Double Standard (日本壊滅)後編 VOL.82

●「ひちぎり」京の生菓子。
御水尾天皇の中宮東福門院の時代から、三月三日の雛祭りの中宮行事で食された。大量の菓子を作る時間節約のため、餡を餅に入れて丸めないこの形になったと言われている。その特徴は、ひきちぎったような形。
●赤はトランプ。普通に行われればこうなったはず……。
●2021.1.20。真偽の程は不明だが、トランプの手紙。「Joe, you know I won.」(ジョー、お前は俺が勝ったと知っているだろう)とだけ記されている。日付は、彼の大統領最後の日。

〈本文〉
令和3年もあっという間に一月が過ぎ、2月も10日になりました。
平成28年(2017年)1月から、月に一度か二度、「春吉省吾の随筆」として、時々の時事を交えた随筆もこの表題のとおり82回となった。毎回原稿用紙で、5~10枚程度のボリュームで、時には30枚程度になるときもあった。丸々5年が経過した。纏めれば2冊ぐらいの本になる。

さて私事だが、昨年の11月末で、テレビの視聴(但しドラマは録画して気に入ったものだけ視聴する)と新聞の購読を止めた。
現在私の情報収集は、アメリカ、イギリス、台湾(中国本土や香港の記事は一番早い)フランスの左派右派のメディア、タフロイド紙のインターネットからの情報収集だ。当然真逆な報道もフェイクニュースも多い。その雑多な情報から考える。これが楽しい。言葉は翻訳ソフトを使えば大意は外さない。本来多くの情報がなければ「意志決定」は出来ない。ましてや偏頗な情報では尚更だ。これを実施して、1年ほどになるが慣れると視野が広がり、頭は惚けない。そして無料だ。ちょっとばかりテクニックが要るが慣れれば、情報収集とはこういうものだとわかる。

これまでもそうだったが、特に昨年あたりから、日本のテレビ・新聞の政治経済情報は極端に薄く、誤りが多く、視聴すると腹が立つ。ならば見ない読まないのが一番。フェークニュースとプロパガンダの情報がまことしやかに流されると、物事の本質は一切見えなくなってしまう。その「無意識」を受け身で、慣れてしまうのが本当は一番怖い。
64年前に、社会評論家の大宅壮一氏が「ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によって、『一億白痴化運動』が展開されていると言って好い」といい、「一億総白痴化」という言葉が流行語になった。
当時はテレビは最も進歩したマスコミ機関だったというが、今は見る影もないオールドメディアだ。自ら検証もしない、いい加減な受け売りの偏向情報(ここまでは我慢の範囲だが)だけでなく、真逆な「嘘」を流すのだから、もはや存在する意味はない。大宅壮一氏の言葉をかりれば、「一億総認知症化」させている媒体に成り果てたと言うことだ。
日本の場合は新聞とテレビが資本連動しているが、その新聞はもっとひどい。朝日、毎日などは、購読料を取って日本の国力を弱めているとしか思えない自虐偏向記事に溢れている。まともな記事を書こうとすると出世が出来ず干されるようだ。プロパガンダ記事に購読料を支払って読んでいる日本人はなんと人が良いことよ。
新聞社に海外情報を売り、生業としている共同通信などもひどい。配給先が日本の地方新聞に多く、その記事をそのまま掲載された読者は、いつの間にか中国共産党に忖度している記事やアメリカの極左メディアの主張をそのまま読まされることになる。長く読んでいると洗脳され、地方のインテリが親中共、過激派・全体主義者にかぶれてしまうという笑えない「事実」がある。

現在、私はスマホも机の脇に置いたまま殆ど持ち歩かない。(というわけで、返信が遅いのはごめんなさい)アップルは使わない(日本のパワーマックの初期利用者として、この会社のいい加減さを長い間体験させられてきた。喪失させられた時間は膨大だ)、アンドロイド機器で使用するのは電話とメールと天気予報のみで、ヤフーなどの情報サイトは見ない。情報は、上述したインターネット(英米台湾の情報ソースとTwitterとYouTube、但しこれらビックテックは彼等に都合の悪い情報は勝手に消去し封鎖するので、gabやBIT CHUTE、rumbleなども利用)からの情報のみ。尚、検索エンジンはDuckDuckGo(ダックダックゴー)。今のところWIN10だけはやむを得ず使用。
国産OSのTRON(トロン)がアメリカ政府に潰されてしまったことが実に残念。LINEは使わない。情報が恣意的に管理され、漏れる恐れのあるものはできるだけ使わない。この先、無駄でも自己防衛する意志をはっきりさせておかないと、管理される人生が待っている。ホントだよ!!
「俺は歳だからそんなことどうでも良い」と思っている貴方。それが、我々日本人の子孫に莫大なツケを残す事になる。

今回のアメリカ大統領選挙を、昨年から現在まで、コロナ蔓延の推移と合わせて調べていた。〈コロナ対策については、過去ブログに記述した以上の解決策はないので省略。参照あれ〉
そして今さらながら思うのだ。世界は(世の中は)Double Standardだらけで、不正とインチキが、笑ってしまうほど横行していると思ったことだ。
実業の世界で、だまし欺され、裏切り背信の中をこれまで何十年と泳いできたお前が、今さら何を青臭いことを言ってるんだとお叱りを受けるのを承知でやはりそう思った。

今回のアメリカ大統領選挙は、ルールも全く無視した「反トランプ集団」が団結し、トランプ潰しにかかった。そしてトランプが負けた。しかしまともな選挙をしていればあのコロナの状況下でもトランプが圧勝したと思っている。尤も、日本のメディアだけしか見ていない方々には、「あんた変だよ」ということになるが、そういう方々には「何時までも薄ら寝ぼけは止めにしたら」とだけ申し上げておく。
選挙前、バイデン親子のウクライナや中国からのヒモ付き献金の実体が明るみになったが、FBIは捜査せず、大手のメディアは一切黙認した。しかし選挙後「反トランプ選挙活動」のあまりに露骨な不正が徐々に明るみになると、「unfairは許さない」、「Stop the Steal DC」(米政権を盗むのを止めろ)など、国民が騒ぎ出しそれは今も燻っている。

大統領選挙の接戦州の6州に限定しても、不正アルゴリズム搭載の投票機器操作、投票用紙の不正持ち込みと廃棄、中国から投票用紙持ち込み、死者の投票など、全て「バイデン候補」の票を増やしトランプを「逆転」した。そこまでやったらそうなるわ!!
これらはビデオ、写真、証言者などの具体的証拠があるにもかかわらず、アメリカの大手メディアは一切取り上げず、「不正な情報」と断定し、裁判所も訴えをことごとく却下した。
旗色が悪くなると、「不正は体制に影響のない範囲であった」と綺麗事で全てごまかした。トランプになっては困る連中がそれほど多かったということだ。
しかし、その実態を多くの国民から目を逸らそうと、未だにメディアは躍起になっている。
ちなみに1月6日の国会議事堂乱入はトランプの扇動でないことは既に証明されている。しかしトランプが国家暴動を引き起こしたとして、民主党のペロシ氏などが弾劾裁判するという暴挙に出た。後ろめたさを隠し、トランプの政治生命を絶つつもりだろうが、狂気の沙汰だ。
一方、大統領になってしまったバイデンは、目もうつろで、手許のペンも扱えないおぼつかなさで、トランプの政策を否定する大統領令に次々とサインしている。(サインしていることすら判らない様子だ。それも録画に撮られていますよ)「おいおい、大丈夫か」。
無意味な国際紛争を増やした、悪夢の民主党オバマ政治に逆戻りだ。
こんな「ジョー爺さん」を立ててまで、トランプ再選を阻もうとした理由の一つは、中共による直接間接の買収であった。各州の民主党知事(中には、共和党知事も買収されていた)や、州司法長官、議会も買収されていて、取り調べるはずのFBIも、CIAも、司法省も、政府連邦最高裁判の判事達も買収され、民主党の上院議員、欲ボケの共和党の上院議員も反トランプに廻った。
予想した以上にチャイナマネーと、ハニートラップで、尻尾を握られてしまったからだ。
もう一つは、民主党オバマ政権時代の「悪政」が、トランプによってこれ以上、白日の下に晒されると、左派民主党が危なくなるという焦りであった。
その他、様々な要素が絡んでいるが、要はグローバリスト達の儲けを阻害するトランプの政策が邪魔だった。何のことはない偉そうなことを語っても、全て欲得、銭に転んだということだ。
私のような素人でも証拠を収集できたのだから、やり口は荒く雑であった。不正を隠蔽し、郵便投票で有利と思われたバイデン陣営だったが、いざ開票してみると、トランプの票が想像以上に多く、明らかにバレるような行動を取らざるを得なかった。現在全ての「証拠」が消されようとしているが、YouTubeの圧力にも屈せず、しっかりと事実に基づいて検証するブロガー達が大勢いる。(「カナダ人ニュース2021」さんのブログは凄い)
アメリカは完全に変容してしまった。アメリカの左傾化はとまらず、分断は更に深刻になる。独り中共が高笑いだ。尤もその中国も、権力争いが始まっているようだ。「まあ勝手にどうぞ」と言いたいところだが、この状況で一番割を食うのは我々日本人なのだ。親中(中共からの利権獲得者)の自公民の議員さん、経団連のみなさん、野党のみなさん、マスコミの皆様、ジェノサイド(集団殺害)や人権弾圧、領土侵犯を平気で実行する「無法集団」中共に何を忖度しているのかなあ、色々と御託を並べているが、結局は目先の利権と、怯懦のみ。

アメリカがどういう状況になっているか、ここでは項目のみ抑えておく。
●中国共産党による買収
30数年以来、虎視眈々と勢力拡大を図っていた中国共産党にやられた。鄧小平 (1978年 ~1989年)江沢民 (1989年 ~2002年)胡錦濤 (2002年~2012年)習近平 (2012年~)の対アメリカ戦略。特に、オバマ政権の対中融和政策により買収増大。莫大な資金をアメリカに投入。習近平から「超限戦」(あらゆる手段で制約無く戦う。全体主義覇権戦争)に入った。
新聞・テレビ・雑誌などメデイアへの資金提供、ハーバードをはじめIBリーグなど多くの大学へ研究費援助、大量の中国人留学生送り込み。「孔子学院」の普及。ハニートラップ攻略。
●オバマ元大統領のグループによる戦略
オバマ時代、75の連邦機関に跨がるSESという高級官僚システムを自分に有利に変更した。総員8,156人のうち、7,000人以上を、高給待遇し政権交代によっても簡単に退任できないシステムを作った。これらの高級官僚が、ディープステートと言われる。国防省、国務省、財務省、CIA、FBIの高級官僚集団を形成した。オバマ政権時のオバマゲート疑惑、アルカイーダへの資金援助、当時副大統領のバイデンのウクライナ疑惑など闇が明るみになったら困る。親分のオバマが捕まっては大変だから、徹底的に証拠隠蔽、トランプ追い落としを図った。日本の財務省などの高級官僚よりももっとタチが悪い。
●国際金融資本による、グローバール化とチャイナマネー
ウォール街を牛耳るロスチャイルド、ロックフェラー関連の銀行や企業。それに厄介なチャイナマネーも加わった。ここではマネーロンダリングも行われる。昨年9月20日に香港上海銀行、JPモルガン・チェース、スタンダード・チャータード銀行、ドイツ銀行、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)などの大手多国籍銀行が犯罪者を支援し、資金洗浄を行い2兆ドル(約208兆円)規模の取引が行われた疑いがあると報じられた。
ちなみに、スイス銀行各社には中国共産党幹部100名分の総額1200兆円にも及ぶ不正な隠し資産があると言われている。
●ロスチャイルド家の番頭、空売りの帝王 ジョージ・ソロス
ジョージ・ソロス。ロスチャイルドの番頭から自立し、国境のない金融環境を作り出そうとしている。地球規模の極端な社会主義システムを構築したいのだ。生きている内に実現したいと、豊富な資金を使い、極左組織アンティファ、BLMなどを使って暴動を起こさせ、アメリカ保守の代表、目障りなトランプを追い落とそうと、荒療治の限りを尽くした。
●ビッグテックの新興成金が、ウォール街に参入。情報操作の味を占め、独占を目論み、言論弾圧するという節操のないIT成功者達が、情報全体主義を促進した。彼等には国境は要らない。中国市場も欲しい。そこに中共の手が伸びている。罠に填まったことに気がつかないようだ。
●これらの要素が絡み合って、トランプは負けた。アメリカは、極端に弱体化していく。形振り構わぬ中国共産党が、世界の覇権を握ろうとしている。実に厄介だ。

ここまで、アメリカの現状について書いたが、これらは「我々の日本を見るため」の考察だ。日本のための日本人のための戦略・戦術論を構築するためのものだ。明日への希望戦略がなければ「絶望・悲惨」に耐えられるエネルギーは湧いてこない。
詳細はDouble Standard(日本壊滅)で記述するが、ここでは未だメモ書きの思考のポイントの一部を列挙しておく。

◆現状のようなグローバル化(金融も含め)は、この先日本人を豊かにするのか?
◆習近平率いる中共はもはや「民主国家」の体をなしていない。日本国憲法は日本人を守ってくれない。国を失って「護憲」はあるのか?   「墨子」を「韓非子」に学べ。
◆欧米主導のビジネスルールを疑え。例えば「ダボス会議」「グリーニューデール・脱炭素」」など、欧米への盲目迎合は日本を更に貧しくしないか? 「グレートリセット」の本質を疑え!!
◆ベーシックインカムの正しい理解は出来ているか、整合性は取れているか?
◆世界で孤立しない日本、国民の繁栄と、国家を守る為に、誰と何処と、どう連帯するのか?
◆反日・覇権国家とどう向き合うのか、国益、国民の安全とは何か?
◆戦後75年、妥協に妥協を重ね、多くの利権と富を、アメリカのルールで吸い上げられた。これからのアメリカとどう向き合うのか?精査せよ!!
◆日本の銀行システム(日本的共同体)を破壊し、世界の金融資本家のお先棒を担ぎ貧困化させた組織(政党も含む)と輩、自虐思想で日本的精神の誇りを貶めた組織(政党・マスメディアも含む)と人物、日本のデープステイト、悪しき泥沼を浄化できるか?
◆戦後75年、大きく歪んだ教育制度。誇りある心豊かな日本人を創りだしたい!!!
そして今、思っている「私感」
◆様々な不確定の時代「自己変容」はもはや既成宗教では解決できない。ではどうするか!!!
どのように思考し、具体案を献策できるか??
齢70歳、自分自身の存在を確認するため、そして子孫のために(昨年9月に初孫が生まれた。無条件に可愛い)、ビッグマウスを承知で、日本人はこの先の世界とどう向き合い、行動すべきかと考えている!!
というわけで、このコロナ禍のなか、一日おきにジョギング・ウォーキングし、頭を覚醒させ、いろいろな教典、哲学書、ハウツー書、スピリチュアル書まで持ち出して、「春吉省吾の実践哲理」をひねり出そうとしている。
それが「Double Standard(日本壊滅)」ということになるはずだが、いやいやいや、何と大変なことに挑戦していることか……。
2021.2.10  春吉省吾ⓒ

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令和5年1月現在、全日本弓連連盟・錬士六段、全日本剣道連盟居合・錬士六段。40歳を過ぎて始めた「武道」です。常に体軸がぶれないように、手の内の冴えを求めて研鑽は続きます。思い通り行かず、時に挫けそうになりますが、そこで培う探究心は、物書きにも大いに役立っています。春吉省吾

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