関東福島高校同窓会「関東梅苑会」に「春のみなも」が紹介されました

5月16日、「関東梅苑会」という、私佐藤祥一の母校、「福島高校同窓会」の関東ブロックのホームページに「春のみなも」が紹介されました。
有難うございました。
今まで、福島高校出身という事に誇りはありましたが、高校時代はあまりいい想い出がありませんでしたし、残念ながら尊敬にたる先生にも巡り会わなかったこともその一因で、現在まで、一度も「同窓会」に顔を出したことはありませんでした。
今回は、地元福島を舞台にした「春のみなも」という小説を書き上げたので、同窓会に一セット贈呈致しました。

私の高校時代は大学紛争がさかんな時代で、私が二年生の時には、同級生が卒業式で反戦送辞を読み上げたのです。あらかじめ中央のテレビ局に連絡していたらしく、式の始まる前に取材クールが多くいたことを記憶しています。
式が台無しになりました。卒業して去って行く先輩に対する冒涜だと、今でも強く思っています。
我々が大学受験の時は学生達の安田講堂占拠のために「東大入試」のなかったときです。

あの時代は一体何だったのでしょうかね。
寒さの厳しい冬も、やせ我慢して下駄履きで登校した3年間。良い思いでも負のイメージも懐かしく思い出されます。

ともあれ、私の故郷であり、小説の舞台である福島市、その「福高」の方々に拙著をお読み頂く機会が増えたことは、大変嬉しいことです。
なお「関東梅苑会」のホームページは以下の通りです。

http://www.kantobaienkai.ne.jp/index.html

「冬の櫻」永遠のBestSeller

かつてこれ程恬淡として清々しい男がいたであろうか。その名は、圓城寺彦九郎。 会津藩初代・保科正之公の臨終にも立ち会った会津『豊秀流』の祖。歩射・騎射に優れ、当代一の弓術の名手、鍼術の名人でもあった。「敵」をつくらず、出会った人達は忽ち、彼の虜になってしまう。戊辰の役で「彦九郎」の全てが灰燼に帰したが、その一生を丹念に再現した著者渾身の書下ろし。 日本初の弓術(道)長編小説です。

福島民友新聞に「春のみなも」が紹介されました

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福島民友新聞・平成26年5月3日(土)の朝刊「読書欄」に
春のみなも「幕末小藩物語」 が紹介されました
 
未来を開く福島藩の娘
故郷との関係を見つめ直したい。そんな思いを抱える人が、震災後は特に増えでいるのではないか。
1950(昭和25)年、福島市生まれの著者が、幕末からの激動を生きるヒロインを通し、故郷と向か
い合った2000枚の書き下ろし小説。書名は同市を流れる阿武隈川を象徴する。
藩政改革を訴え死に追いやられた福島藩の下級武士の娘・初は、家族や友人らの支えで、夫との死別
など乗り越え未来を切り開く。:
背景には藩の財政破綻。養蚕の巨大な利権に絡む役人、商人の暗躍。重税と農村の疲弊。燃え上がる
一揆。
そんな震災後の今に通じる激動と閉塞感の中・、初は、とにかく心が強く腕も立ち行動的。人間的な魅力
で、事なかれ主義と偏狭がはびこる周囲を変えていく。
この土地を知る人にとって特にまぶしいだろう城下や信夫山などの描写も、故郷の再生を願う著者の
思いをくっきり浮かび上がらせている。(ノーク出版・上下巻各2160円)
〈本文記事の儘です〉

「 春のみなも」をお読み頂く皆様へ

harunominamoFHOTO2 ようやく「春のみなも」が上梓の運びとなりました。全体を再構成したため予定より一年多く費やしてしまいました。私にとってこの一年は、辛く忍耐の一年でもありました。 僭越ながら、今 「福島復興」には 「 春のみなも」の主人公「初」のように逞しく、しなやかな「希望の意志」が必要だと思います。 その意志は  阿武隈川の みなも のようにきらきらと絶えることなく、次世代の未来を担う方々に繋いでいかなければなりません。それは我々の為すべき「行動意志」でもあります。福島、伊達の名所や景観、途絶えてしまった民芸品など、信達地方の様々な「物と事」を詰めこみました。 弱小藩故に主体性を持ち得なかった幕末「福島藩」の歴史は難解です。 「春のみなも」がその疑問の「解」に些かなりともお役に立つことが出来れば嬉しいです。 「初」の生きた時代から、百四十年経った今、収集した資料から、その具体的な生活は窺い知れない部分が数多くありました。曖昧のままでは「物語」が成り立ちませんので、作家としての想像力と演繹的手法で「事実」を生み出しました。ご了承下さい。 ともあれ、楽しく読んで、更に「春吉省吾」よりも深読みして頂ければ、作者冥利に尽きます。 読者の皆様方のご健勝をお祈りし、御挨拶に代えます。 平成二十六年五月吉日                         春吉省吾 上四六判・上製468P定価(本体 2,000円+税) 下四六判・上製468P定価(本体 2,000円+税)    ■「春吉省吾」「佐藤祥一」の書籍は、弊社HP【http://nork.co.jp/】からお求めください。      会員特典もございます。     「会員登録」をするとポイントがたまり大変お得です。

「春のみなも」幕末福島を識る必読書

主人公「初」。  弱小「福島藩」の藩政を批判し、極貧に堕とされた父福本清十郎は「初」が九歳の時に刺殺されてしまう。
「初」は、周囲の人々に温かく見守られ、福島城下で充実した日々を送る。しかし激動の幕末は「初」の直ぐそこに……。死者達の「鎮魂と祈り」を乗り越えた「初」の「希望の意志」は、「FUKUSHIMA」を再び蘇らせる礎になった。