

「深慮遠謀」初音の裏殿・第三巻 あらすじ
宇良守藩興産の恒常的な収入を得るべく、本格的な精製樟脳と茶製造に乗り出した。原料調達、家臣達や協力者の動機づけと達成感、市場調査と斬新な販売方法、そして確実な回収契約など、金吾の革新性が発揮される。
また、様々な出会いによって、人脈を増やしながら、情報拠点の「初音の宿」を作りあげた。
父省吾から宇良守家のルーツを聞き、祖父愼吾の死の真実を知り、勧修寺家との関わりや、天皇との血縁、五摂家、公家間の権力闘争や徳川幕府との様々な駆け引きが、金吾の頭の中ではっきりと繋がった。
金吾の乳母玉枝が、今まで黙して語らなかった秘事を臨終に語った。そして金吾に天皇の守護としての役割を、光格天皇の愛笛「清月丸」に託して逝った。

春吉省吾 2026.3.15