「秋の遠音」読者からの感想と春吉省吾の近況  VOL.85

 

●琉球王朝祭り・沖縄観光協会提供
●「四つ竹」琉球古典舞踊・沖縄県提供
●健気に早咲き・2021.3.18
●健気に早咲き2・2021.3.18

●2021.3.18井の頭通り、富ヶ谷交差点。それなりの交通量です。
●2021.3.18山手通り代々木八幡前。結構込んでいますね。しっかり経済活動しないとね。

北海道のハンドルネーム「平八」(という名前ならプログに掲載して良いという許可を頂きました)様から、拙著「秋の遠音」の読後感をお寄せ頂きました。ご紹介させて頂きます。

【読後感】
春吉省吾様 本日、上中下巻読了です。
まるで自分が吉村土肥助(春明)になり、同時代を生きているような感覚におそわれました。
これまでは歴史というものを物語として、過去にあったこととして出来事の大小をつなぎ合わせて なんとか整合性あるように統合しようと努めておりましたが、所詮、TVドラマ仕立てのモザイクのようなもので、まったく活きた物語にはなっておりませんでした。
本書を読ませていただいてそれがわかりました。胸騒ぎを覚える同時代の人々の生きる世界が一気に腹の中に入ってきました。自分自身が 歩いて三池、京都、江戸、下手渡を行ったり来たりしておりました。
このような小説?があるんだということにも深く感銘を受けました次第です。ありがとうございました。 2度3度は引き続き読み直して、読了感をまとめるつもりです。
そして、私の友人たちにも勧めて行こうと思ってます。
なお、読んでいる時に私なりに「おやっ」と気づいた文字のカ所がいくつかございましたので浅学を省みず、別表によりみて頂きたく送信させていただきます。非礼をお詫びします。ご容赦下さい。
【私の返信】
この度は、読了頂きましてありがとうございました。そして、ご丁寧な感想と、訂正箇所をご指摘頂きまして重ねて御礼申し上げます。謹んで訂正をさせて頂きます。
こそばゆいほどお褒め頂いた読後感想、嬉しく拝見いたしました。出来ますればどうか私のブログにご紹介させて頂ければ有りがたく存じます。御許可をお願いいたします。
誤字・脱字が多く、忸怩たる思いです。言い訳になりますが、60歳になって実業を離れ、執筆作業に取りかかりましたが、出版に関するあらゆる作業、取材、資料収集、執筆、印字・割り付け、表紙デザインの制作、校正、印刷製本所への発注、保管作業、流通手配、リーフレットの作成、動画の作成、HPの制作、ネットショップの管理と、受発注の実作業、アマゾンKindleへの変換作業など、全て独りでこなしています。おそらく世界でそこまでやっている作家兼出版編集者は、私だけだろうと自負を持っております。しかしやはり「校正と校閲」はどうしても齟齬をきたしてしまいます。個人の限界でしょうか。改訂版やアマゾンKINDLE版では、読者の皆様のアドバイスを得て、完全な作品にしたいと思っておりますので、何卒ご容赦頂きたくお願い申し上げます。作家としては誠に勝手な言い訳ですが……。
世間が騒がしく、汲汲としております。○○(「平八」)様には何とぞお元気で、益々の御活躍をお祈り申し上げ、御礼とお願いにかえさせて頂きます。春吉省吾
【私の返信に対して、ハンドルネーム「平八」様より】
丁重なるご返事をいただき恐縮です。読後感想の件、とりあえず書き込ませていただいたもので、至らないものかと存じます。読後、とても一言では言い表せないものが胸・腹にしまわれており、これを表すには、まだ時間がかかりそうです。
ただ、読後直後の感想はありのままです。よろしければお使い下さい。名前はできれば、いわばハンドルネームで「平八」?とかでお願い致したいのです。
60になってからの執筆作業、そして、また膨大な作業に驚嘆します。
拝見いたしますと、おおよそ、文字変換の時に、似たような「音」の文字になっているようで、起きやすいことかと推察いたしておりました。校正と校閲だけは、岡目八目で他人の目の方が発見しやすい法則があるのでしょうね。そのうち、春吉様の後姿を拝見していて、その学びを求める若い人たちが現れるような気がいたしております。勝手な想像ですが。
最近、自分の身の回りで、注目すべき書籍と出会うことが随所で起きております。新地平に目覚める老若男女の機会起こしに益々のご活躍を御祈念申し上げます。
貴書との出会いに感謝して。
【「Amazon カスタマー」様より】2021年3月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入
★★★★★5つ星のうち5.0
幕末下級藩士の目で描かれた日本の転換点が見える
幕末の地方の藩の大名からその藩士、税を支える農民、商人、そして国際化の大波に揺さぶられる政府、国の要人たちの議論、農民、江戸の民衆の生きざままで描かれており、とても身近に感じ取れる世界です。
一度、若い時、住んだことのある場所での生活の記憶が小説の中で呼び起されて、どの場面でも自然とつながります。
ここで自分ならどうする?というリアルな生き方の選択を想いつつ読み切りました。歴史への視点の勉強にもなります。
【春吉から】
そのような視点で、お読みいただきまして誠にありがとうございました、今後も鋭意努力いたします。

【春吉の近況】
春彼岸も過ぎ、櫻満開のこの時期は、花粉症で大変です。もう30年近くアレルギーの薬を飲んでいますが、効き目なしですね。コロナ禍でなくてもこの時期は、マスクをして外出していましたから違和感はないのですが、慣れない方は大変でしょうね。
現在「怪物生成」~初音の裏殿~の大詰めで、琉球(沖縄)を舞台に宇良守軍団の活躍を執筆中です。
1609年の薩摩藩の琉球侵攻によって、琉球は薩摩の支配下に置かれましたが、その一方、国交上は支那と朝貢冊封関係を続けるなど琉球(沖縄)は手強いです。名前も全て幼名を持ち、貴族は領地が変わると姓も変わります。親支那派と親大和(薩摩)派に分かれ、党争も身分制度と関わって複雑です。この小説では、わかりやすくすることを第一にし、沖縄語の表記はしないことにしました。()書きで翻訳しなければならず二重の手間になりますので……。
プロの物書きとして、貴重な時間とお金を支払って頂いた以上「なるほど」と納得して頂かなければなりません。そのため大きな筋立、細かなこだわりまで、様々な「仕込み」をしています。
「そうだろうな」「そうだな……」「そんなことが……」というのが多ければ多いほどその物語に厚みが出ます。例えば私の作品・歴史時代小説四季四部作に「春のみなも」があります。その中には誰も気がつかない細かな「仕込み」を何カ所も埋め込んであります。読者の殆どはスルーして読み飛ばしてしまうはずです。それは物書きにとってささやかな秘め事で、ずっと墓場まで持っていくことになります。
「最後までバレるなよ」「よっしゃ、誰も未だ気がつかない」というストイックな感覚を持たないと、長編の物語を作り出していく作家活動などやってられません。書き進めている最中に、新しい事実が判明した時や(当然書き直しです)、展開に行き詰まって精神状態がボロボロになった時など、本当に孤独です。そんな時「絶対に見つからない仕込み」という密かな企みをする事は、私にとってショックアブソーバーであり特権です。
有名売れっ子になると、編集者が全て資料を集め、スタッフが関連書籍を買い漁って抜き書きしたり、果ては自分で書かない作家(誰とは言いません)もいます。そんな物書きに成り下がらないように、しっかり自力で考え、物語の筋立てと創意に努めます。それは同時に、読者に楽しんで貰うだけでなく、読者との知的バトルという側面もあります。
                    2021/03/22    ⓒ春吉省吾

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