春吉省吾「ギネス級」と自賛。「破天荒解」校了 VOL.107

●ノーク出版ネットショップで、9月1日から予約販売を開始いたします。
9月15日販売開始です。第二巻「破天荒解」発売記念として、特別価格で販売いたします。
一巻・二巻のセット販売特別価格設定(5,500円・消費税送料込み・限定200セット)のため、第一巻「怪物生成」は、8月末迄(2,700円・消費税送料込み)にお買い求め頂くとお得です。
第二巻「破天荒解」は特別価格2,700円(消費税送料込み・限定200冊)です。〈アマゾンでは販売記念はいたしません〉
第一巻も460頁ほどですが、第二巻は560頁なので読みごたえがありますよ。でも、夢中で読み終わってしまうでしょう。第一巻発売して直ぐに「読んだよ、第二巻はいつなの?」と、御連絡頂いた読者の方へ「間もなく出ますよ、お待たせしました!!」と言う心境。

●8月8日、酷暑の下北沢駅西口。人通りは少ない。

●8月11日、消防学校。酷暑の訓練、ご苦労様です。
●あまり手の内は見せたくないが、友人に百数十ヶ所修正箇所を指摘してもらい、私が、更に百ヶ所ほど修正。そして最後の最後で、およそ九十ヶ所修正。本来「校閲者」の仕事ですが、それ故に私が「ギネス級」ということ。それでも誤字はある。ご勘弁を!! 8月13日深夜。
●8月14日、井の頭通り、交通量少なし。台風一過、暑くてウォーキングも大変。

〈本文〉

  8月6日、私の手許に「破天荒解」~初音の裏殿・第二巻~の束見本が、印刷製本会社から届きました。一週間を目処に、細かな赤字を入れて、最終修正の真っ最中です。世間一般ではこの期間「お盆休み」ですが、この期間を使って、最後の最後のチェックです。勿論カラー表紙も。
  同時に、DMと、登場人物相関図と、今回はお洒落な「栞」を付けたいと、デザイン作業中です。
  今私が利用している印刷・製本屋さんの優れたところは、大きな仕様の変更がなければ、修正がききます。言葉の言い回しや、細かなミスは何回チェックしてもあります。最後の最後のチェック時間を得られるので、こういう印刷製本屋さんは実に有り難いのです。しかし、校了後はもう修正は出来ません。今回は、膨大な作業を独りでこなしている私自身を「ギネス級」と自賛し、自虐的なタイトルを付けました。それは以下読んで頂くとご納得頂けると思います。
  ギネス記録は、もともと「ギネスビール」という会社がはじめた、いろんな分野の「世界一」を決める遊び半分のような記録会でした。その後ギネス社は、UDVという酒造グループを形成し、傘下には30以上の蒸留所を有する、ワールドビジネス会社になりました。こうなるとその「ギネス記録」の権威を上手く利用する人間や組織が現れます。
  私があとがきに「ギネス級」と書いたのは、私を知らない方々への「キャッチコピー」です。というわけで、私もギネスの「権威」を利用していると言えば言えなくもありません。
  その記録の要件としては、①記録達成が証明されること。②記録を数量化出来ること。③今後記録が破られる可能性があることとありますから、私の場合該当する筈がないのですが……。
  私の「破天荒解」のあとがきに、何故「ギネス級」なのか記載しましたので、その部分を抜き出しました。
  (前略)商業主義の大手新聞社や出版社の都合によって、日本人の思考回路は短絡化し、複層的、重層的に物事を考えられなくなってしまいました。戦後七十七年、令和の今に至るまで、我々の思考は如何に単純化されて、「箱庭化」されてきたことでしょうか……。
  世界情勢の複雑さに対処出来ず、太刀打ちできない原因の一つがここに起因します。
  世界で起こっている様々な事柄は、貴方が埒外と思っている限り、情報を遮断され、簡単なからくりに翻弄されたまま貴方の人生は流されてしまうでしょう。
  そんな事は決してあってはなりません。それを広く知らしめるのが、私の還暦からの仕事です。
  そのために、私の意志が百パーセント発揮できる「一人出版社を作ろう」と決心しました。
  資料収集、取材、執筆は勿論、校正、装丁・本文デザイン(EPUB版・電子出版も含む)、撮影、印刷・製本指示、DM作成、HP作成、PR動画作成などのマーケティング一切、販売、発送・梱包、在庫管理、集金。そして(株)ノークとノーク出版の会計業務、確定申告、税務申告は勿論、日常の事務所掃除、備品・消耗品などの手配も全て行います。
  およそ40人程の作業をすべて独りでこなす、世界で唯一の「出版会社」です。様々な経験をした人間でなければこうはいきません。
  また日本では六十歳も半ばを過ぎますと、殆どの作家は込み入ったプロットの作品を作ることをしません。
  その双方の意味からも、私の作業は「ギネス級」で、日本はもとより、世界的にも快挙だと自負しています。常に自らを追い込み、世俗にまみれず、神仏のご加護をいただき、健康に留意し、この先しっかりと執筆していけるか、毎日が真剣勝負です。(後略)
  一見すると自慢のように感ずる方もおいででしょうが、それはちょっと違います。
  こうしないと、(株)ノークと分離した、一人出版社を維持できないからです。
  私も、企業コンサルタントとして、多くの業界と関わって、世間の裏を知っているつもりでしたが、出版の再版システムは、日本の流通システムの中で一番旧弊なものです。日本の文化を担う「知的業界」としてはあまりにお粗末で、旧態依然とした組織です。日本人の民力が上がらないのは、新聞・テレビのマスメディアの無能ぶりのせいで、その軌を一にしています。
  書籍再販法、新聞法、放送法など、日本を歪めてしまった、場合によっては国家そのものを貶めてしまう悪徳「過去法」なのですが、彼らにとっては既得権益のとびっきりの温床ですから、自主的に改正することなどあり得ません。私としては、国民の真の権利を守護するためには、憲法改正よりもこちらの全面改正が必要だと思っています。
  配本は、大手流通会社によって大枠が決められていて、出版者は「無駄な冊子」を作らなければなりません。多くの国民に大衆小説や雑誌、週刊誌などを売るには都合が良いシステムでしたが、今の社会には不適です。
   出版社は配本の時点では売上にはなりません。あくまでも委託なので、書店で売れないと入金がないのです。入金は数ヶ月遅れます。その間の資金調達をしなければ忽ち資金ショートです。従来方式の中小出版社は、「手形割引」や借入等によって資金を繫がねばならず、大手流通の言いなりになってしまいます。
  書店に置かれた本は、半年、一年後に手垢が付いて戻ってきますが、廃棄しかありません。
  ここに目を付けた、アマゾンというグローバル資本によって、日本の出版流通システムそのものが、簡単に乗っ取られてしまいましたが、当然の帰結です。しかし、アマゾンの委託販売も厳しい手数料で、同じようなものです。私などは告知のPRと割り切っています。
  現在は、ノーク出版の書籍は、書店流通を通さず、アマゾンでの販売と、自社ネット販売だけにしています。
  コンサルタントとして私は、日本の出版システムを変える方策を持っていますが、中小の出版社・書店が危機意識を持つ方々が糾合しないと、企画倒れになり、駄目でしょう。
  どなたからも相談を受けていないので、物書き「春吉省吾」としては、ここでは触れません。
  高度成長期の流通システムの旧弊を糾し、Amazonシステムとは一切抵触せず、切り口を変えた販売システムも可能です。本気ならば、コンサルタントとして御相談に乗ります。
  さて、高度経済成長期のベストセラー作家達は、こういうテーマで書いて欲しいという出版社や新聞社の意向に従順に従いました。いきおい、新聞の日刊紙や、雑誌に何本も連載する売れっ子作家は、自分で取材するのを怠り、その結果、出版社の優秀な編集者や校閲者に、取材の入り口から作品完成の出口まで、その大部分を任せてしまう作品が多く存在しています。
  作品を作るに当たって、集団で物語のストーリーを作るような、ハリウッド映画の脚本作成システムもありますが、一人の作家が、しっかりとした思い入れで、ストーリーを構想し、資料を収集し取材するのが本来の物書きです。特に歴史小説の作家はそのような矜持が必要です。「売れそうだから」「ブームだから」とテーマを決められ、ストーリーお仕着せの作品を、いくら上手に纏めても、血の通った「物語」は生まれません。
  「手垢の付かない一次資料を持ってこないと、良い作品が書けない」
  「参考文献は、机の上にきちっと揃えておいてくれ」とか、弟子に書かせて、ちょっとだけ筆入れをするだけのベストセラー作家が存在することも知っています。
  自己の感覚を研ぎ澄ませ、資料を集め、取材して物語を組み立ててこそ、小説家と言えます。歴史時代小説は、作家の一貫した哲理がそこになければなりません。それを放棄しては読者への冒涜です。大手新聞社や出版社が、売らんがために、物書きを甘やかしてしまったようです。
  一方、こんな作品を読んで、溜飲を下げているような多くの日本人の知的水準は、戦後随分と落ちてしまいました
  日本の出版業界は、戦後GHQの苛烈な「焚書」と検閲によって、及び腰になってしまいました。まもなく朝鮮戦争が始まると、日本は高度成長に邁進します。活字文化は、その経済成長を側面で支える単純二元論の大衆文学と、社会主義・共産主義を小綺麗な盆栽に仕立て上げ、小手先の器用な職人芸を駆使する進歩的文化人と称する者達の著述と併せ、重箱の隅をつつくような、精神を未整理のまま精査せずさらけ出す、純文学と称する物書きがつくりだす二極化になりました。
  後者は読者は少ないものの、戦後の出版業界は、左翼に独占された時代です。しかし、進歩的文化人そのものが、敗戦利得者であったわけですから、そこから真の社会主義、共産主義思想などは芽生えるはずがありません。GHQの検閲を恐れ、わざと難解な言葉を使い、決して結論を出さない不思議な「張りぼて思考」を創出しました。これは現在も続き、批判のための批判、日本人を全否定し、自分自身に唾を吐くような、憎悪史観に基づいた作品を、発表し続けています。それでも、出版業界は、彼らに発言の場を与え、一定の食い扶持を与え、大衆文学よりも高みに位置するような見えない囲いを作り、日本のインテリ文化を売れるような仕組み作りをつくってきました。
  国民はこのからくりに気付かず、テレビ、新聞、雑誌、専門書等を一緒くたに、無防備で受け入れてしまいました。この弊害は、現在のネット時代にあって、更に増幅しています。
  二極分化を敢えて促進してきた出版界に、もう少し優れた経営者がいたならば、この空虚な二重構造文化を融合し、重層的で複合的な文化を構築できたはずなのです。誠に残念です。
  このジャンルの欠如が、現在我々の、残念な日本、日本人の「頭」を作ってしまいました
  このまま日本の高齢化が更に進み、物事を重層的に考える事が出来ない、中高年、老人が増え続けると、日本は物質資源の不足だけでなく、その精神も加速度的に衰退します。物事の是非を体系的に考えられる思考経路を、マスコミ、出版、それを支える文化人達によって、阻害されてしまったからです。
  この先日本は二度と復活出来なくなってしまうでしょう。
  私のような古稀を過ぎて、なお壮大な歴史物語を書き続ける人材は、本来もっともっと輩出せねばならないのです。だから、「私がギネス級」と自虐的に言ったそのことに、日本人の根本的な危機があるのです
  アメリカの金融資本にやられ、ネオコンに脅され、ワクチン接種でもゲイツのいいなり、中国に欺され、挙げ句の果て、朝鮮半島の政治団体兼カルト集団にごっそり献金し、日本は骨抜きにされてしまいました。
  国民が汗水たらして働いた資金は、日本に巣くう、ネオコンの走り使いのような売国奴達に良いようにされ、役に立たない武器を買わされ、国土は中共に買い漁られ、さらには、したたかなプーチン・ロシアの肚を読み切れません。その元凶は、政官財は言うに及ばず、宗教団体や、新聞テレビに留まらず、出版文化のレベルの低さにもその原因があるのです。
  せめて、次世代を担う、日本人には、重層的思考を持つ、真の日本人になって貰いたいと願います。 そのために私なりに命懸けで物書きをしているつもりです
             敗戦から77年目の日に思う。     2022.8.15 春吉省吾

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●YouTube春吉省吾チャンネル(「冬の櫻」「秋の遠音」「怪物生成」の動画など)〈作品のイメージ動画発信〉

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