽風が地球表面に侵入するのを防ぐ「バリア」だ。磁場がなければ、ヒトも動植物も生きていけない。火星や金星に水や大気がないのは、磁場が消失したからだと言われている。
その磁場が地球上で上述の理由(太陽エネルギーが相対的に弱体化したことで、銀河系エネルギーというより上位の影響)で不安定になっている。
磁気で生きているいや、存在そのものが磁気的である人間もこれらの影響をもろに受ける。
磁場が狂うと、同時に狂ったような人間が出てきても不思議ではない。世界でおこっているワクチン・キャンペーン、地球環境保護キャンペーン、ワンワールド化(管理全体主義)の必要性を企み「愚民」を洗脳し、国家という共同体を破壊する悪魔のような悪巧みをする人間、神をも冒涜する人間が現れてもおかしくない。恐ろしい事に、彼等の頭は磁場がずれてしまい、狂っているとは思っていない。
我々はそういう魑魅魍魎が跳梁跋扈する世界で生きている。「愚民」を脱するには、裏の裏の裏まで考えられる、思考力と想像力、そして正しい歴史観を鍛えるしかないが、今のところ解説依頼のお呼びがかからないので、その思想は既出の文章の中からくみ取って欲しい。
「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~と哲理的随筆「Double Standard(日本壊滅)」の仕上がりをお楽しみに。
最後にルドルフ・シュタイナーの「自由の哲学」〈森章吾訳〉から
「自由な精神は、掟を感じ取るに留まらず、自分の内からの衝動(直感)に沿って行為することで、規範を乗り越えるのである」。
                      令和3年9月7日
                         ⓒ春吉省吾
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「怪物生成」発刊・金吾よ日本の闇を暴け!

「怪物生成」のあとがきにかえてより
  
  読んでわくわくする「幕末・維新」の歴史小説を読みたい
  それも旧来視点の箍(たが)を取り払った小説を読みたい。
  歴史の勝者によって意図的に歪曲・削除された小説も、敗者をいたずらに美化する小説もまた鼻につく。
  時代背景が精緻で、登場人物の息遣いを確かに感じられる小説を読みたい。
  かつて名作と言われた歴史時代小説はあるものの、昭和・平成と時代を経て、隠されていた歴史の様々な事実が明らかになると、より深い時代背景が必要となり、高度成長期に書かれた幕末・維新の小説では、もはや満足できない。
  だが色々探してもそんな歴史小説は見当たらない。
  無ければ「書こう」と思った。動機は単純だ。
  しかしそうは思っても、読むのと書くのとは大違い。作品を批評するのと物語を執筆するのも当たり前だが大違いだ。
  58歳の時に「永別了香港」という、香港返還前から天安門事件までの実業の世界を描いた長編私(的)小説を上梓(この小説は、2020年秋に全五巻としてアマゾンKindleから発刊)した。それから現在まで12年間、歴史時代小説を書くためにあらゆる資料を捜しながら、四季四部作・歴史時代小説シリーズを完成させた。この12年間は私の人生の中で一番「勉強」した期間だ。その範囲はあらゆるジャンルに亘った。遅まきながら勉強のし直しをした。
  その間、次のライフワークとして「幕末・維新」の裏で活躍する架空の天才「宇良守金吾」という主人公を創造し、舞台作りから長い間温めていたが、この度ようやく第一作「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~を上梓する事が出来た。
  シリーズ第一作の上梓は古希からのスタートになった。シリーズを完成するまでは決して惚(ぼ)けるわけにはいかない。
  頭の中には最後のシーンが既にあるのだが、それを文字にするのはまだ先のことだ。
  「晩成亦佳哉(ばんせいまたよきかな)」と自作した座右銘を胸に刻み、焦らず初心を貫くことにする。
  「実践・快老生活」という渡部昇一先生の86歳の随筆にこうある。
  「私は近年、夏目漱石の小説を楽しめなくなった。ここでいう『本を楽しむ』とは、子供の頃、(私の場合でいえば)三国志や少年講談を夢中になって時が経つのも忘れて読み耽ったような面白さで読めるかどうか、興奮して身震いするほどに没入できるかどうかである。(中略)だが、そもそも漱石に限らず、私小説的な読み物は、人生経験の豊富な年寄りには楽しめないかも知れないのである。(後略)」
  齢70歳にして、無謀とも思える長編シリーズを執筆計画しているのも、まさに渡部先生仰る、楽しく物語に没入でき、今まで思いもよらなかった世界を物語にして発信したいという思いからだ。
  私小説的な世界を必要とする読者も確かにいる。だから否定はしない。一方で、閉塞感に押しつぶされそうな逆境や悲惨な状況の中で、何とか未来を切り開くために「楽しめる本」を探している読者も多い。
  戦後我々は、闇雲に働き高度成長を成し遂げたが、バブルが弾(はじ)け、その努力はむなしく消滅した。更にグローバル化に翻弄され、気がつけば、我々の直近20年間の経済成長率(名目GDPの成長率)は世界最低を這(は)っている。
  更に、武漢ウイルスによって我々の日常はズタズタにされてしまった。為政者の愚策は明白だが、それを許した我々国民に責任がないとは言えない。これらの危機に、我々一人一人が覚醒しなければこの先の日本復活はありえない。
  本巻の「怪物生成」の主人公、宇良守金吾は天才的知略で、極めてクールに相手を籠絡させるという痛快さだが、戦後76年間、敗戦利得者達によって歪められた現在の日本の社会構造を「幕末」という時空間に仮託した。
  いままで隠蔽されてきた幕末の裏側も、不当に扱われてきた人物にも光を当てる
  陰謀論として排斥されていた事象が、実は本当だったという事がこの一年半の間に起こった。
  アメリカ大統領の不正選挙や、コロナワクチンが中国で人工的に作られたものであるということが証明されつつある。
  その間マスメディアは、彼等にとって都合の悪い情報を全て隠蔽し黙殺した。国民には事実が全く伝わらない
  そのカラクリはそのまま幕末明治維新にも数多く見いだされるが、これまでしっかりした検証もされず、「正しい歴史」としてまかり通っている。日本の闇である。
 そんな「虚構の幕末歴史空間」の中で、架空の天才ヒーロー宇良守金吾は、颯爽とその闇を切り開いていく。我々の鬱憤を晴らすべく縦横に暴れ回る金吾、痛快この上ない。
 同時にこの小説から、主人公金吾の知略を通して、本来日本人が持っていた気高き人間性と、失われつつある基本的教養を楽しく学んで欲しい
  例えば、シリーズ第三巻ではじめて明らかになる「初音の裏殿」のタイトルの意味を少しだけ種明かしをしておこう。
  様々な職業に身を変えた全国に拡がる「宇良守軍団」の配下の木賃宿が「御宿・初音」である。その離れの地下に、秘密の宇良守の江戸司令塔がある。
  「初音」というネーミングは「源氏物語二十三条」、明石の君が明石の姫君に送った和歌
  「年月を松にひかれて経(ふ)る人に けふ(今日)鴬の初音聞かせよ」
  に因(ちな)む。江戸で鶯が初めに鳴くといわれた「初音町」は、現在の鶯谷辺りである。
  「怪物生成」では、次の展開のための様々な仕掛けをちりばめた。
  まず読者諸兄には「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~をお読みいただき、遠大な幕末歴史時代小説の次回以降に思いを馳せ、作者と一緒に知的バトルに遊んで欲しい
  この先、「初音の裏殿シリーズ」が春吉省吾にとって畢生の大作となるべく、焦らずに執筆を積み上げていきたいと思っている。
  読者の皆様のご声援を支えとして巻を重ねていきたい。
令和三辛丑歳七月朔日
                             春吉省吾ⓒ

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「怪物生成」発送開始いたしました!!  VOL.92

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●新刊「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~帯付き表紙
●夏空光雲 ●炎暑木蔭 ●緑蔭涼風 ●灼熱白雲

〈本文〉

私の手許に印刷製本会社から、新刊「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~が届きました。作家兼ノーク出版の代表者として、既に予約注文頂いた方を最優先に、発送作業を始めています。
このブログをはじめてご覧の方に告知しておきます。我が「ノーク出版」は取材、執筆は勿論、校正・校閲、冊子デザインPR広告から、読者への配送まで全ての作業を全て独りで実施している世界で唯一の会社です。「ギネスブック」に登録すれば認定されるでしょう!!
今回からAmazonKindleにも同時に販売を開始します。これらの変換作業も全て独りで行いました。この暑さの中で、目の回る忙しさと、搬入・発送の力仕事は疲れますが、ここから販売のスタートとなります。配送用の梱包資材の手配や、送り状などは準備完了で、あとは粛々と発送作業をするだけです。
前回から、一般書店には卸さないことにしていますが、今回もそのようにします。
前々回まで大手新聞社の編集部・文化部などに献本していましたが、前回の「秋の遠音」の上梓からそれを一切止めました。その理由は、「献本」(PR見本として無料で配ること)して数日もしないうちに、驚くことにAmazonに中古本としてアップされたのです。実は、大手出版社は新聞紙上に書評を取り挙げてもらうために、献本は当たり前のこととして今に至っていますが、弊社は悪しき慣習をキッパリと断ちました。どこの大手新聞社とは敢えて申し上げませんが、担当者の程度の低さ、いじましさがはっきりと判ります。
新聞文化欄の「書評」の選者、その批評もその延長にありますので、書評の中身はステレオタイプそのものです。こういう人達が日本の文化を支えているのだから日本が劣化するのは当たり前ですね。新聞社、出版社、出版流通業者、中古本を扱う業者などのルートは出来レースです。書籍販売の減少、大手新聞社の購読者激減は当然のことでしょう。
さて、この4月に92歳で亡くなられた、青色LEDの開発でノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生がこんなことを仰っています。
「私は自分の専門分野を追いかけるだけで精一杯。世界の神羅万象を広く学ぶなんてとてもできない」
専門分化の進んだ現代では、ごく狭い範囲のスペシャリストはいても、全体を広く俯瞰するジェネラリスト(generalist)はまずいません。ジェネラリストとは、全体を見渡し、客観的な評価ができ、臨機応変に対応できる指導者です。「怪物生成」の主人公宇良守金吾は、その極めて稀なジェネラリストです。スペシャリストの様々な意見を糾合し、意志決定するには、優れた感性と、直感力が必要で、それが本当のジェネラリストの役割です。金吾はそのような人物として、描かれています。加えて熱きハートを持った金吾は、我々にとって今一番必要な人物なのです。
しかし、世界中を見回しても、首尾一貫腹の据わったジェネラリストはいません。一番大事な国民を蔑ろにし、欲まみれ、権力をほしいままにしようと企む輩が余りに多いのです。このままでは日本の将来はもとより、世界の近未来は実に暗いものとなります。
作家として言論人として、特に大河小説を綴る、私のような作家にとって、ジェネラリストとスペシャリストの両方の知識が必要になります。そのためには、歴史の中から、虚と実を冷静に見る視座が求められます。
これまでコロナ禍については、欧米の論文、動画など(殆どの日本人の方々が目にしていない)を検索してきました。それらを「会員専用プログ」にアップしようと準備したのですが止めました。
それよりも、マスメディアやビックテックの妨害にもめげず情報を発信している、優れたスペシャリストを紹介した方が良いと判断したからです。例えば、コロナワクチン情報については、世界的に活躍されている分子生物学と免疫学を専門とする荒川央 (あらかわ ひろし)先生などの現役研究者の方が、一般人にわかりやすく説明されておられます。
https://note.com/hiroshi_arakawa しかしこのnoteという検閲のないブログでも「サイト荒し」に遭っているようで、善意を悪意で返すような、人間も多いようです。
今回のコロナやDNAワクチンについては、日本政府や、医師会、マスメディアの発表はあまりにも一方的で薄っぺらです。
日々恐怖心を植え付けられてしまった人達に「それは間違いだよ」といっても、感情が先に立って、聞く耳を持ちません。事は生死に関わるのですが、例えよかれと思って相手を論破しても、却って気まずくなってしまいます。それは私の専門と責任の範疇を超えています。
それにしても世界中が、国民に数字を隠蔽し、恐怖に縛り付けたいとするその背景には、大きな「力」が働いて、コロナパンデミックを意識的に作り出しています。
その日本では、銀行法改正や中小企業再編の「改悪」政策と、上述した恐怖を誘導したコロナパンデミック則ち「緊急事態宣言」によって日本は一層貧しくなっていくでしょう。これらの改悪は、欧米・中国などを含めた外国の銀行が、日本の中小企業の経営権を掌握できるようになるのです。要するに、日本の中小企業が外資に乗っ取られ放題になるということです。
「日本人が一生懸命働いても、その暮らしが一向によくならないのはなぜだ?」
それは我々日本人が「馬○だから」(馬鹿にされてしまったからだ)とはっきり申し上げておきます。
現在、グレート・リセット、グローバリズム、ダイバーシティ(多様性)、環境問題など様々な課題が声高に語られています。しかしそれらを無防備に信ずることは、自らを破滅に導く行為です。日本人の大部分はこの愚に既に侵されています。「甘言」あるいは「虚偽」にまんまと乗せられています。政府、財務省、日銀、財界(経団連、同友会、商工会議所などのトップは、一丁上がりのサラリーマンが多く、事の本質を知っていも、決して意は唱えない)の出来レースです。
世界で起きていることを、そうなることで「誰が、一番利を得るか」「大衆をコントロールして誰が権力をほしいままにしたいのか」と考えれば判ります。我々は恐怖、情報遮断などによって、愚か者に成り果て、自然淘汰されようとしているのです。

 

ジャック・アタリという、フランスの経済学者、思想家がいます。NHK御推薦の思想家のようですが、私は薄っぺらだと思っています。
彼は「利他主義」という、仏教の普遍思想を、安っぽく踏みにじり、欺瞞に満ちた考え方に誘導しようとしています。人間を馬鹿にした思考ですが、扇情的で単純なだけに、多くの「ノータリン」はまんまと彼の論に乗ってしまうのです。「利他主義」とは「利己主義」に対して、他人の幸福や利益を図ることをまず第一とする崇高な意識であり考え方です。しかし、彼が言うと、たちまち欺瞞に満ちた唯物論に変わります。迂闊に信ずると「愚か者の自然淘汰」に呑み込まれてしまうのです。
簡単に言うとこういうことです。このパンデミックを自然災害と思い込ませ「あなたがワクチンを打つことが、他人の命を救うことだ」
「エゴ(利己主義)を捨てて、みんながワクチンを打てば、世界は救われる」という論理です。
アタリは言います。
「われわれは人生の伴侶や家族が満足することで利益を得ます。その人たちが生きていること、幸せであることは、われわれ自身の利益なのです。この利益は永遠のものです。さらには自分の知らない人の幸福も自分の利益になるのです。われわれは人類全体が幸福になることで利益を得ます」
彼は国家という共同体を破壊することで、彼が言いう「愚か者」を自然淘汰していこうとしていることが読み取れます。ワンワールド化の必要性を洗脳し、政治を拒否します。これが新しい形の「全体主義」です。ビックテックの創業者やCEOはなべて、この思考です。私がこのように解説すれば、実にわかりやすく、腑に落ちるはずです。

 

ナチスと戦ったフリードマン・ハイエクは自由主義を標榜し、社会主義から集産(共産・無政府共産)主義へ、そして全体主義に行き着くプロセスを示し、それは「隷属への道」だと論述した巨人ですが、アタリの綺麗事を粉砕する思想です。
生涯全体主義と戦った女性思想家ハンナ・アーレント(1906~1975)はこう言っています。
「全体主義は政治の消滅である。それは政治を破壊する統治形態であり、語り、行為する人間を組織的に排除し、最初にある集団を選別して彼等の人間性そのものを攻撃し、それから全ての集団に同じような手を伸ばす。このようにして、全体主義は人々を人間として余計な存在にするのである。これがその根源的な悪なのだ」
この言葉は重いのです。国家と言うのも憚られる中共、IT管理による全体主義、狭量な覇権主義は、ウイグルの人々をジェノサイド(集団殺戮)という最も卑劣な行為をし続けても何の痛みも感じない殺戮独裁集団です。これはハンナの前述の言葉そのものなのです。
もうおわかりでしょう。アタリの思考には、中共と同じように、自由を奪う全体主義が見え隠れしているのです。ワクチンパスポート発行を遮二無二法制化しようとする欧米政府。それを応援するマスメディア、ビックテックは、間違った唯物論に陥り、ワンワールドを目論んでいます。 世界的に起こっているパンデミックは、自然発生のものでなく(実際そうだと言われ始めている)「プランでミック」だとしたら、彼等は人類全体を奈落に堕とす輩なのだ。日本人よ、くれぐれも自分の頭で、考えて欲しい。「ああ、今の時代に天才宇良守金吾が欲しい」
                                                       2021.7.30  春吉省吾ⓒ
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