元の価格は ¥3,850 でした。¥3,100現在の価格は ¥3,100 です。 (税込)
これまでの箱庭のような、幕末歴史時代小説の既成観念を打破し、「冴えた戦略」と「人倫の糾合」を持つ天才宇良守金吾の小気味の良い活躍をお読みください。 日本人が真に覚醒するために!!
説明
「深慮遠謀」(しんりょえんぼう)について
敵は見えない。 貴方はその時どうする。不安に悩む方は、この物語をお読みください。考えるためのヒントと希望が湧いてきます。
シリーズ初音の裏殿・第三巻「破天荒解」 。
企業コンサルタントとして、幾多の次の時代を担う若き者達へ、金吾の知略は、まさに混沌の「今」、読むべき時代小説だ。
この物語は幕末物語でありながら、近未来の日本人の行動指針を示す物語だ。
初音の裏殿シリーズ第三巻「深慮遠謀」のあらすじ
第一巻の「怪物生成」、第二巻の「破天荒解」でおわかりの通り、琉球碇泊の唐船から高級白砂糖を買い付け、日本で売り切る事に成功した宇良守金吾は、その資金を宇良守藩の興産事業の原資とした。
今回の「深慮遠謀」~初音の裏殿・第三巻~は、天才宇良守金吾が宇良守藩の恒常的な収入を得るべく、精製樟脳と茶製造に乗り出し、契約販売するまでの詳細な物語が、本冊子の柱の一つになっている。原料調達、参加者の動機づけと達成感、市場調査と斬新な販売方法、確実な回収契約など、時代背景はペリー来航の5年前だが、金吾の革新性は、今、我々日本人のリーダーに求められる「全て」が包含されている。
その興産の一つは、渡海伊之助が製法を発明した精製樟脳の販売先を見つけることであった。試供品を江戸に持参し、江戸日本橋の薬種問屋、鰯屋市兵衛との5年契約が纏まった。併せて、小口だが越後屋呉服店との契約も整った。いずれも、金吾の緩急を付けた交渉に負うところ大であった。
そしてもう一つ、独自に開発した宇良守紅茶の技術の高さを認めた、小川流家元小川可進の紹介で、宇治の茶匠上坂清一を紹介され、茶師小寺虎助を3年契約で借り受けることとなった。
精製樟脳と、茶栽培と全く未知な製品作りと販売を、全くのゼロから同時に作りあげようとする金吾の経営戦略に、驚きと共感を覚えるはずである。同時にそれは、身分制度の時代であっても、各自が自分の役割を自覚し、生きがいを持って働き、相互の信頼こそが大切だと我々に改めて知らせてくれる。金吾のかなりな無茶振りも、「しょうがない」と皆、認めてしまう。リーダーの人間性がここに在る。
また金吾は、「初音の宿」という情報拠点を作り、全国に配置された巌鉄、鬼鉄一党の情報をここに糾合し、宇良守に敵対する動きを素早く掴み、事前に策を打つという金吾の戦略も具体化した。
金吾は、自分の内面を見つめなから、その糸口を見つけようと様々な人との出会いを求める。それは、琉球で出会い、激しく愛した、真麻刈金こと秋月と、まだ見ぬ我が子、憲吾への切なる思いとも重なる。
奈良奉行川路聖謨とその妻高子、羽倉簡堂と江川太郎左衛門英龍、長崎奉行井戸覚弘、三井家を仕切る三井高福、大坂城代松平忠優など、幕末に活躍する人物達と次々と親交を深めた。
これらの人脈は、この後も「初音の裏殿シリーズ」において、縦糸と横糸が紡ぎ合って、壮大な物語を形成していく。
金吾と巌鉄・鬼鉄一行は、吉原総名主三浦四郎左衛門に、精製樟脳と樟脳油、そして煎茶の販売を独創的手法で実施した。そして引込禿の「みく」と再々会した。
金吾の実行力とその覚悟を見極めた父省吾は、金吾の祖父愼吾の覚悟の自刃の原因とその決意を詳細に説明した。
そして、父省吾から、第百四代天皇・後柏原天皇の皇子が宇良守家の祖であることが告げられた。
祖父愼吾が第百十九代天皇・光格天皇の盾となり、現在の不毛の地に移封された事情も明確になった。勧修寺家との関わりや、天皇との血縁、五摂家、公家間の権力闘争や陰謀が、金吾の頭の中ではっきりと繋がった。
光格天皇の双子の皇女の一人、勧修寺明子が、父省吾と結ばれ、宇良守家に降嫁し、金吾を産んだが、その後直ぐに亡くなってしまった。
明子のお付きとして同行した玉枝は、金吾を乳飲み子から親代わりで養育した。今紫式部と言われた玉枝は、宮中のあらゆるしきたり、行儀作法や和歌や学問を金吾に授けた。その玉枝が、今まで黙して語らなかった秘事を臨終に際して金吾に語った。そして金吾に天皇の守護としての役割を、名笛「清月丸」に託して逝った。
これまでの箱庭のような、幕末歴史時代小説の既成観念を打破し、「冴えた戦略」と「人倫の糾合」を持つ天才宇良守金吾の小気味の良い活躍をお読みください。 日本人が真に覚醒するために!!
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株式会社ノーク創業40周年を記念し、ノーク出版「自社ショップ」からご購入いただいた方限定で、特別割引価格で販売いたします。価格は以下の通りです。
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この機会に、じっくりと、天才春吉省吾の行動を纏めてお読みください。
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令和6年9月29日 春吉省吾
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