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令和の今、真の人倫とは何かと問う 日本の「大河小説」遂に誕生。

主人公 吉村春明の一生をじっくり辿ると、知らずに、心の襞が柔らかくなっていることに気づくでしょう。

裏切りと我欲渦巻く混沌の時代に、春明は家族を愛し、友を信じ、人生を悠悠と生ききった。

この先も長く読み続けられる、長編歴史時代小説です。原稿用紙で2600枚、春吉省吾渾身の書き下ろし!!

【上巻】
若年寄であった三池藩主立花種周は、突然蟄居・謹慎を申し渡された。陸奥下手渡に移封になった二代藩主種温の時、天保の大飢饉を何とか凌ぐが、志半ばで斃れてしまう。三代藩主種恭の時に、旧地三池の半分を、幕府から分領地として与えられた。
家臣の吉村土肥助(春明)が、三池分領地に乗り込んだのは、嘉永4年(1851年)11月15日のことであった。
【中巻】
主人公、吉村土肥助(春明)は、三池の資産家塚本源吾と組み、炭鉱の大改革を断行する。
攘夷の嵐が吹きすさむなか、藩主種恭は若年寄に任命される。禁門の変の指導者真木和泉の影響で、三池分領地もざわつくが、本国下手渡と三百七十里を行き来する春明は、福島町で井筒屋の
番頭古河市兵衛と出会い、財政再興の光明を見いだす。
再び京に戻った春明は、大久保一翁と面会のため大坂に立ち寄るが、偶然に坂本龍馬と出会った。
【下巻】
下手渡本藩の蚕種事業が軌道に乗り、春明は新関家の二女葉月と結ばれる。
藩主種恭は幕閣の中枢として活躍するが、時勢は激変し、薩長軍は政府軍となった。下手渡陣屋も焼き討ちに遭う。
明治となり、春明一家は東京で暮らすことになったが、小野組の倒産、廃藩置県、学習院創設に係わるなど、その暮らしは波乱に富んだ。しかし晩年になっても春明の行動は、人の縁に繋がって留まることはなかった。常に現場に立ち、晩年は更に北の「盛岡尋常師範学校」の教師として2年半在職した。真の人倫日用とは何かと、じっくりと読み込んで頂きたい、日本人のための「大河小説」です。