「春のみなも」上梓から一ヶ月

 

 

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上から(伊達市月舘町の山並み)(下手渡藩陣屋跡の「陣屋櫻」(月舘を流れる広瀬川・仙台を流れる広瀬川の上流です)

皆様御元気でご活躍のことと存じます。

さて、6月の10日から12日迄東京を離れておりました。「春のみなも」の上梓から、現在まで休みなく動き回って、次回の執筆と、次々回の取材と立ち働いています。その後、現在に至るまで、忙しさは大して変わりません。
まあ、何とも貧乏性で困ったものです。
 
10日は、中学の同級生が出版祝い(そんなに堅苦しくない飲み会です)に参加してきました。
また昨年から要請されていた「福島県中小企業同友会」大学講座の講師をお引き受けすることにいたしました。
翌日は、福島商店街連合会の小河さんと御一緒に 福島商工会議所に伺い、「福島商店街連合会60周年の基調講演」を正式に依頼されました。
福島を舞台にした「春のみなも」の反響によるものだと思っております。上梓して未だ一ヶ月ほどですが、この物語が、末永く福島の方々に読み継がれれば作者春吉省吾としてはとしては嬉しい限りです。
私は郷土史家や歴史学者ではありませんが、「福島」という土地の「地力」とそこに暮らし、歴史を紡いできた人々の生きた「智力」の二つの「ちりょく」を組み合わせて、面白くお話しできれば良いと思っています。

それから長編歴史小説「春(春のみなも)」「夏」(「夏の熾火」というタイトルで、紀州藩初代の頼宣から五代、吉宗【後に八代将軍】迄の物語で現在執筆中です)「秋」「冬」(冬の櫻)の最後の「秋」のテーマと主人公が決まりました。
小説のタイトルは「秋の遠音(とおね)」にしようと思っています。
3ヶ月ほど前から、資料集めとインタビューを始めましたが、主人公の「周囲」が未だ十分に掴みきれません。
現在の伊達市(月舘)、九州の大牟田市、東京(江戸)にまたがり、地理的にも広範囲に拡がります。義兄の紹介で福島市在住の家老の子孫屋山弘さん、月舘総合支所の齋藤副所長の紹介で、「藩医」の子孫、御自身も医師の南忠雄先生にお目にかかって参りました。
資料の手がかりは、藩主、立花種恭(たちばなたねゆき)の書いた「老中日記」、市町村の町史、同時期幕閣であった小笠原長行(おがさわら ながみち)の日記、アーネスト・サトウなどの記録などですが、主人公の立花種恭の私生活が殆ど見えてきません。ここからが勝負です。
幸い、藩主の子孫の方の存在がはっきりしており、屋山氏から連絡先をお伺いいたしましたので、周囲をもう少し固めてからお伺いしようと思っております。
私の物語作りは、今まで子孫の存在が判っていても、お目にかかって取材することは一切しませんでした。それによって「大事な部分」が書けなくなってしまうこともあるからです。
しかし今度は違います。かなり複雑な性格のようで、作家の私が完全に把握するまで、つまり人物がみえるまで取材を続けなければなりません。
しかし大牟田市(かつての三池藩)の郷土館も閉鎖のようですし、月舘の陣屋跡(下手渡藩)も今はその面影をほとんど留めておりません。
仲々難しいですが、今までも「資料」の乏しいところから、あるいは「錯綜した資料」から、春、夏、冬と「物語」を組み立ててきましたので、今回も俄然創作意欲がそそられ、やりがいがございます。

ところで話題は変わって、発売して未だ一ヶ月と経っていないのに、アマゾンの購入ブログでは「春のみなも」の在庫品がなく、弊社(ノーク出版)から流通を通した正常な販売価格でなく、法外な値段でアマゾンネットで販売している中古品業者が居るのにびっくり致しました。
実際価格(2160円・送料無料)よりも遙かに高い、3108円+送料257円=3365円から一番高い業者で4317円+送料257円=4574円と倍以上の価格になってしまいます。弊社とアマゾンが直接取引しているわけではなく、流通を通じて出品していますので、昨日早速取引先の流通会社に連絡を致しました。
通常中古品として、安く販売されることはありますが、倍近くの高値で「中古品」として売られるという現象は初めて見ました。それも、私の作品、春吉省吾「春のみなも」で起きたことにはびっくりです。
予約で買えなかったファンがどうしても欲しいという「需要過剰」になれば、値はつり上がるでしょうが、発売直ぐの情況としては「異常」な事です。
アマゾンの在庫管理のミスなのか、流通の在庫管理が甘いのか、どちらとは言えませんが、とにかくノーク出版にとっては勿論、読者の方々にはご迷惑をおかけしているようです。
どうぞ、弊社のホームページから「定価」でお求めください。
とにかく、弊社「ノーク出版」の本がプレミアつきで売られる状況にはありません。在庫もございます。敢えて高価な「春のみなも」を購入しないで頂きたいものです。
先週、福島の大手書店「岩瀬書店」「西沢書店」に顔を出したらそれぞれ2セットから3セット平積みになっていました。

一体どうなっているのか、読者の皆様には「アマゾン」はミスは犯さないという前提で、話を進めますが裏の話も知って頂くのが正しいと判断し、ブログにしました。
どうしてこうなったか、弱小出版社の立場として、言い難いこともありますが、いろいろと「推理」してみるのも面白いと、今後の推移を見守っているところです。
(ちなみにかつては弊社「ノーク出版」とアマゾンと直接関係を結んでおりましたが、現在は出版流通の会社を通してアマゾンに掲載しています)
 
5月末のブログで、主なネットショップに「春のみなも」が取り上げられたことを記載しました。(以下)「早々と5月上旬に予約販売を開始した「アマゾン」(「春のみなも」上・下が予約ランキングで、それぞれ14位・15位となりました)をはじめ、今日チェックしたら、「丸善」「ジュンク堂」「紀伊國屋書店」「セブンネット」「楽天ブック」「BOOKアサヒコム」(朝日新聞)「BOOK.Store」「e-hon」(東販)など日本の主要な書籍ネットショップで扱いを開始してくれました」
と書きましたが「ヨドバシカメラ」のネットショップで扱っているのには驚きました。それから「ローソンネットショップ」にも扱いがありました。
セブンネットもローソンも、ヨドバシカメラもそれぞれポイントが付いて、それを他の購入に利用できるという訳で、アマゾンに対抗するための大きな武器になります。
最寄りの店でも受け取れるし、送料は無料です。(その分、仕入れ先、つまり弊社が負担しているわけですが……)
「ワンストップショッピング」とはさまざまな商品を1カ所で買い求める購買行動、またはそのような購買を可能にする店舗を言いますが、アマゾン、セブンネット、ローソン、ヨドバシなどは「ポイント」付加し、アマゾンに対抗しています。(一番ポイント還元率が高いのは「ヨドバシネットショップ」)
今や公共料金や税金の支払いなども、銀行よりも便利なコンビニにとって、さらにポイント付加の「ワンストップネットショップ」と「リアルショップ」との連動は「アマゾン」にとって大きな脅威となるでしょう。
春吉省吾(佐藤祥一) 拝 2014/06/19