私にとっては、文壇のどんな大家の先生からのお褒めの言葉より、本当に楽しんで読んでいただいた読者の方々からの読後感想文が励みになります。
今回、ご紹介するのは、私の既刊を全てお読みになっていらっしゃる、いわば馴染みの読者の方々からの感想です。(多くの方の目に触れるブログですから、実名は表記しません。)

K.S 様
春吉 省吾先生
寒の戻りのような日となりましたが、相変わりませず精力的に諸事をこなされておられます御事、お便りにより拝察いたし敬意を表しております。
「風浪の果てに」は現在再読中ですが、これまでお便りをいただいておりましたので行間を照らしあわせながら、且つ、先生が脱稿の際に不覚にも・・涙が止まらず云々は、感動的な言葉でありましたので心して拝読させていただいております。お蔭様で「風浪の果てに」の作品に酔いしれております。
この先作品の構想を伺っておりますが、先生がおっしゃる「春吉ワールド」 であり「技を磨くための呻吟」というお言葉をかみしめています。
なお、私は、吉田松陰のことや長州藩のことは表面的なことしか存じませんので、学ぶところ大なるものがありました。
この先家内との記念旅行にし、萩市を訪ねたいと計画しています。
(再読されていらっしゃるとのこと、誠にありがとうございます。次作も頑張らなくてはいけませんね・省吾)

T.S 様
読み終わりましたよ〜。
2日で読破しました、骨折して時間もあったと言えますが、最近、読書していて600ページ近くある本を2日で読破は何年振りでしょう。
それだけ面白く、早く読みたいと思った小説は近年ありませんでした。
唯一つだけ読み終わるまで、いや、読み終わってもどっち何だろうと言う疑問があります。
主人公の「吉五郎」の読み方ですが、私は、「キチゴロウ」と意識しながら読みましたが、文中に「吉さん」と来ると、無意識的に「ヨシさん」と読んでいる自分がありました。
本文の頭に配役表が有りましたが、「吉五郎」の所にルビを振って貰いたかったなと思いました。
読んでる中で、表記が変わると、アレ⁉︎「きち」?「よし」?と集中出来ませんでした。
ただ読んでいて思ったもうひとつのビックリは、取材が大変だったろうなあ、と思いました。参考文献もあるでしょうが、これだけのスケール内容を「吉五郎」と「松陰」の生き様に的を絞って対比させながら展開して行くストーリーは現地取材を緻密にしながら、参考文献を紐解き、照らし合わせて行くという手法で書き上げていかれたのではないかと、私なりに思ったのですが、とにかく「凄い」です。良くここまで書き上げられるもんだと感服いたしました。それと、男女の交わり描写が、全作品のうちで最高でした。
この執筆の為、予習取材を敢行したわけではないですよねー^_^
面白く読むことが出来ました、ありがとうございました。
(残念ながら、予行演習はしていません。物書きは「妄想家」でもありますので……。お怪我の恢復を心よりお祈り致します・省吾)

S.O 様
(その1)面白い。本当に面白い。昔少年の頃、吉川英治の「宮本武蔵」を寝食を忘れて夢中になって読みふけった事が思い出される。まさに春吉省吾先生のめざす「長編だが 理屈抜きで一気に読める面白い作品」になっているではないか。
とはいうものの、私が今、読み終わった分はまだ100ページそこそこです。これからほんとに面白いところが読めると思うとワクワクします。たのしみです。
(その2)イヤー、ボリュームありますね。よく調べましたね。幕末の時代背景、江戸の地理、歴史、生活それに武道の事、男女の機微にいたるまですっかり自分のものとして取り込んであるので、面白く読めます。改めて春吉先生の筆力に脱帽です。読むのが遅いのでまだ170ページです。
(読了してからの感想もお聞きしたいですね。楽しんでお読みいただいているようで、嬉しい限りです・省吾)

S.K 様
今読み終わりました。「面白かった!!」
生活の雑事にまぎれて、とぎれとぎれの不まじめな読者でしたが、ページをめくるのが楽しみでした。作品中の女性たちの何と魅力的なこと!!
私の読書の癖で、映像化すれば吉五郎が、渡辺謙、真沙は若い時(?)のかたせ梨乃、京は若村麻由美、芳は………。続きは貴君の来福時の酒の肴にしましょうか。
(福島市在住の友人で、何と幼稚園からの同窓なのです。福島へ寄った折に、一献・省吾)

S.N 様
長編ですので、時間をかけてじっくり読まさせて頂きました。
長いあいだ温め緻密し調べながらお書きになっただけに歴史の中へも引き込まれましたし松陰の生きざまも良く判りました。
ストーリーでもハッピーエンドかと安堵しておりましたら、最後まで不幸にさせてしまう可哀そうな残酷物語ですね。
編集後記に自分で書いて自分で泣けたという事もなるほどと言う気がします。本当にこんなに凄い大作に触れさせて頂きありがとうございました。
この感動を多くの方にもお伝え致したいと思います。
(この物語は世間一般のハッピーエンドではありませんが、ある方から直接にこんな言葉を頂きました。
「厳しい境遇を生きた主人公ですが、読み終えて、何故かほのぼのとした気持が広がりました。この小説の不思議なパワーですね」)

●春吉省吾から皆様へ
上記の読後感想文は、過大なお褒めの言葉で、恐縮しております。敢えて、存じ上げている方々の読後感想文を掲示させていただいたのは、身を引き締めるためもあります。
内容もよく判らない本を購入いただいて、人生の貴重な時間を費やしてお読みいただくのですから、物書きの責任は重いと思っています。
ところである読者から、
「私は短編が好きなのです。平成30年より『初音の裏殿』が上梓されるとチラシで知りました。とても楽しみにしているので、出来上がったら教えてください」という、お手紙を頂きました。
今までずっと長編を書いてきましたが、大衆作家を目指す私としては、読者の意見を尊重します。シリーズの「初音の裏殿」だけでなく、短編、中編も、今年より書いていきたいと思います。
いつも頭の中に、数作分のストーリー構想があり、資料収集は常にしています。
テーマや時代背景などによって、読者の好みが違うのもまた事実です。大衆作家を目指すと言っても、全ての読者に「受ける作品」は、私には書けません。それに読者に迎合するつもりはありません。ともあれ、長編、短編に拘らず、練り込んだ面白い物語を上梓すべく努めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。