何でも売れればいいのか、アマゾンさん VOL.111

春のみなも上
●何とアマゾンで「春のみなも」上巻が、30,180円で売られていた。
春のみなも下
●アマゾンで「春のみなも」下巻が、8,722円で売られていた。

〈本文〉

  アマゾンに掲載されていた、弊社の書籍仕入れ商品「秋の遠音」の上中下巻と、「怪物生成」の書籍が消えた。何もしていないのに、アカウントが勝手に閉鎖された。再開するには、身分証明書の写真(免許証かパスポート)と、カード取引の本人確認が判る取引明細書の写真を送れと、個人情報を要求される。止むなく送ったが、数日して不備とメールが来た。ピントが甘かったのか、不採用の理由がわからない。
  またアマゾンでは、身分証明書として、日本政府発行のマイナンバーカードは受け付けないということらしい。日本政府が鳴り物入りで、今後全て統合する予定の「証明証」なのだが…。アマゾンにマイナンバーカードが袖にされた。

  それにしても日本人の個人情報はビックテックやLINEにダダ漏れ、今度は、デジタル庁の河野太郎大臣、何をとち狂ったのか、中国のTikTokとデジタル庁と連携でマイナンバー啓発動画ときた。正気か? 日本も嘗められて当然だ。日本人の情報はこれで中共にもダダモレだ。まさにブラックユーモアの世界だ。「無節操でお〇鹿」な指導者のために迷惑をこうむるのは、我々庶民なのだ。情報漏洩を甘く見るなよ!! 正しい情報を得る権利と国民情報の漏洩防止は日本人を日本人たらしめる防守の最大のかなめなのだ。これこそが、主権者である日本人のために、日本政府が行う「仕事」であろう。それを勝手に放棄してどうする。
  わが社のことに戻る。先々週発見したのだが、2014年(平成26年)に、ノーク出版から発行した「春のみなも」の古本の上巻が30,180円 下巻が8,722円で販売されていた。AmazonKindle版として改訂新版の作成中で、半年以内に発刊予定なので、ノーク出版から直のアマゾンの在庫はない状態だった。現在は消されているが証拠写真としてアップしておく。弊社のアカウントが一方的に閉鎖されたことと関連があるかも知れない。そうだとすると、とんだとばっちりだ。
  それにしても、この値付けはどういうことだ!!   出版元であるノーク出版、そして著者である「春吉省吾」が驚いた。本来、古本業者が、コレクター商品として高額価格を付けることはあるが、現に、わが社の2つのネットショップで販売している商品だ。この古本業者はあまりにひどい。そしてアマゾンは何の基準でこんなに高額金額を許可したのか、その基準を聞きたいところだ。
  アマゾンとしては、その古本業者を認可し、手数料が入れば良いのだろうが、出版元であるわが社と著者である私、そして何よりも、読者を冒涜しているのではないか?
  一円で売られる古書籍が、送料350円という例は多くある。著作者は「自分の本が一円で売られたら頭にくる」と皆思っているはずだ。労作が紙くず以下で扱われているのだから、当然だ。
しかし買う側にしてみれば、Amazonという検索・販売システムは便利だが、ここまで巨大になると、売り手としては、アマゾンにアップされなければ、販売の途が断たれることにもなりかねない。勢い、黙ってアマゾン様に従わざるをえない。
  しかしその裏に回るといろんなことが見えてくる。販売して直ぐに、古書として大量にアマゾンに流れる一連のルートやからくりが存在する。
  商品評価の星印、コメントはやらせが多い。その評価やコメントは、はたして鵜呑みにして良いものか? しかし我々はそれらに対し何の疑問も抱かなくなってしまった。寧ろそれを唯一の基準にしているようだ。作為的にやろうとすればチョロいものだ。ネット購入者は、それらの評価は正しいと完全に刷り込まれてしまった。かく言う私も「欺された」ことが何度もある。
  さてアマゾンだが、曖昧なまま、証明書類を再送するのもいやなので、突然ブロックされたその理由を聞きたかった。メールでは、状況が伝わらないし、無視されたらそれで終わりだ。
  ブログ内にある「電話対応」の記載のところ迄ようやく辿り着き、いざ繋がったと思ったが、30分以上待たされて、ろくな会話もなく、部署が違うと違った番号を教えられた。しかしそこは繋がらない電話だった。繫ぐためには全く違う手続きが必要と自分で調べて判った。
ようやく繋いだが、結局「いつになるか判りません。その可否は連絡メールが来るまでお待ちください」と振り出しに戻ってしまった。ちなみに、それぞれの電話対応に出た男女は、中国人らしく、話が十分に伝わらなかった。そうだ、アマゾンはグローバル企業なのだと改めて思った。
  まあ、想定していたことだが、アマゾン様のドグマに従えと言うことだ。よく分かった。
  日本の出版流通は、完全にアマゾンに従属させられてしまい、何の対抗策もない。一時期、主要書籍流通が主体となってアマゾンのようなことをやろうとしたが、その企画は潰れたようだ。二番煎じじゃ成功するはずかないだろう。頭を使え!!
  今や電子書籍もAmazonKindleに対応しないと、多くの人が読んでくれない。
  尤もアマゾンの販売は、書籍だけではない。世界中の商品を瀬取り販売して手数料を稼いでいる業者や個人もいるし、中小・零細の販売ルートを持たないメーカーにとっても好都合だ。
  アマゾンによって流通の販売システムが激変したとも言える。世界を覆うビジネスモデルとしては最高だが、しかし、この独裁的なグローバルシステムは、実は大変恐ろしい。便利さと危険さは裏表の関係だと認識しておくことだ。
 コロナ関連の使途不明金が、何と11兆円にのぼるという。あまりに杜撰だ。
  例えば、検査そのものに不適なPCR検査システムをしろと、あらゆるマスコミ、行政、政党が騒ぎまくった。そのコロナ関連の使途不明金の一割、二割もあれば、世界最強の日本版プラットフォーム・サーバーシステムをつくれたはずだ。
しかし、与野党を問わず今の国会議員、政府官僚の中には、そのようなグランドコンセプトを作れる人材はいない。日本の限界だ。しかしマスコミにも知られず、似非保守でもなく、売国のフランクフルト思想に染まらない、優秀な人物はいるはずだ。日本には埋もれた天才は限りなくいる。だが、政府や官公庁は彼らを絶対採用しないだろうな。自身の軽薄さと、保身と嘘がばれてしまうからな……。
 日本人の個人情報は、今や完全に操作され、日本政府・都道府県が率先して、世界に拡散中だ。いくら個人情報保護法を作っても、行政の情報管理システムとその運用する人材がお粗末なのだから対処の仕様がない。

 何の抵抗もなく、殆どの日本人は先ずアマゾンでチェックする。それが「購買」の常識のようになってしまった。わが社のような零細出版者のアマゾンとの関わり方は、アマゾンを自社書籍の告知の場所として副次的に利用し、弊社のネットショップに誘導し、購買に繋げるしか方法がない。弊社のネットショップでは、最新版・訂正版を準備し、価格もいろいろな「特売」を設定しているが、購買者がそこまでなかなか辿り着かないというのが現状だ。だが、これをご覧になった読者諸兄には、賢明な「買い方」をして頂けると信じている。
                                                        2022.9.27       春吉省吾

第二巻「破天荒解」発売記念として、一巻・二巻のセット販売、特別価格5,500円(消費税送料込み・限定200セット)で販売いたします。第二巻「破天荒解」も特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。自作したB7版・特製度量衡しおりも、先着300名様にプレゼント致します。

https://nork.easy-myshop.jp 〈ゆうちょ振込専用ネットショップ◆後払い  〉https://nork01.myshopify.com  〈◆主としてカード決済のネットショップです〉
●ノーク出版ホームページ https://norkpress.com/
●YouTube春吉省吾チャンネル(「冬の櫻」「秋の遠音」「怪物生成」の動画など)〈作品のイメージ動画発信〉

春吉省吾は何故長編に拘るのか VOL.110

●西新宿の「成子神社」七福神の大黒様とご対面。第二巻「破天荒解」上梓(Amazonは9月17日以降)のあと、第三巻とDoubleStandard執筆のホンの合間の気分転換と、祈願成就のため。9.13。

 

 

成子神社はパワースポットの一つという。

●境内にある、七福神の全てを探して、手を合わせて来た。これは福禄寿。 幸福・俸禄・長寿の三徳をそなえる。

●神田川が流れる、淀橋。青梅街道かかる橋で、江戸時代は「面影橋」と呼ばれたこともある。

●帰り道、十二社熊野神社にも参拝、さあこれで大願成就、午後から机に向かうぞ!!  9.13。

  <本文>
もう、20年近く前になりますが、ある友から
  「〇(私の本名一文字)ちゃん、何で短編や、中編小説書いて、賞を取りにいかないんだ」
  と言われたことがあります。
  「今時、長編小説書いても読む人も少ないし、第一、名前が売れなければ、多くの人に読んで貰えないじゃないか」
  「う~ん、でもな……」
  そう言って、私は言葉尻を曖昧にしたままでした。
  確かに、日本人は本を読まなくなりました。さらっと読み飛ばす、軽めのもの、暴露もの、芸能タレントが書いた(実際にはゴーストライターが書いた)冊子等が、書店に平積みになります。小説も大出版社や、それを後押しするテレビ・新聞等のマスコミによって作りあげられた作家が、頻繁にマスコミに露出します。〇〇賞もそういう、ベクトルの上にあります。当然と言えば当然です。売れなければ商売になりません。そういう世間のからくりを知ってしまったので、私には、〇〇賞などはどうでも良いことです。選考委員なら別ですがね……。
  ノーク出版のメインHPのサイドバーには「春吉省吾の独り言」が記載してあります。
  「文字を読まなくなった」この時代、『超』長編に拘わるな」と友は言う。しかし複雑な登場人物が紡ぐ「長編小説」を楽しむ心の余裕と、真の教養が今の日本人には必要だ。重層思考を持たない日本人は、世界中の禿鷹に全てを奪われる。春吉省吾の物語を読んで欲しい」
  さて現代人が読書をする時間は、携帯電話やスマホの普及に伴い減少しています。大学生においては読書を全くしないという人の割合が全体の半分近くの45%にのぼり、更に老人のテレビ依存症も昂じています。いずれも依存症、中毒症のようなもので、それらをある程度、制御すれば、年間200冊もの読書が出来るという統計もあります。
  久保田堯隆という私より3歳年上の日蓮宗の御上人がいらっしゃいます。その方がお書きになった「目からウロコの法華経講話」(水書房刊)という全五巻の書籍を大切に読んでいます。偉い方々の法華経の話や高名な宗教学者先生方の講義は、今ひとつ頭に入って来ませんでしたが、この本は違いました。発行書店もマイナーですが、良書中の良書だと思います。法華経を知る手掛かりの本としては日本最高の書籍だと私は思っています。私は久保田上人とは、まだお目にかかったことはありません。この書籍に出会って、お目にかかるのが怖くてその機会はまだないのです。
  私のそういう感覚、感性、みなさん判りますかね、判る方は間違いなく私の作品のファンになると思います……。
  その久保田上人は、その講話の中で、長編の物語に関してこう持論を故述べておられる。
  ちょっと長いですが、その一部分を御紹介します。
  「世の中には、エッセイを書かせたら見事という方がいます。また新聞の評論などで良い文章を書く方もいます。じゃ、この方たちに、長編小説を書きなさいと言ったら、どうでしょうか。先ず無理でしょうね。心の内側で、小説全体の設計図が出来上がらないままではね……。小説はもちろん、部分部分が面白くて、キチンとしていなくてはなりません。が、それ以上に、その魅力のある部分部分が、どんなふうに均衡を保ちながら、全体を形づくっているか、そこに全てがかかっているんです。この能力を持った人のことをプロというわけです。」
  引用させて頂いた、この一部は実は法華経の教典、すなわち「絶対の真実」を記したその有り様を述べた「雑談」の部分です。
  法華経は絶対永遠の真理の物語で、まさに長編物語の至宝中の至宝です。各章全体が、一つの言葉を発し、その純度の高い短編小説の全てが連関し、重層構造をなしています。まあ、人類史上これに及ぶ長編物語はありますまい。
  さて、長編小説それも、書きおこし小説は、作家にとってとんでもない覚悟が必要です。一般に、新聞連載、雑誌連載などの契約によって、原稿用紙一枚何円という収入が保証されます。私には、それがありません。執筆料ゼロというわけですね。
  それを承知で「長編歴史時代小説」に取り組んだのですから、覚悟が違います。それは、一端、私の書が世に出て、私の作品が次の世代に読んでもらう機会は必ず来る。だから本気で読んでもらえば、きっと彼らの意識形成に役立つというという自負があるからです。
  ただ忸怩たる想いは常にあって、もう少し単純な誤字脱字をなくして、世間に「長編歴史時代小説・四季四部作」や、今回の「怪物生成」「破天荒解」の初音の裏殿シリーズが、メディアを通して告知されていれば、読者はあと百倍は増えただろうと思っています。しかし一切焦る気持ちもありません。従来の歴史時代小説よりも、多少マニアックで、ある程度、知的レベルの高い方々でないと、とりつきにくいかも知れませんが、それは、日本人の知的レベルが退化しているからで、私が合わせることではありません。私の読者は、知的好奇心が豊かで、古典や宗教観などの知的レベルのかなり高い方たちだと思っております。
  こういう日本人が、将来にわたって、もっともっと増えていかないと、日本は、したたかなDouble Standardを使い分ける、グローバリストたちのワナに簡単に落ちてしまいます。もうすでに、落ちつつあります。何としても、食い止めなければなりません。何としても……。
                                 令和4年9月15日
春吉省吾
 第二巻「破天荒解」発売記念として、一巻・二巻のセット販売、特別価格5,500円(消費税送料込み・限定200セット)で販売いたします。第二巻「破天荒解」も特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。自作したB7版・特製度量衡しおりも、先着300名様にプレゼント致します。〈アマゾンでは記念販売はいたしません〉
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「破天荒解」イメージビデオ、YouTubeへアップ!

  9月10日、歴史時代小説、「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~のイメージビデオをYouTubeにアップしました。昨年の発売と同時にYouTubeにアップした「怪物生成」と併せて御覧頂ければ、この歴史時代小説の大きな流れの一端をご理解いただけると思います。また、一巻、二巻をより楽しんで読み進める一助になると思います。
  今、多くの日本人が抱いている、忍び寄る不安と恐怖、逼塞感と苛立ちは、私には当然の帰結のように思えます。正しい情報を知らされていないし、情報の取得、取捨選択能力も劣化してしまったからです。この世界的な狂気の時代に、のほほんとして生きていること自体が、私には理解できないのですが………。
  「今だけ、金だけ、自分だけ」と思っている日本人の多くは、おそらく、ぎりぎりになって「こんなはずではなかった、欺された。私の人生何だったんだ」と恨み節を声高に叫ぶに違いありません。しかし、残念ながら、日本政府はあなたを助けてくれません。既存の野党も全て硬直した既得権に侵されています。後悔しても遅いのです。
  そうならないように、自らの皮膚感覚を研ぎ、自分で情報収集する努力をしなければなりません。主人公宇良守金吾の行動はまさに「生きる為の行動」です。彼を主人公にして、世界と日本と、その町、村で暮らす人々の生活をより際立たせるために、熱いハートと、厳しい洞察力を持つ天才主人公、宇良守金吾を創りあげました。
  初音の裏殿シリーズの、主人公金吾の行動には、これから日本人が立ち向かわなければならない全てが、含まれています。それは巻を重ねる度に、読者の方々にご理解頂けると思っています。また戦後の高度成長期に、歴史時代小説をお書きになった大作家先生方には、その時代の我々日本人を牽引された大きな功績がございます。その時代に育った私ですから、尊敬の念は決して忘れません。
しかし、時代は当時よりも、もっともっと複雑になっています。複層的な邪悪な組織が、何十年にわたり秘密裏に綿密に計画したことが、今実行されています。まるで万能の神の如く、傲慢に、人間の尊厳を徹底して奪おうとしています。
  欺されたままではいけません。我々は、単純二元論の世界から、もっと違った視点で、もっと違ったフィールドで、事象を見なければならない時代になったのです。
  戦後77年、多くの日本人が洗脳され続け、その危険さに気付いていません。生きたまま眠っています。その洗脳から、自らを解き放す努力をする事が、見えない不安を解消する唯一の方法ですが、先ず目を覚まし、呪縛から自らを解放し、覚醒しなければなりません。初音の裏殿シリーズは、必ずやそのお役に立てるはずです。
  初音の裏殿シリーズ第一巻、「怪物生成」第二巻、「破天荒解」は従来型の日本特有な善悪二元論の「歴史時代小説」ではありません。人間味溢れる個性を持った天才金吾が、閉塞した、腐った闇を切り裂き、どう知略を働かせ、戦ったのか、この先どう戦うのか、楽しみながらお読みください。初音の裏殿シリーズは、幕末歴史物語でありながら、我々日本人のための「未来を語る物語」です
  これからも精魂を傾け執筆致しますので、読者の皆様のご支援を、何とぞよろしくお願いいたします。
            令和4年9月10日          春吉省吾

第二巻「破天荒解」発売記念として、一巻・二巻のセット販売、特別価格5,500円(消費税送料込み・限定200セット)で販売いたします。第二巻「破天荒解」も特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。自作したB7版・特製度量衡しおりも、先着300名様にプレゼント致します。〈アマゾンでは記念販売はいたしません〉

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日本の「歴女」の方々へ・その1 VOL.109

●「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~・主な登場人物相関図。グランドデザインの一部分です。基本のベースはそのままに、今後、更に膨らんでいきます。お楽しみに。

●アブラゼミ。蝉時雨 8月31日   玉川上水緑道

●東大駒場キャンパス・まだ夏休み 9月4日

●渋谷南口駅・工事中 9月5日  

●ようやく撮った。シオカラトンポ。私はここ数年都心ではオニヤンマは見ていない  9月6日 玉川上水公園    

〈本文〉 春吉省吾という作家のなまえは殆ど知られていません。Wikipediaにも私の名は載せていません。Microsoft EdgeやGoogleで検索すればいろいろと出てきますが、断片しか拾い集めることが出来ないと思います。春吉省吾の全体をお知りになりたければ、私のブログでどんな思想を持っているか、まずは検索してください。
  春吉省吾・ノーク出版という「メインのHP」から検索できます。
  会社沿革や、経営コンサルタントとしての指導の基本骨子である「心身経営学」とは何か(ごく一部です)、上梓した書籍のあらすじや内容、さらに今回で109回になった、折々の私見を随筆にまとめたものを時系列にアップしてあります。「春吉省吾」という物書きのスタンスがご理解頂けると思います。https://norkpress.com/  を御覧ください。
  さて、タイトルにもありますように、誰がそう名付け、流行らせたのかは判りませんが「歴女」と言う言葉のイメージは、なんとも昭和の匂いがつきまといます。マスコミの頭の固い方が命名されたのでしょうね、きっと。まあしかし、ここでは「歴女」で通します。
  私が、不特定の日本の「歴女」の方々に宛てて、ブログを発信しているのは、この先歴史の重層的な楽しさと深みをもっともっと主体的に体験して欲しいからです。
  私の主観ですが、この先日本をきちっと立て直せる潜在能力を持っているのは、日本の「歴女」の方々だと思っています。ただ、歴史に興味を持った方々の多くは、NHKの大河ドラマやゲームなどが切っ掛けかも知れません。それから、高度成長期に書かれた「善悪二元論」の歴史時代小説だと思います。残念ながらそれでは重層的な歴史観は持てません。
  かつてNHKの大河のディレクターとお話をしたことがありますが、大河のテーマは基本的には「戦国」と「幕末」の1年交代のようです。そうしないと、視聴率が中々取れないということでした。そうでしょうね、きっと……。
  私は少し違う意見を持っていますが、我が国の文化やアイデンティティーの多くは、このふたつの時期に形成されたと言われています。しかし、それにしては、その大河のディレクターの方とお話ししても、どうも主人公の掘り下げ方が甘く画一的な気がします。
  これはかのディレクターが浅学だというよりも、寧ろ、それらの原作が日本の高度成長期に執筆された「単純二元論」の歴史観によって書かれているからです。それを脚本化、映像化する過程で、主役を際立たせれば、ストーリーは更にわかりやすくなり、大衆に受け入れられやすくなる都合の良い「原作」なのです。しかしこれは危険な一面を持っています。
  残念ながら、戦後日本人の多くは、このような唯物論の悪しき善悪二元論に洗脳されてしまって、現在があります。それが、戦後77年を経た今も、我々日本人が「搾取」され続けている悪しき元凶の一因です。
  結論だけ言ってしまってはなかなか納得いただけないでしょうね、何しろ、洗脳されてしまってますからね。幕末に限っても坂本龍馬も、土方歳三も西郷隆盛も、大久保利通も、神格化しないで、違った角度から、もっと大きなフィールドで再考してみる必要があると思っています。
  まあ、歴史を学ぶのはかっこいい主人公に憧れて、その偶像に「元気」を貰うことなので、あまり拘らなくてもいいのでしょうが、せっかくならば少しだけ違った視点を持てば、もっと深い、新しい視界が広がり、人生が豊かになってくると実感されるはずです。
  一時だけ、これまでの歴史時代小説は何だったんだと落胆するとは思いますが……。それを自得すると、権力からも邪悪な者からも欺されることはありません。これまでの歴史時代小説を読んで、それが全てだと思ってしまうと、歴史の視野は広がりません。
  日本の「歴女」の本当は、ここから始まると言っていいでしょう。
  これについては長くなりますので、日本の時代劇、大河ドラマが何故中途半端なのかと併せて(その2)で具体的に記述します。
  もともと、私は企業コンサルタントとして「裏方の戦略実務」に関わってきました。
  昭和59年(1984年)に、何のコネもなく、34歳の時に単身上京して5年間、仕事のしすぎで、命に関わる病気をしましたが、たまたま名医と出会って、復帰できました。その時思ったのです。これまで、多くの歴史時代小説の作品を読んできましたが、快復した後に思ったことは、「何かもの足りない」と思ったのです。
  海音寺潮五郎先生、吉村昭先生、綱淵謙錠先生、隆慶一郎先生は別格です。いずれもお目にかかったことはなく、皆、永逝されてしまいました。残念です。私の言う「歴史時代小説」とは、市井もの、人情もの、武芸ものとは違い、その時代の事象は変えずに、実在した人物と、架空の人物を組み合わせて、彼らを歴史本流に乗せた「広い裾野を持つ人間物語」だと定義します。(それが「歴史」の本流なのか支流かを見誤れば、そこで活躍した人物評価もまた変わってきます。それを筆者はきちっと自覚して執筆しなければなりません)
  病気前まで、私は自分で帯や袴の着付けは勿論、武芸とやらを実際に体験したことはありませんでした。高校時代、必修でいやいや柔道をやった程度でした。
  先ずは弓道と抜刀・居合道を始めました。抜刀術は、一年半ほどで止めてしまいましたが、「斬る」ということがどういうことか判ります。総毛立つ感覚が掴めます。現在も弓道と居合は、下手なりに続けています。かれこれ32年以上になります。最近ようやっと、弓と刀、体軸の作り方、手の内の妙が少しだけわかってきました。遅々として進歩がありませんが、それ故に一生探り続けるだろうと思います……。
  それで、弓道と居合は、時間を掛けて身体で覚えることにし、この際だから、20年掛けて、日本の歴史の裏側をさまざまな資料を集めて読み込もうと思いました。
  病後、10年して、平成12年(2000年)から、経営コンサルタントとして私の骨子となる「心身経営学」なる日本的思想を基にし、MBA等の技法を援用した経営手法を開発し、中小・中堅企業の経営者や承継者のための講座を開設しました。原初仏教、大乗仏教、密教、禅、儒学(論語、孟子、朱子学、陽明学)、原始神道などの思考方法を取り入れ、日本の企業経営者の方々に「個」の哲理を作るお手伝いをすることです。これらは当時としては、なかなか難しかったようで、真意は必ずしも受講者に伝わりませんでした。今もそうかも知れません……。
  しかし、苦労して自学してきたことで、いろいろな発見が、次から次へと膨らんで、やがて日本的な心情を基に、新基軸の「春・夏・秋・冬」を冠した長編歴史時代小説を執筆しようと計画するに至りました。弓術、剣術の諸流派の伝書、奥義書などをはじめ、様々な文献を片っ端から調べました。
  最初に執筆に取りかかったのが、「冬の櫻」という、本邦初の本格的弓術小説です。
  本邦初というのは、誇張ではありません。と言うのも、本来でしたら吉川英治先生などが、本格的な弓術小説をお書きになったのでしょうが、吉川先生のご存命の時には、各流派の弓術伝書や奥義書が全く纏まっていませんでした。それを筑波大学の入江康平先生が「弓道資料集」全15巻に纏め、私はそれを小説に利用させて頂く幸運に預かったというわけです。
  「冬の櫻」は、三代将軍家光、四代将軍家綱の時代、会津藩初代藩主保科正之に仕えた、圓城寺彦九郎という実在の弓術(歩射、騎射)と、鍼灸の名人です。戊申戦争で、彦九郎が興した「豊秀流」の伝書や奥義書は全て灰燼に帰してしまいました。伝書、奥義書などは実在しないので、僭越を承知で、彦九郎の心の襞に寄り添って、私が作りました。
  「会津実記」には彼の名が多く記されていますが、ご当地会津でも殆ど知られていない実在の人物です。発表しても会津の人達からは、「冬の櫻」は完全無視されました。神聖化された保科正之公を取りまくいろいろな事実を明らかにしたためだと思っています。贔屓というのはそんなものです。本来「歴史を楽しむ」というのは、それらの裏側もきちっと見なければ、真実の歴史、人間の営みは見えてこないのです。
  以降、「春のみなも」「夏の熾火」、その間に「風浪の果てに」を挟んで、四季四部作最後の「秋の遠音」を10年がかりで完結させました。
  いずれも旧来視点の箍(たが)を取り払い、歴史の勝者によって意図的に歪曲・削除された物語でなく、敗者をいたずらに美化する小説でもなく、時代背景が精緻で、登場人物の息遣いを確かに感じられる小説を目指して書いています。
  それには、書きおこし小説を書く方法が一番ですが、これは余程の覚悟がなければ出来ません。生計の途が途絶えてしまうからです。しかしそこまで自分を追い込まないと、まともな小説は書けないと言うことです。
  現在書き進めているシリーズは、「幕末・維新」の裏で活躍する架空の天才「宇良守金吾」という主人公が活躍する物語です。主人公の背後に拡がる人間模様の壮大な物語で、舞台作りから長い間温めていましたが、昨年「怪物生成」~初音の裏殿・第一巻~を上梓する事が出来ました。シリーズ第一作の上梓は古希からのスタートになりましたが、この度、第二巻「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を上梓出来ました。
  シリーズを完成するまでは決して惚(ぼ)けるわけにはいきません。少し大袈裟ですが、年齢と戦いながら、命懸けの執筆だと思っています。
  多くの日本の歴女の方々に「怪物生成」「破天荒解」の第一巻・第二巻の初音の裏殿シリーズをお読みいただきたいと思います。
  長くなりましたので、続きは、(その2)で私見を述べます。
2022.9.9  春吉省吾

ノーク出版ネットショップにご予約を頂いた方には、9月10日から随時発送致します。今暫くお待ちください。

第二巻「破天荒解」発売記念として、一巻・二巻のセット販売、特別価格5,500円(消費税送料込み・限定200セット)で販売いたします。第二巻「破天荒解」も特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。自作したB7版・特製度量衡しおりも、先着300名様にプレゼント致します。〈アマゾンでは記念販売はいたしません〉

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「破天荒解」と自己精神の自立 VOL.108

●破天荒解の表面の帯のコピー
若き「天才戦略家」宇良守金吾 始動。金吾の熱き意志に シンクロせよ!!
絶対リーダー「宇良守金吾」の知略に学び闇を斬り裂き 希望ある明日の日本を創れ!!
●破天荒解の裏面の帯のコピー
幕末・維新の概念を根底から覆す新基軸の「経済時代小説」遂に誕生。
若き「起業家」よ、探究心に燃える「歴女」よ、混沌の「令和」に読むべき時代小説がこれだ。
主人公金吾が、リアルな「幕末」の裏側を次々に暴いていく
四百字詰原稿用紙1,110枚 読みごたえ十分な長編書きおこし!!
〈今回9月15日発売(ノーク出版ネットショップ・一般の販売は25日)の「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~のDMの2頁をプログで掲示しました。購入者の方しか、DMを読むことはないので、一般の方々へ告知のために、私がどのような動機で、執筆をしているかをご理解頂くためにブログにアップしました。〉
  「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の発刊にあたって
  夏目漱石は、明治三十三年(一九〇〇年)、三十四歳の時、政府から英国留学を命ぜられ、英文学の研究のため、二年間ロンドンで暮らした。外国人として漢学の要素を積んできた漱石にとって、イギリスの基準による文学研究を只行うだけでは、いつまで経っても敵うはずがないと苦悶し、遂には神経衰弱に罹ってしまった。
  その後、日本に戻った漱石は、どうやってその苦痛から抜け出せたのか……。
  漱石の最晩年、大正四年(一九一五年)の講演録「私の個人主義」の中にこういう記述がある。〈大正三年十一月二十五日学習院輔仁会での講演〉
  「(前略)私は下宿の一間の中で考えました。つまらないと思いました。いくら書物を読んでも腹の足にはならないのだと諦めました。同時に何のために書物を読むのか自分でもその意味が解らなくなって来ました。この時私は始めて文学とはどんなものであるか、その概念を根本的に自力で作り上げるよりほかに、私を救う途はないのだと悟ったのです。
  今までは全く他人本位で、根のない萍のように、そこいらをでたらめに漂よっていたから、駄目であったという事にようやく気がついたのです。私のここに他人本位というのは、自分の酒を人に飲んでもらって、後からその品評を聴いて、それを理が非でもそうだとしてしまういわゆる人真似を指すのです。(後略・原文のまま)」
  こうして漱石は、他人本位から脱却し、文学における「自己本位」という思考を苦闘の末に獲得した。 漱石のいう「自己本位」とは、彼の漢学の素地を生かしたままで、その知識と感性を生かしつつ、自在な判断力をもって、英文学(後に漱石が生み出す文学)に向き合うことが大切だという。
  更に漱石は「私の経験したような煩悶があなたがたの場合にもしばしば起るに違いないと私は鑑定しているのですが、どうでしょうか。もしそうだとすると、何かに打ち当るまで行くという事は、学問をする人、教育を受ける人が、生涯の仕事としても、あるいは十年二十年の仕事としても、必要じゃないでしょうか。ああここにおれの進むべき道があった!ようやく掘り当てた!こういう感投詞を心の底から叫び出される時、あなたがたは始めて心を安んずる事ができるのでしょう。容易に打ち壊されない自信が、その叫び声とともにむくむく首を擡げて来るのではありませんか
  漱石のいう「自己本位」は、物書きにとって、尤も大切な精神のあり方だ。
  漱石のいう「自己本位」とは「自己精神の自立」のことで、エゴイズム、つまり我執とは対極の概念だ。また漱石の「則天去私」と「自己本位」とは、コインの裏表であるというような意見があるが、それは違う。天の瞳を持って俯瞰して眺める(則天する)ことで自らの役割を知り、自在になれる。つまり「則天去私」は「自己本位」の極みなのだ。
  そう考えると、これまでの多く歴史時代小説は、右か左か、好きか嫌いか、善人か悪人か、味方か敵かと、いわゆる劣悪な二元論の観念に捕らわれていると判る。それらを読んでも、多角的な物の見方、考え方を醸成されることは決して無い。
  歴史時代小説は、いや歴史時代小説こそ、漱石のいう「自己本位」の立場で執筆しなければならないのだ。
  戦後七十七年、マスメディアによって、多くの情報は歪曲され、正確な情報が遮断され続けている。商業主義に堕ちた大手新聞社や出版社も同様である。我々の思考回路はいつのまにか短絡化されて、複層的、重層的に物事を考えられなくなり、ちまちまとした「箱庭」のようにされてしまった。
  これでは世界情勢の複雑な動向に対処出来るはずもない。
  「あれ、何かおかしいな」と思いながら、そのままスルーすると、悔いの残る人生を送らざるを得なくなる。
  世界で起こっている様々な事柄を、貴方の埒外と思っている限り、この先も簡単なからくりに欺され、翻弄されたまま、貴方の人生はあらぬ方に流されてしまう。
  それを広く知らしめるのが、私の還暦からの物書き作業だ。
  その私の意志が百パーセント発揮できる「一人出版社を作ろう」と決心したのはそういう理由からだ。
  今回、古稀から執筆が始まった一巻読み切りの、新シリーズ「初音の裏殿」第二巻「破天荒解」
  このシリーズは、天皇家の血筋を引く、天才宇良守金吾が、いち早く「世界」と接触し、大活躍する物語だ。
  幕末の政治経済、金融、風俗、社会情勢、欧米列強の動きも精緻に描写し、これ迄の二元論に単純化された面白さとは対極にある異次元の面白さが「初音の裏殿」シリーズだ。
  人情の機微、愛の躍動、人生の儚さ哀しさ、情念など人間のさまざまな不可思議な闇も描かれる。
  今回の「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~は、宇良守軍団、金吾の卓越したリーダーシップの許、活き活きとした集団になっていくプロセスが面白い。
  百戦錬磨の大坂商人を唖然とさせ、人的ネットワークを最大限に活用し、幕府御庭番の網をかいくぐり、奇想天外な方法で輸入極上白砂糖を販売し、更には新商品開発にも挑戦し、家臣、領民、宇良守軍団の活性化を図る。
  金吾と関わる、長崎会所の面々、薩摩藩島津斉彬をはじめ、新興薩摩豪商濱崎太平次、適塾の緒方洪庵、関白鷹司政通、岩倉具視など、金吾の人脈は波乱を含んで拡がっていく。
  次々に展開するエピソードにワクワクしながら、読者は思わず膝を叩くはずだ。
  企業コンサルとして、幾多の戦略実務に関わり、世間の裏の裏まで知り尽くした著者が描く、リアルな幕末時代小説シリーズ・「破天荒解」 ~初音の裏殿・第二巻~
  難題を次々に解決していく主人公宇良守金吾の、重厚で壮大な物語は、次世代の若き起業家や、知識探求に真摯に取り組んでおられる「歴女」の方々にこそ読んで貰いたい。
          令和四年壬寅 九月九日   春吉省吾
              〈記述の日付は先付になっています〉


ノーク出版ネットショップで、9月1日から予約販売を開始いたします。9月15日販売開始です。第二巻「破天荒解」の発売記念として、弊社ネットショップからご購入いただいた方には、様々な特典をご用意しました。

春吉省吾の書籍は、ぜひ「ノーク出版ネットショップ」 からお求めください。https://nork01.myshopify.com  〈◆主としてカード決済のネットショップです〉
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●YouTube春吉省吾チャンネル(「冬の櫻」「秋の遠音」「怪物生成」の動画など)〈作品のイメージ動画発信〉

春吉省吾「ギネス級」と自賛。「破天荒解」校了 VOL.107

●ノーク出版ネットショップで、9月1日から予約販売を開始いたします。
9月15日販売開始です。第二巻「破天荒解」発売記念として、特別価格で販売いたします。
一巻・二巻のセット販売特別価格設定(5,500円・消費税送料込み・限定200セット)のため、第一巻「怪物生成」は、8月末迄(2,700円・消費税送料込み)にお買い求め頂くとお得です。
第二巻「破天荒解」は特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。〈アマゾンでは販売記念はいたしません〉
第一巻も460頁ほどですが、第二巻は560頁なので読みごたえがありますよ。でも、夢中で読み終わってしまうでしょう。第一巻発売して直ぐに「読んだよ、第二巻はいつなの?」と、御連絡頂いた読者の方へ「間もなく出ますよ、お待たせしました!!」と言う心境。

●8月8日、酷暑の下北沢駅西口。人通りは少ない。

●8月11日、消防学校。酷暑の訓練、ご苦労様です。
●あまり手の内は見せたくないが、友人に百数十ヶ所修正箇所を指摘してもらい、私が、更に百ヶ所ほど修正。そして最後の最後で、およそ九十ヶ所修正。本来「校閲者」の仕事ですが、それ故に私が「ギネス級」ということ。それでも誤字はある。ご勘弁を!! 8月13日深夜。
●8月14日、井の頭通り、交通量少なし。台風一過、暑くてウォーキングも大変。

〈本文〉

  8月6日、私の手許に「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の束見本が、印刷製本会社から届きました。一週間を目処に、細かな赤字を入れて、最終修正の真っ最中です。世間一般ではこの期間「お盆休み」ですが、この期間を使って、最後の最後のチェックです。勿論カラー表紙も。
  同時に、DMと、登場人物相関図と、今回はお洒落な「栞」を付けたいと、デザイン作業中です。
  今私が利用している印刷・製本屋さんの優れたところは、大きな仕様の変更がなければ、修正がききます。言葉の言い回しや、細かなミスは何回チェックしてもあります。最後の最後のチェック時間を得られるので、こういう印刷製本屋さんは実に有り難いのです。しかし、校了後はもう修正は出来ません。今回は、膨大な作業を独りでこなしている私自身を「ギネス級」と自賛し、自虐的なタイトルを付けました。それは以下読んで頂くとご納得頂けると思います。
  ギネス記録は、もともと「ギネスビール」という会社がはじめた、いろんな分野の「世界一」を決める遊び半分のような記録会でした。その後ギネス社は、UDVという酒造グループを形成し、傘下には30以上の蒸留所を有する、ワールドビジネス会社になりました。こうなるとその「ギネス記録」の権威を上手く利用する人間や組織が現れます。
  私があとがきに「ギネス級」と書いたのは、私を知らない方々への「キャッチコピー」です。というわけで、私もギネスの「権威」を利用していると言えば言えなくもありません。
  その記録の要件としては、①記録達成が証明されること。②記録を数量化出来ること。③今後記録が破られる可能性があることとありますから、私の場合該当する筈がないのですが……。
  私の「破天荒解」のあとがきに、何故「ギネス級」なのか記載しましたので、その部分を抜き出しました。
  (前略)商業主義の大手新聞社や出版社の都合によって、日本人の思考回路は短絡化し、複層的、重層的に物事を考えられなくなってしまいました。戦後七十七年、令和の今に至るまで、我々の思考は如何に単純化されて、「箱庭化」されてきたことでしょうか……。
  世界情勢の複雑さに対処出来ず、太刀打ちできない原因の一つがここに起因します。
  世界で起こっている様々な事柄は、貴方が埒外と思っている限り、情報を遮断され、簡単なからくりに翻弄されたまま貴方の人生は流されてしまうでしょう。
  そんな事は決してあってはなりません。それを広く知らしめるのが、私の還暦からの仕事です。
  そのために、私の意志が百パーセント発揮できる「一人出版社を作ろう」と決心しました。
  資料収集、取材、執筆は勿論、校正、装丁・本文デザイン(EPUB版・電子出版も含む)、撮影、印刷・製本指示、DM作成、HP作成、PR動画作成などのマーケティング一切、販売、発送・梱包、在庫管理、集金。そして(株)ノークとノーク出版の会計業務、確定申告、税務申告は勿論、日常の事務所掃除、備品・消耗品などの手配も全て行います。
  およそ40人程の作業をすべて独りでこなす、世界で唯一の「出版会社」です。様々な経験をした人間でなければこうはいきません。
  また日本では六十歳も半ばを過ぎますと、殆どの作家は込み入ったプロットの作品を作ることをしません。
  その双方の意味からも、私の作業は「ギネス級」で、日本はもとより、世界的にも快挙だと自負しています。常に自らを追い込み、世俗にまみれず、神仏のご加護をいただき、健康に留意し、この先しっかりと執筆していけるか、毎日が真剣勝負です。(後略)
  一見すると自慢のように感ずる方もおいででしょうが、それはちょっと違います。
  こうしないと、(株)ノークと分離した、一人出版社を維持できないからです。
  私も、企業コンサルタントとして、多くの業界と関わって、世間の裏を知っているつもりでしたが、出版の再版システムは、日本の流通システムの中で一番旧弊なものです。日本の文化を担う「知的業界」としてはあまりにお粗末で、旧態依然とした組織です。日本人の民力が上がらないのは、新聞・テレビのマスメディアの無能ぶりのせいで、その軌を一にしています。
  書籍再販法、新聞法、放送法など、日本を歪めてしまった、場合によっては国家そのものを貶めてしまう悪徳「過去法」なのですが、彼らにとっては既得権益のとびっきりの温床ですから、自主的に改正することなどあり得ません。私としては、国民の真の権利を守護するためには、憲法改正よりもこちらの全面改正が必要だと思っています。
  配本は、大手流通会社によって大枠が決められていて、出版者は「無駄な冊子」を作らなければなりません。多くの国民に大衆小説や雑誌、週刊誌などを売るには都合が良いシステムでしたが、今の社会には不適です。
   出版社は配本の時点では売上にはなりません。あくまでも委託なので、書店で売れないと入金がないのです。入金は数ヶ月遅れます。その間の資金調達をしなければ忽ち資金ショートです。従来方式の中小出版社は、「手形割引」や借入等によって資金を繫がねばならず、大手流通の言いなりになってしまいます。
  書店に置かれた本は、半年、一年後に手垢が付いて戻ってきますが、廃棄しかありません。
  ここに目を付けた、アマゾンというグローバル資本によって、日本の出版流通システムそのものが、簡単に乗っ取られてしまいましたが、当然の帰結です。しかし、アマゾンの委託販売も厳しい手数料で、同じようなものです。私などは告知のPRと割り切っています。
  現在は、ノーク出版の書籍は、書店流通を通さず、アマゾンでの販売と、自社ネット販売だけにしています。
  コンサルタントとして私は、日本の出版システムを変える方策を持っていますが、中小の出版社・書店が危機意識を持つ方々が糾合しないと、企画倒れになり、駄目でしょう。
  どなたからも相談を受けていないので、物書き「春吉省吾」としては、ここでは触れません。
  高度成長期の流通システムの旧弊を糾し、Amazonシステムとは一切抵触せず、切り口を変えた販売システムも可能です。本気ならば、コンサルタントとして御相談に乗ります。
  さて、高度経済成長期のベストセラー作家達は、こういうテーマで書いて欲しいという出版社や新聞社の意向に従順に従いました。いきおい、新聞の日刊紙や、雑誌に何本も連載する売れっ子作家は、自分で取材するのを怠り、その結果、出版社の優秀な編集者や校閲者に、取材の入り口から作品完成の出口まで、その大部分を任せてしまう作品が多く存在しています。
  作品を作るに当たって、集団で物語のストーリーを作るような、ハリウッド映画の脚本作成システムもありますが、一人の作家が、しっかりとした思い入れで、ストーリーを構想し、資料を収集し取材するのが本来の物書きです。特に歴史小説の作家はそのような矜持が必要です。「売れそうだから」「ブームだから」とテーマを決められ、ストーリーお仕着せの作品を、いくら上手に纏めても、血の通った「物語」は生まれません。
  「手垢の付かない一次資料を持ってこないと、良い作品が書けない」
  「参考文献は、机の上にきちっと揃えておいてくれ」とか、弟子に書かせて、ちょっとだけ筆入れをするだけのベストセラー作家が存在することも知っています。
  自己の感覚を研ぎ澄ませ、資料を集め、取材して物語を組み立ててこそ、小説家と言えます。歴史時代小説は、作家の一貫した哲理がそこになければなりません。それを放棄しては読者への冒涜です。大手新聞社や出版社が、売らんがために、物書きを甘やかしてしまったようです。
  一方、こんな作品を読んで、溜飲を下げているような多くの日本人の知的水準は、戦後随分と落ちてしまいました
  日本の出版業界は、戦後GHQの苛烈な「焚書」と検閲によって、及び腰になってしまいました。まもなく朝鮮戦争が始まると、日本は高度成長に邁進します。活字文化は、その経済成長を側面で支える単純二元論の大衆文学と、社会主義・共産主義を小綺麗な盆栽に仕立て上げ、小手先の器用な職人芸を駆使する進歩的文化人と称する者達の著述と併せ、重箱の隅をつつくような、精神を未整理のまま精査せずさらけ出す、純文学と称する物書きがつくりだす二極化になりました。
  後者は読者は少ないものの、戦後の出版業界は、左翼に独占された時代です。しかし、進歩的文化人そのものが、敗戦利得者であったわけですから、そこから真の社会主義、共産主義思想などは芽生えるはずがありません。GHQの検閲を恐れ、わざと難解な言葉を使い、決して結論を出さない不思議な「張りぼて思考」を創出しました。これは現在も続き、批判のための批判、日本人を全否定し、自分自身に唾を吐くような、憎悪史観に基づいた作品を、発表し続けています。それでも、出版業界は、彼らに発言の場を与え、一定の食い扶持を与え、大衆文学よりも高みに位置するような見えない囲いを作り、日本のインテリ文化を売れるような仕組み作りをつくってきました。
  国民はこのからくりに気付かず、テレビ、新聞、雑誌、専門書等を一緒くたに、無防備で受け入れてしまいました。この弊害は、現在のネット時代にあって、更に増幅しています。
  二極分化を敢えて促進してきた出版界に、もう少し優れた経営者がいたならば、この空虚な二重構造文化を融合し、重層的で複合的な文化を構築できたはずなのです。誠に残念です。
  このジャンルの欠如が、現在我々の、残念な日本、日本人の「頭」を作ってしまいました
  このまま日本の高齢化が更に進み、物事を重層的に考える事が出来ない、中高年、老人が増え続けると、日本は物質資源の不足だけでなく、その精神も加速度的に衰退します。物事の是非を体系的に考えられる思考経路を、マスコミ、出版、それを支える文化人達によって、阻害されてしまったからです。
  この先日本は二度と復活出来なくなってしまうでしょう。
  私のような古稀を過ぎて、なお壮大な歴史物語を書き続ける人材は、本来もっともっと輩出せねばならないのです。だから、「私がギネス級」と自虐的に言ったそのことに、日本人の根本的な危機があるのです
  アメリカの金融資本にやられ、ネオコンに脅され、ワクチン接種でもゲイツのいいなり、中国に欺され、挙げ句の果て、朝鮮半島の政治団体兼カルト集団にごっそり献金し、日本は骨抜きにされてしまいました。
  国民が汗水たらして働いた資金は、日本に巣くう、ネオコンの走り使いのような売国奴達に良いようにされ、役に立たない武器を買わされ、国土は中共に買い漁られ、さらには、したたかなプーチン・ロシアの肚を読み切れません。その元凶は、政官財は言うに及ばず、宗教団体や、新聞テレビに留まらず、出版文化のレベルの低さにもその原因があるのです。
  せめて、次世代を担う、日本人には、重層的思考を持つ、真の日本人になって貰いたいと願います。 そのために私なりに命懸けで物書きをしているつもりです
             敗戦から77年目の日に思う。     2022.8.15 春吉省吾

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酷暑の四日間、シリーズ第二巻「破天荒解」データ送付 VOL.106

●富ヶ谷交差点。7.29、道路の反射熱が強烈。
●ストレッチをするいつもの公園も、人影がない。8.1.
●椿の実が付いています。これからどう変わるか……。一万歩、ジョギング・ウォーキング。8.1。
●8.4。曇天の中、散歩に出るも、まもなく雷と豪雨、びしょ濡れで戻った。

〈本文〉

  ●お暑うございます。酷暑お見舞い申し上げます。
  7月31日の午後10時、「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の本文データと、モノクロ表紙、カラーのカバー表紙と帯のデータを、印刷・製本屋さんに送りました。
  本文の原稿は、一ヶ月程前に友人にチェックをしていただきました。誤字・脱字、固有名詞の誤記など、百数ヶ所に及びました。感謝申し上げます。
  それを元に、一ヶ月近く掛けて、私なりに見直し、一巻の「怪物生成」のあらすじを付け、目次を作ったり、主な登場人物や、「あとがき」を書いたりして、本文全体の、書体や収まり具合をチェックしました。修正したい部分は、次から次へと出てくるものです。どこかで見切りを付けないと先に進みません。
  ページ数の厚みを計算して、カラー表紙のレイアウトや、帯のコピーなどを考えました。
  併せて、本冊子に挿入する栞や、DMのレイアウトも同時並行作業をしています。
  本文の印刷・製本工程に「お盆休暇」が入りますので、工場が休みになる前に仕上がりサンプルを仕上げて貰うようにデータを送らないと、納期が大幅に遅れます。そのためこの4日間、机にかじりついて、作業することが必須でした。お盆休み前に私の手許にサンプルが届く予定ですので、工場が休みの間、つまりお盆期間中に、私が最終チェックをする予定です。
  チェック作業も4日目ともなると、さすがに頭が働かず、月が変わった8月1日の朝、酷暑の中「ジョギング・ウォーキング」およそ一万歩。頭すっきりで、DM作成しています。
  今回の「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~は、四百字詰原稿用紙で、1,110枚あります。中編小説の3冊~4冊分ほどあります。様々なエピソードが描かれていますが、概略はおいおい、ブログで御紹介します。
  このシリーズの私の大きなテーマ(執筆動機)の一つは、戦後の単純二元化された歴史・時代小説と、その次元を全く異にする物語を読者の皆様へ提供することです。
  これまでの歴史時代小説は、右か左か、好きか嫌いか、善人か悪人か、味方か敵かと、いわゆる劣悪な二元論の観念に捕らわれている作品が多いのです。多くの人に読んで貰うために、筋立てを単純にして、言葉も平易にして、復讐劇に仕立て、それによって溜飲を下げるような読者を獲得し、作品は大ベストセラーになりました。まあ、それも高度成長期には、大いにその役割を果たしたのですが、そのような時代はもう戻ってきません。
  またもう一つのテーマとして「長編小説」の面白さを味わっていただくことです。
  これは思いのほか、難しいのです。はっきり言いますと、根気が続かない日本人が大部分だからです。
  もっとも、ゴーストライターの書いたタレント本しか売れませんからね。
  明治以来、日本の小説は、書きおこしの長編小説はほとんどありません。日々掲載される細切れの新聞小説を再編集したその結果は「長編」になりますが、それ以外は、原稿用紙で300枚ぐらいが書きおこし募集原稿の上限枠です。何故かといいますと、出版社の販促のための「賞」の選考委員が、長編だと読め(ま)ないという物理的な事によります。
  商業主義の大手新聞社や出版社の都合によって、日本人の思考回路は短絡化し、複層的、重層的に物事を考えられなくなってしまいました。戦後77年、令和の今に至るまで、我々の思考は如何に単純化されて、「箱庭化」されてきたことでしょう……。世界情勢の複雑さに対処出来ず、太刀打ちできない原因の一つがここに起因します。
  あっという間に読んでしまうような「物語」に慣れた日本人には、なかなか私の歴史時代小説は取っ付きにくいでしょうが、嵌まると面白いと思いますし、私のようなコンセプトで書かれた物語の必要性は、直ぐ目の前に迫っています。
  ●振りかえれば………
  皆さん、ここ3年近くの間に身の回りに起こっていることを冷静に振りかえってみてください。
  「あれ、何かおかしいな」と思うことだらけです。感じない方は失礼ですが、「飼い慣らされてしまった」方々です。残念ながら多くの日本人がここに属してしまったようです。
  世界で起こっている様々な事柄は、表面だけの考察では決して判りません。
  しかし見えざる敵はしたたかで貪欲で、世界は嘘と汚辱に満ちています。その全体構造を知らない限り、唯々諾々と操られたままです。
  「しかしな、それを知ったからといって、俺には関係ないし、第一、何も出来ないじゃないか。世間の流れに棹ささず、そこそこの生活をして、生きていければ良いんじゃないか」
  まあ、そういう日本人が日本を壊滅的な状況に追い込みます。我々の生活も、この状態をそのままスルーすると、悔いの残る人生を送らざるを得なくなってしまいます。
  貴方が埒外と思っている限り、この先も簡単なからくりに翻弄されたまま、貴方の人生はあらぬ方に流されてしまうでしょう。そんな事が、決してあってはなりません。
  史記・卷6 第6 秦始皇本紀に【土崩瓦解(どほうがかい)】と言う言葉があります。
  一部分の崩れから、全体がばらばらになることですが、今まさに日本そのものは、一部どころかあらゆる組織の内部が腐敗して、顕在化しています。それは目を覆うほどです。
  敗戦後GHQが、二度と日本を復活させないように、また冷戦に備えるために、アメリカCIAがその先兵として、政界、財界、官界、マスコミ界の戦争利得者達を利用して、日本を実質統治しました。いまだに続いています。これらのことは、資料が公開されていますので、一連の関係を繋げられますが、ここでは触れません。同様に中共との癒着によって利得を得ている輩もいます。アメリカCIA、ネオコンと中共の二股で世渡りしている、政界、財界の「超有名人」もいます。
  「あなたのやっていることは、日本を、日本人を売る悪行なのだぞ」と申し上げたい。
  これは陰謀論でも何でもありません。全て公開されている情報を組み上げるとこうなります。
  「アメリカ国立公文書記録管理局」(NARA)には、機密指定を外され解禁となった太平洋戦争や沖縄統治に関連する書類などが閲覧でき、何十年前の「嘘」がばれるというわけです。
  ●このままだと日本が一番わりを食う
  間違いなく言えることがあります。
  世界には戦争したくてしょうがない輩や、人間を精神的に奴隷化し、統治しようと企む、とんでもない輩がいるのです。政治、金融、情報操作、思想統制を計画し、我々の生活、生命財産、つまり人間の入り口と出口を完全に管理しようとしている悪魔のような者達がいるのですよ、皆さん。
  しかしここに来て、この思い上がった輩は、急ぎすぎて思わぬところから破綻をきたしました。今それを取り繕うために躍起になっています。あらゆる組織(残念ながら、国連もその下部組織も、政府も含まれます)は、メディアを利用し、強力なプロパガンダ活動を仕掛けてくるでしょう。実力行使も辞しません。メッキが剥がれ落ち、その目論見が見破られそうになって、恥も外聞もなくあらゆるものをかなぐり捨てて、攻勢を掛けています。必死です。判りませんか?
  ロシア・ウクライナ問題の最中、安倍首相暗後、真っ先に駆けつけ、岸田首相に会った、民主党・ユダヤ系ネオコンの代表、ブリンケン国務長官。7月25日には、シオニスト・ネオコンであるヌーランド国務次官も来日した。
  「世界で最も危険な女」という称号を得ている女性です。来日してほしくない人物の筆頭で、現在、世界の混乱を実働部隊として演出しているもっとも危険な女性です。
  自ら選ばれた者と勘違いしている奴らにとって、その他何十億の人間の命など何とも思っていないのです。岸田首相の引きつった顔が目に浮かびます。
  既に「飼い慣らされてしまった人」が国のトップではね……。
  日本政府は我々を守ることはしないでしょう。思い出してみてください。30年間、日本の平均国民所得は上がらなかったのです。我々国民は真面目に働きましたよ。その利益は、日本の「売国奴」達によって、主としてアメリカの景気を支え、中国の軍事力増強に貢献しました。FRBの言うがまま、日銀・財務省は、国民の利益のために何もしませんでしたし、日本マネーで軍事力を増強した中共が狙いを付けているミサイルは、日本に向けられています。こんな馬鹿なことがありますか。日本は国家として完全に負けたのです。実に「ヘタレ(俗語です・各自調べてください)な日本政府です」
  こんなことを言うと、「何に負けたんだ」という、危機意識ゼロの真のアホが逆に騒ぎ出します。こういう輩が、日本の政治家の中にも大勢いますよね。
  本当は、洗脳されてしまったアホ達に、こちらがとやかく言うことはないのですが、そうしないと、こっちが、その「同調圧力」によって多大な迷惑を被ります。本来、国民の人権を守るべき政府・行政が我々の生活を苦しめています。多くの日本人が頑張って生み出した利益は、受けるに値しない者達に流れてしまいます。こんなことを許せば、日本は終わります。そんなことをさせてはいけません。
  一人の力では日本再興はかなり困難ですが、ベクトルを大きな目的に合わせれば、それぞれの立場で様々な事が出来ます。
  歴史は同じ事を繰り返すことはありませんが、必ず「韻」を踏みます。為政者の自己保身の優柔不断や、極左、極右のデマゴーグや、マスメディアによる情報操作や情報封鎖によって、例えば気候変動などによる「食糧不安」が、「食糧不足」と報道され、「食糧危機」と増幅され「食糧飢饉」となる危険を孕んでいます。そこに乗じて、一攫千金を企む悪党達が、更に事態を悪化させ深刻にさせます。
  危機意識を肌で感じられない、重篤な想像力欠如者が多くなってしまったのも事実です。
  そのような人に敢えて問いたい。
  「欧米のマスメディアやNHKが、『真実の報道』として我々に伝えていることが、なんか変だなと思ったことがありますか? ひょっとして、違ったことが行われているかも知れないと、想像したことがありますか?」
  多くの方はないでしょうね。それもその報道に対して反証を理論立てる、他の情報の取得すらしていない(出来ない)状況にあるのですから……。
  正しいか否かを判定するにも、多角的な情報収集能力と、柔軟な思考力が必要で、それにはある種の訓練が必要です。
  まあ、その訓練に私の小説が多少お役に立てるかも知れません。手前味噌のようですが、それなりの自負を持っています。と言うのも、主人公金吾の問題解決の仕方が、まさに今、日本人一人一人に求められる「訓練」するアプローチそのものが書き込まれているからです。
  幕末維新を舞台にした「初音の裏殿」シリーズは、楽しみながら、歴史の裏を知ってもらい、逼塞した状況をどう打破するのかが書き込まれています。
  それが、古稀を迎えた私の物書きの立場だと位置づけています。
  ●第二巻「破天荒解」で、物語の壮大な骨格が見えてきた
  初音の裏殿シリーズは、天才戦略家、旗本六千石の宇良守金吾が、ペリー来航に先駆けること九年前、琉球でのフランス宣教師と面会したことにより、世界に目を向けた金吾。大藩の薩摩藩や、豪商達と渡りあい、幕府隠密の目をかいくぐり、宇良守軍団という、知的・情報収集能力を統率し、家臣・領民、協力する組織の人々をどう守るかと、具体的な戦略を立て、それを一つ一つ実行していきます。何よりも信頼に足る仲間達と、足場を固めるのがもっとも大切であると、金吾は確信しています。そして、「宇良守軍団」を機動的に活動させ、着々と目標を達成していきます。
  物語は、金吾の数奇な血筋から、皇室や公家の裏側にまで及びます。その記述は、従来にない歴史時代小説と自負しています。誰も書かなかった歴史時代小説です。
  幕末の政治経済、金融、風俗、社会情勢、列強の動きなども、重層的に描きます。
  これまでの二元論に単純化された面白さとは対極にある異次元の面白さが「初音の裏殿」シリーズです。
  金吾の一つ一つの計画行動には、瘡(かさ)蓋(ぶた)のように何重にも重ねられた既得権益の「全体構造」を、相手に気取られることなく剥がしながら、次に進んでいく、面白さと、爽快感があります。
  我々日本人が、今すぐにでも学ぶべき指針が、金吾の行動の中にあります。ダイナミックな面白さと、醍醐味がここに在ります。
  金吾の行動とその活躍は、自分自身を取り戻し、この国をどうするか、自分はどう関われば良いのかと、足許をしっかりと見つめて考えようとする方々には、大変面白く役立つ物語でありましょう。また企業経営者・管理者の方にとっては、楽しんで読める「リスクヘッジ」(危険を予測し、それを避けるように対策を図ること)の小説としても有効だと思います。
  今回の「破天荒解」の裏表紙のコピーに「弱者も戦い方一つで強者になれる」と記しました
  弱者には弱者の戦い方があります。それを示してくれるのが、宇良守金吾です。
  全精力を傾けて執筆した、「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を、お勧めします。
  引き続き第三巻も、書き始めています。
  「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~は、9月15日よりネット販売いたします。予約開始は9月1日からです。ノーク出版ネットショップのみの特典がございます。
  
                                                                2022.8.6  春吉省吾

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「アホちゃいまんねんパーでんねん!」VOL.105

全日本剣道連盟居合道・中央研修会2日目審判講習(7月3日・山梨県小瀬スポーツセンター)
●代々木八幡、大祓・茅の輪くぐり(7月4日)
●昼時の新宿南口ムサシノ通り、昼時としては人通りが少ない。(7月5日)

●下北沢駅高架下の商業施設『ミカン下北』11時。少ない人通り(7月7日)

〈本文〉

●アホとパーと腰抜け

  20年ほど前になるが、明石家さんまさんの「アホちゃいまんねんパーでんねん!」と言うギャグが一世を風靡した。私は、アホもパーも同じようで、微妙な違いが判らないまま現在に至っている。
  しかし、アホはアホなりにパーであることを自覚している。その逆も然りである。
  ところが今の西側社会の人間達は、 集団催眠状態に陥ってしまい、それすら意識の外にある。集団催眠は、自ら眠りに落ちていくわけではないから、催眠術をかけられ落とされて「愚人」になってしまった人間達だ。自分がアホかパーなのかも自覚できない厄介な人間達だ。依存心が強く、猜疑心も人一倍だが、自分の頭で考えられない。だから簡単に催眠術に掛かってしまう。
  限られた世界を我がものにと目論んでいる極々少数の催眠術師によって、大部分の人間達が未だに催眠状態に陥っている。術をかけられた「愚人」になった者達は、何のために術をかけられ、誰にかけられたのか、その思考も停滞してしまった。その呪縛を解くには、強い意志を持続し、真の敵に対して正しく抗わないと「愚人」からの解放は難しい。
  現在、欧米諸国は、マスク着用は害こそなれ、効果は少ないという多くの科学的データ・論文に基づき、マスクを外している。しかし日本はこのくそ暑い中「マスク・ゾンビ」の国になってしまった。幼児や子供達にマスクを強制して、知能の発達が阻害されているというデータもある。
  私は、酷暑が始まる6月半ばから、ジョギング・ウォーキングの際には、マスクをしないが、公共施設や、スーパーではやむを得ず付けている。根性無しと言われればそれまでだが、無益なトラブルを避けたいので、諾々と従っている。自分でもアホだなと、忸怩たる思いがある。尤も私の場合、数十年来のアレルギー体質で、花粉症の季節にはマスクとゴーグルをして外出することも多い。冬場の電車の中ではいつもマスク着用なのでさして抵抗はないが……。
  コロナ対策先進国は、私権を制限し厳しい外出禁止令を実施した。愚策であった。またmRNAやDNAワクチンのブースターショットが人間にとんでもない悪影響を及ぼすという大失策を、半ば意図的に今も続けている。この様に欧米の様々な情報を入手出来るにもかかわらず、日本の岸田政権は、世論を意識するあまり、周回遅れの腰の引いた態度に終始している。コロナを五類に引き下げないし、危険ワクチンも税金から2.3兆円も支出して8.8億回分購入したはいいが、目論見が外れ、期限切れで処理に困っている。何という無策だ。
  追従大好きの岸田総理だから、「欧米ではマスク着用を取りやめた。日本もそれに倣って明日からマスク無し」と宣言すれば済むことだが、参議院選挙終了まで優柔不断を決め込む。2年半前から、日本の全議員、全マスコミも挙げて、やれPCR検査だ、早くワクチンを供給しろと、連日騒ぎ立てたのだから、後ろめたさを感じ、今さらとても恥ずかしくて撤回できまい。いつの間にかシレッとしてうやむやにするはずだ。それに、秘密契約で購入したワクチンを今さら返却などと言えば、本当の催眠術師に命も奪われかねない。
  政府・行政(旗振り厚生労働省が一番タチが悪い。データ改竄が明らかになった)、医師会主導のもと、様々な組織団体、企業などのトップが一斉にコロナ対策の修正を言い出せば、直ぐに経済復活の足がかりが見えるのだが、そんな度胸も指導力も無い。 世界に誇る「富岳コンピュータ」の映像もプロパガンダに使われただけであった。
  孫引きだが、「世の中には3種類の嘘がある: 嘘、大嘘、そして統計だ」(There are three kinds of lies: lies, damned lies, and statistics)。
  嘘なら気がついて足が出るが、大嘘を周到に謀られると欺される。以下述べるが、金融グローバリストの常套手段だ。それにデータ改竄は犯罪だが、時系列や項目を少しいじっただけで、恣意的なデータはいくらでも作れる。かつてブログで指摘したが、ファイザーのワクチンの有効性や東京都のコロナ陽性者の恣意的な日付寄せなどが良い例だ。
  ●集団催眠術状態
  愚人達の集団催眠術状態は「マス・フォーメーション・サイコーシス(Mass Formation Psychosis: 集団形成精神病」と言うようだ。
  ナチスドイツで見られたように、熱狂的で強迫的な観念に取り憑かれた集団がコントロールを失い、そこに同調しない者達へ対し異常に攻撃的となり、最終的には自己破壊的な方向に向かう集団心理のプロセスである。
  この説は、コロナパンデミックとワクチンを取り巻く狂信的で排他的な集団意識形成を説明する仮説として、mRNAワクチンの開発者でもあるロバート・マローン博士によって最近示唆された社会的病態で、一種の集団催眠状態を表している。(ちなみに、マスコミがワクチンの開発者として持てはやしているカタリン・カリコ博士は、現在ファイザ-・ビオンテック社上級副社長である。方やロバート・マローン博士は、mRNAワクチンに重大な懸念を表明し続けているので、メディアから迫害されている)
  さてこの恐ろしい集団催眠術状態は、当初、大衆を意図的に催眠状態にしようと謀った西欧の政治・経済・文化のリーダー達が催眠術師役を引き受けたが、あろうことか自分も催眠術に掛かってしまった。
  昨年12月に退陣したドイツのメルケル首相をはじめ、イギリスのジョンソン首相、オーストラリアのスコット・モリソン首相、カナダのトルドー首相、フランスのマクロン大統領、フォン・デア・ライエンEU委員長、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相など、彼らは人権を無視し、強制的ロックダウンを実施し、自国民を弾圧した。特にカナダのトルドーは、強制接種に反対する大型トラック運転手達による国境封鎖デモ(フリーダムコンボイ)に対し、第二次大戦時など国家的危機の時にのみ使われた非常事態法を適用し、デモを弾圧しただけでなく、トラック運転手やデモに関わった人の銀行口座を凍結した。これではナチスの全体主義、中国の強権覇権主義とやっていることと全く同じだ。
  権力を持っている催眠術師が、自分自身も催眠状態になったら、国民を平気で破壊的状況に追い込んでしまう。例えばウクライナのゼレンスキー大統領も二枚舌の男だ。大統領選挙で2位になった男を投獄し、批判するテレビ3局を閉鎖した。言論封鎖、偽証声明など全く意に介さない。これ全て、アメリカのジョージ・ソロスはじめネオコン達の資金提供によって行われている。ロシアのプーチン政権を一方的に批判する前に、ウクライナの複雑な歴史と、ここ数10年の似非資本主義の実体を公正な視点で検証して欲しいのだが、西側メディアのブラインドによって正しい情報が入ってこない。哀れなのは、国土を利権の草刈り場にされたウクライナ国民だ。
  20年以上前から、アメリカ民主党を中心としたネオコン達が、ウクライナを利用して様々な悪事を働いてきた。米国務省ナンバー3のヌーランドがついバラしてしまった様に、生物化学兵器の研究所やマネーロンダリングなど、とても一筋縄でいかない国なのだ。
  ネオナチに牛耳られているゼレンスキー大統領の「武器くれ、金くれくれ」の要求に答えて、バイデン民主党政権はこの5月に400億ドル(約5兆4500億円)規模の支援パッケージを承認している。アメリカの軍需産業の虫干しだ。その兵器は、闇ルートでテロリスト達に転売されている。間抜けな話だ。
  間抜けと言えば、岸田さん、日本政府の支援金は828億円。この資金の一部が、ネオナチの傭兵達の資金に使われ、ウクライナのロシア系の国民を殺戮している事を貴方は想像できるか。これをお読みの貴方もそこが理解できなければ、岸田さんと同じく、催眠術に掛かっているのだろう。
  ネオコン達は目先の欲得に目が眩み、結果を急ぎ過ぎた。彼らネオコン達の悪行が様々に露見した。その結果、早晩、墓穴を掘る事になる。
  ウクライナへのロシア侵攻によって、アメリカ大統領不正選挙、コロナ蔓延・ロックダウン、ワクチン強制、アフガン問題、エネルギー資源不足、食糧危機、強烈な物価高など、(日本ではそれに加えて円安)など、全てのピースが見事に嵌まった。
  結局、各国の大統領や首相達は、強権を持って国民を恐怖に陥れ、統治しようとしたが、彼らの上にまた上がいたというのが判った。
  ●ロックフェラーによる「アメリカの展望」
  さて皆さん、何十年も前から世界は、極少数の支配者達により、作り替えようとされている。
  「まさかそんなことは」と思う方のために以下説明する。
  ロックフェラー兄弟財団(RBF)は、ロックフェラー家のメンバーによって作成および運営されている慈善財団だ。1940年にニューヨーク市で、ジョン、ネルソン、ローランス、ウィンスロップ、デビッドの5人の第3世代ロックフェラー兄弟の主要な慈善事業として設立された。
  その財団が1956年に「特別研究プロジェクト」の成果を、「prospect for america」(アメリカの展望)と言う一冊の著書に纏めた(日本語訳はない)。66年前のこの著作には、現在我々の周りで具体化している新世界の青写真がほとんど描かれている。
  何のことはない、ダボス会議・世界経済フォーラムが標榜するNWO(ニューワールドオーダー)はこの発想が下敷きなのだ。
  NWO(ニューワールドオーダー)は、
  「(完全に支配するまでに)権限を拡大する国際機関の下に、地域的な機関が構成される」
  彼らにとっては国家という文化の枠組みが邪魔でしょうがない。それがなければ世界は彼ら金融資本家による全体主義によって統治される。
  「別々の国々がますます単独では解決できなくなる。だからそれらの問題に対処できるように、世界は統合される」
  国連やその下部組織のWHOなどは、彼らにとって実に使い勝手が良い。未だに国連主上主義を唱えている皆さん、「大嘘」に欺されていますよ。
  このロックフェラー兄弟財団は、キッシンジャー達がNWOを構築することがアメリカの外交政策の「壮大な目標」であるという主張と一致する。
  キッシンジャーとその仲間は、経済的に自国を守るべきではない、なぜなら「他者の進歩に障害」を与えるかもしれないからだとも主張している。これは建前で、本音は利権。
  つまりアメリカそのものが強くなりすぎては却って拙い。だから敢えて中国を援助した。頭ごなしに地球上で最も人口の多い国、中国なしには、真のグローバルな秩序はできない。だから自分達の立場を有利に使うことを選択した。つまり「中国の人々は、外国のあからさまな支配には反抗するが、自分たちが支配していると信じれば、NWOの中での自分たちの立場を受け入れるだろう」
  まさにキッシンジャーが主導で、1972年ニクソンと毛沢東が会談し、平和共存五原則に基づき国交回復した。キッシンジャーと周恩来のしたたかさよ。日本もかくありたいが……。
  外交は武器を持たぬ戦争だ。自国の立場を如何に有利にするか、ロシアのプーチンがどういう政治、金融の青図を描いて、ウクライナ戦争を決断したのか深読みしなければならない。はたしてBRICS同盟が築かれ、アメリカが脆弱になり、西側諸国のネオコンが弱くなろうとも、「本当の催眠術師」に支配されたままの可能性も高い。はたしてプーチンはそれに甘んずるのか、対中国との関係をどうしていくのか、裏の裏が表ということもある。
  岸田さん、何の準備も戦略も持たずにNATO出向きヘラニラしてはいけません。彼らは平気で嘘をつく。金を搾り取られるだけだ。「合従連衡」を上っ面でやろうとしても、今の貴方の力、外務省の実力では無理だ。とても太刀打ちできない。先ずは「内政の充実」こそが大切だが、これも自民党・公明党では望めない。与党は勿論、既存の野党全て腐りきっている。哲学理念、基礎教養ももない。韓非子などを深く理解していないと、中国にも簡単にやられてしまう。
  ●我々が置かれている危うさ
  さて催眠術に掛からなかった極少数の人間を「賢人」と呼ぼう。しかし、本当に少数になってしまった感がある。
  催眠術に掛からなかった人間達は、催眠術師の嘘を見抜いたか、本能的に忌避したか、様々な理由があろうが、何とか催眠術師達の呪縛、インチキを暴き、集団催眠術から逃れた。しかし、NWOつまり全体主義の世界統治をしようと目論む者達と独りでは戦えない。相手は何十年も前から計画し着々と実行してきた者達だ。彼らは戦おうとする「賢人」を徹底的に排除し、殲滅させる。利権のためなら平気で何でもする恐ろしい組織なのだ。本当の歴史を学べば判る。
  地域社会の「賢人」達が纏まり団結し、自身の生活を守る努力をしないと、グローバリスト達の「人間牧場」の羊となる。そのためには、金融グローバリストに依存しない、自分たちの通貨(あるいは他の貿易・物々交換の方法)を考えなければ、デフォルトされる。
  金融グレートリセットは、グローバルデジタル通貨の確立と、すべての男性、女性、子供のためのグローバルデジタルIDの確立という2つの事柄を自分たちのコントロール下に置きたい。
  FRB中央銀行や世界銀行があなたのお金を完全にコントロールしている現在をそのままにしておくと、プログラム可能なデジタルマネーシステムを作られてしまう。
  何処でお金を使うかは、社会的信用スコア(従順な「愚人」か否か)によって決まり、全ての個人的なデジタル・アイデンティティにリンクされることになる。デジタル化されたハイブリッド人間にならなければ、誰も売買できなくなる。
  多くの「愚人」はこのデジタルの罠に盲目的に入り込み、大いに後悔することになるが、気がついた時には、全て絡め取られている。
  恐怖に怯え、終わりのないワクチン注射を受けなければならなくなり、自律性も失う。
  独立した批判的な思想家は、システムから追放される。自由な思想は許されないから宗教もそうなる。ユヴァル・ノア・ハラリの狂気の思考を嗤えない。情報統制し恐怖を与え、ブースターショット強制は新世界秩序のリトマス試験なのだ。次に来るのは食糧危機か。
   ●参政党の松田学プラン
  7月10日は、参議院選挙の投票日だ。今回は、「松田学」さんに入れることにした。
  日本の既成政党、二世、三世、利権代表の政治屋にはうんざりだ。岸田政権のあまりに幼稚な外交には唖然とするばかりだ。ネオコンに指図されるままにロシアに経済制裁をしたり、NATOの会議に呼びつけられ、のこのこ出かけていくお粗末さは、あまりに陳腐だ。中共、北朝鮮、ロシアの三国を同時に敵に廻してどうするのだ。
  参政党という新しい政治団体が出来た。3年ほど前から「松田政策研究所チャンネル」をYouTubeで視聴していたが、コロナワクチンに関する発信で、何度もバンされた。「ニコ動」に移っても追いかけた。MMA理論書を数冊読んだが、まあ日本では財務省の「何が何でも財政健全化」という縛りの中で、この理論は無理だろうと思っていた。財務省の縦割りの思想は、岩盤のようで、頭の善し悪しでなく、それが財務キャリア達が代々守り続けたい財務省の存在そのものなのだ。
  今回の松田学プランは、私が敢えて説明しなくても、YouTubeに全7本の解説がある。それを見て頂くと判ると思う。その基本は、
  世界に先駆けて、もう一つの通貨「デジタル円」を政府が発行し、日銀の持つ国債の一部を満期が来たら永久国債に変える。永久国債と政府が発行するデジタル円を、日銀と政府の間で交換する永久国債は政府発行のデジタル円に変わり、帳簿上、資産の部がデジタル通貨に一部変わって、例えば100万円あったデジタル通貨が銀行に販売されれば資産が100万円縮小する。​
  つまり、政府発行通貨のデジタル円を売れば売るほど巨額に膨らんだバランスシート(対借対照表)が徐々に縮小していき、財政健全化が図れるというシステムだ。
  このシステムは実に、「財務省の岩盤思考」(私から言わせれば、権威死守の単なる古癖だが)に風穴を開け、世界に先駆けて「デジタル円」を政府発行通貨として、国家や国際金融グローバリストからの支配(集中管理型・WEB2.0)を受けない、ブロックチェーン化(分散管理型・WEB3.0)を利用し、個人情報を保護するというシステムだ。理論的に整合性があり素晴らしい。(WEB2.0 とかWEB3.0は、それぞれ調べてほしい。71歳の私もWEB3.0始めている。日本人の相手がいない……)
  実行可能な実践理論でなければ、実際社会では「であるべきだ」という空論になってしまうが松田プランはいける。かつて、池田勇人首相の時に所得倍増計画・高度経済成長のプランナーを務めた下村治という大蔵官僚がいたが、「松田学プラン」はそれをはるかに凌駕している。当時の経済成長プランは、単純だったが今は違う。
  今の自民党、財務省・日銀、ましてやLINEのデータ漏洩事件一つ処理できず、マイナンバーカードにもたついているデジタル庁ではこの松田プランの執行は無理だ。能力が無い。庁のトップが利権屋だったり、デジタルのそもそもを知らない人間がトップに立ってリードできるほど甘くは無いし、幅広い教養と哲学・思想を持たない人間は、これから組織のトップになるべきでない。
  財務省は松田プランが良いと判っても、官邸の顔色を窺うだろうし、前回のブログに記載したが、日銀は金融グローバルの手先となって、ドル基軸を支えているので、松田プランが優れていればいるほど反発する。
  この松田プランの究極は、国際グローバル金融資本、ロックフェラー・ロスチャイルドなどの支配する世界銀行、FRB等の統治システムを、日本政府が独自で持つというプランなのだ。円の復活・強化、日本人の所得も間違いなくアップするが、困るのは上記の輩だ。かつてここに手を突っ込んだアメリカ大統領のリンカーン、ケネディは暗殺された。未遂に終わったがレーガンも然りだ。
  街頭演説の動画を見たが、松田学さんの覚悟が伝わってくる。この命懸けは本当にディープ・ステイトとの戦いだと思う。参政党の事務局長の神谷宗幣さんも、ディープ・ステイトの罠に落ちなければ、将来の首相候補だ。茂木誠先生とのやり取りの動画をずっと見ていて、その成長ぶりが著しい。武田邦彦先生も赤尾由美さん、吉野敏明先生の参政党比例代表の5人全員が当選して欲しい。
  マスコミは参政党を徹底無視し、YouTubeのチャンネルは何度かバンされ、動画は肝心なところはカット(そうしないと配信停止されるから)、メデイアの世論調査では1議席獲得という予測だ。

  日本の既成政党とマスコミをこのままにしておいたら、本当にアメリカと中国の股裂きの属国になってしまう。所得が30年間上がらないのも、いまだにアメリカの属国だからだ……。自民党の議員のほとんどが、媚中(共)、媚韓だが、保守を標榜してきた議員も、何のことはないネオコンの手先とわかった。対ウクライナ対応で、「自民党保守」と言う偽りの保守メッキも剥がれてしまった。

  沖縄の嘉手納、普天間はもとより横田、横須賀、厚木、佐世保、岩国、三沢などの米軍基地は治外法権で、軍事空域には日本の民間機は入れない。真の保守であればこのような不平等な現状を堂々とアメリカと向き合って交渉、解決することが必要なのだが、未だに戦後76年手を付けなかった。
  事前の世論調査では、自民公明の与党が、過半数以上を獲得するという予測だが、有権者が惰性で自民党や公明党(維新も同様)に入れたら、選挙後、政府は間違いなく増税する
  その理由は、「77兆円ものコロナ対策関連に使いました」「だから増税しないと、どうしようもないのです」と言うはずだ。「アホな理屈」だ。この中には関連する便乗支出金も何と16兆円もある。これらいい加減なコロナ対策支出は、一部の利権受益者達の懐に消えた。そしてその結果は無残なことに22兆円GDPがマイナスになった。おかしいとは思いませんか皆さん。このいい加減な政治のばらまき原資は全て我々の税金だ。
  有効な検査法でないと判った後もPCR検査を実施し続け、医療関連団体への過剰な支払い、Go toトラベル等々……。明細はここでは記述しないが、驚くほどのばらまき、驚くほどの素人政治だ。
  今後採るべき正しい金融政策は、減税策のみ。少しは本気で勉強しようよ。こんな自民・公明政権いらないというのが私の本音だ。しかしそれを許す催眠状態に堕ちた「愚人」の何と多い事よ!!
  https://youtu.be/dxUcOVUhPyQ  (【政策解説シリーズ】松田プラン徹底解説 その1~全体像~) これはその1だが、その7まである。
 https://go2senkyo.com/seijika/68393/posts/362842( 仮想通貨とは違うデジタル円発行で何が変わる?極々簡単に松田氏が松田プランを解説している​)

      2022.7.8    春吉省吾

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ダミーのための第3次世界大戦 VOL.104

 

    ●6月21日に、上野の東京博物館り特別展「琉球」へ。「怪物生成」初音の裏殿・第一巻では、実在した琉球第二尚氏十七代・尚灝王の十女、真麻刈金(石嶺翁主)秋月を、ヒロインとして登場させた。そんな経緯もあって、特に見たかった聞得大君((きこえおおぎみ・琉球神道における最高神女)の装飾品を確認してきた。
  行きは根岸から東京芸大を通り、東博の帰りは、浅草まで歩き、新宿経由で戻ってきた。その間の歩行距離は1万6千歩、よく歩いたが、さすがに疲れた。
〈本文〉

  ダミーのための第3次世界大戦 VOL.104
  ロシアのウクライナ侵攻以降、日本政府は一方的にロシアに「宣戦布告(経済制裁も宣戦布告と見なされる)」をしてしまった。政府はその覚悟があってそうしたのか……、そうではなさそうだ。
  馬鹿もいい加減にしろといいたい。ロシアとのサハリン資源開発に多額の税金をつぎ込んだのに、中共に漁夫の利をさらわれてしまう。言葉は悪いが、世界の外交は「腹黒さ」と「面の皮の厚さ」がものを云う。日本人はその恐ろしさを知らない。それを熟知した指導者でなければ、様々な国家、あらゆる国際的組織から、日本人の生命と暮らしを守ることなど出来ない。

  例えば、豊臣秀吉は、キリシタンを弾圧した非道な君主というイメージだが、歴史的に言えば、「日本人の奴隷化」を食い止めた大英断の統治者であったとも言える。当時、ポルトガル商人が売買した日本人奴隷は、ざっと5万人にのぼったという。彼ら日本人奴隷たちは、マカオなどに駐在していた白人の富裕層の下で使役されたほか、遠くインドやアフリカ、欧州、ときには南米アルゼンチンやペルーにまで売られた例もあったという。当時のキリスト教徒が持つ独善性や宣教師たちの野望に気づかずにいたら、日本の国土は西欧列強によって侵略が進んでいた。秀吉はその危機を瀬戸際のところで食い止めた。秀吉こそが事の重大さを認識していた唯一の日本の支配者であった。不幸にして売られてしまった日本人奴隷に対して、買い戻す交渉を宣教師にさせている。
  この5万人という数字に関しては、天正10年にローマに派遣された有名な少年使節団の一行が、世界各地の行く先々で日本の若い女性が奴隷として使役されているのを目撃しており、実際にはその何倍もいたのではないかと言われている。
  連綿と続く、歴史の裏側を冷静に見ないと足許を掬われる。秀吉のように毅然と出来ぬまでも、せめて北朝鮮に拉致された日本国民を奪還できないで何のための「自衛隊」か。自民も公明も、野党の面々も「一端(いっぱし)の人権を標榜する」なら、その覚悟で他国と向きあわないと、内部から日本人の精神は瓦解していく。敢えて何もせず、だんまりを決め込む立場を採るなら、話は別だ、何となれば、そういう輩を「国賊」というからだ。日本の指導者層にはその輩がごまんといる。
  話は、ロシアのウクライナ侵攻の話に戻る。
  「日本国民の為に」と、のたまわっていた保守系の方々も、「アレ、アレ、アレ?」と、日本の5年先10年先を考えずに簡単にアメリカ・ネオコンに迎合してしまった。結局、日本のマスコミ全てが安易に流された。「正体見たり底の浅さよ」というわけだ。今、西側情報もロシアの情報も、得ようと思えば、簡単に手に入れられる。その両者を自分で収集し比較分析すれば、今、欧米西側に流布している多くの情報はプロパガンダ情報がひどいと判る。日本のマスコミ情報にお金を払って見聞きする価値はない。しかし日本人は、ず~っと、これを良しとして、ろくに考えずにノー天気に生きてきた。その結果、見極める能力を削がれてしまった。
  その方が気が楽だと仰る方は、以下は読まないでください。説明しても無駄だろうから……。
  そもそも、外交は二重三重と、あらゆる次善手を準備して行動すべきものだ。拙著の「初音の裏殿」第一巻・怪物生成、第二巻・「破天荒解」でも、主人公・宇良守金吾は常に、重層構造の思考を練った上で、その中の最善手を選択し行動する。
  いやしくも政治家、官僚と言われるエリートの方々よ、もう少し事の本質が何処にあるか学んで行動して貰いたかった……。日本の敵は、ロシアだけではない、中共も含めて、アメリカのネオコンであり、ユダヤ金融資本家達が主導するグローバリスト達である。巨大な力を持つ彼らに一方的に尻尾を振ってはならないし、ときに旗幟鮮明にせずに立ち回る外交的能力が求められるのだ。そうでなければ、日本の外交を任せられない。だが、残念ながら、戦後、吉田茂以降の指導者達は、安易すぎた。だから、日本はあっという間に萎んでしまったのだ。
  また日本人の多くは「国際法」という概念を知らない。大沼保昭先生の遺作となった「国際法」(ちくま新書)の最後に「国際法は本書でそれを解説しているわたし自身が情けないほど弱く、欠陥だらけで、限界を抱えた法である」と記載されている。
  結局、賢くしたたかで、しかし日本国民の尊厳と、生きる権利を守る為に「国際法」をどう利用するかという事に尽きる。それだけの人物を育てなければならない。棘の道だ。
  また、日本の金融政策の円安、物価高騰が問題になっているが、その元凶はグローバル金融資本の存在にあるが、20年前に書かれた、ドイツ人のリチャード・A・ヴェルーナ著「円の支配者」(草 思社)、副題は「誰が日本経済を崩壊させたのか」という冊子がある。ともすると財務省の陰に隠れて、様々な施策を目論んできた、日銀についての考察は甘かった。
  日銀黒田東彦総裁の言動行動は、日本国民を全く向いていない。この著者ヴェルーナは、日銀を動かす黒田の先輩達、日銀幹部を「プリンス」と表現した。
  「だが、プリンスたちの行動が民主的なチェック・アンド・バランスの枠外にある限り、彼らがその気になればまた1998年と2000年のように景気を下降させることが出来る。プリンスたちが国を支配している限り、確実なことは何もないし、自由もない。経済も人々の生活も、プリンスたちの信用というゲームの操り人形に過ぎないからだ」
  そう書かれたプリンスたちは今や、祖国を売る。金融グローバリストたちの指令に諾々と従っている。誤った金融政策によって、日本が内部崩壊し、我々の暮らしが良くならないのは当然なのだ。国民に選ばれていない「日銀プリンス」達を理論的に従属させられず、選挙の時だけ保守になるような政党に一票を投ずることなどあり得ない。岸田政権の支持率が、未だに5割近いとは信じがたい。「亡国日本」を目の前にして、ただ指をくわえて、流れのままに流されっぱなし。本来1割の支持率も取れるはずがない。マスコミの世論調査というよりは、恣意的な世論誘導は実に危険だ。かつて日本を亡国に追い込んだその一端はマスコミにある。また同じ轍を踏んでどうする。
  さて、私はこの一年近く、欧米やロシアの「世界情勢」について多くのブログをチェックしてきた。以下のブログの論文が、現在のところもっとも冷静に且つ、俯瞰的に世界の今を評論している。以下紹介する記事は、匿名で、誰が書いたのかは定かではないが、このブログ記事は秀逸だと思い、読んで頂きたいと掲載した。
  日本の国際政治・経済学を職業としている評論家や学者の方々も、こういう大前提の仮説をきっちり立てて、ウクライナ問題を論じて欲しい。
  紹介記事 ダミーのための第3次世界大戦 2022年6月18日  著者 Gaius Baltar(宇宙空母「ギャラクティカ」SFドラマに登場する人物ガイアス・バルター :春吉註)によるSaker Blog(https://thesaker.is/world-war-3-for-dummies/の記事である。春吉が、Deepl翻訳を元にわかりやすく和訳した。原文をお読みになりたい方は上記ブログを読んでほしい。

  〈以下紹介記事・和訳〉
  ローマ法王を含む一部の有識者は、ウクライナでの戦争だけでなく、世界ではもっと多くのことが起こっているのではないかと疑い始めているようだ。第三次世界大戦はすでに始まっていて、これからさらに事態は悪化していくというのだ。これは、私たちが現実に起こっている出来事に参加している間は、歴史的な観点からの判断が難しいかもしれない。1939年当時の人々が、世界規模の大きな紛争の始まりを見ていることに気づいていたかどうかは疑問だが、疑っていた人はいたかもしれない。
  現在の世界情勢は、多くの点で巨大なジグソーパズルのようであり、一般市民はその全体像のごく一部しか見ていない。多くの人は、もっと多くのピースがあることに気づかず、このような素朴な疑問を抱くことさえない。なぜ、このようなことが今起こっているのか。
  物事は、多くの人が思っている以上に複雑なのだ。彼らが見ているのは、邪悪な魔法使いウラジミール・サルマン・プーチンが、まったく理由もなく、オークの軍隊(ロシア軍の兵士を、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てくるオーク(怪物)みたいだと言う比喩 :春吉註)を引き連れて罪のないウクライナに侵攻している姿なのだ。理由なく起こることはないので、これは控えめに言っても単純な見方である。物事を整理して、実際に何が起こっているのか、なぜ世界が目の前で狂っているのかを見てみよう。第3次世界大戦が何であるかを見てみよう。
  圧力釜
  西側諸国(ここでは米国とEU、およびその他数カ国を指す)は、何十年にもわたって全世界に圧力をかけ続けてきた。これは、西側以外の国だけでなく、西側の支配者の訓令から外れた西側諸国にも適用される。この圧力は広く議論され、新植民地主義、金融覇権の強制など、あらゆる種類の動機に起因するとされてきた。興味深いのは、特にこの20年間で、どの国が圧力を受け、どの国に共通するものがないのか、ということである。
  圧力を受けた国の中には、ロシア、中国、キューバ、ベネズエラ、リビア、シリア、セルビア、タイ、イランなどがある。また、最近になってインドやハンガリーなどが加わった。なぜ、このような圧力がかかっているのかを理解するためには、彼らの共通点を見つける必要がある。しかし、その共通点を見つけるのは容易ではない。民主主義国家と非民主主義国家、保守政権と共産主義政権、キリスト教国とイスラム教国と仏教国などなど。それでも、その多くは非常にはっきりとした同盟関係を結んでいる。ロシアやイランのような保守的で宗教的な国が、なぜキューバやベネズエラの神を信じない共産主義者と同盟を結ぶのか、疑問に思わざるを得ない。
  これらの国に共通しているのは、自国のことは自国で行いたい、独立国でありたいという願望である。これは西側諸国の目には許し難いことであり、経済制裁、カラー革命(2000年代に複数の旧ソ連国家で独裁的政権の交代を求めて起こった民主化運動。非暴力の象徴として色や花の名を冠したことを指す :春吉註)、明白な軍事侵略など、あらゆる手段で取り組まなければならない。
  欧米とそのNATO軍部は、ロシアを敵対する国々と軍事基地で取り囲み、ウクライナを武装させて操り、それに対する鉄槌として使い、制裁と脅迫を行使したのである。中国があらゆる手段で包囲されているアジアでも、同じことが起こっており、現在も起こっている。上に挙げた独立国もある程度は同じである。この10年ほどの間に、独立国に対する圧力は非常に大きくなり、ロシアによるウクライナ侵攻の前年にはほとんどフィーバー・ピッチ(fever pitch熱狂的 :春吉註)に達していた。
  ウクライナ戦争前の1年間、米国は圧力を調整するために世界中に外交官を派遣した。彼らはツアーで旅行するサーカスやロックバンドのようだったが、娯楽の代わりに脅威をもたらした。「これを買え、言うとおりにしないと結果を出すぞ」という脅しをかけてきたのである。しかし、ウクライナ戦争が起きると、そのプレッシャーはさらに大きくなった。戦争が始まった最初の1カ月間、西側諸国の外交団全体が、ロシアを孤立させるために「世界の他の国々」に対する脅しに没頭したのである。これはうまくいかず、アメリカやヨーロッパの政治・外交界でパニックを起こす結果となった。
  長年にわたるこうした圧力と、それがうまくいかなかったときの恐怖とパニックはすべて、ウクライナでの出来事と明らかに関係がある。これらは同じ「症候群」の一部であり、同じ原因を持っているのである。
  負債の側面
  今起きていることは多くの説明がなされているが、最も一般的なのは、2つの可能な未来の間の戦い、すなわち世界に複数の権力中心が存在する多極化した世界と、西洋が世界を支配する一極化した世界である。しかし、なぜ今このような事態が起こり、欧米諸国が危機感を持ち、パニックに陥っているのかを説明する理由はもう一つある。
  最近、ニュージーランドの技術界の第一人者であるキム・ドットコム氏が、米国の債務状況についてあるスレッドをツイートした。彼によると、アメリカのすべての負債と未積立債務が、国土を含む国全体の価値を超えているという。この状況は、米国に限ったことではない。欧米のほとんどの国は、国全体とその中に含まれるすべてのものを売らなければ返せないような負債を抱えている。その上、非西洋諸国のほとんどはドル建ての負債に埋もれており、西洋を所有するのと同じ金融業者に事実上所有されているのである。
  この数十年の間に、アメリカやヨーロッパの経済は、信じがたいレベルで改ざんされてきた。私たち欧米人は身の丈をはるかに超えた生活を送り、通貨は大幅に過大評価されてきた。私たちは2つのメカニズムによってこれを可能にした。
  その第一は、ドルの基軸通貨としての地位、もうひとつはユーロの準基軸通貨としての地位で、これによって西側諸国はデジタルマネーを輸出し、その見返りとして商品を受け取れるようになった。これによって西側諸国は巨大な金融力を獲得し、世界経済に寄生する機能を果たせるようになった。控えめに言っても、多くのモノをタダで手に入れてきたのである。
  第二の改ざんメカニズムは、生活水準を維持するために、家や土地など所有するものすべてを質入れするレベルまで負債を増やしたことである。負債を差し引くと、私たちは今何も持っていない。借金はとっくに返済不能になり、利子を支払う能力をはるかに超えている。このことが、欧米の金利がゼロ近辺であることの理由である。だから欧米の金利はゼロ近辺なのだ。金利を上げれば、債務が履行不能になり、一日で破産してしまうだろう。
  その上、偽造によって西側諸国は人工的に強い通貨を作り出し、非西洋通貨で販売されている商品の購買力を高めている。このようなメカニズムによって、西洋では肥大化し機能不全に陥ったサービス経済が運営され、非効率性は想像を絶するものとなっている。欧米の経済には、何の価値も生み出さないばかりか、組織的に価値を破壊する巨大な集団が存在するのである。現在、欧米の生活水準を維持しているのは、少数の生産的な人々、絶え間ない債務の増加、そして他の国々への寄生である。
  この負債をすべて所有しているのは、実は私たちが所有していると思っているものすべてを所有している人たちである。欧米の私たちは、現時点では何も所有していない。所有していると思い込んでいるだけなのだ。しかし、本当の所有者は誰なのだろうか?
  毎年、ダボスの世界経済フォーラムで、西側の政治エリートたちと一緒に会合しているので、彼らが誰であるかは大体わかっている。
  欧米諸国が世界の他の国々、特に独立国にかける圧力を強めているのと同期して、彼らの心配も高まっているのである。前回のダボス会議では、ロシア孤立化に失敗したときの西側政治エリートのパニックと同じように、暗い雰囲気と同時にパニック的な雰囲気が漂っていた
  何が起ころうとしているのか
  私たちはもう限界にきているのだから、オーナーや政治家がパニックになるのも無理はない。負債の増加と寄生によって生活水準を維持することは、もはやできない。借金は私たちが担保として所有しているものを超えており、私たちの通貨は無価値になろうとしている。もはや世界からタダで物をもらうことも、借金を返すことも、ましてや利子を払うこともできなくなる。欧米全体が破綻し、私たちの生活水準は大幅に低下することになる。このため、オーナーたちはパニックに陥り、2つのシナリオしか見えなくなっている。
  第一のシナリオは、西洋のほとんどの国、そしてその中のすべての国、すべての人が破産を宣言し、独断で債務を帳消しにする-これは主権国家ができることである。これは、主権国家には可能である。これは、我々の所有者の富と政治的権力も消し去ることになる。
  第二のシナリオは、私たちの所有者が破産中に担保を引き継ぐというものである。担保となるのは私たちであり、私たちが所有するものすべてである。
  どちらのシナリオが選ばれたかは、天才でなくてもわかるだろう。
  第二のシナリオの計画は、今こうしている間にも準備され、実行に移されている。それは「グレート・リセット」と呼ばれ、世界経済フォーラムを支える人々によって構築されたものである。この計画は秘密ではなく、WEF(https://www.weforum.org/)のホームページである程度は調べられる。
  グレート・リセットとは、あなたの資産、あなたの市町村の資産、あなたの国の資産、そして私たちのオーナーがまだ持っていないほとんどの企業資産を含む、すべての債務担保を差し押さえる仕組みである。
  この資産差し押さえのメカニズムにはいくつかの要素があるが、最も重要なのは次の4つである。
  ●主権の廃止
  主権(独立)国家は、債務不履行を選択できるため、危険な国である。主権の減少は私たちオーナーの優先事項であり、大西洋貿易投資パートナーシップや環太平洋パートナーシップなど、さまざまなスキームが試みられてきた。最も成功したスキームは、間違いなくEUそのものだ。
  ●経済のダウンチューニング
  欧米経済(ひいては世界経済)は、かなりの割合でダウンチューニングされなければならない。このダウンチューニングが必要なのは、西側諸国の経済が現在、大規模に改ざんされており、その本当のレベル(現在の半分程度かそれ以上)まで下げなければならないからである。ゆっくりとしたテイクダウンはまた、我々のオーナーにとって脅威となる大規模な社会不安を引き起こすであろう突然のクラッシュを避けるという目的もある。したがって、制御されない暴落よりも、制御されたテイクダウンの方が望ましいのだ。
  このコントロールされたテイクダウンはすでに起こっており、かなり以前から進行している。欧米経済を妨害するために作られたEUと米国のエネルギー政策や、突然出てきたかなり奇妙な物流問題など、疫病の最中とその後の需要破壊の明らかな試みなど、このテイクダウンについて多くの例を挙げられる。
  ●アセット・ハーベスティング(何も所有せず、「幸せ」になる)
  私的・集団的/公的債務の担保となりうる資産はすべて乗っ取られる。これは「偉大なるリセット」の明確な目的であるが、どのように実行されるかはあまり明確ではない。そのためには、西側諸国の政府(いや、すべての政府)を完全に支配することが必要なようだ。この時点では、ほとんどの西側政府がダボス会議に従属しているように見えるので、この前提条件は思ったより近い。このプロセスは、経済危機と地球温暖化のために必要な社会構造改革として販売され、エリートではないものの、普通の人々の生活水準が大幅に低下することになるであろう。
  ●抑圧
  多くの人がこれを嫌がり、たとえ徐々に縮小されていくとしても、反乱が起こる可能性が高い。これを防ぐために、個人の自由、言論の自由、プライバシーを抹殺する社会的コントロールメカニズムが導入される。また、個人を国家に絶対的に依存させることになる。これは、経済的な転落が完了する前に行われなければならず、さもなければ革命が起こるだろう。この仕組みは、目と耳のある人なら誰でも分かるように、すでに西側で熱心に実行されている。
  ロシア、中国、その他の独立国
  ロシアと中国、そしてウクライナでの戦争はどのようにこの全てに関係しているのだろうか?なぜ長年にわたって西側諸国から圧力を受け続けてきたのか、そしてなぜ今このようにパニックに陥っているのか。独立国、特にロシアと中国に対する圧力の理由の一つは、彼らが西洋の覇権主義に抵抗してきたということだ。それだけで欧米の「いたずらっ子リスト」に載る。しかし、なぜ近年、圧力が強まっているのか。
  それは、ロシアと中国が破産して資産を収奪されても、服従できないからである。彼らは西側通貨による負債をあまり抱えていない。つまり、負債によって西側を所有している人々は、現在ロシアと中国を所有しておらず(彼らが西側や負債を抱えた「第三世界」を所有しているように)、負債によって彼らを獲得することはできないのである。彼らを獲得する唯一の方法は、政権交代である。必要であれば、経済制裁や軍事的手段も含め、あらゆる手段で両国の政府を弱体化させなければならない--つまり、ロシアにとっては叩き台として、中国にとっては台湾として、ウクライナを利用するのだ。
  ロシアと中国を征服することは、ダボス会議のオーナーにとって存亡にかかわる問題だ。なぜなら、彼らが西側経済を崩壊させれば、他のすべてのものも崩壊させなければならないからだ。もし西洋経済が崩壊し、大規模な経済ブロックがその崩壊に参加しなければ、西洋にとって大惨事となる。新しいブロックは巨大な経済力を獲得し、おそらく一極の覇権を握るだろうが、西側は封建的暗黒時代と無用の長物へと転落していくだろう。したがって、グレート・リセットが機能するためには、世界全体が滅びなければならない。ロシアと中国は、インドやその他の頑迷な国々と同様に、どんな手段を使ってでも服従させなければならない。
  これが今の状況を生み出し、第三次世界大戦の継続を後押ししているのだ。西側のオーナーエリートは、自分たちの富と権力を維持するために戦争をしようとしている。抵抗する者はすべて服従させ、彼らは計画された大リセット暗黒時代へ西側諸国を引きずり込んでいく。
  西側エリートの間で現在パニックになっている理由は、ウクライナ計画が思い通りに進んでいないからだ。
  戦場で血を流すのはロシアではなく、ウクライナと西側諸国である。ロシア経済が破綻してダボス会議と相性の良い指導者に交代する代わりに、西側の経済が破綻していくのである。ロシアが孤立する代わりに、西側はますます孤立する。ロシアの独立性が功を奏し、挙げ句の果てに、欧州はロシアに、産業の一部を停止させることで欧州経済を破壊する手段と動機を与えてしまったのだ。ロシアの資源がなければ、ヨーロッパの産業は成り立たない。産業がなければ、失業手当や年金、すべての難民など、ヨーロッパ社会を支えるあらゆるものに支払う税金もない。ロシアは今、ダボス会議が計画したのとは違う、ヨーロッパの制御不能な暴落を計画する能力を持っている。
  無秩序な衝突は、文字通りダボス会議の首が飛ぶのを見るかもしれない。そしてそれは、エリート界に恐怖とパニックを引き起こしている。彼らにとっての唯一の解決策は、第三次世界大戦を進め、最善を望むことである。
  何をすべきか
  世界経済の大リセットは、第3次世界大戦の直接の原因である-と仮定して。
  これに対して何ができるだろうか。西側諸国内部からは、ほとんど何もできない。
  唯一の方法は、ダボス会議をどうにかして排除することだが、2つの理由から、それは実現しない可能性が高い。
  第一は、ダボスのグレートリセッターたちは、西側の経済と政治にあまりにも絡め取られていることだ。ダボス会議は、各国のエリート層、メディア、政府の内部に腕と吸盤を持つタコのような存在だ。彼らは、あまりにも定着しており、簡単に排除することはできない。
  第二の理由は、西側諸国民があまりにも洗脳され、無知であることである。その洗脳のレベルは、実際に貧乏になりたいと思っている人が多いほどだ。しかし、欧米のエリートたちの間では、分裂が起きているようだ。特に米国では、欧州を中心に設計されたGreat Resetに抵抗している者がいるかもしれないが、この抵抗が本物かどうか、効果的かどうかはまだわからない。
  しかし、欧米の外では、取り得る、また取らなければならない対策がある。その中には、抜本的な対策もあれば、今まさに実行に移されようとしている対策もある。その方策の中には、次のようなものがある。
  ●ロシア、中国、インドを中心とする独立派は、放射能に汚染された西洋から孤立するためのブロックを作らなければならない。この孤立は、経済的なものだけでなく、政治的、社会的なものでなければならない。彼らの経済システムは、西洋から切り離され、自律的なものにならなければならない。彼らの文化と歴史は、西洋の影響や修正主義から守られなければならない。このプロセスは進行中であるように見える。
  ●独立派は、西側の国家や個人が後援しているか否かにかかわらず、西側が後援しているすべての機関やNGOを自国内で直ちに禁止しなければならない。さらに、西側のスポンサーシップを受けているすべてのメディアを禁止し、すべての学校や大学から西側のスポンサーシップと影響力を取り除かなければならない。
  ●国際機関はすべて西側によってコントロールされているので、国連に至るまで、そしておそらく国連も含めて、すべての国際機関から撤退しなければならない。そして、自分たちのブロック内の新しい機関で置き換える必要がある。
  ●ある時点で、ドルやユーロの通貨をノングラータnon grata(好ましくないもの)と宣言しなければならない。つまり、これら通貨建てのすべての債務についてデフォルトを宣言しなければならないが、他の債務はそうしない。この宣言は、後日行われる可能性が高いが、避けられない。
  これによって、核の炎から逃れられれば、西側諸国は他国を引きずり込むことなく暗闇の中に沈んでいくことになるだろう。
  〈春吉註 上記ブログに関しては、中共の認識が甘過ぎる。中共の全体主義に人権などない。また、西側の主導するグレートリセットが失敗しても「暗闇に沈む」事も無い〉その意味でこの論文は認識が甘い。
  しかし、ここに書かれている事項は日本国民が知らずに直面していることだ。知らなかったでは済まない事項が記述されている。今日本政府が強引に推し進めているのは後に戻れない危険な一本道。この危険さ、はたして日本人の何人が判っているだろうか。ただ、事の本質がわかってしまった方々は、実にもどかしく、生きていくのがつらいだろうと思う。
  しかし、この危険事項は同時に、我々が行動し達成しなければならない「解」の道筋でもある
  この先、我々の生活は一時的に混沌となることもあるが、貴方が目を見開き、情報を集めれば、自分の頭で考え、恐怖に堕ちずに、盲目的に従属行動しなければいいのだ。
  ダボス会議を主宰する者達には、真のグレート・リセッターは独りもいない二酸化炭素地球温暖化説、ワクチン感染症対策、SDGs等の利権と金権の欺瞞性に気づくことで、我々日本人の手にパワーを取り戻す事が出来る。しかし、彼らが何十年も掛かって周到に資金をばらまき、洗脳した計画を破壊するのは容易ではない。更に、西側諸国が、個人資金豊富な日本を徹底してシャブリ尽くそうとしている腹黒さも知っておくことだ。だが混沌は避けられないと覚悟すれば、恐怖は消える。自己中のグローバリストたちに強制され与えられた自由などはない、自由は勝ち取るものだ。それが判らなければ「愚民」の誹りは避けられまい。子孫に何の面目あらんや
  6月26日  春吉省吾

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「愚」から目覚めよう!・「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~脱稿 VOL.103

●芙蓉の群生。笹塚 6.13  ●白いあじさい。代々木上原 6.14
●ビョウヤナギと昼顔。西原 6.13     ●杉並区の大原交差点 6.16
〈本文〉

  お陰様で6月12日、「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を脱稿することが出来ました。冊子のページ立てで600ページを超えてしまい、何とか50数ページほど減らして547ページほどにして脱稿しました。この後、もう少しブラッシュアップして、完全版としたいと思います。(現在友人にお願いし、粗校正して頂いています。感謝です)
  第二巻「破天荒解」からお読みになっても、その背景・説明が十分に判るように記述しましたので、第二巻は長めになりました。
  各巻読み切りとなっていますが、執筆者としては、意表を突く物語が始まる、第一巻「怪物生成」の通しでお読みになる事をお勧めすします。
  「破天荒解」は、原稿用紙にして722枚あり、中編小説2冊分以上のボリュームがありますが、様々なエピソードが盛り込まれていて、読み出したら止まらず、あっという間に読了してしまうはずです。
  幕末歴史時代小説「初音の裏殿シリーズ」は、逆境に置かれた国持の旗本六千石の弱小藩の嫡男、宇良守金吾が、知力と胆力で、組織を糾合し、興産の道を切り開き、既存の体制と因襲、既得権益と隠蔽された陰湿な陰謀に、敢然と立ち向かいます。終にはイギリス、フランスなど列強の背後にいる……おっとと、止めておきます。ネタバレになりますから。
  架空の主人公宇良守金吾は、母を知りません。母は、光格天皇と勧修寺婧子(仁孝天皇の母・国母)の間に生まれた、双子の皇女の一人(他の一人は多祉宮・早世)という設定です。訳あって内裏の外で育てられますが、成長し父省吾と結ばれて生まれたのが金吾です。金吾にとって仁孝天皇は叔父にあたり、孝明天皇は従兄弟にあたります。
  この天才・宇良守金吾が、幕末の時空間に、まさに彗星の如く「ポン」と登場したのです。
  物語が面白くならないはずがありません。
  徳川幕藩体制から240年が経過した実空間の幕末、そこは開国を迫る列強の外圧がひたひたと押し寄せ、体制そのものが形骸化し、不思議な胎動が始まる予兆の時代でした。しかし多くの人々は、閉塞した時代を「こんなものだ」と思っていた時代です。
  その時空間に金吾が明確な「意志」をもって動き出すと、その世界はどう変わるのでしょう?  皆さん、一緒に体験してみたいと思いませんか?
  ともすると我々の脳は、善悪二元論という短絡的な思考をしてしまう機能が搭載されていて、世の中の様々なことを単純な物語で捉えようとします。
  「こっちは味方、あっちは敵」とか、「これは正義、向こうは悪」と、自分が持ち合わせている(提供されている)情報で都合よく物語を作ってしまいます。
  しかしどうでしょう、その情報の全てが一方的で、意図的に作られた情報で、それが「正しい」と毎日、毎月、毎年、何十年、貴方の脳に刷り込まれ、それが「嘘」であったらどうでしょう?
  ろくに考えもせずに大切な貴方自身の生命も左右する「意志決定」はその単純に切り取られた情報で決まってしまいます、怖いですね……。
  誤解をあえて恐れずに申し上げますと、そういう方は「馬鹿になってしまった」のです。
  何故って、誰かがある特定の集団や利益共有者に都合の良い「物差し」を作ったとします。その「目盛り」を貴方は検証せずに、それが正しいものとしてあらゆる事象を判断してしまっているからです。「目盛り」は、バイアスの掛かった新聞報道であり、テレビの歪んだ偏向報道です。時としてそれは、日本国民の生命を危機にさらし、国難に陥れてしまいます。それに踊らされている愚は殆どの国民が気づかない恐ろしさはありますが、それを発信している側も目先の事に捕らわれて、自分が何をしているか全く分かっていないという、恐ろしい事が起こっています
  現在、大部分の日本人は、全てが虚偽と、閉ざされた情報の中で生きています。生かされていると言ってもいい厳しい状況です。いわば籠の鳥です。
  国民の所得が30年間も上がらず、また社会保険の負担増によって、実質税負担は、所得の50%以上です。加えて過激な物価高によって、国民の実質賃金は更に大きくダウンしています。
  大多数の日本人が勤勉に働いて、韓国よりも実質平均賃金が低いというのは、おかしいと思いませんか。どこかで誰かが、搾取しているのです。何故そうなるかと考えないのはもはや「愚民」としかいいようがありません。
  GHQの戦後のアメリカ占領政策は「日米地位協定」「日米合同委員会」など、今もって日本国憲法の上位にありますし、ユダヤ金融資本のFRBや世界銀行が、日銀、財務省、政府を縛っています。日本はアメリカや西側諸国にとって、一切逆らわない引き出し限度額のないATMになってしまいました。
  国家義務教育政策で、日本を敵対国として扱う中共、北朝鮮(韓国も含む)。これらの国々を甘く見て、足許を掬われてしまいました。日本の領土を買い漁り、先端技術・特許を盗み、長年品種改良をして来た莓やブドウを自国品として、世界に売る厚顔。彼らと組んで私腹を肥やしている日本人も存在します。国を売っていることに気がつかないほど頭が劣化してしまったのでしょうか。
  戦後、日本のエリート、財界人、政治家、文化人は「オバカ」でした。尤も、かくいう春吉も50歳になるまでこの大掛かりな「嘘にまみれた陰謀」に気がつきませんでした。残りの人生をかけ、その不肖を何とか挽回しようと努力しています。小説家になったのも、黒子としてのコンサルタントでは、特定の企業を儲けさせることはあっても、我が意を伝えることは出来ないからです。
  それら詳細はここでは述べますまい。現在執筆中の「Double Standard(日本壊滅)」に記述いたします。
  多くの日本人が、先の見えない不安に苦しんでいます。その不安を更に煽るマスメディア。しかし、歪んだ情報、善悪二元論の情報だけでは、貴方の不安は解決できません。いわんや、具体的な解決法を生み出すことなど出来ません。
  この「初音の裏殿シリーズ」は高度成長期に創作された幕末歴史物語とは一線を画します。
  また、今もその意識を引きずっている多くの作品とは違います。
  前述した様に善悪二元論の物語でなく、天才金吾の戦略、戦術、行動力を通して、明日の日本の解決法を探して頂きたいのです。自分自身の頭で考え行動する大切さを思い出して欲しいのです。それが「初音の裏殿シリーズ」、第一巻「怪物生成」、第二巻「破天荒解」の、そして全巻に流れる大きなコンセプトです。
  宇良守金吾の向き合う相手は、幕府・幕閣であり、薩摩、長州、豪商、更には公家の面々ですが、時に協調し相互利益を図りますが、信義を踏みにじる理不尽な輩には敢然として戦いを挑みます。相手にとっては実に厄介な、組織体です。
  金吾にとって守るべき大切なものは、家族であり、真剣に向き合ってくれる領民や家臣であり、自らがが手塩に掛けて育てた日本一の情報集団「宇良守軍団」です。その統率者、宇良守金吾の理念は、貧しくても日々の暮らしを充実したものにしたいという願いです。
  加えて、第一巻の「怪物生成」では、鎖国を脅かすフランス軍艦が、琉球(沖縄)に渡航し外交を迫った丁度その時に、宇良守金吾が渡琉します。金吾の中に「世界としっかり向き合わなければ日本は立ちいかぬ」という壮大な思いを抱かせることにもなりました。その第一巻のあらすじは、私の作った春吉省吾チャンネルをご覧ください。(https://youtu.be/uFnYuhUo-5c)
  第二巻の「破天荒解」の面白さは、豪商や問屋を相手にして、様々な手段で取引を成功に導く経済・政治小説としてのテーマもその一つです。また、禁裏のしきたりや、吉原や丸山の遊女のことや楼主のこと、北前船のこと、密貿易のこと、長崎会所、唐人屋敷のこと、島津斉彬や父斉興・調所笑左衛門など薩摩の内情等も精緻に描かれています。また、朝廷と公家との関係も記述しました。従来の幕末小説では、内裏の血縁、女官などの関係はあまり触れられていません。何故って?難しくて書けないからです。しかし、今回第二巻に登場する鷹司利通や、岩倉具視などの血縁、姻戚関係などを飛ばすと、幕末歴史物語が、実に薄っぺらになってしまうのです。
  また暮らしのこと例えば、銭湯賃、団子一串、焼き芋一本いくらか等も、幕末物価高騰の変化を細部に亘って記載しています。
  この厳しい時代に起業を計画している方、企業経営の方向性を模索している経営者の方、それから既存の小説本に飽きたらずもっと深い知識を楽しみたいと思っている真の「歴女」の方々、一度私の幕末歴史時代小説「初音の裏殿シリーズ」、または他の数々の歴史時代小説をお読みください。
  作家春吉省吾は、大手マスコミに抗い、大手出版社のダブスタに辟易して、独り出版社を経営しています。
                   令和4年6月20日    春吉省吾

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春吉省吾・「破天荒解」執筆中・その3 VOL.102

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●妻の誕生日。薔薇の花束 ●對間画伯(右から2人目)のグループ展。銀座画て。画伯の4点の作品を前に数年ぶりに仲間が参集。5月2日 ●下北沢の駅前広場、大勢集まっての野外イベント。下北は人混みが似合う。5月8日 ●中野の多田神社。直ぐ隣には宝福寺という立派な寺が隣接している。そこには「筆塚」がある。5月10日●ウクライナ・マリウポリの破壊跡のようだが、笹塚中村屋の工場解体作業。5月3日

 〈本文〉

「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の執筆は、順調に進んでいる。ページ立てで600ページを超えてしまい、100ページほど短くして、500ページ冊子とすべく現在編集中だ。
  書き殴って長くなった訳ではなく、書き綴った文章は、それなりの理由がある。
  一巻の「怪物生成」も、この二巻の「破天荒解」にも、次の展開に繋がる数百のピースを埋め込んである。それらのピースは、壮大なストーリーの時系列に従い、いわば点になり、線になって面になり、空間となって、春吉省吾の幕末維新の物語として完結する。

  ~初音の裏殿シリーズ~は、従来の先輩諸氏のお書きになった幕末維新の時代小説とは当初からその目的、趣旨を異にする。その時代に活躍したが、歴史から不幸にして消し去られてしまった人物を丹念に拾い上げ、それら人物達の相関関係にも拘った。また経済・金融活動などを、当時の市井の具体的な事例を「物語」としている。理解して貰うには、その背景をきちんと説明しないといけない。これを煩わしい「蘊蓄」と思う方もいるだろう。また、善悪二元論に長い間思考が慣らされてしまった残念な日本人が殆どだ。幕末小説というと坂本龍馬が活躍しないと納得しないというステレオタイプに毒された方も多い。しかし龍馬はあくまでも幕末史のピースの一つである。初音の裏殿シリーズでは、従来の坂本龍馬とは違った一面を持つ人物として描く。最初だけほんの少し辛抱し、それを乗り越えて読み進めて貰えば、私の読者になって頂けるはずだ。

  執筆者という立場から離れて、編集・校閲の立場になってどの部分を切り捨てるか、悩むのである。ましてや自分が集めた情報を切り捨てていくことは結構辛い。この~初音の裏殿シリーズ~に登場する様々な人物の感情と行動と運命をあまりに省略しすぎると、主人公宇良守金吾の深い哲理が読者の胸に落ちなくなってしまう。それらの葛藤にどう立ち向かうかも、私自身の課題だ。なかなかと難しい。
  ここで、シリーズ第二巻の「破天荒解」のタイトルの意味を御紹介しておこう。
  「破天荒解」とは、誰も想定できなかった驚嘆するような出来事。今まで誰もできなかったことを初めて成し遂げることをいう。
  「破」は、成し遂げること。「天荒」は、天地が分かれる前の混沌とした様子。または未開の地の意味。
  「解」とは、中国の官吏登用制度の科挙で、地方の予備試験に合格し、中央の本試験を受ける資格を得た者をいう。語の構成は「破」+「天荒」+「解」である。
  唐の時代、荊州(けいしゅう)では長い間、科挙制度の予備試験合格者(解)を出せなかったので、「天荒解」と呼ばれていた。劉蛻(りゅうぜい)が初めて本試験に合格したとき、人々は未開の地を脱したという意味で「天荒を破る」と言った。この四字熟語の謂れは随分と矮小だが、私がこの「破天荒解」を二巻のタイトルにしたのは、その言葉の雄大な響きに魅せられたからだ。
米も取れない荒れ地の宇良守藩六千石の地を、天才宇良守金吾が、次々に知略と豪胆さで興産の基本を形成していくのが第二巻「破天荒解」の醍醐味である。
  既得権の塊のような組織に、金吾はどう挑戦し、愛する仲間達をどう守ろうとするのか、具体的に詳細に語られていく。しかし現実の社会は、逃げ場のない八方塞がりに陥ってしまった。金吾の活躍から我々が本来持つべき感性と智を武器に、既存の利権、権力とどう立ち向かえばいいか、この「初音の裏殿シリーズ」から読み取って欲しい。
  それらの具体的な解決策もこの小説の中に、織り込まれている。読者はたのしみながら、はらはらどきどきと物語を追って頂くだけで良い。
  世界は箍が外れたように混沌としている。敢えて箍を外し、混沌とさせている者がいる。それらの人物ないし組織を甘く見すぎたようだ。これまで彼らのカラクリはぼんやりと霞がかかっていたが、いよいよ牙を剝きだして来た。そのあらゆる元凶はユダヤ系の国際金融システム、それを操るグローバリストということがはっきりと判った。そのお先棒を担ぐのは、ワンワールド、グレートリセットを主張する者達だ。
  そして、その国際金融システムは、我々世界中の人間にとって、一番「ヤバイ」(この言葉は好きではないが、ぴったりだ)事をしようとしている。しかし長年掛けて仕上げの段階に入ろうとした今、大きな綻びが露わになった。それで焦っている。通貨リセットを武器に、世界をワンワールドにし、思いのままに人類を支配しようとする組織とは何なのか、そのサブ組織、あるいはそれらに従順・恭順してしまった組織が、これから何をしようとしているか具体的に見て行くことにする。
  人々は金(かね)に群がり、金の力にひれ伏し、金に目が眩み、同胞を平気で裏切り、残酷になり、人格も良心も悪魔に売り渡してしまう。
  それを牛耳る張本人はロスチャイルドやロックフェラーなどのユダヤ系資本のFRB・連邦準備銀行、則ち国際金融資本である。彼らに世界がコントロールされている。
  もはやメディアはダーティなマネーと利権に犯されズブズブで、敗北したと思われたマルクス主義がフランクフルト学派という表面の仮面をすり替えた共産主義者達によって伝統と文化は破壞され、教育を悪しき全体主義思想養成所に変えてしまった。もはや教育そのものが彼らの影響下にある。
  こうして彼らは時間を掛け、「事実」が見えなくなる仕組みを作り計画し実行してきた。
  その張本人のアメリカの中央銀行であるFRBは、政府機関ではなく民間銀行によるカルテルである。このFRBはアメリカの中央銀行でありながら、合衆国政府は連邦準備銀行の株式を全く所有していない。物価、金利、賃金を左右する通貨発行権をFRBが握っていて、政府が資金を必要になると国債を発行し、それをFRBが引き受ける。そこから発生する利息は、国際金融資本家の手に渡る。
  1913年、ウィルソン大統領(1856年12月28日~1924年2月3日、民主党の第28代アメリカ合衆国大統領である)の時に、ユダヤ資本家達、ジョン・ロックフェラーとポール・ウォーバーグによってアメリカの中央銀行FRB制度が成立した。議会がクリスマス休暇中の12月23日にまともな審議なしで法案を成立させた。何と欺瞞の法成立か。
  かつてロスチャイルドの基礎を築いた、マイヤー・ロスチャイルドは「私が一国の通貨を支配できれば、法律などは度外視できる」と豪語した。
  FRBは、まさにヨーロッパの金融資本と米国で台頭した新興財閥が組み、アメリカに設立した「無から有を生む」夢の通貨製造マシンなのだ。
  ちなみにウィルソン大統領は晩年こんなことを言っている。
  「私はうっかりして自分の国を滅亡させてしまった。私たちの文明開化した世界は、ほとんど完全に管理された最悪の統治の国に陥った」(今さら言っても遅い)
  この制度によってどれだけの不幸や欺瞞が行われたろう。もし政府が直接通貨発行権を持っていれば、借入利息は発生しないし、その利息の金は全て国民に回るのだが……。
  この制度を変更しようとした過去のアメリカ大統領数名は暗殺、暗殺未遂に遭遇している。
  これが国際金融資本家の支配の始まりで、以来、100年以上、この連邦準備銀行が、「部分準備預金制度(Fractional-reserve banking)」というシステムを使って、通貨をどんどん垂れ流していった。結果、ドル(お金)の価値を下げ(インフレーション)、バブルを招来し、人々や企業の無責任な行動を誘導した。アメリカの美徳であった勤労や倹約、質実さを失わせてた。世界流通決済は殆どがドル建てなので、FRBはアメリカの中央銀行だが、世界の金融システムを牛耳って今に至る。日本はそのアメリカから更に搾取されている。まさに経済的奴隷と言ってもいい。感性の鈍った日本人の殆どはこの実態を知らない。
  ロシア軍によるウクライナ侵攻後、アメリカだけで、37億ドル以上の武器弾薬を提供し、4月22日にはバイデン米国大統領は、ウクライナへの財政支援を330億米ドル増やす意向を表明した。さらに、第二次世界大戦中の米国の法律が復活し、米国の兵器を「貸与」するという名目で、実質上無制限のウクライナ支援が可能になった。
  旧ソ連時代、スターリンによって、ウクライナは徹底して搾取された。共産ソ連が崩壊し、ロシアに変わったその時に、ロシアやウクライナ等旧ソ連諸国の資本主義化(主に国有企業の民営化)の過程で、不正利権利得によって新興財閥オリガルヒが台頭し、アメリカの金融資本、ジョージソロス、戦争屋「ネオコン」達が、彼らと共謀してウクライナから資源を奪い取った。オバマ、バイデン、クリントン、女性初の国防長官オルブライト、現国務次官ヌーランドなどNATOを盾に、徹底的にウクライナを食い物にしロシアを挑発した。
  この先、ロシアとNATOの直接対決があれば、第三次世界大戦につながる可能性もある。
  NATO+ウクライナとロシアの対立の根本原因は、世界の金融・経済システムの破滅的な状況にある。世界経済フォーラム・WEF(The World Economic Forum)が宣言した「グレートリセット」の達成には戦争が必要なのだ。彼らは、第三次世界大戦をロシアから起こしたように見せかけ、全てを「リセット」することを目論んでいる。プーチンもしたたかな指導者だ。簡単にそんな手には乗らない。しかし偏向報道ではこれらのこは全く分からない。
  世界の国家債務が71.6兆ドル(うち米国政府債務が約30兆ドル)という恐ろしい規模に膨れ上がっている。金融緩和政策によって世界をこの巨大な債務超過に追い込んだ中央銀行は、実質的な影響力を失い、今やほとんど行動不能になった。彼らの金融政策は、経済を刺激することなく失敗した。FRBのパウエル議長の発表や、IMFのレポート、日銀の発表をフィルター無しで検証すると、「いろいろと言うが、打つ手無し」と言うことが判る。
  また、コロナ対策やワクチン強制、今回のロシア制裁は、世界のサプライチェーンを大規模に混乱・損傷させた。厄介な中共の常軌を逸した覇権主義もそれに重なる。これら一連の事が全てピッタリとリンクしてくるのだ。
  読者にはこの大(おお)本(もと)を理解して貰わないといけない。財政金融学者達がいくら御託を並べても、統計学者と称する者達が数字を操っても、現在の経済金融政策は全く「画餅」だと言うことを先ず理解して欲しいのだが……、なかなかハードルが高い。
  さて日本は、多額の米国債を購入している。それは「アメリカにお金を貸している」のではなく、「お金を貢がされている」ということだ。「お前からお金を借りてやる、いざとなれば返さないが……」という何とも情けない立場が日本だ。いい加減に判れよ、日本人。
  GDP比で世界一、国が借金を抱えている日本では金利を上げると財政がさらに悪化してしまうので、金利はできるだけ低いままにしておきたい。しかし、そうすると他国との金利差が開いて通貨安が進む。通貨安と資源高騰によって、インフレが加速する。(私の案はMMT理論を完全否定はしないが、現在の国際金融制度下では手放しで賛成できない)
  日本はこの30年で「政府の国民に対する金融制裁」で貧困と格差が拡大し、全く変わり果てた姿になってしまった。日本政府は決して我々国民を助けてなんかくれない。日銀、財務省は、国際金融資本のグレートリセットの従順な奴隷と化している。
  日銀の金利据え置きと円安、インフレの進行、それは国際金融資本の僕(しもべ)としては満点だ。日本政府の高齢者に対するコロナワクチンの継続的な接種の勧めは国家財政を良くするのだ。これはどういう意味を持っているか、皆さん判りますか?
  もう一度言う、日本政府は決して我々国民を助けてなんかくれない。全く真逆なことを考えている。はっきり言おう。人減らしだ。
  いまだにコロナワクチンを有効で安全だと信じている人もいるが、コロナワクチン接種を進めた結果、死亡者数が増加した。コロナそのものが死因ではなく、ワクチン接種による免疫力低下で、癌や免疫不全による死者が増えた。2月の死亡者数は、前年比で13%程度多くなり、3月の死亡者数も、前年比で10%超の増加になるようだ。いわゆる「超過死亡」である。この先、もっと増えるだろう。
  政府は、若者にはコロナワクチンの4回目接種は求めないと言い出した。当たり前のことだが、その裏で、高齢者にはワクチンを打ち続けさせようと躍起になっている。厚労省はノババックスのワクチンを新たに承認し、1億5千万回分の供給契約を結んでいる。これはもう、厚労省と財務省が結託した「令和の姥捨て山」さながらの人減らしとしか思えない。
  ある試算がある。ぞっとするいやな試算だが、政府、財務省の役人の一部はここまで考えている。何せ、悪知恵が働き頭が切れる。(しかし本当は地頭の悪い面々かも知れない……。)
  日本人の平均寿命は84歳。この人たちに対する支出は、年金で平均月額12.3万円(年間147万円)、健康保険は75歳以上で一人当たり92万円、9割を健康保険が負担するとして82万円。その他に生活保護費や介護費なども考えると、後期高齢者に1年長生きされると、一人につき250万円程度の公的支出が必要になる。
  65歳以上の高齢者は3,640万人いるが、65歳以上の高齢者の寿命を1年縮められれば、250万円×3640万人=91兆円の支出を減らすことができる。寿命を5年縮められれば、455兆円の支出を減らすことができる。
  年金を払いたくない政府は、年金を薄く引き下げながら、受給年齢をどんどん後に引き延ばそうとしている。まるで国家的詐欺だ。
  国と地方の債務の合計は1200兆円くらいだが、100兆円から500兆円、将来支出を削減できれば国家財政にとって大きい。これにインフレを組み合わせれば、日本の実質債務をさらに減らすことができる。
  繰り返す。「日本政府は決して我々を助けない。日本国民に対する金融制裁」が、平然と行われている。ドル円レートがいよいよ130円を超えるレベルの円安となった。20年ぶりの円安である。日本政府は「注視する」だけで円安の対策をしないし、するつもりもない。
  2019年に10%に引き上げられた消費税は、コロナ禍の中でも決してこれを引き下げようとしなかった。日本人が取られている税金は消費税だけではない。
  国は所得税、住民税、固定資産税、復興税、自動車税、ガソリン税、酒税、タバコ税、贈与税、相続税……等々、あらゆる税金を国民に課しているのだ。まさに税による「日本国民に対する金融制裁」である。
  それだけではない。日本政府は社会保険料を厳しく徴収しているが、この社会保険料は20年間で35%も引き上げられている。これもまた「日本国民に対する金融制裁」である。
  国民の所得に占める税金や社会保険料などの負担の割合を示す「国民負担率」は、令和3年度は前の年度をわずかに上回って48%とこれまでの最大となるという。
  これでは、江戸時代の過酷な年貢の取り立てよりひどい。
  企業を助けるために非正規雇用の拡大を促進し、グローバル化と称して安い人材を求めて国外に工場を作る動きを加速し、さらに国外から安い労働者を大量に入れるようになった。
  しかしそうして日本企業が働いても、国際金融資本の中に、どっぷりと漬け込まれた、世界で一番のカモが日本なのだ。日本人の稼いだ金が、金融資本家の許に流れていく。日本国民がこれだけ自国政府に金融制裁されているのだから生活が苦しくなるのは当たり前だ。
  コロナ禍で国民が苦しんでも、物価が上がっても政府は国民生活を救おうとしなかった。特別一時金の支給も10万円をたった1回やっただけだ。コロナ禍は2年以上も続き、政府は何度も緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などの強制をしただけである。日本政府は我々の生活の足を引っ張った。小池百合子東京都知事を初め、全国の知事達も、我が身かわいさで、国民の人権を規制した。国会に籍を置く全ての既存政党も、作られたパンデミックに気がつかず、あるいは故意に、マスコミと一緒になってPCR、PCRと狂ったように騒ぎ立てた。
  1992年以降、世界的に温室効果ガスの排出量を削減するべきだという議論がおこった。
  「今のままだと人々が生活を変えてCO2排出を減らさなければ地球が滅びる」と、民主党のアメリカ元副大統領のアル・ゴア氏が叫んだ。そこから一気に脱炭素、CO2排出削減などが、あれよあれよと一人歩きして現在に至っている。このプロパガンダは見事に成功した。
  その「地球温暖化」の理論根拠が曖昧のまま、「脱炭素で地球を救おう」「グレート・リセット」と叫んだ。そのくせ、ロシアのウクライナ侵攻で、炭素資源の天然ガスをロシアに止められようとすると忽ち、ドイツをはじめとするEU諸国の実経済・生活そのものが成り立たなくなってしまうので、平気で二枚舌を使う。さすが欧(よー)羅(ろっ)巴(ぱ)。
  グレートリセットの最大のプロパガンダは、全世界のマスコミだから、都合の悪いことは一切無視する。しかし最近では、地球の温暖化と言うよりは「地球気候変動の苛烈化(極端に熱くなり極端に寒くなる)」を指摘する論文が多い。曰く、太陽そのものの変化、地球軸の変化などが主原因という。それらの論文を冷静に読んでみるといい。
  CO2を減らそうと、大量の太陽光パネルが作られているが、生産地は中国ウイグル地区の強制労働によって作られ、しかも製造には何倍もの石炭燃料コストが掛かり、発電効率が悪く、自然を破壊し、自然災害を更に悪化させ、耐用年数は10年と少なく、処分しようとしても汚染物質が残る環境に最悪のシステムである。電気自動車もそのバッテリーの廃棄汚染、自然発火事故が多発している。日本には燃費に優れた高性能の軽自動車があるではないか。自然破壊と災害を増幅させ、中国製のバッテリーを積んで、高い電気自動車を買わせて、貧困格差を増大させ何がSDGsだ。バランス感覚を失った原理主義、「脱炭素」の許に新しいもうけ口に群がっているだけなのだ。狂気の沙汰だ。銭のために企業家達はその魂を悪魔に売った。日本には自国を愛するまともな企業経営者は居ないのか……。
  戦争好きの米民主党、ネオコン達から利用するだけ利用された日本人。何百発の核ミサイルを日本に向けたまま、日本国内に人的・経済的浸食をし続けている覇権国家中共。その微妙なこの時期に、政府はあろうことかロシアに「経済戦争の宣戦布告」をしてしまった。ここはお得意の「玉虫色」でよかったのだ。外務省には重層的思考の戦略家はいないのか。もっとしたたかになれないのか。馬鹿にも程があるわ。
  虚偽の上に成り立つ軌道を修正するためには、まずは自身の頭を一度リセットしなければならない。間に合わないかも知れないが、決してあきらめてはいけない。そのためには一人でも多く、真っ当に考えられる頭と覚悟の哲理を持った愛国者が必要だ。
  「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~を是非読んで欲しい。今、日本人は何をどう考え、何をせねばならないかが、見えるはずだ。
                   2022.5.25             春吉省吾

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春吉省吾・昭和天皇御製(「破天荒解」執筆中・その2) VOL.101

私の最近の、ジョギング・ウォーキング、散歩コースから。
●鯉のぼり・森厳寺(4.11)   
●新宿十二社・熊野神社(4.9)
●新宿中央公園(4.9)     
●新宿中央公園より都庁を望む(4.9)
●東京大学 先端科学技術研究センター(4.19)
●井の頭通り大山交差点(4.25)

【本文】

  「風まさる み冬は過ぎて まちにまちし 八重桜咲く 春となりけり」
  この昭和天皇の御製は昭和27年(1952年)4月28日にサンフランシスコ講和条約が発効された当日に宮内庁より発表された五首の内の一つである。
  昭和天皇はその後、「平和条約発効式典」にご臨席なされ、その時の御言葉にこうある。
  「平和条約(サンフランシスコ講和条約のこと)は、国民待望のうちに、その効力を発し、ここにわが国が独立国として再び国際社会に加わるを得たことは、まことに喜ばしく、日本国憲法施行五周年(1954年5月3日)の今日、この式典に臨み、一層同慶の念に堪えません。
  さきに、万世のために、太平を開かんと決意し、四国共同宣言を受諾(ポツダム宣言受諾・1945年8月14日)して以来、年をけみすること七歳、米国を始め連合国の好意と国民不屈の努力とによって、ついにこの喜びの日を迎うることを得ました。
  ここに、内外の協力と誠意とに対し、衷心感謝すると共に戦争による無数の犠牲者に対しては、あらためて深甚なる哀悼と同情の意を表します。
  又特にこの際、既往の推移を深く省み、相共に戒慎し、過ちをふたたびせざることを、堅く心に銘すべきであると信じます。
  今や世局は非常の機に臨み、前途もとより多難ではありますが、いたずらに明日を憂うることなく、深く人類の禍福と、これに対する現世代の責務とに思いを致し、同心協力、事に当るならば、ただに時難を克服するのみならず、新憲法の精神を発揮し、新日本建設の使命を達成し得ること、期して待つべきであります。
  すべからく、民主主義の本旨に徹し、国際の信義を守るの覚悟を新たにし、東西の文化を総合して、国本につちかい、殖産通商を振興して、民力を養い、もって邦家の安栄を確保し、世界の協和を招来すべきであると思います。
  この時に当り、身寡薄なれども、過去を顧み、世論に察し、沈思熟慮、あえて自らを励まして、負荷の重きにたえんことを期し、日夜ただおよばざることを、恐れるのみであります。
  こいねがわくば、共に分を尽し、事に勉め、相たずさえて国家再建の志業を大成し、もって永くその慶福を共にせんことを切望して、やみません」
  昭和天皇の御製とその2年後の日本国憲法施行五周年の御言葉の双方を拝見するに、平明な言葉だが、そこには敗戦に至る昭和天皇の壮絶な孤独と、国民の運命と歴史への全責任を一身に受け、決してお逃げにならなかった御意志を改めて思う。
  その御意志があったからこそ、我々日本人は、敗戦から立ち上がろうとする希望溢れる精神の発露をすることが出来たのだ。
  大東亜戦争も終盤、昭和20年の1月25日、近衛文麿の京都別邸「虎山荘」で、岡田啓介、米内光政、仁和寺の門跡岡本慈航の4人が日本降伏後の相談をした。万が一の時、陛下に落飾して頂くのが皇室を守ることだと意見が一致したという。翌日近衛は、高松宮と相談し、「お上を仁和寺にお連れした後、宮に摂政となって頂き、皇太子ご成長まで皇室の行く末をお守り頂きたい」と申し出、高松宮は同意されたという。その後も、近衛は天皇廃位を画策したようだが、木戸幸一に反対され、近衛の影響力も著しく弱まって近衛主導の天皇退位説は消えた。しかし、5月25日以来、空襲によって山の手の多くが灰燼に帰すなか、宮城も焼かれ、皇居の職員や警察官33名が殉職した。皇女、皇子達が栃木などに疎開して、宮城に残ったのは天皇と皇后だけで殆ど防空壕暮らしに近かったという。大本営が計画していた長野県松代の両陛下の疎開は、天皇の決意で実現しなかった。天皇は配給量も一般国民と同じにせよと、一汁二菜、七分搗きに麦を混ぜた御飯で、心痛と激務も重なり、十キロ近くお痩せになったと言う。この時期の天皇について「近衛日記」には、天皇は神経衰弱ぎみで、しばしば興奮すると書かれている。戦争終結の道筋をどのように付けるかと、独り言を言いながら、防空壕の中を歩き回る日々が続いた。高松宮が上奏しようとすると「無責任な皇族の話は聞かぬ」と仰せられたという。戦争の責任は自分しか取れない、周囲は皇統の維持を最優先に考えていたが、自分一身のことや皇室のことは心配しなくてよいとし、戦争を終結させようと粉骨された天皇は、間違いなく我々日本国民の側に立っていた。
  この昭和天皇の御意志が、結果として天皇の立場を守り、マッカーサーを動かし、日本の運命を変えた。
  日本の現在の体たらくに至った経緯は、GHQ政策の実に巧妙な施策に屈した吉田茂を初め、官僚、財界などの敗戦利得者と、CIAなどのエージェントに成り下がった日本のマスコミの変わり身の早さと変節であった。加えてソ連など共産主義に影響を受けた天皇制を形骸化しようとする文化人の実に陰湿な企みは敗戦後直ぐに始まった。
  敗戦後の初代宮内庁長官だった田島道治の「拝謁記」には、昭和天皇は戦争への強い反省の気持ちを1952年5月の独立回復式典で表明しようとしていたほか、第四次吉田内閣の吉田茂首相に対し、再軍備や憲法改正の必要性に言及するなど象徴天皇となっても政治的な意見を伝えようとしたことが記載されている。
  昭和天皇は旧軍閥の復活はあってはならないという前提で、憲法9条を改正して再軍備をするのが本来の「主権国家」を保持し独立した日本には必要だというリアリズムに基づく安全保障論者であられた。方や吉田は、安全保障の確保をアメリカに依存することで軽武装を維持し、経済の復興・発展を最優先させることによって、国際的地位の回復を目指す「吉田ドクトリン」を進めようとした。当然、昭和天皇の意見を無視した。寧ろ、煩わしく思ったことだろう。
  大東亜戦争中、軍部や内閣、ごく限られた側近の情報から、ことの本質を見抜く昭和天皇の大局観は、吉田とは雲泥の差の眼力をお持ちであった。
  憲法九条を含む、憲法問題を曖昧にしたまま再軍備し、経済活動に邁進したツケが、今この現在、アメリカ、中共、ロシアの覇権主義の間(はざま)で日本の立場を危機的状況に陥らせてしまった。残念だが、現況の日本では、なすすべもない。
  上記の昭和天皇の「日本国憲法施行五周年(1954年5月3日)」の御言葉は、象徴天皇としてどう生きたら良いのかと、葛藤の末に導き出された「御言葉」と認識すると、昭和天皇が全ての責任を呑み込んで、日本各地を行幸された「無防備」なお姿の意味が判ってくる。
  さて、馬齢を重ねた私は、あと半年ほどで72歳となる。その42年間を「昭和」という時代に過ごしたが、何とか次世代に負の遺産でなく、プラスの資産を残したいと思った。しかし、私に出来る事は極限られる。だが次世代に従来の視野と違った「幕末歴史」を伝えることは出来る。善悪二元論に陥った史観を、もっと次元の違う視点で伝えようと思い立ち、老骨に鞭打ち、歴史時代小説「初音の裏殿」(第一巻「怪物生成」は2021年8月に発刊) 第二巻「破天荒解」を執筆している。
  幕末期の社会、経済活動は、鎖国日本であっても「世界」と一緒に動いていると云う事実を、天才主人公・宇良守藩六千石嫡男・宇良守金吾の活躍によって明らかにする。
  全六巻の大作で、主人公金吾の出自は女系ながら、昭和天皇の五代前の光格天皇の皇女を母とする血筋という設定になっている。
  その主人公、宇良守金吾は小説上の架空の人物だが、上述したように光格天皇の血筋と云うことになる。光格天皇は閑院宮家の第二代親王である。
  この閑院宮家は新井白石が男系皇統の危機に備えて、幕府に進言して新設した宮家である。白石の予見は直ぐに現実のものとなった。第118代天皇の後桃園天皇が突如崩御され、後嗣がなく、閑院宮家の第二代親王が、後桃園天皇の養子となって光格天皇となられた。(光格天皇は東山天皇の曾孫に当たる)
  主人公、宇良守金吾は、朝廷という閉鎖的な空間の中で、数奇な運命によって誕生したが、皇族公家の係累は、実に入り組んだ魑魅魍魎な世界である。それらを小説の舞台にするには、なかなかの注意力が必要になる。
  例えば、ネタバレにならないような範囲で記述すると、第一巻で記載したように、金吾は三条実万(さねつむ)の女(むすめ)(庶子)の富子と婚姻が整い、富子は宇良守の江戸屋敷に向かう旅中、コレラに罹患し結ばれないまま死去してしまった。その富子の弟が、三条実美という設定である。 三条家と婚姻を届け出た後、富子が亡くなったため、金吾と三条実美とは義兄弟の関係となり、三巻以降、関わりが生まれる。
  また、金吾の母は勧修寺経逸(かじゅうじつねはや)の娘、婧子(ただこ)(仁孝天皇の生母・国母)と光格天皇の間に生まれた多祉宮(たけのみや)(早世)の双子のひとり明子(めいこ)である。勧修寺(かじゅうじ)家は代々数名の国母を出している。
  その経逸の娘の一人に淑子(すえこ)(吉子とも言う)と前権中納言堀川康(やす)親(ちか)との間に生まれたのが岩倉具視である。十四歳で岩倉具慶(ともやす)の嗣(跡継)となった。つまり、宇良守金吾と岩倉具視は従兄弟にあたる。第二巻でそれが判明し、第三巻から金吾と具視との駆け引きが、物語の糸の一本となる。当時、公家の家では子が生まれても朝廷、幕府に届ける決まりがなかった。ところが養子とするには武家伝奏を経て幕府の許可を受ける必要があり、多くはこれを嫌った。だから岩倉家が他家の子を貰う場合は、預けていた子の返還を受けるという形式を採った。
  このように「初音の裏殿」シリーズの超長編時代歴史小説を書くに当たっては、その土台、グランドデザインを緻密に設計しておかないと、先の見えない物語となってしまう。
  敗戦後のグランドデザイン、つまり国民のための「主権国家」を設計するのも、百年先を見通す確かな意志と哲理、そして柔軟な思考が大切だ。
  先の見えない虚空の未来を設計し、進んでいくのは実に困難な作業だ。しかし「日本を二度と立ち上がらせないように」という米国の目途で作られた、他人任せのグランドデザインに我々は敗戦後77年間の今も、唯々諾々と縛られ、挙げ句の果て自らの存在を危うくしている。主権国家の一番大切な国民の「精神の核」作りを放棄して77年。矜持を失った多くの日本人が、目先の欲得と既得権益に汲汲として、ことなかれで日々を重ねる日本は危うい。
  国民的歴史時代小説、山岡荘八氏の「徳川家康」の家康、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」の坂本龍馬は、実在の人物で、その生死は執筆時から確定している。ところが架空の人物宇良守金吾が実在した人物達と関わり、実際の歴史の時間と空間を変えることなく物語を作っていく作業は、作者の意志を反映させたグランドデザインの構築そのものだと思っている。それは坂本龍馬の暗殺をなかったことには出来ないが、主人公宇良守金吾の活躍と生殺与奪は、作者の意志そのものなのだ。そこには「こうありたい」という作者の思いが全て詰まっている。
  しかし「初音の裏殿」の物語は全て書きおこしなので、筆者春吉省吾の健康状態や不慮の事故などで未完に終わることもある。書きおこしの長編小説に限らず、哲学の分野においてもそうである。比べるのもおこがましいが、マルクスの「資本論」も未完であり、ハイデガーの「存在と時間」も未完である。(書かなかったという説や「書けなかった」という説もある)まさに大冊の思想や物語を書ききることは人智を超えたことでもある。
  「願わくば我に全巻完遂の機会を与えたまえ」と念じて書き進めている。ともあれ第六巻、大団円の最後の数ページは、作者春吉省吾の頭の中にしかその意志は存在しない。
                     2022.5.2     春吉省吾
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